夫婦が寝室を別にするメリット・デメリット!夫婦仲を良好に保つには
結婚当初はほとんどの夫婦が寝室を一緒にしていますが、年月を経て夫婦が別の寝室になる頃、夫婦仲にも変化が現れます。この記事では、男女200人を対象に「夫婦で寝室を別にしている人の割合」「夫婦の寝室事情」などをアンケート! 夫婦の寝室を別にしたから夫婦仲に変化が起きたのか、変化が起きたから寝室を別にしたのか、夫婦の寝室を別にするメリットやデメリットをみてみましょう。
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アンケートで判明!夫婦で寝室を別にしている人の割合
みなさんは夫婦で寝室が一緒ですか?別けていますか?
ここでは、既婚男女200人に「夫婦で寝室を別にしているか」を調査しました!
Q.夫婦で寝室を別にしてる?
男女ともに「寝室を別にしている夫婦」は、約2割との結果になりました。
多くの夫婦が寝室をともにしているよう。
しかし、夫婦が同じ寝室でも、別々のベッドや布団で寝ている人が多いのではないでしょうか。
一緒のベッド(布団)で寝ている夫婦のほうが少数派なのかもしれません。
夫婦で寝室は別?一緒?メリットも調査
ここでは、夫婦の寝室事情を調査しました。
夫婦が教えるメリットなども、ご紹介していきます!
Q.夫婦の寝室事情を教えてください
男性のコメント
一緒に寝ているというか、子どもと四人で寝ています。子どもを挟んで寝るような形ですが、時々くっついて寝たりします。 (34歳)
寝室が同じであれば、例え喧嘩中でもその日のうちにどちらかが謝る機会ができる。喧嘩はやはりその日のうちに解決することが大事。(32歳)
私達夫婦は同じ1つのベットに二人で寝ています。喧嘩をしたあとも同じベットで寝ていますが、翌朝おきれば普通に会話しています。(38歳)
別々で寝ています。 お互いに気を使ったりせずに、自分の好きな事を寝る前にできる為。(26歳)
結婚してからずっと同じ。寝る前にいろんな話ができるし、寝坊する事が無い。 (33歳)
女性のコメント
一緒です。必要なときには別で寝られるように用意もありますが、相手の存在を感じて寝られることは安心感があります。 (29歳)
一緒です。いるだけでなんとなく安心感が生まれる。(31歳)
別々です。たまに一緒に寝ますが主人が大きいので。 (31歳)
一緒。喧嘩などがあっても同じ寝室だと、そこで寝るしかないので小さなことなら解決してしまう。 (28歳)
一緒。安心して寝ることができる。でも夜の営みについてはマンネリ化しやすいかも。 (29歳)
一緒に寝ることの安心感はなんとも言えないですよね。
時間がすれ違いなかなか会話ができないときも、寝室が一緒であればなる前にコミュニケーションが取れるというメリットも!
ちょっとした喧嘩であれば、一緒に寝ることで仲直りできるようです。
また、少数派の寝室が別の夫婦のメリットは、お互い好きな時間が作れるなどがあげられました。
寝室を別にする夫婦は不仲になる?
夫婦の寝室を別にすると夫婦で一緒に過ごす時間が短くなり、その分コミュニケーションが減ると考えられます。ただし、イコール夫婦不仲になるとは短絡的すぎないでしょうか。
夫婦で寝室を別にすることによって、お互い睡眠時間を確保できるようになり、健康を維持している人もいます。良質な睡眠は、とても大切です。
健康に過ごすことは、夫婦仲を良好に保つためにも必要です。コミュニケーション不足がどうしても気になる人は、週末だけどちらかの部屋に「お泊り」作戦をしてみてはどうでしょう。
夫婦で寝室を別にする理由
結婚したばかりの頃は夫婦で同じ寝室だったけれど、今は寝室を別にしている人は多いですね。
夫婦で寝室を別にする理由をしらべてみました。。
- ぐっすり眠りたい
- 夫婦の生活リズムが異なる
- 子供も一緒に寝る
理由①: ぐっすり眠りたい
パートナーのいびきや歯ぎしりがうるさくて眠れない、夜中にトイレに起きて相手を起こしてしまうなど、夫婦がお互いに睡眠不足になってしまうことがあります。睡眠不足は大敵です。
また睡眠を邪魔されると、パートナーに対してもイライラしたり攻撃的になったりします。いびきや寝言がうるさいと言われた方も、どうしようもなくてストレスがたまります。
睡眠欲を満たしたいのは人間の本能です。夫婦の寝室を別にすることが夫婦円満につながる結果もあります。
理由②: 夫婦の生活リズムが異なる
夫は仕事のサイクルで帰宅がいつも午前様、妻は早朝からお弁当作りや出勤のため4時起床。この夫婦が同じ寝室で寝ていると、二人とも深刻な睡眠不足に悩まされるでしょう。
就寝時刻や起床時刻の違いだけではなく、寝るときにベッドで読書をしながら眠りにつきたいとか、スマホを見て一日を終わりたいとか、夫婦それぞれの趣味もあります。読書灯が眩しいと言われたくないし、ブルーライトの害についても小言を言われたくありません。
お互いの生活リズムを尊重するために、夫婦の寝室を別にする選択をするのです。
理由③: 子供も一緒に寝る
夫婦で同じ寝室に寝ていたけれど、子供が生まれて子供も一緒に寝るようになり、さらに第2子が生まれると、家族全員で寝ることになります。そうすると部屋を狭く感じるようになり、夫が別の部屋に寝室を移す家庭、多いですね。
多くの子供は、小学校低学年くらいまで親と一緒に寝るのを希望します。末子が10歳になるまでは、のべ15~20年でしょうか。
夫婦で寝室を別にすることを余儀なくされる方、多いですね。
夫婦で寝室を別にするきっかけ
「子供が生まれて、妻が授乳のために子供と寝るようになった」という人が多いです。夜中の授乳で起こされてしまうため、夫は別室で就寝というパターンです。
「夫の仕事の異動で帰宅時刻が極端に遅くなった」「子供のお弁当を作ることになり、妻が早起きをしなければならなくなった」と、仕事や子供の成長による生活リズムの変化がきっかけとなる夫婦もいます。
その他「夜中に妻がトイレに行くので、どうしても目が覚めて困る」「お風呂に入らずに平気で寝る夫と、同じ布団で寝るのが苦痛」「汗かきの夫と同じ布団で寝るのが不快」などお互いの不満が理由になる場合もあります。夫婦の寝室を別にするきっかけは、生活と密接しています。
夫婦が別の寝室で寝るメリット
夫婦仲が悪くなるとも言われている、寝室を分けるメリットはあるのでしょうか?
夫婦が寝室を別にするメリットをご紹介します。
- 自分の睡眠時間を確保できる
- リラックスして眠れる
- リネンや毛布をカスタマイズできる
- 自分だけの大切な時間
- 気をつかわない
メリット①: 自分の睡眠を確保できる
人間の三大欲求でもある「睡眠欲」は、生死に関わるので、睡眠時間を確保することはとても大切です。一日最低6時間(できれば7時間)睡眠をとることが理想です。
夫婦の寝室を別にすることは、お互いの睡眠時間確保に確実につながっています。夫婦に限らず、自分以外の人や動物が同じ部屋にいると、熟睡できません。
自分の生活リズムの中で、できるだけ睡眠時間を確保して、元気に暮らしましょう。
メリット②: リラックスして眠れる
ゆったり手足を伸ばして安眠できると、幸せを感じますね。寒い冬、パートナーの寝返りで毛布を全部持って行かれることもありません。
夫婦の寝室を別にするメリットは、リラックスです。夜中に起こされる心配もありません。
いびきや歯ぎしりの音に悩まされることもなく、酔っぱらって帰宅したパートナーに間違って踏まれることもありませゆっくり眠れる幸せを存分に味わってください。
メリット③: リネンや毛布をカスタマイズできる
夏は麻のシーツや木綿のタオルケット、冬はボアのシーツに羽毛布団で寝たいのに、パートナーは夏は寝ゴザ派、冬は毛布2枚重ねでボアシーツが嫌い…という夫婦は、寝室を別にするしかないでしょう。
またエアコンの調整の意見が合わない夫婦も多いですね。自分の快適な室温で、自分好みの寝具で安眠できるのが、寝室を別にするメリットです。
メリット④: 自分だけの大切な時間
ベッドに入って眠る直前まで読書を楽しみたい、TVを見ながら眠りに就きたい(タイマーオフ機能)など、就寝儀式はさまざまです。寝る前にどうしてもゲームをしたい人もいます。
誰にも邪魔されない自分だけの空間(部屋)で、自分の好きなことをして過ごす時間を持つのは、自分を大切にする結果になります。夫婦で寝室を別にする最大のメリットです。
起床のアラーム設定も自由です。多少騒々しくても、好きな音楽で目覚めてください。
メリット⑤: 気をつかわない
夫婦の寝室を別にする理由は、パートナーに睡眠を邪魔されるだけではありません。逆にパートナーを起こす結果となって、心苦しく感じている人も多くいます。
自分のいびきや寝言が迷惑をかけていたり、夜中にどうしてもトイレに起きてしまう。また冬に寝返りをすると「毛布に隙間ができて寒い!」と文句を言われる…。
寝室を別にすれば、そんな気づかいから解放されます。
夫婦が別の寝室で寝るデメリット
夫婦が別の寝室で寝るデメリットは、何でしょうか?
別の寝室で寝る夫婦から、以下のデメリットを教えてもらいました。
- 布団を干す手間が2倍
- パートナーに無関心になる
- 健康上の異変に気づきにくい
デメリット①: 布団を干す手間が2倍
夫婦が一緒の布団で寝ていたら一組の布団を干すだけですが、寝室を別にすると二組干さなければいけません。しかもベランダから遠い部屋だと、労力も余計に必要です。
リネン類の洗濯も2倍で、水道代も跳ね上がります。それだけではなく、夏は2つの部屋でエアコンが稼働するため、電気代も2倍かかります。
夫婦が寝室を別にすると、生活費も余計にかかるのがデメリットです。
デメリット②: パートナーに無関心になる
自分の安眠だけを念頭においていたら、パートナーのことは二の次になってしまいがちです。気が付いたら朝の短時間だけしか顔を合わせない夫婦になっているかもしれません。
会話やスキンシップがなくなると、どうしても疎遠になってしまいます。人間は「関わって関係を作る」ので、コミュニケーションは不可欠です。
夜は会話もせずにただ寝ているだけでも、夫婦でくっついて寝ていれば、それだけで違う結果になるかもしれませんね。
デメリット③: 健康上の異変に気づきにくい
有名な睡眠時無呼吸症候群は、パートナーが気づくことがほとんどです。就寝時なので、自分で気づくことはできません。
この症状は放置しておくと、心臓発作や脳梗塞、心不全などのリスクが増加します。また、夏の就寝時に熱中症で起き上がれなくなり、パートナーが救急車を呼んだ例もあります。
夫婦が一緒の寝室で寝ていたから助かった、という事例は実際に多いのです。寝室を別にしていると、気づきにくいのは確かです。
夫婦別々の寝室から一緒の寝室に戻るきっかけとは?
長年寝室を別にしていた夫婦が、再び同じ寝室に戻した人たちもいます。
夫婦の寝室を一緒にしたきっかけをご紹介します。
- どちらかが病気になった
- 子供が独立した
- 寒いから
きっかけ①: どちらかが病気になった
夫婦のどちらかが病気になったので、看病のため寝室を一緒にした人は多いです。入院や手術を経て退院後、介護のために同じ部屋で寝るようになるのです。
起居を手伝う目的もありますが、予後を見守り、経過観察も兼ねています。骨折などのケガの場合も同様です。
夫婦どちらかの病気を2人で受け止めて、お互いに労り合って回復に向かって行くのは、あたたかい希望が見えます。頑張ってください!
きっかけ②: 子供が独立した
子供が独立したことをきっかけに、寝室の在り方を見直す夫婦もいます。子供が独立して(もしくは大学入学で一人暮らしを始めて)家を出たので、模様替えをします。
子供の部屋を別の目的の部屋にして、この機会に夫婦の寝室も統一します。一定の年齢を重ねていますし、健康上の理由もあるでしょう。
これからは夫婦2人で支え合って生きて行く時期です。コミュニケーションを大切にしてくださいね。
きっかけ③: 寒いから
「寒いから一緒に寝ることにした」と言う夫婦は、じつは多いのです。実際に冬の寒い時期だったりしますが、春になっても夏になっても同じ寝室のままです。
「寒いから」は「安心したいから」「一人では寂しいから」とほぼイコールなのでしょう。それが季節を理由にした「寒いから」となったのです。
病気や子供の独立をきっかけに寝室を一緒にする夫婦は年配の方が多いのですが、「寒いから」をきっかけにする夫婦は、幅広い年代に見られます。
「寝室を別にしたい!」と伝えるときの上手な伝え方
夫婦の寝室を別にするメリットは多いことがわかりましたが、実際に寝室を別にするときにメリットを伝えればいいかと言うと、そうではありません。自分の安眠の重要性を延々と語っても、パートナーはいい気がしません。
ここはひとつ「あなたの体をきづかって」というスタンスで行きましょう。「あなたの体が心配だから、安眠してほしい」「仕事に差し障ることがないよう、睡眠をとってほしい」「快適に眠ってほしい」と伝えます。
パートナーが難色を示したら「週末は一緒の寝室で寝ましょう」と提案してみてはどうでしょうか。
夫婦の寝室を別にするメリットは意外に多い!自分を大切にできる人は、パートナーも大切にできる
日本では、約半数の夫婦が寝室を別にしています。しっかり良質の睡眠をとって、健康な日々を過ごすことはとても大切です。
自分と自分のペースを大切にできないと、だんだん自分がすり減っていきます。だから、ぜひ自分を第一に考えて、いたわってあげましょう。
心も体も元気な人が、パートナーのことを考えたり、大切にしてあげられるのです。夫婦の寝室が別かどうかだけが夫婦仲を決定するのではありません。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
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