Search

ほおずきとは

ほおずきのような花

ほおずきは、漢字で「酸漿」「鬼灯」と書きます。

ナス科ホオズキ族の植物です。見た目は赤で提灯のような姿が特徴の植物です。

このほおずきですが、どのような種類があるのでしょうか。
また、種類ごとに花言葉や意味が異なるのでしょうか。
先ずはほおずきについて大まかな情報を見ていきましょう。

ほおずきの由来

諸説ある鬼灯の由来を見ていきましょう。

ほおずきは「ほほづき」という言葉が転じたもので、ほおずきの赤い実が頬に似ていることから「頬つき」と呼ばれたと言われています。

しかし、辞書でほおずきを引くと「酸漿」「鬼灯」という異なる漢字も出てきます。
これは、赤い実をしたほおずきの見た目が怪しげであるということから、ついたものだと言われています。

「ホホ」という虫が、この手の植物によく集まるからつけられたという説もあります。

ほおずきが開花する時期

ほおずきは、どの季節に開花する植物なのでしょうか。

ほおずきの開花時期は、6月から7月です。
ほおずきは、一般的に春先の3月から4月にかけて植え、ちょうど夏前に花が開き、その後に実を結ぶ多年草の草花です。

ほおずきの種類・品種

ほおずきを大きく分けると4つの種類に分けることができます。

主な種類は「丹波果実ホオズキ」「サンズンホオズキ」「ヨウラクホオズキ」「食用ホオズキ」です。

ホオズキの草丈は、30~100cmほどですが、なかでもサンズンホオズキは、20cmほどと小さめの高さで、鉢植え向きです。

ほおずきの花言葉4選

ほおずきの花言葉が載っている本

ほおずきに限らず、花や植物などにはそれぞれ花言葉があります。

花言葉を知ることで、その草花をより身近に感じられます。

また、花言葉を知っていることで、誰かに花を贈る時に、状況に応じた花を選ぶことができます。

ここではほおずきの花言葉である「自然の美」「心の平安」「不思議」の意味と海外ではどのような花言葉があるのかをご紹介します。

テキストを入力して下さい

ほおずきの花言葉1:自然の美

ほおずきの花言葉の1つに「自然の美」があります。

ほおずきは、開花時期が6月から7月の夏前で、その後に赤い実を結ぶ草花です。
果実は、風船のような、ちょうちんのようなものに囲まれていて、それを取り除かない限り見ることができません。

見た目の形状が他の草花と異なり、かなりユニークでアートのようでもあるため、自然の美という花言葉がついたのでしょう。

ほおずきの花言葉2:心の平安

ほおずきの花言葉に「心の平安」があります。

草丈が小さいものは鉢で鑑賞用にしたり、生け花などにも使うことがあります。

8月から9月に実を結び花被いである萼もろとも鑑賞できます。

花を観賞することで、心にもゆとりができ安らぎへと繋がりこのような花言葉となったのでしょう。

ほおずきの花言葉3:不思議

ほおずきの花言葉の1つに「不思議」があります。

自然の美の花言葉のところでも述べたように、ほおずきは、果実が萼で被われています。
他の花と比べてもこのような萼がついたものは珍しく、見た目の不思議さがそのまま花言葉となった例でしょう。

ほおずきの花言葉4:英語の場合

ほおずきの学術名はfranchetiiと言いますが、一般的にこの花を英語で表現するときはWinter cherry,Ground Cherry,Chinese lantern plantなどと呼ばれます。

チェリーと名前がついているのは、果実の見た目からです。

中国の提灯と称されているのは萼の様子からです。

ほおずきは、大きな萼でチェリーのような小さな果実を守っているので、西洋では「ごまかし」という花言葉がついています。
見た目の大きさに騙されて、実が小さいという意味です。

日本にも「偽り」という花言葉があります。

ほおずきの怖い花言葉2選

ほおずきの怖い花言葉が載っている本

ほおずきの鑑賞時期は実が結ぶ8月から9月です。

白い花が咲くのは、その前の6月から7月にかけてです。

ほおずきを眺めて楽しむ時期に、お盆があります。
そのため、家庭によっては仏花としてほおずきを使う場合もあります。

そんなほおずきには、先ほど述べた4つの花言葉以外にも、怖さを感じる花言葉もあります。
ここではほおずきの怖い花言葉について2つご紹介します。

ほおずきの怖い花言葉1:半信半疑

ほおずきの怖い花言葉に「半信半疑」があります。

ハーブや食用としても使われてきた、ほおずきの効能に関連しています。

中国ではほおずきを原材料にした「酸漿(サンショウ)」という咳止めがあり、お腹の痛みを消す効果もあると言われています。

しかしながら、ほおずきには毒性があり、ほおずきに含まれる毒性のアルカロイドは流産を引き起こすといわれ、江戸の頃は堕胎のために使用されていました。

薬草、食用として効果がある一方で、毒性もあり妊婦には危険ということから、どっちつかず、半信半疑という花言葉が生まれたと言われています。

ほおずきの怖い花言葉2:偽り

ほおずきの怖い言葉に「偽り」があります。

先ほど英語の花言葉にも出てきましたが、ちょうちんで被われ大きな果実のように見えますが、本当のところは小さいチェリーのような実でしかありません。
このように、見た目から判断されて、騙された、偽り、ごまかしなどの花言葉がついたと言われています。

ほおずきは小さくてかわいらしい見た目ですが、萼があるため怖いイメージも伴っているといえるでしょう。

ほおずきをプレセントするとしたら

ほおずきをプレゼントする人

花を人にプレゼントする時には、その花が持っている言葉の意味や、プレゼントするタイミングで、その花がふさわしいかどうかを見極める必要があります。

タイミングによっては、贈った草花がもつ花言葉が失礼に当たる場合もあるでしょう。

ここでは、ほおずきをプレゼントする時に注意したいことを2つのポイントにまとめてみました。

ほおずきの誕生花

花にはそれぞれ誕生花があり、暦と関連性があります。

ほおずきの誕生花とされている日はいろいろありますが、一般的には7月8日と12月29日と言われています。

6月から7月にかけて白い花を咲かせるので、7月8日がほおずきの誕生花であるのはイメージがわきやすいでしょう。
この時期、東京浅草寺ではほおずき市が行われます。

ほおずきを観賞用にする

ほおずきをプレゼントとして贈るなら、観賞用として萼がついた辺りがおすすめです。

中をわると小さな実がついていてオレンジから赤くなる様子を楽しむことができます。

ほおずきを観賞用として贈るのは、実がつく8月以降が良いでしょう。
ほおずきの特長として耐寒性、耐暑性どちらも持ち合わせています。

鉢植えなどにして渡すのもいいですし、長く楽しんでもらうには萼のついたほおずきをドライフラワーとしてプレゼントするのが良いでしょう。

ほおずきの効能とは?

ほおずきは、食用として、ハーブとしても利用されてきた草花です。

ここからは、ほおずきの効能について解説していきます。
今回は、効能・効果を詳しくご紹介します。

ほおずきの効能についてご興味がある方は、参考にしてください。

ほおずきには毒がある

ほおずきは生薬としてもつかわれる草花です。

この生薬名は、酸漿とよばれ、ほおずきの根の部分を乾燥させて作ります。

咳止め、利尿作用、解熱などとして利用することができます。
また、水腫などにも効能があるとされています。

しかしながら、この生薬には、子宮を収縮を促すため、妊婦は流産の危険がともなうため、服用が認められていません。

ほおずきの花言葉を知ろう

ほおずきの花言葉を知っている人

ほおずきは、秋になると不思議な形状の萼をまとう草花です。

オレンジ色から赤い色に変化していくその実は、子供の遊びにも使われることもあります。

仏壇などにもそなえられ、日本の暮らしになじみのある花です。

しかし、ほおずきには、どのような花言葉があるのかを知らない人も多いのではないでしょうか。

この記事で紹介した花言葉の意味を知り、ぜひほおずきをプレゼントに活用してみましょう。

Apple touch icon
ライター
noel編集部

取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。

ライターの記事一覧を見る