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オシロイバナとは?

庭のオシロイバナの花言葉 夕方

花を眺めるのは好きだけど、名前がわからないということはよくあります。

今回、この記事でご紹介する「オシロイバナ」とは、一体どのような花なのでしょうか。

名前から想像すると「白粉」に関連があるようにも感じられます。
それではオシロイバナがどのような花の特徴をもっているのか、なぜ「オシロイバナ」と呼ばれるのか、その花名の由来などをまずは見ていきましょう。

オシロイバナの特徴は?

オシロイバナの特徴 花言葉

オシロイバナは、多年草の草花でペルーなどの亜熱帯が原産地です。

江戸時代頃に日本に入ってきた草花で、赤やオレンジ、黄色、ピンク、白などの花を咲かせます。

原産地が熱帯ということで、耐暑性があるのが特徴の1つです。
オシロイバナはガーデニング初心者にも育てやすい草花で、地植えの場合は水やりなどの世話をしなくてもよく育ちます。

オシロイバナの花名は?

オシロイバナ花言葉 白粉おしろい

オシロイバナは、漢字で白粉花と書きます。

名前から想像がつくように、種子を割るとおしろいのような白い粉質のものがあるためです。

この白い粉を伸ばすと、まるで白粉のように見えることが花名の由来となっています。
この白い粉質の部分は、胚乳と呼ばれています。

芽を出すための栄養分をためておく部分であり、指で白い粉を触るのは問題ありません。
しかしオシロイバナそのものは有毒植物ですので、粉質は口にしないよう気を付けましょう。

オシロイバナの花言葉3つ

花言葉オシロイバナ 内気 恋

オシロイバナに限らず、花には花言葉というものがあります。

ここではオシロイバナの花言葉を3つご紹介します。

花言葉を知っておくと、誰かに花をプレゼントする時に適切なものをセレクトできます。
ぜひ、役立てましょう。

オシロイバナの花言葉1:恋を疑う

オシロイバナの花言葉には、「恋を疑う」というのがあります。

オシロイバナは、昼間などに花を咲かせずに、夕刻近くから翌朝までの間に花を咲かせます。

しかも、花は一晩で枯れてしまいます。
そして、翌日にはまた別の新しい花を咲かせていく特性を持ち合わせています。

また不思議なことに、1つの株から違う色の花を咲かせる特性があります。
このように、人目につかない時間帯にひそかに花を咲かすことと、違う色の花が1つの株から咲くということから、「恋を疑う」という花言葉がついたと言われています。

オシロイバナの花言葉2:臆病

オシロイバナの花言葉には臆病があります。

この花言葉も上記で述べたように、オシロイバナの花が咲く時期が由来と言えるでしょう。

夕方になって、人目をさけるようにひっそりと夜間に向けて咲き始める様子は、たしかに憶病と取られても仕方がないでしょう。

オシロイバナの花言葉3:内気

オシロイバナの花言葉には、内気もあります。

これは、先ほど述べた花言葉の臆病のイメージに通じます。

内気という花言葉も臆病同様に、夜に向けて咲き始めるオシロイバナの花の特性をよく表現しているといえます。
内気、臆病などは受け取り方によっては、ネガティブにとらえられるおそれもあるので、「控えめ」「恥じらいがある」性格を賞賛するようなメッセージとともに送るとよいでしょう。

オシロイバナの雑学4つ

オシロイバナ花言葉 黄色ピンク

知らなくても困らないけれど、知っているとよりオシロイバナを楽しむことができる雑学をご紹介します。

誕生花や購入時の注意点など、4つのポイントに注目してみていきましょう。

オシロイバナの雑学1:誕生花の時期について

オシロイバナの誕生花は、いくつかあり7月28日、8月1日、8月2日、8月23日です。

オシロイバナは、6月から10月にかけて開花時期を迎える花です。

まさに誕生花として、これらの日付のあたりはオシロイバナが満開時期を迎えて見頃です。
オシロイバナのほかに、7月28日が誕生花である草花は、ツユクサ、なでしこがあります。

オシロイバナの雑学2:購入時の注意点について

オシロイバナは耐暑性があり、耐寒性も悪くないためガーデニング初心者にもおすすめできる多年草の草花です。

そのため、オシロイバナを購入するときに注意することは、特別ありません。

地植えをするときも日当たりが良い場所を選んであげることで、特別な世話を必要とすることなく育つでしょう。

オシロイバナの雑学3:色の種類について

オシロイバナの主だった色の種類は、赤、オレンジ、黄色、ピンク、白です。

オシロイバナは、ユニークな特徴があります。

それは1つの株から複数色の花色を咲かせるということです。
そのため、同じ株から咲いた花でも色が少しずつかわっているという特徴があります。

1つの株からいろいろな色の花が咲くので、次はどんな花が咲くのか楽しみになるのではないでしょうか。

オシロイバナの雑学4:オシロイバナ科の花について

時には、1株から違う色の花を咲かせるオシロイバナですが、どのような種類があるのでしょうか。

オシロイバナの種類は、「ブロークン・カラーズ」「マーブルズ」「フタエオシロイバナ」「微笑みがえし」「ミラビリス・ロンギフロラ」の5つがあります。

それぞれに特徴があり、花名からわかるように、ブロークン・カラーズは花色混合タイプです。
マーブルズは、花色が異なって販売されています。

萼に色がついたころが二重に見えるように咲くのがフタエオシロイバナで、花が咲き散った後も、萼を鑑賞できます。
このように種類によって違いがありますので、楽しみ方もさまざまです。

オシロイバナの育て方4つ

オシロイバナ育て方 花言葉

オシロイバナの基本情報を知り、育ててみたい人向けにここではオシロイバナの育て方と育てるときに気を付けたいことをご紹介します。

育て方として4つの項目に分けましたので、それぞれ注意して読んでいきましょう。

オシロイバナの育て方1:種まきの時期

オシロイバナの育て方1つ目は、種をまく時期についてです。

オシロイバナの種をまく時期は、5月から6月が一般的です。

種をまくのは、ポットか地植えかによってさほど差はありませんが、原産地が暑いところの草花なので、日当たりが良い場所にしましょう。
鉢植えの場合は、日の当たる場所で育てるとよいでしょう。

種から育てるのではなく、ポット苗を使う場合は6月から8月がおすすめです。

オシロイバナの育て方2:手入れの仕方

オシロイバナを育てていくうえで、手入れはどのようにするとよいのでしょうか。

地植えの場合は、先ほども述べたように日当たりのよい場所という条件以外は特にありません。

オシロイバナは、手間がかからない草花の1つです。
地植えの場合は、水やりなども気を付ける必要がなく、天候に任せて問題ない草花です。

耐寒性が普通なので、鉢植えの場合は寒さにだけは気を付けて凍結しないようにしましょう。
そうすることで、問題なく冬を越えて翌年も楽しめます。

オシロイバナの育て方3:虫の駆除

オシロイバナを育てるのに手間はかかりませんが、虫などにも強いのが特徴の1つです。

病気にも強い草花なので、特別気にかけることはありません。

しかし、たまに蕾がナメクジに食されることがあります。
もしもナメクジが出て気になる場合は、ピンセットなどでつまんで取り除くのが早いでしょう。

数にもよりますが、あまりにも多く発生してしまった場合は、塩や熱湯をかけて駆除しましょう。
出る前の対策としては、土にコーヒーの殻をまいたり、木酢液をまいておくことなどが効果的だと言われています。

オシロイバナの育て方4:花を咲かせる時期

オシロイバナの開花時期は、6月から10月にかけてです。

開花時期は育て方と異なりますが、開花時期に成長しすぎた枝を剪定するなどして、見栄えを良くしてあげましょう。

また、種を取るなどの世話も必要なく、放置したままで来年も花が咲きます。
別の場所に植えたいなどの希望がある場合は、開花時期が終わった後に種を取り、撒くなどの工夫をしてみましょう。

オシロイバナの花言葉を知ろう!

オシロイバナ花言葉おしろい花

オシロイバナの基本情報や花言葉の意味や由来、育て方などをご紹介しました。

野生化もしている花だけによく見かけるけれど、名前を知らなかったという人も多いのではないでしょうか。

1株に違う色の花を咲かせることや、夜にかけて咲くというユニークな特徴について初めて知った人も多いでしょう。
これらの特性からくるオシロイバナの花言葉に注目して、オシロイバナをより楽しみましょう。

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ライター
noel編集部

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