低温デジタルパーマとは？パーマとの違いとメリット＆デメリットを解説

低温デジタルパーマとは

低温デジタルパーマとは、通常の方法に比べ、非常に低い温度でパーマを掛けていく施術のことです。
ウェット状態のまま施術を終えますよ。

ダメージが少なく、ふんわりと自然な動きが出せます。
わざとらしいカールよりも、ゆるふわなスタイルが好きな方には特におすすめ。

低温デジタルパーマはこんな人におすすめ

次に、低温デジタルパーマが向いている人を詳しく見ていきましょう。

デジタルパーマに向いてる髪質

低温で施術を行っていくため、通常に比べて傷みを抑えていくことができます。
また、ひどい個所は薬剤を塗り分けたり、全体の薬剤の量を少なく調整していくこともできるでしょう。

髪が細く、柔らかい人で、普通はすぐに取れてしまったり、思うようにかからないと悩んでいる方も、なりたいスタイルに近づけやすいですよ。

デジタルパーマに向いてない髪質

弱い薬剤で低温で仕上げていくので、がっちりかけることはできません。
一本一本が太く、もともとまっすくな髪質をしている方は、思うようになりにくいです。

また、普段からかかりやすい人も、良さを思うように感じられず、ゆるふわ感が出にくいことも。
髪が短い方も、髪の動きが出にくいのでおすすめできません。

低温デジタルパーマのメリット

低温デジタルパーマのメリットにはどんなものがあるでしょうか？

1. 傷みにくい
2. ゆるふわに仕上がる
3. 短時間で施術を終えられる
4. ナチュラルな質感
5. 長期間キープ

次に、低温デジタルパーマのメリットを詳しく見ていきましょう。

①傷みにくい

60度以下の熱で仕上げていくため、比較的ダメージを抑えながら施術をつけることができます。
髪が傷みやすい方でも、安心して楽しめるでしょう。

髪を傷めずにできるので、つやつやのきれいなカールが作れます。

②ゆるふわに仕上がる

通常のは、カールがきつくなってしまい、思った以上にわざとらしくなることも。
しかし、大きめコテで巻いたかのようなゆるふわになりますよ。

毛先だけワンカール巻いてみたり、全体をふんわりとボリュームアップしてとりいれていきましょう。

③短時間で施術を終えられる

4時間ほどかかる場合もあり、忙しい人にはなかなか施術する予定が立てられません。
仕事終わりに美容院で施術を受けることが、間に合わないこともあります。

薬剤を掛け、ロットに髪を巻き、熱を加えるまでの過程が非常にスピーディです。
全ての工程を終えるまでに2時間ほどで完了するので、仕事終わりの時間を使っても可能ですよ。

④ナチュラルな質感

しっかりかけようとすると、カールは強くなるものの、その分髪質も変化してゴワゴワの固い指通りになってしまいます。
髪が傷んでいるように見えてしまうこともあるでしょう。

低い温度で優しくカールをつけていくので、自分の髪質を活かしたままのナチュラルな質感に。
指通りも滑らかで、海外の女性のようなゆるふわ感を出すこともでき、高級感もアップ。

こなれた雰囲気を目指すなら、取り入れていきたいですね。

⑤長期間キープ

髪の毛が柔らかかったり、細い人は、いくら強い薬剤を使ったり、高温で熱を加えてもキープできません。

かえってナチュラルで柔らかい自然なスタイルを作ることができますよ。
もちもよく、2か月ほどはスタイルキープが可能です。

毛先にカールをつけた場合、カットをすればカールが取れてしまうので注意してください。

低温デジタルパーマのデメリット

低温デジタルパーマのデメリットにはどんなものがあるでしょうか？

1. 髪質によってはかからない
2. ヘアセットが大変
3. スタイルチェンジが大変

次に、低温デジタルパーマのデメリットを詳しく見ていきましょう。

①髪質によってはかからない

傷んでいる髪や、細く柔らかい髪に対しては◎
しかし、一本一本が太くしっかりしている健康的な髪質の場合は、思うようにできない場合も。

低温で優しく癖付けしていくため、しっかりしたまっすぐな髪は、思うように掛けられないのです。
初めて挑戦する際には、一度美容師さんに相談してから行うべきですね。

② ヘアセットが大変

通常は、水に濡らしたり、スタイリング剤を揉みこんでいくだけで復活してスタイリングを行うことができます。
しかし、緩く柔らかなカールなので、これだけではスタイリングを完成させることはできません。

自身で髪の流れを整えたり、コテを使って足していくことで、完成度を高めることができますよ。

③スタイルチェンジが大変

一度かけるともちがいいので、途中で変えることが難しくなってしまうのです。
失敗したと思っても、後からまっすぐにしたり、位置を変えていくことは不可能でしょう。

しばらく時間が経つのを待つしかないので、あらかじめきちんとイメージを固めてから施術を行ってください。

低温デジタルパーマはどれくらいもつ？

平均して2か月ほどスタイルをキープすることができます。
ショートやミディアムで毛先にワンカールだけ入れた場合、カットしてしまうとすぐに取れてしまうこともあります。

また、髪が伸びた場合は、全体にかけなおすのではなく、上にかかる髪だけかけなおせば、再びきれいな髪型を作ることもできますよ。

低温デジタルパーマのヘアスタイル集

低温デジタルパーマのヘアスタイルにはどんなものがあるでしょうか？

①波巻きロブ

緩く出るカールを利用して作るロブスタイルです。
ボリュームが出過ぎないので、こなれた雰囲気に。

アレンジもしやすく、どんなファッションにも合わせやすいですよ。
傷んだ髪でも安心して施術できるのもうれしいですね。

②ミディアムレイヤー

レイヤーを大胆に入れることで、動きのあるスタイルに。
毛先を大きくカールさせると、かわいらしく、女性らしい雰囲気もアップしますよ。

髪も傷まず固くなることもないので、しなやかに仕上がります。
シースルーバングと合わせてトレンド感も出していきましょう。

③毛先ワンカール

毛先にワンカール動きを入れるだけでも、雰囲気は大きく変化します。
特に、ロングヘアは、切りっぱなしの状態からカールをつければ、女性らしさやしなやかさがアップ。

髪質はいつも以上に柔らかく見え、広がりを抑えることもできるはず。
アレンジしたときもおさまりが良くなるので、取り入れてみてくださいね。

毛先をカットすれば、すぐにストレートヘアにイメチェンすることも可能です。

④無造作ショート

ショートでも重たく見せたくないなら、毛先に動きを出していくスタイルがおすすめ。
緩くふわっとカールさせれば、外国の少女のようなあか抜けた髪型に。

髪色も少し明るくすれば、髪が短くてもかわいらしくなりますよ。
トップにボリュームを持ってくることで、スタイルアップ効果も期待できます。

そのまま髪が伸びた状態でも、毛先だけカールが残って新たなスタイルを楽しめるはず。

⑤外はね

毛先を外にハネさせる低温デジタルパーマスタイルは、いまだに根強い人気を誇っています。
しかし、毎朝スタイリングするのはなかなか面倒に感じる場合もあるかも。

あらかじめカールをつけておけば、毎日の朝の支度も時短できますね。
角度を緩くしているので、子どもっぽくなりすぎず、大人でも取り入れやすいでしょう。

程よく抜け感があり、ナチュラルな雰囲気にもピッタリ。

⑥ゆる巻きヘア

自分でコテを当てて作ったようなゆる巻きヘアを作るなら、低温デジタルパーマがおすすめです。
海外風の華やかさを出しながら、けばけばしさはありません。

もともとのくせ毛のような仕上がりで、ナチュラルな色気もで出ますよ。
重ためのミディアムヘアで、レイヤーを毛先に少し入れて動きを出していけばOK。

毛先を中心にカールをつけることで、Aラインの女性らしいシルエットを作れます。

⑦内巻き

どんな女性でも似合いやすく、人気の髪型である内巻きボブも、あらかじめ癖付けておけば朝のスタイリングはとっても楽になります。

緩いカールをつければ、可愛くなりすぎず、大人な仕上がりに。
あえて前髪はオン眉でアクセントにしていくのもいいですね。

ボブだけでなく、ミディアムや、ロングヘアに活用していくのも◎
毛先が内側に入るだけで、アレンジも一気にこなれた感が出てきます。

低温デジタルパーマを取り入れて新しいヘアスタイルに挑戦しよう

低温デジタルパーマは、緩くふわっとした自然なカールをつけていくことができます。
わざとらしいきつめなカールや、髪がごわつくことが嫌な方にはぴったりの方法ですよ。

また、低温でカールをつけていくことができるので、ダメージ毛や、髪が傷みやすい方にも安心です。
今の髪型に飽きてしまった方は、低温デジタルパーマを取り入れて新しいヘアスタイルに挑戦していきましょう。