ハイポニキウムとは?ハイポニキウムを伸ばす方法&おすすめアイテム
ネイルに気をつけているおしゃれ女子ならハイポニキウムという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。 きれいなネイル映えする爪を作るなら、ハイポニキウムを育成するのが近道です。 「今さら聞けないハイポニキウムってどこ?」という疑問や、伸ばす方法やアイテムにはどんなものがあるのかについて解説していきます。
人気のおすすめ記事
ハイポニキウムとは?
爪を伸ばすとき、指先のラインを超えてきれいに丸い形になっている人は、ツメ裏と指先の堺の薄皮がきれいに整っています。
ハイポキニウムは、この薄い膜上の爪下皮(そうかひ)のことです。
ハイポキニウムが短く詰まっていると、指先より先のフリーエッジ部分がきれいに整った形の爪を作ることは難しいです。
ネイルが映える爪を手に入れるには、ハイポキニウムを育成することが必須条件なのです。
ハイポニキウムが伸びない原因
では、ハイポニキウムが伸びない原因にはどんなものがあるのでしょうか?
以下のハイポニキウムが伸びない5つの原因をご紹介します。
- いつも爪を短く切りすぎている
- 指先が乾燥している
- 爪の栄養不足
- 指先に刺激を与えることが多い
- 爪の病気
原因①: いつも爪を短く切りすぎている
爪を切る時に指先の輪郭ギリギリまでに切ると、ハイポニキウムが伸びません。
爪と指先の皮膚をつないでいる部分で、ゴミや雑菌が爪の隙間に入るのを防ぐ役割を持っています。
爪切りで切るときギリギリまで切っている、爪を噛む癖があって爪のフリーエッジそのものがない状態が続いている場合、ハイポニキウムは伸びません。
原因②:指先が乾燥している
指先が乾燥していると、皮膚の組織であるハイポニキウムも成長を止めてしまいます。
新陳代謝が活発に行われる条件を整えてあげたほうが成長します。
水仕事を良くする、お湯で手を洗って保湿をせずにいる、いつも手がカサついているというときにはハイポニキウムは伸びません。
原因③:爪の栄養不足・体の不調
栄養状態が悪いと肌や爪が健康的な状態を保てなくなります。
爪の材料となるケラチン、肌や爪の合成に欠かせないビタミンA、ビタミンB2、血流を良くするビタミンEなど、栄養のバランスが崩れるといびつになったり艶がなくなるのです。
ハイポニキウムがちっとも成長してくれない…というときには、食生活や生活のリズムを見直してみましょう。
原因④:指先に刺激を与えることが多い
爪切りや爪噛みだけでなく、ギターを弾く、爪を使ってシールを剥がす、ひっかく動作が多いなど、指先に刺激を与えることが多い人は、ハイポニキウムが伸びにくいです。
ハイポニキウムを育てたいときには、刺激を与える動作を控えて、指先をいたわってあげましょう。
原因⑤:爪の病気や遺伝
爪に細菌が住み着いてしまう「爪白癬」では、ツメがポロポロともろく白くなってきます。
「爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)」でも感染が原因で、爪が浮いてしまいます。
皮膚科での診断・治療が必要な状態です。
他にも、爪が巻いてしまう、反っていて形が整わない悩みが医療機関の受診で改善することがあります。
遺伝的な特徴として、指先にツメが食い込んでくるマムシ指は「短爪症」と呼ばれます。
病気ではありませんが、ネイルベッドの長い爪でネイルを楽しみたい人にとってはコンプレックスに感じることがあります。
手入れで縦長に感じる爪になることもありますし、短い爪を生かしてつけ爪をきれいに保てる長所になることもあります。
ハイポニキウムを育てる方法
では、ハイポニキウムを長く育てるにはどうしたらいいのでしょうか?
以下のハイポニキウムを育てる7つの方法をご紹介します。
- 爪を長めにキープする
- 指先に負担のかかる動作をでいるだけしない
- 保湿クリームで乾燥を防ぐ
- 手袋で指先を保護する
- 食事の見直し・サプリでの補助
- 生活リズムを整える
- ネイルサロン・グッズでお手入れ
方法①: 爪を長めにキープする
爪を切る時に、つい指先の輪郭に沿ってギリギリに切ってしまう人は、ハイポニキウムが成長しにくくなってしまいます。
爪のフリーエッジをある程度保っておくことで、ハイポニキウムが育つスペースが生まれ、長さが出てくるのです。
ハイポニキウムが長くなると、フリーエッジが長くても爪が安定しやすく、きれいなネイルベッドが作られます。
爪を短く切っていると、指先が刺激を受けやすくハイポニキウムが成長しにくいのです。
方法②: 指先に負担のかかる動作をできるだけしない
日常生活では指先を使うことが多く、指先と爪は刺激を受けています。
爪でひっかく、爪の間の汚れを爪ブラシなどでゴシゴシ洗うなどはやめておきましょう。(ブラシは柔らかいもので)
汚れが気になる作業をするときには、グローブをはめて爪が汚れないようにガードすると良いです。
爪の裏に汚れが溜まっているようで洗いたいという人もいますが、ハイポニキウムがしっかり育ってくると、爪と指先の皮膚の間を塞いで汚れにくくなります。
刺激にさらされて、ハイポニキウム部分の皮膚が固くなってしまうと、育ちにくくなるので刺激から守って柔らかく保つ工夫をしましょう。
方法③:保湿クリームで乾燥を防ぐ
スキンケアと同様に、保湿して乾燥を防いでしなやかさを保つとハイポニキウムが育ちやすくなります。
保湿クリームやオイルを使って、指先が乾燥しないようにお手入れしましょう。
手や指のマッサージをあわせて行うと、血流を良くする効果があるので、爪が伸びやすくなりハイポキニウムも育ちやすくなります。
ネイルオイルはハンドクリームよりも浸透がよく、ハイポキニウム育成に向いています。
方法④:手袋で指先を保護する
ハイポニキウムが育ちにくいという人は、途中で剥がれてしまって長さが出ないケースがあります。
手袋は指先の保湿効果を高め、刺激から指先を守ってくれるのでハイポニキウムが途中で剥がれにくくなります。
また、料理やガーデニングのときには、ゴム手袋をして汚れをためないようにします。
汚れから守っておくと、ゴシゴシ洗う事もなくなります。
方法⑤: 食事の見直し・サプリでの補助
ダイエットで栄養に偏りが出ているときには、爪の調子も悪くなります。
艶や滑らかさがなくなり、爪が割れやすくなっている時は、栄養状態を改善しないと健康的な爪のコンディションを保つことができません。
貧血気味のときには爪の色が白っぽくなりますし、栄養状態が悪い爪が割れやすく、ハイポニキウムも育ちにくくなってしまうのです。
ケラチン、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンEなどの栄養素を中心に補給できるように気をつけてみましょう。
方法⑥:生活リズムを整える
睡眠不足、お酒やタバコで体に負担がかかっていると、爪の状態も悪くなってしまいます。
ストレスや仕事で生活が不規則になっていると、肌荒れなどに体調の不良が出やすくなります。
もちろん、爪にも影響が出てきますから、ハイポニキウムを育てたいと思ったら、生活リズムを整えて、新陳代謝・ターンオーバーがスムーズに進むようにしたいものです。
方法⑦:ネイルサロン・グッズでお手入れ
サイロンでのケアを受けると、プロのノウハウでハイポキニウム育成がしっかりできます。
スカルプなどで、爪を保護しながらハイポキニウムの育成をする、爪切りで切らずに伸びしろを残してお手入れするといった方法が実践しやすくなります。
頻繁にサロンに通えないのなら、市販のネイルグッズを使って、ハイポニキウム育成に役立つケアを行ってみましょう。
爪の綺麗な整え方|なりたい爪の種類別の方法&おすすめ爪やすりも爪の基本的な整え方 爪を整えると一口に言っても、本格的なケアが初めてだという人にとっては整え...
ハイポニキウムを育てたいときのNG行動
では、ハイポニキウムを育てたい人がやってはイケないNG行動とはどんなものでしょうか?
以下のハイポニキウムを育てたい時の4つのNG行動をご紹介します。
- 深爪気味に切りそろえている
- ハイポニキウムを押し込んむ
- 爪切り後のヤスリのかけすぎ
- ムリなダイエット
NG行動①:深爪気味に切りそろえている
ハイポニキウムは爪のエッジを支えるようにで伸びてきます。
深爪気味にぱつんと爪切りで切りそろえていると、伸びしろがなくなってしまうのです。
仕事柄、爪のフリーエッジを極力短くしなければならないという人は、ハイポニキウムを育てるのは難しいです。
ピンク色のネイルベッドを大きく、爪の形を整えたいなら、深爪の習慣をやめてエッジを2ミリくらい残すようにしましょう。
NG行動②: ハイポニキウムを押し込んむ
爪の間の汚れを尖ったもので掻き出すクセはありませんか?
爪楊枝やピンセットの先で、爪の裏や爪と皮膚の間をこするとポロポロとゴミが取れることがあります。
きれいにしているつもりでいじっていると、ハイポニキウムが育つの邪魔することになってしまうのです。
薄皮のようなものですから、爪の裏を直接こするのはよくありません。
NG行動③:爪切り後のヤスリのかけすぎ
ハイポニキウムを育てたいなら、爪切りよりもヤスリで手入れしたほうが良いといわれています。
ただし、爪入りで切ったあとに更にヤスリをかけるときには伸びしろを残しておくこと、できているハイポニキウムを傷つけないことに注意しましょう。
爪が伸びるのと一緒に、裏にくっついて伸びていくイメージです。
短く切った爪にヤスリをかけると良くないことが想像できるでしょう。
爪やすりの使い方の基本を徹底解説!正しい角度や種類別の使い方も「爪やすり」とは? 爪やすりを使って普段爪のケアをしているという人はまだまだ少ないですが、実...
NG行動④:ムリなダイエット
お肌に悪いことは、爪や髪にも悪影響を及ぼします。
しっかり栄養素が足りていて、健康なからだを維持できているから、ツヤのある爪や髪になるのです。
厳しい食事制限で栄養が偏っていると、代謝が悪くなり、皮膚や爪の成長が鈍ってしまいます。
ハイポニキウムを伸ばして、きれいな爪を作りたいのに上手くいかないときには、食事を見直してみましょう。
ハイポニキウムが伸びる期間の目安
爪の伸びる速さは、1ヶ月で3ミリ、1日あたり0.1ミリと言われています。
ハイポニキウムは、剥がれずに爪にくっついて保たれていることで伸びてきます。
実際には、ハイポニキウムだけが単独でにょきにょき伸びてくるわけではないのです。
2ミリ程度のフリーエッジを保っていると出てきやすいですが、剥がれてしまうとちっとも見えてきません。
個人差がありますが、全く見えなかった人がハイポニキウムができてきたと感じるのには半年程度かかります。
努力してみたけれど、なかなかできないという人もいます。
ハイポニキウムが剥がれる原因
ハイポニキウムは剥がれると痛みを感じる場合もあり、デリケートな部分です。
ハイポキニウムが剥がれる原因を紹介しましょう。
原因①:爪が短く刺激を受けている
フリーエッジが短いと、そもそもハイポニキウムが定着するスペースが狭く、刺激もうけやすくなります。
爪を噛む癖がある、ギターなどグイグイ指先を押し付けることが多い場合には、深爪のような痛みを感じることがあります。
ハイポニキウムは爪と指先の皮膚の隙間を埋める役割があり、見えているハイポニキウムが剥がれるとピリピリとしてしまうのです。
強い力で皮膚が引っ張られたり、たくさん指先を使うと剥がれます。
原因②:乾燥してしなやかさにかける
皮膚は乾燥してしなやかさにかけると、ヒビ切れを起こします。
ハイポニキウムも角質の一種ですから、乾燥してしなやかさにかけるとピリッと剥がれやすくなってしまうのです。
単純に皮膚の表面が乾燥している場合もありますが、タンパク質・ビタミン類の不足で肌のターンオーバーが乱れている、毛細血管の血流が悪いなど体調や栄養状態が関係している事もあります。
ハイポニキウムが剥がれたときの対処法
きれいな形のネイルベッドを作るために大切なハイポニキウムですが、剥がれてしまったときにはどうしたら良いのでしょう?
以下のハイポニキウムが剥がれた時の対処法5つをご紹介します。
- 清潔と保湿につとめる
- 伸ばしたい爪には保湿ケア
- サプリメントで栄養補給
- やすりで爪を整える
- スカルプなどで爪を補強
対処法①:清潔と保湿につとめる
伸びかけていたハイポニキウムが剥がれてしまったときには、深爪したときのようにピリピリと痛むものです。
気にして触ると刺激で痛みが強くなったり、しみることがあります。
スリ傷にも使える馬油で保湿をすると、ピリピリしにくくなります。
対処法②:伸ばしたい爪には保湿ケア
ハイポニキウムのある爪になりたいのに、すぐに剥がれてしまってなかなか定着しない場合には、ネイルケア専用の保湿オイル、ネイルオイルを使って指先のケアをしてみましょう。
ベースプロテクターを使うと、水仕事が多くてもはがれにくい環境を整えることができます。
対処法③:サプリメントで栄養補給
健康なハイポニキウムを育成するには、栄養状態が整っていることがとても大事です。
剥がれてしまってなかなか成長してこない場合、サプリを活用しても良いでしょう。
対処法④:やすりで爪を整える
爪のお手入れ専用のヤスリ「ネイルファイル」で爪を整えると、微妙な調整がききやすく、爪切りのようにハイポニキウムの伸びしろをなくしてしまうということがありません。
対処法⑤:スカルプなどで爪を補強
爪が薄い、脆いなどの悩みがあるとき、スカルプで補強すると割れや欠けがしにくくなります。
爪そのものが補強されるので、安定感がでてハイポニキウムが剥がれにくくなります。
ハイポニキウムを育てるおすすめアイテム
おすすめ①:ネイルファイル
ハイポニキウムを育てるなら、爪のお手入れはネイルファイルでしましょう。
専用ヤスリで、フリーエッジ2ミリを保っておくと、爪切りで切りそろえるよりも、ハイポニキウムができやすいです。
おすすめ②:ネイルオイル
美しいネイルに必要な成分が調整されたネイル専用オイルを使えば、二枚爪や爪周辺のトラブルを減らせます。
ネイルケア用なら、容器もペンタイプなど塗りやすいかたちいなっています。
ウルンラップネイルセラムオイルは、馴染みの良いシアバター入りで、べとつかずサラリとしたつけ心地です。
爪が割れた時のケア用品としても活躍します。
爪そのもののコンディションを安定させてくれるので、ハイポキニウムを育てたい人いおすすめです。
セルフネイラーおすすめ!ネイルオイル人気おすすめ25選【プチプラ/デパコス/プレゼント】爪も乾燥ケア必須!ネイルオイルって? ネイルオイルとは、繰り返しネイルオフしてダメージを受け...
セルフネイラーにきいた!ネイルケアにおすすめのネイルオイル20選♡種類/選び方/塗り方徹底解説ネイルケアの必需品!ネイルオイルの効果や魅力 \ネイルオイルの主な効果/
comment:爪...
おすすめ③:ネイルクリーム
爪の保湿ケアができるクリームを使うと、甘皮などの皮膚が柔らかくしなやかになります。
爪の裏部分には直接塗りにくいですが、爪全体を健康にして伸びるのが早くなったと感じる人は多いです。
ルシャのネイルクリームは、香りに好みが分かれるものの、浸透が良くべとつかずに使えます。
おすすめ④:ベースプロテクタ
ナチュラリストのベースプロテクタは、微粒子レベルで手を保護してくれます。
美容師の愛用者も多く、水仕事をする人、ネイル好きで指を保護したい人におすすめです。
空気を通して水を通さないハンドジェルなので、まるで手袋をはめたように肌への刺激が軽くなります。
ハイポニキウムや爪を、手荒れしそうな作業から手を守ってくれます。
おすすめ⑤:ネイルむけサプリメント
爪は皮膚の一部で、ハイポニキウムも同様です。
爪が割れやすい、二枚爪になる、ハイポニキウムが育ってくれない…そんな悩みの原因は、ビオチンやコラーゲン、皮膚の生成に関わるビタミン類の不足かもしれません。
食事や生活スタイルの見直しが第一ですが、忙しい毎日のなかで、完璧な食事を取り続けるのは大変です。
サプリなら、必要な栄養素を気軽に補給できて爪の健康をバックアップしてくれます。
ハイポキニウムを育ててネイル映えする爪を手に入れましょう
ネイルベッドが長くきれいな爪には、長くきれいなハイポニキウムできています。
爪と指の皮膚の間の隙間を埋め、爪をしっかり支えてくれるので、ハイポニキウムがしっかりしていると、安定感があります。
丁寧なネイルケアで爪の健康に気をつけてあげると、ハイポキニウムが成長して理想の大きくてかたちの良い爪になれそうですね。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。