髪の毛の静電気の原因や対策4選！オイルやブラシで静電気をすっきり撃退！

そもそも静電気とは？

乾燥する冬場になると発生しやすいのが静電気です。
誰もがその存在に不快な思いをした経験があるでしょう。

そもそも静電気とはいったい何なのでしょうか？
物体は全てにプラスとマイナスの電気を持ち合わせていて、通常は同じ数のプラス、マイナスを持ちバランスを保っていますが、物体同士が衝突するとマイナス電気を引っ張る力が強い物体にはマイナス電気が多く集まります。

この電気のバランスが崩れている状態が静電気です。

髪の毛に静電気が起きる原因

静電気は主に乾燥が原因となり起こります。
通常静電気は発生すると水分に放電されますが、乾燥している状態では放電できる水分が少なく静電気は蓄積されます。

蓄積された静電気は、体や衣服同士が擦れた時などに放電しバチッと痛みを感じたり髪の毛が逆立ったりするなどしてその存在を認識できるでしょう。
また、お肌や髪の毛など、体内に水分が少なく静電気をため込みやすい「帯電体質」である人も静電気を起こしやすくなります。

髪の毛の静電気対策4選

髪の毛の静電気は髪を逆立つ、顔に張り付くなど、綺麗にヘアセットしても静電気が原因でボサボサになってがっかりしてしまうことも多いですよね。
そんな髪の毛の静電気対策の基本はしっかりと保湿することです。
髪の毛だけでなく、全身保湿、身近な環境でも乾燥を防ぐ、ということを意識することがポイントです。
ここでは静電気を防ぐための保湿対策として4つご紹介します。

日頃の保湿ケアにぜひ役立てて下さいね。

髪の毛の静電気対策1：髪の毛をしっかり保湿する

髪の毛が乾燥していることで髪にも静電気は起きやすくなります。
ヘアケアの際には髪の保湿もしっかりして静電気の発生を抑えましょう。

そんな 髪の保湿に有効なアイテムがトリートメント。
トリートメントはシャンプー後に使って洗い流すタイプと、入浴後髪を乾かす際に使う洗い流さないタイプがあります。

通常はどちらかを使用する人が多いですが、静電気対策のためにはこの2つのタイプのトリートメントの併用をおすすめします。

髪の毛の静電気対策2：部屋全体を加湿する

部屋の湿度によって、髪の毛に静電気が起きやすくなってしまいます。
特に乾燥しやすい季節は加湿器を利用するなどして、部屋の湿度を下げないように注意したいですね。

ちなみに髪に理想的な部屋の湿度は50％から60％程度です。
洗濯物を部屋の中に干す、水を入れたコップや洗面器を置く、床を水拭きしておくなど、加湿器を使わずに部屋を加湿する方法はいろいろとありますので、部屋の湿度が低い時は、ぜひ試してみましょう。

髪の毛の静電気対策3：服にも気を配る

衣服にはプラスの電気を帯びやすい素材とマイナスの電気を帯びやすい素材があることをご存知ですか？
マイナス電気を帯びやすい素材はポリエステルやアクリルなどが挙げられます。

そしてプラス電気を帯びやすい素材はウールやナイロンといった素材で、 プラスかマイナスのどちらかの性質をため込みやすい素材は静電気が起きやすくなります。
一方で綿、麻、絹などの天然素材は水に混ざりやすい親水性なので帯電しにくく、静電気の発生率は低くなります。

素材の組み合わせによって静電気が起きていることも

寒い季節はセーターとシャツという組み合わせで重ね着をすることも多いですよね。
セーターがウール、シャツがポリエステルだった場合は、それぞれが異なる性質の素材であるため2つの素材が擦れ合うことで（重ねて着ることで）静電気は起きやすくなります。

静電気を防ぐためには同じ性質の素材を組み合わせるか綿や麻などを取り入れること。
帯電しにくい天然素材を取り入れることで性質が異なる素材でも静電気を防げますよ。

髪の毛の静電気対策4：ボディケアをする

静電気は起こしやすい体質の人と起こしにくい体質の人がいることをご存知でしたか？
乾燥する季節になると静電気にいつも悩まされてしまうという人は、体に電気をため込み易い「帯電体質」の人です。

帯電体質になってしまう原因はさまざまですが、乾燥肌もその一つです。
潤いのある健康な肌なら静電気はその水分を通して自然と体外へ放電されます。

髪の保湿はもちろん、ボディケアにも気を配り毎日全身を保湿するようにしましょう。

髪の毛の静電気対策で意識したい5つのアイテム

静電気を防止するためには、健康な髪を保つためのヘアケアが重要になってきます。
毎日のヘアケアで欠かせないヘアブラシやヘアケア剤は、お気に入りのアイテムがあるという人も多いでしょう。

そのアイテムも選び方を少し変えてみるだけで、充分に静電気対策に使えますよ。
ここでは静電気対策に効果的なアイテムを5つ紹介します。

髪を傷める原因となる静電気を防いで健康な髪を保つためにも、ヘアケアアイテムを見直してみませんか？

意識したい静電気対策アイテム1：ヘアオイル

ヘアオイルは植物性や鉱物性のオイルが主成分のヘアケア剤で髪の乾燥を防いだり適度な油分を補ったりしてくれる効果があります。
髪が乾燥してパサついている状態は静電気を起こしやすくなります。

ヘアオイルで髪の毛をコーティングすることで、髪の潤いを保ち摩擦による静電気の発生を防ぐこともできますよ。
静電気が気になる季節は、軽くタオルドライした後やパサつきが気になる時などにヘアオイルをヘアケアに加えてみましょう。

意識したい静電気対策アイテム2：ヘアブラシ

髪のブラッシングでは髪とヘアブラシの摩擦で静電気が起きてしまいます。
静電気は髪を傷める原因にもなるため、綺麗な髪を保つためには静電気を起こさないブラッシングの工夫が必要ですよね。

ブラッシングの度に静電気が起きる場合は、比較的静電気が起きにくくなっている木製素材のブラシを使ってみましょう。
プラスチック素材のものでも使用前に濡らして使うと静電気の発生を抑えられますよ。

意識したい静電気対策アイテム3：ヘアミスト

トリートメントやフレグランス効果があるヘアミストは、スタイリングの時に使うと寝ぐせ直しもできて便利なアイテムですよね。
乾燥した髪に潤いを与えてくれるヘアミストは静電気対策にもおすすめのアイテム。

特に静電気が起きやすい季節は、帯電防止剤が含まれるヘアミストなら、さらに効果的です。
ヘアミストは外出先でも気軽に使えるアイテムなので、静電気が気になる季節には常備していたいですね。

意識したい静電気対策アイテム4：ヘアクリーム

ヘアクリームは傷んだ髪を補修し乾燥から守る効果が高いアイテムです。
ヘアクリームはオイルやミストなどと比較すると適度な栄養が含まれ、比較的髪の補修にも優れたアイテムといえます。

髪のダメージを蓄積し続けてしまうと乾燥して髪はパサつき静電気を起こしやすい髪になります。
髪のひどい乾燥や、抜け毛や切れ毛、パサつきなど髪のダメージが気になる人はヘアクリームも毎日のヘアケアに取り入れてみましょう。

意識したい静電気対策アイテム5：シャンプー・コンディショナー

シャンプーの後のコンディショナーやリンスには、髪をなめらかにするだけでなく静電気防止効果もあるとご存知でしたか？
シャンプー後の濡れた髪はマイナス電気、コンディショナーに含まれている界面活性剤はプラス電気を帯びています。

つまり、濡れた髪に違う性質のコンディショナーを使うと静電気が抑えられます。
特に乾燥する季節はモイストタイプを選ぶなど、季節によって髪に必要なタイプを選ぶこともポイントですよ。

髪の毛用の静電気ケア用品がないときの応急処置2つ

外出先などで、今すぐ静電気をおさめたい！という時もありますよね。
しかしそんな時に限って静電気対策のヘア用品を準備していないということもあります。

そんなときは、応急処置として水を使う方法や常備率の高いハンドクリームを使う方法が効果的ですよ。
髪の毛の静電気をとる、とりあえずの応急処置として以下の方法をぜひ試してみてくださいね。

髪の毛を水で濡らす

水がある箇所に静電気は発生しないので、両手のひらや指の腹を上手に使って静電気が気になる箇所を水で濡らしてみましょう。
水の効果で静電気を抑えることができますよ。

即効性はありますが、乾いてしまうとまた静電気が発生してしまうことも多いので、その場しのぎにしかならない方法ではあります。
とりあえず静電気を抑えたい、という時には効果的なので試してみてくださいね。

ハンドクリームを使う

ヘアケアアイテムではありませんが、 ハンドクリームも静電気をおさめる応急処置として活用できるアイテムです。
外出先でもハンドクリームは常備しているという人は多いですよね。

特に乾燥する季節は持ち歩いている人は多いのではないでしょうか。
油分を含むハンドクリームを髪に付けることで、髪1本1本がなめらかになり摩擦を防ぐことで静電気がおさまりやすくなります。

保湿効果があるので水よりも効果は長持ちしますよ。

髪の毛の静電気対策をしておしゃれを楽しもう

綺麗にセットした髪に静電気が起きてしまうと気持ちも沈んでしまうし、あのバチッとした痛みも不快でできれば外出先での静電気は防止したいですよね。

静電気を抑えるために重要なポイントは髪を乾燥させないことです。
髪だけでなくお肌の乾燥を防ぐことでも髪の毛の静電気対策になりますよ。

しっかりおしゃれを楽しめるように、日頃のヘアケアやボディケアでは保湿を心掛けて、静電気の起こりにくい健康な髪をめざしましょう。