シャンプーの適切な頻度は？おすすめの頻度やタイミング＆正しい洗髪方法

適切なシャンプーの頻度はどのくらい？おすすめの頻度をチェック

毎日シャンプーするのがおすすめの人

毎日外出する機会があったり、外にいる時間が長かったりなど、そのような人は毎日シャンプーすることをおすすめします。
外出しなかったからといって頭皮が綺麗な状態であるとは言い切れませんが、外出する機会が多い人ほど汚れや匂いが髪や頭皮に付着しやすいといえるでしょう。

また、油分が多いという自覚がある人は毎日しないと、油分が酸化してニオイの原因となってしまうことがあります。
また、運動したり体を動かして汗をかく機会が多い人は、毎日した方がいいでしょう。

2日に1回シャンプーがおすすめの人

頭皮が乾燥していて、髪の毛が細くダメージを受けやすい人は2日に1回にするなど頻度を下げるのがおすすめです。
シャンプーは頭皮や髪の毛の汚れを落としてくれる効果がありますが、同時に油分も落としてしまいます。

そのため、元々頭皮が乾燥しやすい人が毎日することによって、頭皮の乾燥を促進してしまう可能性があるでしょう。
そういったことを頭に入れた上で、汗をかいた日や運動した日はシャンプーをする、頭皮に油分が多いと感じた日はシャンプーをするなど、場合によって頻度を考えるのがおすすめです。

頻度と合わせて覚えよう！正しいシャンプーのやり方

正しいシャンプーのやり方って知っていますか？
何気なく行っている毎日のシャンプーも、実は間違っていたということがあるかもしれません。

頻度と合わせて正しい手順も覚えておきましょう。

①丁寧にブラッシングする

まず、入浴する前に丁寧にブラッシングしましょう。
髪を洗う前にブラッシングすることで、ある程度汚れやほこりを落とすことができます。

また、毛先にクッションのついたブラシを使うことで頭皮のマッサージをすることもできるのです。
整髪料を使っているときにブラッシングすると、髪が絡まってしまうなど、髪にダメージを与えてしまう可能性があるので、そのようなときは手ぐしでとかすだけでも効果がありますよ。

②お湯でしっかりと洗い流す

シャンプーをする前に髪を濡らす人は多いですが、しっかりと時間をかけて洗っている人は少ないのではないでしょうか。
実は、シャンプーをする前にシャワーでしっかりと洗い流すことで、皮脂や汚れをかなり取り除くことができます。

シャワーで流すというよりも、しっかりと指の腹を使い、頭皮をマッサージするイメージで洗い流しましょう。
お湯の温度は高すぎると頭皮の乾燥につながってしまうので、39度以下にするよう心がけてください。

③シャンプーを手のひらで泡立てる

シャンプーを手に1～2プッシュしたら、軽く泡立てましょう。
頭部に揉み込んだ時に自然と泡立つので、しっかりとモコモコの泡を作る必要はありません。

軽く泡が立ってきたら、頭全体に行き渡るようになじませてください。

④爪を立てずに優しく洗う

頭全体になじませたら、爪を立てずに指の腹を使って優しく頭皮を洗いましょう。
強くこすると刺激になってしまうのでNGです。

ゴシゴシと洗うというよりは、丸く円を描くようにクルクルと洗いましょう。
泡立ちはそこまで気にしなくてもOKです。

⑤全体をしっかりと洗い流す

全体をまんべんなく洗えたら、シャワーでしっかりと洗い流しましょう。
目標としては3分以上を目安としてください。

シャンプーが頭皮に残ってしまうと、毛穴が詰まり頭皮のトラブルの原因になってしまいます。
丁寧にシャワーを当て、軽くマッサージするように洗い流すと毛穴の詰まりを防止できるでしょう。

⑥洗い残しがないかチェック！

しっかりと丁寧に洗い流したら、洗い残しがないかチェックしましょう。
洗い残しが多い部分として、耳の裏や頭の上が挙げられます。

3分以上洗い流すことで、洗い残しはほとんどないと考えられますが、最後にしっかりとチェックすることで、毛穴の詰まりやニキビなどのトラブルを防ぐことができるでしょう。

朝シャン派？夜シャン派？シャンプーする適切なタイミング

朝シャンプーする場合

メリット

朝にシャンプーするメリットは、寝ぐせを直す必要がないということです。
寝ぐせが全く直らずに時間をロスしてしまったり、寝ぐせが影響してヘアスタイルがうまく決まらなかったりなどという経験をしたことがある人もいるでしょう。

朝にすれば、寝ぐせを直してベストな状態の髪をつくることができます。
また、シャンプーのいい香りを保ったまま外出することが可能です。

デメリット

朝にシャンプーするデメリットは、夜にもシャンプーした場合、回数が増えてしまうため頭皮にダメージを与えやすいということです。
また、夜にシャンプーすれば、朝には頭皮に皮脂がある状態になっていますが、朝にシャンプーしてしまうと頭皮の皮脂を取り除くことになってしまいます。

頭皮に皮脂が少ない状態では、紫外線などをはじめとする外出時のダメージを受けやすくなってしまうでしょう。

夜シャンプーする場合

メリット

夜にシャンプーするメリットは、汚れが落ちた状態で睡眠を取ることができるということです。
人の髪は寝ている間に成長したり、修復したりします。

しかし、毛穴に汚れが詰まっている状態では十分な成育が行われないということもあるので、夜にシャンプーしておくことは髪や頭皮にとって、とても大切なこと。
つまり、夜のうちに毛穴の汚れを落としておくことは、美しい髪を育むことにつながるのです。

また、普段から整髪料を使っている人は、夜にシャンプーしないと汚れをつけたまま寝てしまうことになるので、必ずするようにしましょう。

デメリット

夜にシャンプーするデメリットは、ほとんどありません。
唯一デメリットがあるとすれば、乾かす時間がなくてそのまま寝てしまったり、外出しておらず頭皮が汚れていないのにも関わらずシャンプーしてしまうことにより、頭皮や髪がダメージを受けてしまうことです。

朝や夜に関わらず丁寧に洗髪し、しっかりと乾かしてから寝ることが大切であるといえるでしょう。
夜に寝ている間に皮脂は増えますが、頭皮は適度に皮脂がある状態が望ましいですし、香りを纏わせたいならヘアミストで香りをつけることができます。

そのため、夜にしてはいけないという明確な理由はないといえるでしょう。

適切な頻度で洗髪を♡女性におすすめのシャンプー7選

頭皮や髪を労わるためには、どんなシャンプーがいいのでしょうか？
おすすめのシャンプーをご紹介します。

①第一三共ヘルスケア ミノン 薬用ヘアシャンプー

低刺激で香りも少ないので、敏感肌の人におすすめ。
アミノ酸系のやさしい洗浄力で、地肌を守りトラブルを防ぎます。

強い洗浄力でゴシゴシ洗うのではなく、低刺激のシャンプーで丁寧に汚れを落とすことで、健やかな地肌・髪へと導きます。

②アミノメイソン モイストシャンプー

ボトルが可愛くバスルームのインテリアとしてもピッタリ。
アミノ酸系の洗浄成分が地肌の汚れをやさしく落としてくれます。

また、保湿効果・ダメージ補修効果も期待できるので、「髪が細くてコシがない」「カラーやパーマで髪が傷んでいる」という人におすすめです。

③ディアボーテ オイルインシャンプー

ヒマワリオイル処方で髪がスッとまとまります。
広がりやうねりを抑えてくれるので、髪が広がりやすく朝のスタイリングに時間がかかる人におすすめ。

ノンシリコン処方で、地肌にもやさしい成分となっています。
フローラルの上品な香りがバスタイムの満足度を上げてくれますよ。

④ルベル IAU イオ クレンジング リラックスメント（シャンプー）

地肌を保湿しながらしなやかな髪へと導いてくれるサロンシャンプー。
リラックスメントは程よい潤いで、使った後はサラサラとなびくような髪質に。

泡立ちも良くクリーミーなため、洗い心地も抜群です。

⑤ボタニスト ボタニカルシャンプー モイスト

植物由来の成分で作られたため、肌にやさしいのが嬉しいところ。
弱酸性の洗浄成分が頭皮の汚れを落とし、しなやかで潤いのある髪へと導いてくれます。

どんな人からも愛される上品な香りはほんのりとやさしい匂いなので、自分自身もリラックスすることができます。

⑥サニープレイス　ナノサプリ　クレンジングシャンプー

泡立ち・泡切れが良く、さっぱりとした使い心地。
サロンシャンプーなのに低価格でコスパが良いところも魅力です。

使用後はサラサラと指通りの良い髪へと導いてくれるでしょう。

⑦KERASTASE(ケラスターゼ) NU バン オレオリラックス

トリートメントが大人気のケラスターゼのシャンプー。
うねりやクセを抑え、サラサラとまとまりやすい髪を目指すことができます。

髪のパサつきが気になる人、広がりやすい人におすすめです。

シャンプーの頻度が多いことが原因で起きる頭皮のトラブル

シャンプーの頻度が多いと、頭皮にどんなトラブルが起きるのでしょうか？
シャンプーの頻度が多いと起こる頭皮トラブルを、詳しくチェックしていきましょう。

①乾燥・フケ

元々、頭皮の油分が少ない人やあまり汚れや皮脂がついていないのにも関わらず頻度が多い人は、頭皮から油分がなくなってしまい、乾燥を引き起こす可能性があります。
頭皮が乾燥してしまうと、フケやかゆみの原因となります。

また、頭皮は乾燥するとダメージを受けやすい状態となってしまうため、乾燥だけでなく更なるトラブルを引き起こすこともあるでしょう。

②油分が増える

シャンプーのしすぎによって頭皮が乾燥してしまうと、頭皮を潤そうと皮脂を多く分泌してしまうことがあります。
そうなると、ベタつきをはじめ、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビやニオイの原因になってしまいます。

つまり、皮脂が多いからといって頻度を上げ過ぎると、かえって油分が増えてしまうことになるので注意しましょう。

③薄毛になりやすい

頻度が多くなることによって油分が増え、毛穴が詰まるようになると、毛が細くなるなど健康な毛が生えてこなくなる可能性が高くなります。
つまり、毛のボリュームが減る、抜け毛が増えるなど薄毛の原因になってしまうのです。

頭皮の状態が不安定な人は頻度を減らすことを検討してみてください。
毛穴の詰まりが改善するかもしれません。

シャンプーの頻度は毎日じゃなくていい？お湯だけで洗髪する「湯シャン」とは？

「湯シャン」という言葉知っていますか？
シャンプーの頻度を減らす為に使われる方法なのですが、初めて聞く方も多いはずです。

「湯シャン」とは何なのか詳しく説明します。

意味

「湯シャン」とは、湯とシャンプーを掛け合わせてできた造語です。
シャンプーの代わりにお湯のみで髪や頭皮を洗う手法で、シャンプーの頻度を減らし、頭皮へのダメージを軽減するための洗髪方法です。

シャンプーは頭皮や髪の汚れを取り除くことができる反面、成分が頭皮へダメージを与えてしまうこともあるのですね。
そのダメージを軽減し、乾燥やニオイ、ベタつきなど頭皮のトラブルを改善することを目的として行われます。

やり方

まず、浴室に入る前にクッション付きのヘアブラシで丁寧に髪をブラッシングします。
絡まりをほどくという目的もありますが、湯シャンの前にブラッシングしておくことで汚れやほこりなどを落とす効果があります。

ブラッシングが終わったら、湯シャンに取り掛かりましょう。
温度はぬるま湯程度に設定し、シャワーで頭部や髪を丁寧に洗い流します。

次に指の腹を使って頭皮をやさしくマッサージしましょう。
湯シャンはシャンプーを使わないため、滑りが悪くなってしまいます。

決してゴシゴシ擦らないように気をつけてください。
髪の毛のパサつきが気になる人は、毛先を中心にコンディショナーを使うか、入浴後に毛先にオイルやトリートメントをつけるといいでしょう。

シャンプーをしない「湯シャン」のメリット・デメリット

シャンプーの頻度を減らす代わりに「湯シャン」をするメリット・デメリットとは何でしょうか？
詳しく見ていきましょう。

メリット

①ダメージを抑えることができる

シャンプーと一口に言っても様々な種類があります。
中にはノンシリコン処方など頭皮にやさしいものもありますが、反対に頭皮にダメージを与えてしまうものもあるのです。

毎日してはいけないということはありませんが、週に数回は湯シャンにするなど、頻度を下げることで頭皮へのダメージを軽減することができるでしょう。

②皮脂を保つことができる

シャンプーは頭皮や髪の汚れを取り除いてくれますが、皮脂も取り除いてしまいます。
皮脂は多すぎてもいけませんが、少なすぎてもいけません。

頭皮にある程度皮脂が存在することで乾燥を防ぎ、外部からのダメージを軽減してくれるという役目もあるのです。
湯シャンは皮脂を取りすぎることがないため、適度に頭皮の皮脂を保つことができるでしょう。

③頭皮の炎症にやさいい

頭皮が炎症を起こしていると、シャンプーが合わなくなったり、刺激を感じたりすることがありますよね。
湯シャンはシャンプーを使わないため、傷んだ頭皮にダメージを与えることがありません。

シャンプーのなかには皮脂を取りすぎるもの、サッパリ感が刺激になるものもあるのです。
そのため、頻度を減らすことは頭皮の炎症を悪化させないといえるでしょう。

④コストがかからない

湯シャンはシャンプーの頻度を減らすことができるため、コストがかからないというメリットがあります。
回数が減れば、シャンプー代が浮きます。

浮いたお金でスキンケアに力を入れたり、良いシャンプーに投資したりなど、より美容効果をアップさせることも可能になるでしょう。

デメリット

①皮脂が多い人はベタつく

シャンプーの頻度を下げて湯シャンに変えることで、頭皮の状態が良くなり、それにより薄毛や抜け毛が改善するということもあります。
しかし、湯シャンは全ての人に向いているというわけではありません。

頭皮に皮脂が多い人がシャンプーをやめてしまうと、ベタつきがひどくなってしまうこともあるのです。
シャンプーが頭皮に悪影響を与えて皮脂が多くなるということもありますが、湯シャンをすれば必ずしも頭皮が健康的になるとは思わず、自分に合っているかどうか見極めることが大切です。

②ニオイが気になる

シャンプーを香りで選ぶという人も多いのではないでしょうか。
頻度を減らして湯シャンにすれば、頭皮の皮脂が適度に保たれるというメリットがあります。

しかし、湯シャンをしても髪に香りはつかないので、物足りなさを感じたり、普段は気にならない頭皮のニオイが気になってしまうということもあるでしょう。
ただ、髪に香りをまとうのであれば、ヘアミストをはじめ香り付きのオイルもあるので、そういったものを利用すれば気にならなくなりますよ。

③サッパリ感が少ない

湯シャンはさっぱり感が少ないというデメリットがあります。
シャンプーの頻度が多い人であれば尚更、湯シャンの後は物足りなさを感じてしまうかもしれません。

最初は違和感を覚えても慣れたら物足りなさを感じなくなったという人もいるので、まずはどこにも外出しない日の前の晩に一度湯シャンをしてみるなど、少しずつ湯シャンに慣れていくといいでしょう。

④時間がかかる

湯シャンは手間と時間がかかります。
事前準備をしたり丁寧に流したりすることで余分な皮脂や汚れだけ落とすことができるので、頭皮や髪のためには良いことです。

しかし、時間がない人、面倒なことは嫌だという人にとっては、湯シャンを続けることが難しいと感じるかもしれません。

シャンプーの頻度を見直そう！シャンプーしない日をつくるコツ

シャンプーの頻度を減らすためには、どんなコツが必要なのでしょうか。
シャンプーの頻度を減らす具体的な方法を見ていきましょう。

1. 整髪料を使わない
2. 少しずつ頻度を減らす
3. 親しい人に確認してもらう

①整髪料を使わない

シャンプーの頻度を減らすには、整髪料をあまり使わないようにすることがおすすめです。
そもそも整髪料はしっかり落とさないと毛穴を詰まらせてしまうため、使わない方が頭皮を健康に保つことができるのです。

整髪料を使わないようにするコツとして、パーマをかけるのも一つの方法です。
また、夜にしっかりと髪をブローしておくことで寝ぐせが減るため、自然と整髪料を使わない日を作ることができるでしょう。

②少しずつ頻度を減らす

湯シャンが頭皮に良いからといって、いきなり2日に1回などの頻度でシャンプーをやめてしまうと、頭皮のベタつきが気になってしまうこともあるでしょう。
そういった不快感がストレスになってしまわないよう、はじめは定期的に湯シャンを行うというよりも、少しずつ頻度を増やす方が無理なく続けられます。

湯シャンは手間も時間もかかりますから、まずはその工程に慣れていくと考えるといいでしょう。

③親しい人に確認してもらう

湯シャンに慣れないうちは頭皮の違和感やニオイなど、周囲からの視線が気になってしまうことがあるでしょう。
そんな時は家族など親しい人に逃避の状況やニオイを確認してもらうのも、ひとつの手段です。

自分のニオイには鈍感な人も多いですし、第三者は客観的な視点でアドバイスしてくれるので、信頼できる人に頭皮について相談するのもいいかもしれません。

正しいシャンプーの頻度を知って美しい髪・頭皮になろう

理想とされるシャンプーの頻度は人によって違うため、一概に減らした方がいいとは言えませんが、「頭皮のトラブルが改善しない」「頭皮が敏感で合うシャンプーがない」という人は、湯シャンを試してみてもいいでしょう。
また、頭皮にやさしい処方のシャンプーを使うようにすることも一つの方法です。

一番大切なことは自分の頭皮の状況やクセをしっかりと把握すること。
まずはしっかり頭皮の状態や髪の状態をチェックして、自分に最適なシャンプーの頻度を見つけましょう。