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中間子とは?

中間子の育てた植物

上下に兄弟(または姉妹)がいて、間に挟まれた子のことを中間子といいます。
三人兄弟(または姉妹)の第二子や、四人兄弟(姉妹)以上だと一番上の子と末っ子以外の子供が中間子に該当します。

兄(または姉)でもあり弟(または妹)でもあるため立場が複雑で、中間子の性格も複雑多岐に渡り、「中間子の取り扱い方」に関する書籍も多く出回るほどです。
また、中間子は親から愛情を受ける期間が他の兄弟に比べ少ないので、表には出ないような我慢を強いられることが多く、愛情不足になりやすい傾向があります。

中間子の性格あるある

中間子の少女

扱いづらいけれど、不思議な魅力で人を引き付ける中間子。
そんな中間子たちの性格あるあるをみていきましょう。

あるある①:家族の真似が上手い

中間子は親や兄弟たちの顔色を窺うことが強いられるため、家族の真似が上手くなります。
基本的に、ものまねの完成度は「その人の特徴を捉えているか」が鍵となるため、日々家族を観察している中間子にとって家族の特徴を捉えることは朝飯前なのです。

下の子のために兄(または姉)であることが求められるので、自分の兄や姉の真似が上手になり、家族から構ってもらうために一番下の弟や妹の行動を真似ることがあります。
また、誰かの気を引くために自分以外の誰かに成り切ろうと背伸びをする中間子もいます

あるある②:自立したがる

中間子は家族から注目を浴びる機会が少なかったので、他人の助けを借りようとせず自立したがります
例え家族であっても干渉されることを嫌うため一人の生活に憧れて独り立ちを決意したり、幼い頃からなんでも一人でやる癖を身に付けていたため一人の方が気楽だと考えているのです。

しかし、中間子が大人になってから両親に頼られると「両親の愛情を独り占めできる!」と勘違いし、幼少期の反動から依存関係に発展してしまう場合もあります。

あるある③:自由人でいたい

上の子の立場を求められることもあれば、下の子の立場を求められることも多い中間子。
自由人でいたいと思う理由は家族間の緩衝材としての役割に疲れ果てたからが多いようです。

年齢とともに他人と深く関わろうとしなくなったり、本心を曝け出すのを嫌がるようになるのも、幼少期の反動かもしれませんね。

あるある④:熱しやすく冷めやすい

夢中になれるものにはすぐ熱中しますが、その反面冷めるのも早いのが中間子の特徴です。
両親の気を引くために特技を身に付けようと必死にアピールしたり、兄弟の中で差別化できる部分を模索してきたせいか、向き不向きに敏感であるともいえます。

そのため、できることはできる、できないものはできないと割り切り上手な性格になるのです。

あるある⑤:意外と冷めている

ムードメーカーでもある中間子ですが、意外と冷めている一面があります。
上下に兄弟がいる複雑な状況下で育ってきたため、普段にこにこしていたとしても内心は自らを客観視し冷静に物事を見つめているのです。

中間子は観察上手なので自分だけに限らず家族や学校の先生、友人たちの状況まで冷静に分析し、必要に応じて自らの立ち位置を決めています

あるある⑥:現実主義者で夢想家

幼少期から上下の兄弟たちに社会の厳しさを叩き込まれてきた中間子は、現実主義者な夢想家でもあります。
現実を見つめる冷静さと、それでも夢を追い求めるひたむきさを併せ持っている場合が多く、現実と理想を切り離した別々の世界を一人で楽しむことができるのです。

趣味と仕事を両立させるのが上手い反面、理想と現実の双方から物事を見ているため周囲の人を混乱させたりもします。

あるある⑦:面倒見がいい

上の子からお世話の仕方を学んで下の子のお世話をしてきたため、中間子は面倒見がいい人が多いです。
また、愛情不足を補うために奉仕したり、必要とされたくて誰かにとってのヒーローになりたがる傾向にあります

基本的には観察力があり放っておけない性格なので、優しく見守ってくれることが多いです。

あるある⑧:意外と頑固

自由奔放で協調性のある中間子ですが、意外と頑固な一面があります。
普段は周囲の影響を受けやすい分流されるだけの人間に見えるので、譲れない部分があると頑固さが際立つのです。

絶対にやりたくないことは逃走してでもやらない、やりたいことは何十年かかってでもやり遂げるなど、信念というよりも執着に近い感情を宿しています

あるある⑨:放置されるのは嫌い

中間子は今まで放置されてきた分、幼少期のさみしさから大人になっても放置されるのが嫌いです。
自由ではいたいけれど放置は嫌い、目をかけてほしいけれど束縛は嫌いといった、なんとも気難しい性格をしています。

仕事でも家庭でも、黙々と作業をするのは好きだけど仕事を投げっぱなしにはしないでねといった具合です。
感謝や労わりの言葉があるだけで放置ではなくなるので、中間子との付き合いに悩んだら取り入れてみてください。

あるある⑩:目立ちたがりの恥ずかしがり

兄弟間ではスポットライトを浴びづらい状況にあった中間子は、目立つことで親の愛情を得ようと必死です。
そのため、中間子は必要以上に目立とうとしたり、目立ちたがりと思われてしまいます

目立つのが好きというわけではなく、目をかけてほしいから恥ずかしいけど目立たなきゃと考えた結果の行動です。
しかし、今まで浴びてこなかった注目を急に浴びてしまうと困惑したり恥ずかしがったりするので、目立ちたがりの恥ずかしがりという相反する性格になってしまいます。

あるある⑪:争いごとより平和が好き

周囲から比べられたり兄弟間の喧嘩を見て育ってきた中間子にとって、争いごとは苦手な部類でもあります。
平和主義というよりも、喧嘩や競争が面倒だから平和的にいこうよ、というくらいの考え方です。

一歩引いた場所から冷静に周囲を見渡せる中間子らしい考え方ですよね。

あるある⑫:観察力がある

中間子は家族や周囲の大人の顔色を窺う機会が多かったため、観察力があるといえます。
注目を浴びるために兄弟を出し抜く方法を観察したり、周囲の状況から自分の立ち位置を考えてきたため、小さな頃から観察力が養われてきました

大人になってからは状況把握能力に長けていると評価されることも多いようです。

あるある⑬:周囲の顔色を窺いがち

中間子たちは兄弟間の緩衝材に利用されたり、家族内の派閥争いに度々利用されてきました。
そのため、小さな頃から周囲の顔色を窺いがちになり、大人になっても癖でやってしまいます

長所といえば長所ですが、状況変化や他人の感情に敏感な分、中間子自身が疲れやすくなってしまうので、場合によっては人を避けたり拒絶するような性格になることも考えられます
自由奔放な性格の中間子が多いのも、周囲の顔色を窺うことに疲れてしまったからというのに関係があるのです。

あるある⑭:不公平なことが嫌い

平等な扱いを受けてこなかったため、不公平なことが嫌いな性格になりやすいです。
特に平等を掲げるくせに不公平ばかりの嘘つき相手に苛立ちを募らせることが多く、知らず知らずのうちに怒りを溜め込みます。

これらの性格や考え方は幼少期の親からの扱いが主な原因です。
本当に怒っている対象は親や当時助けてくれなかった大人たちなのですが、脳内で変換してしまった結果、平等を掲げる嘘つき全てに怒りを向けてしまうのです。

あるある⑮:嫉妬しやすい

中間子は不公平なことが嫌いなので、不平不満があると何故、どうしてと考えやすくなります
自分とは何が違うんだろう、どうしたらあの人のようになれるのかを模索しているうちに、嫉妬や妬みといった感情に変化してしまうのです。

中間子は直接不満を相手にぶつけるのではなく、自分の中で答え合わせをしようとする傾向があるため、余計に心の内側にもやもやした感情を溜め込んでしまいます。

あるある⑯:注目を浴びたい

注目を浴びるためなら、自分を偽ってでも他人の気を引こうとします。
嘘ではなく自分の演技に自分も騙されてしまったり、嘘だったけれどやがて本当になってしまうようなこともあります

本当は内向的な性格なのに長年外交的に振舞っていた結果、大人になってから自分の無理に気付いたり、泣き虫だと思っていたけれど実は注目を浴びるための演技だった場合もあるようです。

あるある⑰:愛情不足を感じやすい

中間子は他人の顔色を窺うことが多かったため、他の人よりも周囲の状況や変化に敏感です。
そのため、周囲の視線や言動から人一倍愛情不足を感じやすく、幼少期のトラウマと合わさって不具合を起こしやすくなります

家庭環境や周囲の大人たちの対応によって異なりますが、他人の感情の変化に敏感な分、愛情の向きや量を感じ取りやすいので、一人で抱え込んでしまうのです。

あるある⑱:年上に可愛がられる

こうすれば年上とのコミュニケーションは円滑に進む、こうすれば年上から好かれるというのを中間子たちは知っているため、年上に可愛がられる傾向にあります。
これは、幼い頃から自分より年上の人や大人立ち相手に愛嬌を振りまいていたため身に付いたスキルです。

年下よりも年上の方が包容力や落ち着きがあるため、中間子が信頼できる相手に選びやすいという影響もあるようです。

あるある⑲:中間子は性格が悪いと言われる

中間子であることを人に伝えると「中間子って性格悪いんでしょ」と言われることがあります。
中間子は扱いづらいといった印象や、愛情不足のせいでこじらせ気味だと相手に思われるせいで、勝手に決めつけられることが多いのです。

一人っ子がわがままと思われがちなのと同じ理屈なので、言われ慣れているといえば慣れていますし、相手にするだけ無駄だと諦めている点でもあります。

あるある⑳:比較されるのは苦手

比較されることに慣れているだけで、どちらかと言えば比較されるのは苦手だと感じている中間子も多いのです。
大人から無意識のうちに比較されていることを感じ取ったり、比較されることで嫌な思いをした経験が多いかため苦手になってしまうのでしょう。

ただし、比較されることで負けず嫌いや粘り強い性格になることもあるため、中間子の持ち前の性格や他の兄弟との相性次第ともいえます。
兄弟の真ん中にいると比較対象が多いので、仕方ないといえば仕方ないのかもしれませんね。

あるある㉑:繊細なのに自分勝手

兄弟が多いと譲り合いの精神だけではどうにもならないため、意思を通すには自分勝手な自己主張を押し通さなければならない時もあると学びます。
中間子は共感能力が高いため、相手の状況や感情を考えすぎてしまうあまり自分を傷つけがちなので、繊細なのに自分勝手になるような矛盾した性格になってしまうのです。

特に、兄弟や親しい関係の人相手には横暴な態度で接してしまうことがあります。
これは自分が傷つかないために自分勝手な言動で相手を遮断し、自分を守ろうとしている心理が働いているので、本気で相手を傷つけようとしているわけでないのです。

あるある㉒:中古ばかり回ってくる

兄弟が多いと家庭の出費も馬鹿にならないため、新品よりも中古を安く譲り受けることで出費を抑えたり、親戚からお古を頂いたりと工夫する家庭もありますよね。
しかし、そんな状態で中古ばかり回ってくるのが中間子です。

上の子や親戚からはお下がりが来て、場合によっては下の子からのお上がりで新品を持てなかった中間子も多くいます
また、上の子は初孫に祖父祖母がはりきっている場合が多く、新品のランドセルを買ってもらえたとしても、中間子は忘れられがちです。

慣れたフリで誤魔化していたとしても、本音では不公平だと思っています。

あるある㉓:実は努力家

普段から飄々としていることが多い中間子ですが、実は隠れた努力家でもあります。
努力家な中間子の心理は、注目を浴びるために努力をしたり今は注目を浴びなくてもいつか注目を浴びるために頑張るだったり、マイペースに自分のことをしよう、そのような感情が隠されています。

中間子は普段おちゃらけていることが多いため、努力している姿が三割増しくらいに思われる場合もあるようです。

あるある㉔:ムードメーカーな役割が多い

家族や学校ではムードメーカーな役割をしてきたことが多いのも中間子あるあるの一つです。
空気を読む能力に長けているので、中間子の一言で空気を好転させたり、場を調和させたりもします。

我関せずなタイプの中間子も多いですが、根元には博愛精神があるため、自分が行動することによって誰かが嬉しくなってくれるなら行動に移す優しさがあります。

あるある㉕:ピエロ役を自ら演じる

ムードメーカーが行き過ぎると滑稽なピエロになることがありますが、中間子の場合はピエロ役に活路を見出し自ら演じます。
ふざけたりおどけたりで注目を浴びることができるなら、さみしさを紛らわすために自分に嘘をついてでもピエロの仮面を被るのです。

サーカスにはピエロが必要なように、一般の家庭にもピエロが必要な場合があります。
自らの居場所を求めた中間子は、家族に必要とされたくてピエロになりきるのです。

あるある㉖:甘え上手は演技

甘え上手な中間子もいますが、そのほとんどは演技です。
相手が甘えてほしいと思っていたり、相手が甘えられたいタイプだと察知すると持ち前の演技力で甘え上手になります

演技で甘えるのは性格が悪いわけではなく、中間子なりの処世術なのです。
実際は甘え方がわからなかったり、本心で甘えているわけではないため自分自身の気持ちが行方不明だったりするのも中間子の特徴です。

あるある㉗:実は色々と計算している

自由奔放なように見えて、実が色々と計算しています。
泣き真似で家族の気を引いたり、注目を浴びるためにテストでいい点数をとったり、兄弟との差別化を図るために影で努力しているのです。

家庭や仕事の対人関係でも持ち前の計算高さは発揮されており、なんでもない風を装って実は影ですごい努力をしていた、なんてこともあります
計算というと性格が悪いように思われがちですが、中間子の場合は縁の下の力持ちでいるための計算がほとんどなのです。

あるある㉘:家庭は日々訓練の場

大人になった中間子たちが思うのは、家庭は日々訓練の場であったということです。
身近な場所にいいお手本がいたり、観察力や協調性を身に付ける訓練が幼少期からできていたため、社会に出てから必要となるスキルが自然と身に付いていたことが多いのです

兄弟との喧嘩も、社会に出てから役に立ったと思う中間子は多く、あらゆる場面で活躍できます。
上下に挟まれ文句を言われ、小さな頃から中間管理職のような役割をしてきたこともあり、理不尽には慣れっこなのでしょう。

あるある㉙:毎日が生存競争

兄弟がたくさんいる家庭は小さな戦場でもあります。
小さい頃から親の愛情を受けるために決死のアピールを余儀なくされた中間子にとって、毎日が生存競争でした。

親の愛情を受けるために常に競争させられ、おやつの取り合いで喧嘩し、自己主張や自己表現の場を活かせるかどうかですべてが決まります。
家庭は、云わば縦社会なので、子供にとっては過酷といっても過言ではないでしょう。

あるある㉚:自分探しの旅が終わらない

中間子が探し求める本当の自分は、幼少期に置いてきてしまった幼い自分です。
しかし、ほとんどの中間子はそれに気づかず、空想上の自分の本当の姿を探し求め、自分探しの旅が終わらないまま迷子になっています。

性格がころころ変わったり、自分にとって楽に居られる場所を探し彷徨うことがあるので、現実主義なのに夢想家とも思われがちです。

兄弟構成別!中間子の性格の特徴

中間子の性格

男×男×男

男兄弟の中間子は自由奔放な性格が多く、やや無遠慮ですが愛され上手な傾向にあります
小さい頃から親や周囲の大人たちから期待されてこなかったため、自分一人でなんでもできるようになりました。

干渉されることが苦手な場合が多く、自分一人の世界を満喫しています
男兄弟なので女性の扱いに慣れていないこともあり、女性の前では持ち前の明るさを出せないこともあるようです。

女×男×男

長男ではありますが上に異性がいるため、親や大人からは可愛がられますが姉弟間ではパシられるといった不条理に晒されやすい中間子です
気の強い長女がいる場合は特に、精神的にも身体的にも忍耐強くなる傾向にあります

長男としての責任や期待、弟としての姉を立てたり姉からの冷遇への対処で鍛えられているため、周囲からはしっかり者と思われがちです。
しかし、長男だけど弟という立場上、少なからず理不尽な目に合っていたことが考えられるので、時折遠い目をすることもあるようです。

男×男×女

長男と妹に挟まれた男の中間子は、大人たちから放置されがちでしたが兄の背を見て育ってきたため自立心があります。
しかし、妹にとってはいいお兄ちゃんとして生活してきたため、頼りがいがあり優しい性格をしていることが多いようです。

また、お兄ちゃんとして甘えられることも多かったため、女性から甘えられても苦にならなかったり、むしろ頼られることが原動力になるような人もいます。

女×男×女

身近な場所で女性を見て育ってきたため、女性の気持ちに寄り添うことができる中間子です。
女性特有の思考や体調不良にも柔軟に対応できるほか、他の中間子と比べ共感能力が高い傾向にあります。

女性からは同性の友達のような扱いを受けることも多く、女子会に混ざっていても違和感がないタイプといえるでしょう。
しかし、長女と妹の性格によっては、女性の嫌な部分を目の当たりにして育ってきたため、中間子も同じような性格になっていたり、女性嫌いになっていることも考えられます。

男×女×男

上下が異性なので、親や周囲の大人からは甘やかされ、兄弟からは可愛がられやすい中間子です
天真爛漫で真っ直ぐに育ちやすく、頼り上手で愛され上手な傾向にあります。

しかし、上下の男兄弟の影響でさっぱりとした性格になりやすいため、学生時代の女の子同士の関係を煩わしいと感じてしまうことも。
男友達が多くなるのは、他の兄弟の影響が大きいからかもしれませんね。

男×女×女

妹でもあり、お姉ちゃんでもあるこのタイプの中間子は、面倒見がよくお母さんの代わりをしてきたしっかり者です。
兄を立てつつ妹の世話をしてきたため、努力家で溜め込みやすい性格をしています。

人から求められる役割を察して演じるのは得意ですが、自分が壊れそうになったときに助けを求められない不器用な部分もあるため、周囲のサポートは必須です。
無理をしていても気付かれないように振舞う甘え下手な性格から、大人な男性や自分を気に掛けてくれる男性に強く惹かれやすい傾向にあります。

女×女×男

甘やかされる弟とは違い、見向きもされないのでひがみっぽくなりがちですが、その反面観察力が高く協調性があるといった特徴があります。
周囲の状況や自分の立ち位置を瞬時に把握できるよう訓練されてきたため、コミュニケーション能力も高い傾向にあり、演技上手な一面もあるようです。

家族でも知らないような意外性を隠し持っているのも、この中間子の特徴です。

女×女×女

真ん中っ子の中でもかなり生存競争が激しいのが姉妹の中間子です。
中間子の中でも特に複雑な性格になりやすく、早々に戦線離脱した中間子は自由奔放になりますし、過酷な競争を生き抜いた中間子は負けず嫌いになります

長年姉妹からの同調圧力を受けてきたせいか、他人の影響を受けやすく、人生においても自分がどうしたいかより、そう成らざるを得なくなった場合が多いです。
姉妹の影響で女同士のギスギスした関係に嫌気がさすこともあれば、異性といた方が楽だと考え恋愛に一直線になったり、芯も軸もブレ続けているのに不思議と成り立つ中間子です。

中間子の恋愛傾向

中間子の恋愛

中間子の恋愛傾向にはどのような特徴があるでしょうか?
複雑な心理を紐解いてみましょう。

  1. 相手の趣味にどっぷり浸かる
  2. 熱しやすく冷めやすい
  3. 「自分にだけ」が欲しい
  4. 恋愛経験が豊富
  5. 相手の計算も見抜きやすい
  6. 素の自分を出せる相手に惚れる
  7. さみしさを分かち合いたい

恋愛傾向①:相手の趣味にどっぷり浸かる

相手を好きになったらとことん一直線の中間子は、相手の趣味にもどっぷり浸かります。
中間子は周囲の影響を受けやすいため、好きになった相手の影響で180度趣味が変わることもあるのです。

相手の真似をするというより、好きな人が良いと感じたものを自分も知りたいと取り入れるので、いい意味で真っ直ぐな性格をしています。

恋愛傾向②:熱しやすく冷めやすい

好きになったら脇目も振らずに突っ込んでいきますが、ある日急に冷めることがあるのが中間子の恋愛傾向です。
恋は盲目の言葉通り、恋に落ちた序盤は理性や常識を失いがちですが、持ち前の冷静さと客観視できる能力によってすぐさま自分の立ち位置を見直し、ブレーキを掛けます。

恋愛だけではなく、将来のことや趣味なども熱しやすく冷めやすいため、話題が尽きないともいえます。

恋愛傾向③:「自分にだけ」が欲しい

中間子が相手に求めるものは「自分にだけ」に向けられる愛情です。
家族から注目されることがなかった分、特別扱いしてもらいたくて「自分にだけ」を求めます。

サプライズや記念日のプレゼントに喜んだり、お揃いのアイテムに浮かれるのも幼い頃の反動です。
相手の心まで手に入れなければ気が済まないので、必要ならば一生懸命尽くします。

恋愛傾向④:恋愛経験が豊富

中間子は自立したがる人が多いため、恋愛経験や人生経験が豊富になりがちです。
特に中間子の女性は、さみしさを埋める手段として恋愛を利用する傾向にあるので、若い頃は遊んでいたという人も多いです。

また、自分にだけ向けられる愛情を求めるあまり一夜限りの関係を築いたり愛情不足を補うため不特定多数の相手を作ることもあります。
相手との相性がよくないと判断すればすぐさま別れる冷静さを持っているので、泥沼化するようなことはそう多くはありません。

恋愛傾向⑤:相手の計算も見抜きやすい

日頃から観察を強いられてきた中間子にとって、計算と策略は十八番でもあります。
そのため、相手の表情や雰囲気の違いから計算も見抜きやすいのです。

中間子は自分自身が計算してきたこともあり、相手の算段もなんとなくわかってしまいます。
けれど演技上手なので騙されたフリができたり、これ以上察しない方がよさそうだと空気を読んでくれるため、そこまで心配しなくても大丈夫です。

恋愛傾向⑥:素の自分を出せる相手に惚れる

過酷な生存競争を生き抜いてきた中間子にとって、素の自分でいられる相手は貴重な存在です。
無理な我慢を見抜いてくれる相手をすぐに好きになるので、遊び上手な人からすればチョロイと思われがちです。

素の自分を出せる相手に惚れるので、相手には付き合ってから急に性格が変わったと思われることもあります。
頑固で強がりな部分もあるため甘えたくないと意気地になったり、本当の自分を曝け出すのを怖がって相手を頑なに拒絶する場合もありますが、好き避けの一種なので心配ご無用です。

恋愛傾向⑦:さみしさを分かち合いたい

中間子が抱える孤独は、意外と根深いものです。
幼少期に親から相手にされなかった経験からさみしさを分かち合える人や、さみしかった過去を埋めてくれる人に惹かれる傾向があります。

ただし、いくらさみしさを埋める関係を欲しているからといって、四六時中一緒にいると息が詰まるので、共依存になることは少ないようです。

中間子と相性が良いタイプ

中間子とその友達

複雑な性格の中間子ですが、相性の良いタイプとはどのような人でしょうか?
早速確認してみましょう。

  1. 愛情深い人
  2. 精神的に自立している人
  3. さみしい思いをさせない人
  4. 詮索してこない人
  5. 共感能力が高い人
  6. 一人の時間をくれる人
  7. 中間子

タイプ①:愛情深い人

愛情不足になりがちな中間子の心の隙間を埋めることができる愛情深い人と中間子の相性は抜群です。
特に、中間子の幼少期の心の傷を癒せるような、親の役割を担える人だと、今後の人生において良い影響を与えてくれる人になります。

恋人や結婚相手としても相性は素晴らしいのですが、愛情深い人が学校の先生や主治医などの数年間だけお世話になるだけの関係の場合、当時を振り返ったときに人生のターニングポイントだと思えるような大きな変化を起こしてくれます。

タイプ②:精神的に自立している人

自由人の中間子にとって、精神的に自立している人は一緒にいて楽だと思える人です。
中間子は渡り鳥と似ているため、止まり木のように安心できて自立している相手と相性が良く、気負わずにいられます。

干渉や束縛を苦手とする中間子は、友達付き合いでも詮索を好みません。
精神的に自立している人とは同じ空間に居ても別々のことをしていたり、会話がなくても平気な関係を築けるため、顔色を窺わなくて済むので楽なのです。

タイプ③:さみしい思いをさせない人

干渉されたくないけれど放っておかれたくない中間子にとって、さみしい思いをさせる人は相性最悪です。
それとは反対に、さみしい思いをさせない人との相性はとても良いでしょう。

こまめな連絡よりも適度な連絡を欲する中間子にとって、一人でいても一人じゃないと思わせてくれる人の存在はかけがえのないものになります。
友人や恋人がさみしい思いをさせない人だと、関係は長続きしやすいでしょう。

タイプ④:詮索してこない人

中間子は詮索されることに慣れていないため、無理に聞き出そうとしない詮索してこないタイプの人と相性が良いです。
一緒にいて盛り上がりはするけれど、ガツガツ聞いてこない人だと友人関係も長続きします。

また、中間子は仕事とプライベートを分けているわけではないけど自分自身のことはあまり話したくないと考えている人が多いため、職場に詮索してくる人がいると居心地が悪いと感じやすいです。
合わないと感じてからの行動は速いため、転職をしてでも居心地のいい場所を勝ち取りにいきます。

タイプ⑤:共感能力が高い人

中間子は幼少期に共感性を求められてきたため、自分と同じような共感能力が高い人と相性が良いです。
幼少期を複雑な環境で育った中間子にとって、相手を尊重したり、相手の立場になって考えることができる共感能力の高い人は貴重な味方であり、良き理解者でしょう

共感能力が高すぎる人は周囲の人間に左右されやすく、対人関係において疲れやすいという特徴を持っています。
中間子も幼少期から周囲の人間を観察するよう求められてきたため、お互いがお互いの長所と短所を理解し合えるので一緒にいても疲れにくいのです。

タイプ⑥:一人の時間をくれる人

束縛や嫉妬といった感情から逃げようとするのが中間子の特徴です
そのため、相性が良い相手の条件に一人の時間くれる(与えてあげられる)人が挙げられます。

中間子は一人の時間を大切にする傾向があるので、例え親友でもずっと一緒にいたいとは思いません。
仕事や勉強も、付きっ切りで指導されるより一人でまとめる時間があった方が伸びるので、そういった意味でも一人の時間を尊重してくれる人と相性が良いといえます。

タイプ⑦:中間子

中間子同士はお互いの境遇や苦労を理解し合えるため、相性が良いといえます。
中間子でなければわからない悩みや中間子特有のさみしさについても共有できるため、一緒にいて心強くなれる存在です。

中間子の女性と相性が良い男性ランキング

中間子のカップル

3位:一人っ子

中間子の女性と束縛しない相手一人っ子との相性は比較的良いです。
お互いが甘えん坊で束縛嫌いなため、ストレスを与えたり無理強いをすることが少ない関係になれます

ただし、わがまま放題で協調性皆無な一人っ子とは相性最悪なので、恋愛対象にすらならない場合がほとんどでしょう。

2位:長男

中間子の女性は甘え下手なくせに甘えたいと思っている場合が多いので、長男との相性はかなり良いです。
今まで「お兄ちゃんだから」と我慢を強いられてきた長男と「お姉ちゃんだから妹だから」と我慢を強いられてきた中間子の女性は、お互いの特性や特徴を理解し合えます

また、お互い協調性があるタイプなので、足の引っ張り合いになることはまずないです。
長男側がどれだけ愛情深く接することができるかが鍵となるため、中間子の女性と末永いお付き合いを望むなら愛情表現の方法を身に付けておきましょう。

1位:中間子の男性

中間子の男性とは、お互いがお互いの境遇を分かり合えるため相性はぴったりです。
男女ともに自由でいたいけどさみしい思いをしたくないと考えているので、束縛や干渉よりも相手を尊重することを選びます。

中間子の根元にあるのは助け合いの精神なので、家事や仕事も「できるときにできる人がやる」くらいのスタンスでいますし、中間子同士のカップルなら役割を決めなくてもこれだけで十分です。
お互い自由人に見えて空気を読んでいるため、必要な時に過不足なくサポートができます。

中間子の女性と男性の違い

中間子の男女の飲み物

中間子の女性

中間子の女性の性格的特徴は負けず嫌いな演技派女優になる傾向にあります。
家族での役割によって性格に違いがありますが、大人の顔色を窺い場の空気を読む能力に長けているため、大人に求められた通りに演じることが多いです。

そのため求められるまま背伸びをしてしまい自分一人で背負い込むことも多く、ストレスを溜め込んでしまう中間子の女性も多いのです。

中間子の男性

中間子の男性の性格的特徴は自由奔放で自立していることが挙げられます。
良い意味でも悪い意味でも我関せずを貫く傾向にあり、面倒だと思ったことには無闇に近寄りません。

飄々としているようで頼りになる人だったり、ふざけているように見えて実は周囲の空気を読むのが上手だったりと、掴みどころのないタイプが多いです。
男性の場合、ストレスを溜め込み過ぎて爆発する前にその場を去る人が多いため、急にいなくなったらリフレッシュ休暇中だと思ってそっとしておきましょう。

中間子の性格は育ってきた環境によって変わる

中間子の少年
人の性格は家族構成よりもその人の育ってきた環境に左右されることが多いため、「中間子だから〇〇」という断定はできません
しかし、中間子の多くは幼少期に複雑な立場を強いられることが度々あったというのも事実です。

周囲の人たちのサポートがあれば愛情不足に悩むことはなく、扱いづらさを感じさせないような優しい子に育ちます。
これから親になる人や、中間子との付き合い方に悩んでいる人は愛情を持って優しく見守ってあげてくださいね。

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ライター
noel編集部

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