【三毛根子のおしゃれ探訪・第一回】「なんか違う」を解決するパーソナルスタイリング

どうして似合わないの？原因は「ポイントを押さえていないから」

買ってきた服を着てみたらなんだか違う、お店で見たのと同じ雰囲気にならない……と悩んだ経験、きっと誰にでもありますよね。
そんな時私たちは「痩せていないから」や「スタイルが良くないから」と自分を責める気持ちになってしまいがちです。

でも、ちょっと待ってください。
その服が似合わないのは、ちょっとしたコツやポイントを押さえていないからかもしれませんよ。
たとえばベルトでウエストをマークする、トップスをインする、小物を使って華やかさを足すなどすると、今までいまいちだったお洋服も素敵に着こなせる可能性があります。

こうしたパーソナルスタイリングはその人の魅力を生かし、より輝けるファッションづくりに有用です。
諦めず、「どうやったらもっと似合うようになるんだろう？」と考えてみましょう。

まずは自分がどんな特徴を持っているのか知ることが大切です。
骨格はどうか？パーソナルカラーは？顔タイプは？厳密ではなくても、「私はこれに少し近そうかも」くらいの感覚で構いません。
大まかな分類を知っておくだけで、ずっとコーディネートがラクに、楽しくなりますよ！

似合う服は骨格で選ぶ！

似合わせコーデを考える際にまず押さえておきたいのが骨格タイプです。
体のどこにボリュームがあるかによって3つのタイプに分類する方法がポピュラーです。
骨格タイプを意識するだけで似合いやすいコーディネートの傾向を知ることができ、簡単に垢ぬけるようになりますよ。
ここでは骨格タイプに合わせたアイテムの選び方をご紹介します。

骨格ストレート

全体的に立体感のあるボディのストレートさんはグラマラスなスタイルが特徴。
胸元の空いた服装や、タイトスカートで体のラインを出してあげると魅力を生かしたコーディネートになりやすいです。
ゴージャスな雰囲気をすでに纏っているので、あまり華美な装飾をするとやりすぎに見えることに注意が必要です。
シンプルなアイテムを選んでシックにまとめてみて。

骨格ウェーブ

上半身が薄く、華奢なボディのウェーブさんは華やかさが重要なタイプ。
胸元を開けると貧相に見えがちなので、深めのVネックなどは避けるのがおすすめです。
フリルやレースの装飾のついたトップスで顔周りにボリュームを出すと素敵に見えやすいですよ。
下半身に脂肪がつきやすく、ゆったりしたボトムは下重心を加速させてしまうので避けたほうがベター。
フレアスカートなどのふんわりとしたシルエットを上手く使い、スタイルアップを目指しましょう。

骨格ナチュラル

骨感が目立つナチュラルさんはカジュアルな装いが得意。
ゆったりとしたオーバーサイズやスニーカー、ニット帽などを合わせた装いがお似合いです。
レザー素材やざっくりとしたニットが似合いやすいのもこのタイプの特徴。
アクセサリーも太めで存在感のあるものを選んで、モードに仕上げるのがおすすめです。
逆に似合いにくいのはソフトな素材やガーリーなコーディネートです。
肌やボディに張りがあるため、柔らかなテイストはちぐはぐになりがちなのでご注意ください。

パーソナルカラーで選ぶ！

次に気を付けたいのがパーソナルカラーです。
パーソナルカラーに合わせた色を選ぶことで顔色が明るく見えたり、若々しく見える効果がありますよ。
大まかにでもご自分に似合う色の傾向を知っておくと、買い物で事故を起こすことがぐんと減ります。
ここでは各パーソナルカラーに合わせた色選びのポイントを見ていきましょう。

イエベ春

明るい暖色の似合うイエベ春さんはビタミンカラーが得意！
くすんだ色は肌色を悪く見せてしまうため、避けたほうがいいでしょう。
ベーシックカラーではアイボリーやキャメルなど、黄みの多い色が似合います。
明るさが重要なタイプなので、アイテム選びの際は彩度（どれだけくすんでいるか）をチェックしてみてください。

イエベ秋

深みのある暖色が得意なイエベ秋さん。
くすみカラーやブラウンがとてもお似合いになるタイプです。
似合うブラウンの幅が広いので、色々なコーディネートを楽しめますよ。
アクセサリーは断然ゴールド素材がおすすめです。

ブルベ夏

ブルベ夏さんは明るく、涼しげな寒色が得意なタイプ。
にごりのないローズピンクやオフホワイトがよくお似合いになります。
黄みの多いオレンジやピーチは馴染みにくいため少し注意が必要です。
ベーシックカラーでもネイビーなど、少しブルーを感じられる色が似合いやすいですよ。

ブルベ冬

ブルベ冬さんは色選びにひと工夫が必要。
ごく薄いアイシーカラーorはっきりとしたビビットカラーがお似合いになるので、ぼんやりとした中間色を選んでしまうと魅力を引き出せなくなりがちです。
またブラウンやベージュなども苦手傾向アリ。
ベーシックカラーを選ぶ際はブラックや純白に近いホワイトなどですっきりとまとめましょう。

顔タイプで選ぶ！

最後に、顔の各パーツの大きさや距離で決まる顔タイプを見ていきましょう。
お顔全体の雰囲気を把握することで、ファッションのテイストを判断するのに生かすことができます。
細かく分類するとフレッシュやエレガント、ソフトエレガントなどさらに分かれますが、大まかに子ども顔タイプか大人顔タイプかを把握するだけでもファッションが選びやすくなりますよ。

子ども顔タイプ

子ども顔タイプさんはカジュアルなファッションが得意な傾向があります。
シンプルなアイテムでサッとコーディネートを完成させてもこなれて見えるのがこのタイプのいいところ。
Tシャツやスニーカー、キャップなどカジュアル感の強いアイテムも自然に似合います。
綿やリネンなどのざっくりとした素材もお似合い。
半面きれいめ素材は違和感が出てしまうこともあるので、帽子や靴でカジュアルダウンを心がけましょう。

大人顔タイプ

大人顔タイプさんは華やかで綺麗めなファッションを心がけると上手くハマります。
シフォンやサテンなど、高級感のある素材も大得意。
シンプル過ぎると物足りなくなってしまうことが多いので、適度にゴージャスを意識してみて。

カジュアルすぎる格好はやぼったく見えてしまうので注意が必要です。
そんな時はアクセサリーで適度に輝きや華やかさを足してみましょう！
小物使いでアクセントをつけることで手抜きっぽく見えない、上質なカジュアルコーデになりますよ。

パーソナルスタイリングのまとめ

ここまでパーソナルスタイリングについて、大まかな基本をお届けしました。
自分に似合うファッションはどんなものか、少しは想像がつきましたか？
自分の個性を知っていれば、苦手なアイテムやテイストもポイントを押さえて似合わせることが可能となります。
ぜひご自分の特徴を理解して、ファッションをもっと楽しみましょう！