髪の伸びる速さはどのくらい？髪を健康的に伸ばすコツ4選も紹介

髪が伸びる速さとは？

みなさんは「髪がなかなか伸びない」と悩んだ経験はありませんか？
一般的に、髪は 1日で0.3～0.4mm、1ヶ月で1cmほど、1年で12cmほど 伸びると言われています。

髪を切りすぎてしまった、成人式に向けて伸ばしたい、などといったときに、できるだけ早く髪を伸ばしたいですよね。
ここでは、性別や年齢などによって違う髪の伸び方や、髪を早く伸ばす方法、やってはいけないことを解説していきます。

ぜひ参考にして、健康的に髪を伸ばしていきましょう。

髪が伸びる速さに個人差はある？

髪が伸びる速さには個人差はあります。
髪が伸びるのが速い人もいるし、遅い人もいます。

また、同じ人でも伸びる速さが一定とは限りません。
ではどのような違いがあるのでしょうか。

性別・年齢・髪質にわけて、それぞれ理由とともに紹介します。

男性の髪が伸びる速さ

髪の伸びる速さは性別によって違うのでしょうか？
明確な違いはありませんが、性別によっても差はあります。

男性の髪が生えてから抜け落ちるまでの周期（＝毛周期）は、3～4年程度です。
毛周期は 成長期・退行期・休止期 で構成されています。

男性はこれらのサイクルが短いため、髪が伸びるのが遅いと言えます。

女性の髪が伸びる速さ

髪の生え変わる期間である毛周期は、男性の3～4年程度に対し、女性は5～6年程度となっています。
一般的に、髪の伸びる速さは 男性よりも女性の方が速い です。

その理由は女性ホルモンが関係していて、髪の成長を促しているからです。
女性の髪が年齢によって伸びにくくなるのは、女性ホルモンが減少する代わりに男性ホルモンの作用が強まるからです。

髪が伸びる速さは年齢によって変わる？

先述したように、年齢によって伸びる速さも違います。
男女ともに年齢が上がるにつれて髪の伸びる速度は遅くなるし、量も少なくなります。

毛母細胞という言葉を聞いたことがありますか？
主な働きは髪の成長を促すことで、分裂を繰り返して髪の毛を作ります。

この毛母細胞は若いときに活性化し、その後だんだんと働きが弱まっていきます。
伸びる速さが年齢によって違うのもこのためです。

髪が伸びる速さは髪質によって変わる？
髪の伸びる速さは髪質によっても異なります。
これは見た目によっても個人差はあります。

例えばパーマをかけてる人はストレートの人より伸びるのが遅いと感じるでしょう。
縮毛矯正をかけている場合も、髪が伸びないと感じる原因になります。

大事なことは、パーマや縮毛などで髪を痛めているということは、その分髪が伸びにくくなってしまうという点です。
髪を伸ばしたい人は、できるだけ痛めないように 気を付けましょう。

髪を早く伸ばすコツ4選

このように、髪の伸びる速さには個人差があります。また、季節や気温 によって変わることもあります。
ここからはどうしたら髪を早く伸ばせるのか、そのコツを紹介します。

小さな心がけで変わることもあるので、ぜひ実践してみてください。
とにかく継続が大切なので、長期的に続けることをおすすめします。

髪を早く伸ばすコツ1：頭皮マッサージ

髪を早く伸ばすコツ1つ目として、まず、頭皮マッサージの方法を紹介します。
頭皮マッサージをすると血行が促進されやすくなります。

頭皮マッサージで注意することは、爪を立てない ということです。
指の腹を使って頭皮を揉むように優しくマッサージをするようにしましょう。

このように頭皮マッサージは、とても簡単で費用がかからないのでおすすめです。
テレビを見ている間やお風呂に入っている間など空いた時間を活用できます。

髪を早く伸ばすコツ2：栄養のある食事

髪を早く伸ばすコツ2つ目は、栄養のあるバランスの取れた食事をとることです。
特に髪に必要とされているのは、「タンパク質」、「亜鉛」、「ビタミン」 の3つです。

例えば肉、魚、卵、ほうれん草などを食事に取り入れるといいでしょう。
しかし、これらの食品ばかりを食べるのはNGです。

大切なのは、バランスの良い食事を摂るということです。

髪を早く伸ばすコツ3：育毛ヘアケア

髪を早く伸ばすコツ3つ目は、育毛ヘアケアです。
育毛シャンプーや育毛剤などは効果があるのでしょうか？

育毛ヘアケアによって 髪のつやを保ったりつやを与える という効果は期待できます。
育毛剤には血流を促すものもあります。

おすすめなのは、育毛ヘアケアと合わせて頭皮マッサージを行うことです。
こうすることによって頭皮環境を整えられやすくなります。

効果がすぐに現れるわけではないので、使い続けることが大切です。

髪を早く伸ばすコツ4：質のいい睡眠

髪を早く伸ばすコツ4つ目は、睡眠です。
質のいい睡眠をとることも髪の伸びる速さに影響します。

最低でも 夜22時から2時 の間に寝ることをおすすめします。
この時間は睡眠に最適な「ゴールデンタイム」と言われています。

睡眠をしっかりとらないと髪の伸びは遅くなりやすくなります。
なにより睡眠をきちんと取らなければ健康に害が出てしまいます。

できるだけ早寝・早起きを実践し、規則正しい生活を送ることが髪を早く伸ばすことにもつながります。

理想の髪を育てるための生活改善方法とは？

髪を早く伸ばしたいのにあまり伸びない、という人は、他の人と比べて何が違うのでしょうか？
上で記した方法を試してみても、髪が伸びている気がしない、という人はまずは
生活習慣を見直してみましょう。

やってはいけないこと

ここでは、髪が伸びるのを妨げてしまうかもしれない、いくつかのやってはいけないことを挙げていきます。
この間違った習慣を正していけば、髪の伸びる速さにも期待ができるでしょう。

「髪を伸ばしたいのになかなか伸びない」と悩んでいる人は、参考にして生活を改善していきましょう。

喫煙

まずは、喫煙です。
喫煙することで髪にも様々な悪影響を及ぼすことを知っていますか？

タバコに含まれるニコチンは、血管や自律神経に影響を与えます。
血管が細くなると髪にまで栄養が行かなくなり、自律神経のバランスが崩れると毛穴が詰まりやすくなります。

こういった理由から髪が伸びなくなってしまいます。
頭皮にも悪影響があるのでなるべく控えるようにしましょう。

夜更かし

夜更かしも髪に悪影響を及ぼします。
睡眠に最適な「ゴールデンタイム」の間に熟睡していると、成長ホルモンが分泌されます。

しかしこの時間に起きていると成長ホルモンは分泌されません。
夜更かしを続けていると、抜け毛や薄毛にもつながってしまいます。

ついついやってしまう夜更かしですが、髪を早く伸ばしたいという人はなるべく早く寝るようにしましょう。

髪を引っ張る

髪を引っ張ったからといって髪の成長につながるわけではありません。
無理やり引っ張ると、毛根への負担が大きくなるだけでなく、髪にハリやコシがなくなってしまいます。

結果として 枝毛や切れ毛 など髪を痛める原因になります。
マッサージなどを行って血行を良くしましょう。

伸びる速さや伸ばすコツを知って健やかな髪に育てましょう！

髪の伸びる速さは人によって違います。
ただ、ちょっとした心がけを持ち続けることで髪が伸びやすい環境を作ることは可能です。

髪を伸ばすために大切なことは、正しい生活習慣を心がけることです。
みなさんもぜひ生活習慣を見直して、健康的な髪を育てていきましょう！