【花名から花言葉まで】柚子に含まれる意味7つ|おすすめ利用法も紹介!
「柚子」は身近な果物です。いろいろと活用したいと思う方も多いのではないでしょうか。この記事では、柚子に関するちょっとした情報や、食べ方のアレンジ、暮らしの中での使い方などを紹介しています。日々の暮らしの中で柚子を活用したい方は、ぜひ読んでみてください。
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柚子の基本情報
「柚子(ゆず)」は日本人にとって身近な果実です。
学名を「Citrus junos」といい、ミカン科ミカン属に分類されています。
原産地は中国で、寒さに強い品種のため東北よりも南の地域で広く生産されています。
5月頃から白い花が咲き始め、その実が最初に収穫されるのは夏頃です。
その頃は未熟な実なので「青柚子」と呼ばれます。
そして、11月後半から冬の間にかけて収穫されるのが、鍋物でおなじみの「黄柚子」です。
柚子の種類
柚子には、いくつかの種類があります。
いちばん馴染みがあるのが「本柚子」です。
本柚子は、小ぶりの丸い果実で110グラム前後の重さがあります。
皮も果汁もとてもよい香りがするのが特徴です。
「花柚子(はなゆず)」は、本柚子よりも小さな実をつけます。
そして、特徴はたっぷりの果汁です。
「獅子柚子」と「鬼柚子」は分類上、ブンタンの仲間とされています。
特徴は、500グラムにもなる大きな実とゴツゴツした果皮です。
柚子の由来
柚子の原産地は、中国の揚子江上流とされています。
「柚子」は、中国での古い呼び名です。
現在の中国で、柚子は「香橙(こうとう)」と呼ばれていて、「柚子」は「文旦(ぶんたん)」のことを言います。
また、海外では「Yuzu」とローマ字表記されることもあります。
これは日本で、柚子が多く消費されているためです。
それでは、和名や英語名の由来を見てみましょう。
花名について
柚子は昔、「柚(ゆ)」と呼ばれていました。
そして「ゆず」の名の由来は、いくつかあります。
ひとつは、中国語の「実(ず)」が「柚」と合わさったというものです。
「柚子(ゆうずい)」となり、そこから「ゆず」の名ができました。
また、柚子は酸味が強いため、「柚の酢(ゆのす)」とも呼ばれます。
ここから「ゆず」の名前が生まれたという説もあるのです。
英語名の「junos(ジューノス)」も、「ゆのす」に由来すると言われます。
【項目別】柚子に含まれる意味7つ
「花言葉」に興味を持っている女性は多いですよね。
それでは、「花言葉」はどうしてできあがったのか、ご存知ですか?
17世紀ごろのトルコには、とてもしゃれた恋人への贈り物がありました。
文字や言葉ではなく、「花」に思いを託して贈るというものです。
この風習がヨーロッパ中に広がり、花のイメージから「花言葉」が作られました。
その後、花言葉の文化はヨーロッパからアフリカ、アジアへと広まったのです。
柚子に含まれる意味1:「恋のため息」
柚子は、甘酸っぱい香りを放つ果実です。
「恋のため息」という花言葉は、この甘酸っぱさに由来しています。
恋は、甘いばかりではありません。
悩むこともあれば、ちょっと間違えてしまうこともあるでしょう。
恋をしていれば、ため息をついてしまうこともあります。
恋という甘味の中に、ため息の酸味が感じられる花言葉ですね。
柚子に含まれる意味2:「花嫁の喜び」
柚子の花は、晩春から初夏にかけて咲きます。
小さく可憐で、真っ白な花です。
また、柚子の花は甘い香りを漂わせています。
白さが「花嫁」を、甘い香りが「喜び」を連想させるのです。
そのため、柚子は「花嫁の喜び」という花言葉を持つことになりました。
かわいらしい花なので、結婚式のフラワーシャワーでは定番の花にもなっています。
柚子に含まれる意味3:「汚れなき人」
「白」色は、「純粋さ」や「清潔さ」をイメージさせます。
柚子の花は「白」く、そのイメージに相応しい可愛らしい花です。
そして柚子の花が咲く季節は、もっとも緑が美しい季節でもあります。
緑の葉に囲まれた白い花は、ひときわ清楚に咲くことでしょう。
花言葉の「汚れなき人」は、この白い花のイメージに由来しています。
柚子に含まれる意味4:「嬉しい知らせ」
「桃栗三年柿八年」ということわざがあります。
これに続く言葉を知っていますか?
「柚子は九年で成り盛る」や「柚子の大馬鹿十八年」などです。
柚子が実るまでには、長い年月がかかることを表わしています。
長く待った後の柚子の収穫は、とても喜ばしく嬉しいことでしょう。
その喜びから「嬉しい知らせ」という花言葉になりました。
柚子に含まれる意味5:「健康美」
柚子は健康によい果物とされてきました。
「柚子風呂」の風習など、昔からその効果はよく知られているでしょう。
柚子は肌を整えるとも言われており、それも「健康」につながっているのです。
これらの効果が、「健康美」という花言葉で表現されています。
小さいながら、しっかりとした花の立ち姿も「健康」なイメージです。
花の見た目からも「健康美」を思い浮かべることができますね。
柚子に含まれる意味6:「幸福」
柚子の花の色と香りから、「花嫁の喜び」という花言葉が生まれました。
「花嫁」といえば「結婚」ですね。
「結婚」は、人生における幸せの絶頂と言うことができます。
そのことが、「幸福」という花言葉で表されたのです。
また、健康であることが幸せである、という定義があります。
「幸福」は、「健康美」という花言葉と対になった花言葉でもあるのです。
花言葉が似ている花
柚子は、ミカン科に属する植物です。
同じミカン科には、みかん、オレンジやレモンといった、おなじみの植物があります。
ミカン科の植物に共通しているのは、白い花を咲かせるという点です。
花言葉には、花の色や香りに由来する意味のものが多くあります。
みかんには「純潔」という花言葉があります。
また、オレンジには「花嫁の喜び」という花言葉があるのです。
いずれも柚子と同じ、花の白さからイメージされています。
花言葉を名付けの参考に!
柚子の花言葉には、ポジティブなイメージがあります。
元気さを表す「健康美」や、明るい未来を示す「花嫁の喜び」などです。
こうした花言葉の意味合いから、柚子(柚)は、名付けに人気があるようです。
「ゆず」、「ゆ」、「ゆう」などの読み方で使われる字です。
ほかの明るいイメージのある字と、組み合わせることもできます。
花言葉の意味も含め、親の思いを伝える意味を持った名前を付けられるでしょう。
柚子に含まれる意味7:誕生花
「誕生石」と同じように、「誕生花」を意識したことはありませんか?
誕生花の由来は、はっきりとはわからないと言われています。
しかし、地域や時代によって変わりますが、ほとんどは神話が土台になっているようです。
その花が咲く季節(日)に生まれたことに意味がある、という考え方です。
柚子は、5月25日、12月31日の誕生花です。
花の咲き始める時季、実を収穫できる時季にあたります。
柚子のおすすめ利用方法6選
柚子は、日本人にとって身近な植物です。
食べるばかりではなく、暮らしの中でいろいろと役に立ってくれます。
口にする方法だけでも、幾通りもあるのが柚子の実力です。
薬味として食べるほか、お茶やジャムなどに加工しても楽しめます。
健康面では、お風呂に入れる方法がよく知られていますね。
肌を整える効果が期待できるので、化粧水にも活用できます。
そのほかにも、芳香剤として使うなどの利用法があります。
順番に見ていきましょう。
柚子のおすすめ利用方法1:柚子風呂
昔から、健康に良い「薬草風呂」という習慣がありました。
柚子風呂は、薬草風呂のひとつです。
柚子風呂には、肌を整える効果が期待できます。
柚子風呂では柚子の成分がお湯に溶け出し、肌に浸透するのです。
また、香りが良くゆったりとお風呂を楽しむことができます。
柚子風呂に入るとリラックスできるでしょう。
また、切った柚子を使うとエキスが出やすくなります。
肌への刺激が怖い人は、よく洗って丸ごと入れるのが良いですね。
柚子のおすすめ利用方法2:香水
柚子の香りには、リラックス効果があります。
香りを活かす使い方といえば、やはり「香水」でしょう。
ほかにも、アロマオイルにして使う方法があります。
自分や周囲の人たちをリラックスさせてくれる柚子の香り。
つける場所を工夫したり、量を加減することを忘れないようにしましょう。
自分も周囲の人も、心地よく香りを楽しみたいですね。
柚子のおすすめ利用方法3:芳香剤
柚子は、とても香り高い果皮や果汁を持っています。
実のどこを取っても、香りを楽しむことができるのです。
香り高い果実なので、芳香剤や消臭剤として使うことができます。
使い方は、とても簡単です。
柚子の実を香らせたい場所に、そのまま置きましょう。
すると、芳香剤の代わりになります。
そして、柚子は腐りにくい果実です。
ですから、場所にもよりますが数ヶ月ぐらいはそのまま置いておくことができます。
柚子のおすすめ利用方法4:ジャム
柚子の食べ方のひとつに、「ジャム」があります。
ジャムとして食べるだけではなく、いろいろとアレンジできるのもいいですね。
柑橘系のジャムを作るとき、苦みが気になることがありませんか。
そんなときは、柚子のワタを取り除いてから作れば、爽やかさ満点のジャムができあがります。
手軽なアレンジは、ゆず茶です。
ジャムをお湯で伸ばして、お好みで蜂蜜を足してください。
柚子のおすすめ利用方法5:柚子胡椒
「柚子胡椒」は鍋物の薬味として、今や欠かせないスパイスになっています。
発祥地にはいろいろな説がありますが、博多や大分など、九州地方だという説が有力です。
「柚子胡椒」に「胡椒」は入っていません。
柚子胡椒の「胡椒」は、「唐辛子」のことを指します。
柚子の皮と青唐辛子(種を抜いたもの)を合わせて作ります。
薬味や和え物の味付け、焼き物・揚げ物の下味などに使える万能スパイスです。
柚子のおすすめ利用方法6:果汁を調味料や香辛料に
柚子の果汁は香りが高く、豊かなのでさまざまなアレンジをして使えます。
味噌と合わせる「柚子味噌」、砂糖を使う「柚子シロップ」など調味料として万能です。
柚子味噌は、焼き物の味付けにぴったりです。
ほかにも、パスタと和えると和風の味わいが楽しめます。
香辛料として代表的なのは「柚子胡椒」ですね。
マヨネーズなどを使って、ドレッシングにアレンジすることもできます。
柚子は名実ともに万能!
柚子は、暮らしの中で食べ物や実用的なアイテムとして役に立っています。
これが、日本に住む私たちにとって馴染み深い果実である理由です。
食べ物では、ジャムなどスイーツ系のアレンジを。
香辛料として、柚子胡椒なども楽しめます。
また、日々の生活とも切り離せません。
柚子風呂や芳香剤として使うなど、暮らしを豊かにしてくれます。
柚子の使い方はさまざまです。
生活の中で、アレンジを楽しんで活用しましょう。
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