【美容師監修】ブリーチなしの明るさの限界は?黒髪と茶髪の限界&明るくするコツ
ブリーチなしで明るい髪になりたいと考える方も多いと思いますが、どれくらいの明るさまで出すことができるのでしょうか。 今回は、ブリーチなしの黒髪と茶髪の明るさの限界や、ブリーチなしで明るくする方法について、現役美容師に教えていただきました。 ブリーチをすると髪へのダメージが大きいから…と明るいヘアカラーを諦めていた方、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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ブリーチなしには明るさの限界がある!
そもそもヘアカラーには1レベル~20レベルまでの明るさのレベルがあり、数字が大きくなればなるほど髪が明るいことを意味しています。
なお、日本人の髪の毛は赤みを帯びており、4レベルが一番日本人の地毛に近いカラーレベルだと言われています。
そして、ブリーチなしで染める場合には、明るさの限界があることを知っておかなければなりません。
日本人の髪は黒く、黒は数ある色の中でも一番暗い色なので、ヘアカラーをしても思った通りの色が入りにくい色なのです。
そのため、本来明るい色に染めるためには、ブリーチをしてメラニン色素を抜いて地毛を明るくする必要があります。
しかし、ヘアカラー剤の中にもメラニン色素を抜く成分が含まれているので、ある程度のカラーレベルまではブリーチなしでもキレイに染めることができます。
\ブリーチ無しの明るさの限界はこれくらい!/
提供@yuya_yokoe
美容師監修!ブリーチなしの明るさ限界【黒髪から】
黒髪の場合は、ブリーチなしだと12までのトーンカラーがヘアカラーで出せる明るさの限界だとされています。
12トーンのカラーは明るめの茶色ですが、その分色落ちも早くて髪が伸びてくると根元の髪との色の差が目立つようになるので、頻繁に根元を染め直す必要があるカラーとなっています。
\12トーンってこれくらい!/
提供@yuya_yokoe
12トーンはヘアカラーではライトレベルと呼ばれていて、12トーンまでいくとパッとみた見た目でも明るさが分かりやすくなってきます。
髪のアンダーの赤みはかなり少なくなるので、色味の印象がベージュっぽい印象になってきます。
屋内での印象も明るくみえますが、縛ったりワンカールにしたりまとめていれば、まだナチュラルな印象に見せることもできる明るさです。
屋外だと、元々の赤みが少ない人の場合、金髪に近く見えてくることもあるくらいの明るさです。
美容師監修!ブリーチなしの明るさ限界【茶髪から】
茶髪の場合は、ブリーチなしだと14~15トーンまでのカラーがヘアカラーで出せる明るさの限界だとされています。
茶色は黒色よりも明るい色なので、ブリーチなしでもかなり明るく染まります。
\14~15トーンってこれくらい!/
髪の赤みはほとんどなくなってきて、黄味が強く出るようになってくるので、かなりベージュっぽい印象やミルクティーっぽい印象のカラーになってきます。
屋内、屋外どちらでみても金髪に近い見た目の印象になるでしょう。
ダメージレベルはほとんどブリーチしているのと同じくらいになってくるので、パーマやストレートパーマは基本的に出来なくなってきます。
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そもそも「ブリーチ」とは?
そもそも「ブリーチ」とは、髪の毛の色素を抜くための脱色剤のことを指します。
これは主に金髪のような明るい髪色や、青やピンクといった個性的で派手な髪色にしたい時に使います。
日本人は髪色が黒ですが、黒という色は数ある色の中でも一番暗い色ですので、黒髪のままでヘアカラーをしても思っているような色合いに髪を染めるのが難しいのです。
例えば、黒色のマジックの上から赤色のマジックを塗っても、本来のマジックの色のような赤色にはなりませんよね。
ヘアカラーをする際にもそれと同じことが言えて、ヘアカラー本来の色合いを出すためには、ブリーチをしてメラニン色素を抜いて地毛を明るくしてから、ヘアカラーを行う必要があるのです。
なお、普通のヘアカラー剤にも少量ですがメラニン色素を抜く成分が含まれているので、暗めのカラーに染める場合はわざわざブリーチをしなくても十分綺麗に染まります。
ブリーチのメリット・デメリット
メリット
ブリーチのメリットとしては、やはりブリーチをしなければ入らないようなヘアカラーに染められるという点が最大のメリットです。
例えば、日本人の髪色は赤みを帯びているので、青やアッシュなどの寒色系のヘアカラーに染める場合はまずブリーチを行う必要があります。
ブリーチをしないで染めてしまうと、ヘアカラー剤の色が地毛の赤みに邪魔されて緑っぽい色や焦げ茶のような色になってしまい、思っていた通りの色合いに染めることができないのです。
しかし、ブリーチを使って地毛のメラニン色素を抜くことで、青系の色が赤系の色に邪魔されず、本来のヘアカラー剤に近い色合いの髪に仕上げることができるのです。
\ブリーチヘアは透明感UP!/
写真うつりも、透明感が出て◎
デメリット
ブリーチのデメリットとしては、髪が傷んでしまうという点が最大のデメリットです。
ブリーチやヘアカラー剤にはアルカリ剤が含まれており、髪の毛にアルカリ剤を塗布するとキューティクルが開いて、ブリーチやヘアカラーの薬剤が髪の毛の中に浸透していきます。
なお、ブリーチはヘアカラー剤と比べて20倍ものアルカリ剤が含まれていると言われています。
そのため、ブリーチを使う回数が多ければ多いほど、髪の毛の中にあるタンパク質が失われてハリやコシがなくなってしまうのです。
また、ブリーチした髪はヘアカラーが抜けやすいというのもデメリットのひとつです。
そのため、ブリーチをする必要のある明るいヘアカラーにしても、色持ちは非常に悪いので、数週間程度でブリーチした直後の金髪に戻ってしまうことが多いです。
ブリーチはしない方がいいの?
ブリーチは、髪が傷んでしまうというデメリットがあるので、ブリーチをする必要がないならやらないに越したことはありません。
しかし、ブリーチがないと思った通りの色味が入らないようなヘアカラーに染めるのであれば、ヘアカラーをする前にブリーチをした方が確実に良いです。
そもそも、思った通りの色味が出なくて後悔するくらいであれば、最初から髪を染めない方がマシだと言えるでしょう。
そのため、明るめのカラーに染めたいというのであれば、ブリーチによる髪へのダメージはある程度許容しなければなりません。
\色落ちまで楽しんで!/
ブリーチなしで明るくする方法とは?
では、ブリーチなしで明るくする方法をみていきましょう。
- 明るめのヘアカラー剤を数回使用する
- 黒髪でも色が綺麗に出るヘアカラーに染める
続いて、ブリーチなしで明るくする方法を、それぞれ詳しくみていきます。
方法① 明るめのヘアカラー剤を数回使用する
ブリーチなしで髪を明るくするためには、明るめのヘアカラー剤を数回使用するという方法があります。
普通のヘアカラー剤の中にもメラニン色素を抜く成分が含まれていますし、重ね塗りすればするほどそれだけたくさんの染料が髪の毛の中に浸透していくので、色味もしっかりと入って髪を明るくすることができます。
ただ、同じ日に何度もヘアカラー剤を使うと髪がひどく傷んでしまうので、最低でも一週間以上は間を空けてから再度ヘアカラーを行うようにしましょう。
また、いきなり市販のヘアカラー剤で自分で染めるのではなく、一度行きつけの美容院の担当の美容師さんに相談されることをおすすめします。
方法② 黒髪でも色が綺麗に出るヘアカラーに染める
ブリーチなしで髪を明るくするためには、黒髪でも色が綺麗に出るヘアカラーに染めるという方法もあります。
日本人の黒髪は赤みを帯びているため、ブラウンや赤などの暖色系のカラーは色が綺麗に出やすいです。
一方、青やアッシュなどの青みを帯びている寒色系のカラーは、黒髪でブリーチなしだと色が綺麗に出ません。
そのため、黒髪でブリーチなしでも髪を明るくするためには、明るめのブラウンや赤などの暖色系のカラーに染めることをおすすめします。
Q.ブリーチなしで明るく見せるには?
A.ベージュやゴールド系のカラーリングがおすすめ!
アッシュ系、バイオレット系を選ぶと、同じ明るさでも色味が暗く見えやすいので注意!
ライトレベルのカラーを2回に分けてカラーするダブルカラーもオススメ。
ブリーチするよりも傷まずに、明るさも明るくなって色味もしっかり出ますよ。
ブリーチなしでも明るく染まるヘアカラー
では、ブリーチなしでも明るく染まるヘアカラーをそれぞれ詳しくみていきます。
カラー① モノトーン
\美容師のおすすめカラー!/
\濃度調節で透明感を出す!/
色味によってモノトーンの濃度を調整して、透け感が出てくるカラーにします。
カラー② グレージュ
ブリーチなしのヘアカラーで特に人気が高いのがグレージュです。
グレージュは透明感があって外国人のような髪色に仕上げることができます。
また、おしゃれでありながらも派手過ぎず、上品で落ち着いた印象を与えるので、大人の女性やビジネススタイルにもよく似あうヘアカラーのひとつです。
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カラー③ ピンク
ピンク系のカラーもブリーチなしで明るく染まるヘアカラーのひとつです。
日本人の髪色は赤みを帯びているので、ピンクなどの暖色系のカラーは寒色系のカラーよりも色が入りやすいのです。
ピンク系のカラーは女の子らしく可愛らしい印象を与えるカラーなので男性ウケも抜群です。
カラー④ ベージュ
ベージュカラーは、黄色味があるのでブリーチなしでも明るくなりやすいカラーのひとつです。
ブリーチなしだとツヤ感もあって柔らかな印象を与えやすいので、年代やシーンを問わずに試しやすいカラーであると言えるでしょう。
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カラー⑤ オレンジ
オレンジ系のカラーは、赤みのある暖色系のカラーですので、黒髪でブリーチなしでも明るく綺麗に染まります。
オレンジ系のカラーに染めることで、表情も明るくなって活発な印象を与えることができるので、くすみに悩んでいる女性におすすめのカラーです。
ブリーチなしのカラーにおすすめの市販カラー剤
おすすめ① ビューティーン メイクアップカラー
「ビューティーン メイクアップカラー」は、ヒマワリオイルとツバキオイルを配合することで、髪を染めながらツヤ感のある髪に仕上げることができるおすすめの市販カラー剤です。
個性的な12色のラインナップで、ブリーチなしでもおしゃれな髪色に仕上げることができます。
乳液をもみ込むだけで簡単に泡立つので、髪全体に行き渡ってムラなく綺麗に染まります。
また、色持ち成分のテアニンとタウリンのWアミノ酸を配合しているので、ヘアカラーをした後の色持ちも良いです。
おすすめ② リーゼ プリティア泡カラー
「リーゼ プリティア泡カラー」は、シルクエッセンスやローヤルゼリーエキスを配合することで、ダメージを軽減しながら濃密な泡でムラなく綺麗に髪を染めることができるおすすめの市販カラー剤です。
ヨーロッパの女性の髪の色をイメージしたカラーがラインナップされており、ブリーチなしでも外国人のような透明感のあるカラーを楽しむことができます。
ヘアカラー剤特有のツンとした臭いを抑えた処方も嬉しいポイントです。
おすすめ③ ビューティラボ ホイップヘアカラー
「ビューティラボ ホイップヘアカラー」は、うるおい成分のはちみつや植物・果実成分が溶け込んだ濃厚でキメ細かいホイップによって、ムラなく綺麗に髪を染めることができるおすすめの市販カラー剤です。
シェイカーを上下に振るだけでキメ細かいホイップを作り出すことができ、シャンプーをするような感覚で髪全体に馴染ませるだけで簡単に髪を染めることができます。
また、アフターカラー美容液が添付されているので、ダメージを受けた髪にうるおいを与えてツヤのある髪に仕上げることができます。
\市販のカラー剤をもっと詳しく!/
市販のピンク系おすすめセルフカラー剤10選!選び方のポイントは?セルフカラー剤の種類 市販のセルフカラー剤は様々な種類があり、どれを購入するか迷ってしまいま...
ブリーチなしでも明るく染まるヘアカラーを実践してみて下さい!
ブリーチなしで出せる明るさには限界があり、ブリーチをしないとブリーチをしてから染めた髪よりも明るく染めることはできません。
そのため、ブリーチなしのヘアカラーはどうしても暗くなってしまいますが、グレージュやミルクティー、ベージュなどブリーチなしでも明るくおしゃれなヘアカラーに染めることは十分可能です。
ブリーチをしたくないという方は、ブリーチでも明るく染まるヘアカラーやブリーチなしでも明るく染められる方法を実践してみて、ツヤのある綺麗なヘアカラーに仕上げてみて下さいね。
出典:Beauty navi
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
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しかし毎日のヘアアイロンなどを併用したりすると、枝毛が出来やすくなるのと、ダメージレベル的にストレートパーマやパーマと併用が出来ない場合も出てきます。