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男女200人に聞く!攻撃的な人の割合

あなたの周りには「攻撃的な人」はいますか?
攻撃的に歯向かってきたり、強く主張してくる人とはできれば関わりたくないですよね。

今回は男女200人に、攻撃的な人に出会ったことはあるかどうかをお聞きしました!

Q.攻撃的な人に出会ったことはある?

グラフ_攻撃的な人に出会ったことはある?男性100人へのアンケート
グラフ_攻撃的な人に出会ったことはある?女性100人へのアンケート

なんと男女ともに7割前後の方が「ある」と回答!
攻撃的な人に出会ったことがある方はかなり多いようですね。

例えば、知り合いではなくても、電車内で少しぶつかっただけで思い切り押し返して来られた…なんて方もいるでしょう。
そんな攻撃的な人について、詳しく見ていきます。

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攻撃的なコミュニケーションを取る人が増えている?

守る・防ぐ

なんだか最近、やけにギスギスした人が多いように感じませんか?

みんなが我慢している満員の通勤電車の中で「押されて痛い! 謝れ!」と大声で叫び、隣の客に食ってかかる人。
コンビニのレジで「対応が遅い(悪い)!」と店員を激しく怒鳴り散らす人。

会ったこともない有名人のインスタやブログに、遠慮も優しさもない悪意丸出しの罵倒コメントを書き込む人。
初対面なのに、会うなりあからさまにマウントを取ろうと、敵意むき出しで張り合ってくる人……。

世の中全体がトゲトゲ・イライラしているようです。
それは身近な人も同じ。

同僚やクラスメート、友人や家族、ご近所など、身近な人の中に、ひとりも「攻撃的な人」がいない人は、ほとんどいないのでは?

どうして攻撃的な人は、ケンカ腰のコミュニケーションしか取れないのでしょうか。
攻撃性の奥に潜む心理的な理由はなに?

攻撃的な人そのものを変えることはできなくても、攻撃的な人をうまくかわす対処法と、攻撃ターゲットにされない人の特徴を学べば、毎日のストレスやダメージはぐっと軽減されるはずです。
さっそく学んでいきましょう。

攻撃的な人が抱えている心理

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攻撃的な人が抱えている心理には、主に以下のような要因が考えられます。

  1. 相手を支配したい
  2. 自分に劣等感がある
  3. 注目されたい・褒められたい・尊敬されたい
  4. ストレスフル・悩みを抱えている
  5. 相手に負けたくない
  6. 自己愛が強い
  7. 自分を正当化したい
  8. 被害妄想が激しい
  9. 利得意識が過剰に強い

攻撃な人の心理状態には、いろんな要因がまじりあっており、一概に「この人はどのタイプ」とは言えません。
しかし、こうした心理的要因が混然となって、人に対して攻撃的になるのです。

続いて、それぞれの心理について詳しくみていきます。

心理①:相手を支配したい

攻撃的な人は自分の思うとおりに相手を動かしたいという気持ちが強くあります。
しかし、優しい口調で相手を上手にコントロールするスキルがなかったり、相手の方が、論が立つため逆に問題点を指摘されるなどして言い負かされてしまうので、攻撃的になって相手を威圧して、思い通りに相手を動かそうとするのです。

心理②:自分に劣等感がある

実は自分に自信がなく大きな劣等感を抱えているために「攻撃」という虚勢を張って、相手を威嚇し対等になろう、あるいは優位に立とうとするのが攻撃的な人が抱える心理です。
そして自分が劣等感を感じてしまうのは、自分ができないことができる相手のせいだと、勝手に責任を転嫁して、その怒りと嫉妬で攻撃性を増すのです。

心理③:注目されたい・褒められたい・尊敬されたい

多くの攻撃的な人が持っているのが等身大の自分以上に周囲に評価され、尊敬されたい、ほめられたいという気持ちです。
ごく自然にしていては周囲が希望通りに持ち上げてくれないことを理不尽と感じ、自己主張の手段として攻撃して周囲を威嚇することにより、ボス猿のように力で持ち上げさせようとします。

ジャイアンにすり寄るスネ夫のようなタイプの人には優しく接してゴマすりを受け、スルーする相手にはとことん攻撃を仕掛けて配下に加えようとします。

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心理④:ストレスフル・悩みを抱えている

人はだれしも悩みを抱えているものですが、大きな悩みやストレスがあると、攻撃的になりやすくなります。
産後ストレス、更年期ストレス、失恋、金銭的な悩みなど、いろいろなストレス・悩みが、他者への怒りや攻撃になって表れるのです。

攻撃的な人自身にとっては他者への攻撃がストレス発散になるかもしれまんが、攻撃対象となった人とはまったく関係のない八つ当たりでひどい目にあうのですから、大迷惑です。

心理⑤:相手に負けたくない

自己顕示欲が強く、自分が他人に負けたり下に見られることに我慢ができない過剰な負けず嫌いな性格は、攻撃性を生みやすくなります。
攻撃的な人は必要以上に勝ち負けにこだわり、相手は競っているつもりもないのに自分の中では勝負しているつもりになっていることも。

心理⑥:自己愛が強い

根拠なく自分は特別な人間だと思い込み、非常にプライドが高いと、それを認めない人に対して攻撃的になります。
攻撃的な人は大切な自分を脅かす存在(仕事ができる・美人など)には容赦なく攻撃を仕掛け、自分のプライドを守るために汚い手を使ってでも相手を貶めようとします。

ただし、攻撃するのは「どうにかすれば勝てる(排除・貶めることができる)相手だけ。
攻撃してもかなわない段違いにレベルが上の人には、こびへつらってでも仲間になって、それを自分のステイタスにしようとします。

心理⑦:自分を正当化したい

攻撃的な人に非常に多いのが、自分とは違う価値観を認められないタイプです。
自分の考え方だけが正解で、あとはすべて間違っていると思い込んでいます。

しかも自分と同じ正しさ(価値観)を他人にも求めて押し付け、その正しさを証明しようと相手を全力で否定し、攻撃してきます。
自分を正当化するためには、理由を徹底的に探し、相手が間違っている理由を強引に作り上げ(でっちあげ)てしまいます。

固定観念や既成概念にとらわれ「常識」という言葉が大好きですが、それが自分だけが作り上げた狭い「常識」であるとは気が付いていません。

心理⑧:思い込み・被害妄想が激しい

実際には起きていないのに「自分は不当に扱われている」「見下されている」などと思い込むネガティブな思考の持ち主は、最初は弱々しく卑屈な態度を取ることが多いもの。
しかし一度、ブチ切れて周囲を攻撃すると、今まで見下してきた相手の怯えたりとまどう表情に勝利感に味をしめ、常に攻撃的な態度を取るようになる傾向が強いです。

攻撃的な人は、自分を守るために「なめられてたまるか!」と、なめられる前から勝手に先制攻撃を繰り出すのです。
自分に自信がなく、常に他人からどのようにみられているのか気にする傾向が強いと、攻撃的な人になりやすいです。

心理⑨:利得意識が過剰に強い

グループの中でボスや力のある人の「お気に入り」「ナンバー2」になりたいと願ったり、おごってもらえる・いい仕事(恋人候補)を紹介してもらえるなどの利益優先で人間関係を築くタイプを、利得意識が過剰に高い人と言います。
このタイプは、自分が得られるメリットや利益、立場をおびやかす相手には敵意をむき出しにして攻撃してきます。

また自分を守ってくれるボスが嫌っている人に対して過剰な攻撃性をアピールすることで、ボスのご機嫌取りをしたい、グループの輪から外れないようにしたいという心理も垣間見えます。

男女200人にアンケート!攻撃的な人の特徴・言動

攻撃的な人の心理がわかりましたね。
それでは攻撃的な人の言動にはどんな特徴があるのでしょうか?

男女にお聞きした、攻撃的な人の特徴・言動をご紹介します。

Q.攻撃的な人の特徴や言動をおしえて

男性のコメント


攻撃的な人とは、行動全てに文句を言ったり、絶対に謝ることのない人のことをさします。(25歳)

人の話をきかずに決めつけで物事を語る。(31歳)

一人っ子もしくは二女や二男が多いイメージある。他に、自信過剰な性格の持ち主が攻撃的な印象があります。(24歳)

歩き方からしても肩で風をきって歩くような人をよけない人。(34歳)

金銭的だったり交友関係などで余裕が無い人は、攻撃的だったことが多かったです。(29歳)

女性のコメント


平気で傷つけるようなことを言う人です。(32歳)

言葉が乱暴で、言い方もきつい。(26歳)

とにかく現状に不満だらけである。誰かに勝ちたくてしょうがないから、つい相手を悪く言う。(35歳)

普段はおとなしいのに、突然キレる。(27歳)

自分に自信がない人。心に余裕がない人。(23歳)

攻撃的な人の特徴として多かったのが、「思いやりがない言葉を平気で言う」「余裕がない」という意見でした。
「どいて」「何やってんの?」などというきつい言葉を平気で口にする人は、相手がどう思うかを考えていません。

これらの言葉を投げかけられると、たとえ仲が良くても傷つくでしょう。
また、自分に余裕がないのも、攻撃的になってしまう人の共通点です。

自分を大きく見せたいという気持ちが、相手を見下す・けなすといった態度に表れてしまうのです。
自分が攻撃的になってしまっているかもしれないという方は、「自分が言おうとしていることが相手を傷つけないかどうか」「自分を作ろうとしすぎていないか」を今一度確認してみると良いですよ。

攻撃的な人が取る行動の特徴

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では、攻撃的な人が取る行動にはどのような特徴があるのでしょう。
攻撃的な人が取る行動には、以下の特徴があります。

  1. 相手をじろじろ見て、値踏みするような視線を送る
  2. 上から目線で発言する
  3. トゲのある言葉を投げつける
  4. ため息・舌打ちなどで相手を威嚇する
  5. 怒鳴る、大声を出す
  6. 陰口を言いまわる
  7. 持ち物を壊す、隠す
  8. 不可能なこと・不快なことを命令する
  9. 暴力をふるう
  10. 急に優しくなる・態度を急変させる

初対面で攻撃性を発揮しなくても、上記のような行動の特徴が複数ある人には、要注意。
攻撃的な人予備軍として、ターゲットになることを避けるために、最初から距離を取ったほうが無難です。

続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。

特徴①:相手をじろじろ見て、値踏みするような視線を送る

つま先から頭のてっぺんまで、ぶしつけな視線を投げかけてくる人に、好意的な人はいません。
心の中で、対象となる人の持ち物やアクセサリー、洋服まで値踏みをして、肌のコンディションやメイクのセンス、ボディラインなどを厳しくチェック。

どこかに攻撃のネタがないかとアラ探しをしているのです。

特徴②:上から目線で発言する

特に親しいわけでも上下関係があるわけでもないのに、いきなり相手を見下したものの言い方をする人は、内に攻撃性を秘めていると考えて間違いありません。
上から目線の言葉でマウントを取って、相手がどう反応するかをうかがっているのです。

その言葉に相手がひるんだり、おびえたりする表情は絶対に見逃さず、攻撃を仕掛けてきます。

特徴③:トゲのある言葉・暴言を投げつける

特徴②の上から目線発言をする攻撃的な人は、まだコミュニケーションを取ろうとしているだけマシで、いきなりトゲのある言葉や暴言を吐いてくるまじでアブない攻撃的な人もいます。
パワハラ系の上司やお局様タイプが、本領を発揮して攻撃を仕掛けてくると、なにもしていないのに突然「使えないヤツ!」だの「うざい」だのと、社会人が他人に言うべきではない暴言を平気で履きます。

街中にも「なにジロジロみてんだよ!」と、いきなり怒鳴ってきたり、すれ違いざまに「ブース」「臭いんだよ!」などと、言葉を凶器代わりに投げてくる通り魔的な人も……。
この手のメンタル的な病気(人格障害など)を疑われる攻撃的な人からは、とにかく逃げたほうが無難です。

特徴④:ため息・舌打ちなどで相手を威嚇する

直接、暴力をふるったり暴言を吐いたりしなくても、態度で相手を威嚇する場合もあります。
あからさまに相手の言動に対して「はぁ~」と大げさなため息をついたり、舌打ちをする、目の前にいるのに無視して挨拶も返さない、なども攻撃的な人が取りやすい行動パターンです。

特徴⑤:怒鳴る、大声を出す

攻撃的な人の多くは、声が大きいのも特徴です。
相手が話すのを遮るように大声をかぶせてくるとか、自分の意に染まないと瞬時にキレて大声で怒鳴る、といったグ居合です。

また、みんなで話しているのに強引に話題を変えたり、自分の話ばかりしている人も、要注意。
最初はリーダータイプの面倒見のいい人に見えても、自分の思い通りにならない相手には攻撃的に豹変する人かもしれません。

特徴⑥:陰口を言いまわる

攻撃的な人は、陰口やうわさ話が大好きです。
攻撃相手の陰口をいいまわるだけでなく「みんなもそう思うでしょ」と、周囲を味方につけて、攻撃相手を孤立させようとするのです。

陰口に同意してくれる人が多ければ多いほど「自分は正しい」「自分は相手より強い立場にいる」と確認できるからです。
また、自分がまわりにどのように思われているかも非常に気にするので、自分に関する噂や評判を気にするのも特徴です。

特徴⑦:持ち物を壊す、隠す

直接、ケンカを吹きかけたり暴言を吐かなくても、攻撃対象の持ち物を壊したり、大切にしているものや仕事でなくてはならないものを隠したりするという攻撃パターンもあります
攻撃性が強くなると、こっそり壊したり隠したりするのではなく、相手の目の前で破ったり、ゴミ箱に捨てたり、という過激な行動が増えます。

特徴⑧:不可能なこと・不快なことを命令する

理不尽な要求をして、相手を困らせてやろうとするのも、攻撃的な人の行動パターンの特徴です。
普通に考えたら絶対無理な量の仕事を与えて「今日中にやれ。できるまで帰るな」といってみたり、攻撃対象にだけ使い走りのような雑用を山ほどいいつけたりします。

攻撃相手が「できない」「断る」などと言えば、できないのはその人の能力が低いからだと決めつけます。
攻撃的な人は、要求した内容自体が望みなのではなく、相手が困ったり恥ずかしい思いをしたり、辛がったりさせるのが真の目的なのです。

特徴⑨:暴力をふるう

最も直接的な攻撃行動が、暴力です。
実際に相手を殴る・蹴るなどする以外にも、グラスの水をかけたり、すぐ近くの壁を蹴ったりなど、相手を怯えさせることで威嚇・支配しようとします。

特徴⑩:急に優しくなる・態度を急変させる

攻撃的な人に多い行動パターンのひとつに、いつもは敵意むき出しでふるまうのに、急に優しくなったり、謝ってきたりなどと態度を急変させるということがあります。
攻撃対象が本気で怒って反撃しそうになったり、完全に絶縁しそうになると、コロリと態度を変えて親しげにしてすり寄ってきますが、もちろん本当に考え方を改めたり、反省したわけではありません。

攻撃し続けたことで自分に対する周囲からの評価が急落しそうになったり、立場が危うくなったり、孤立してしまいそうだから、自己保身をしているだけです。

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男女200人が教える!攻撃的な人との関わり方

攻撃的な人の特徴や言動をまとめてきましたが、そんな攻撃的な人と上手く付き合っていくにはどうしたらいいのでしょうか?
今回は、男女200人に攻撃的な人と付き合っていくコツをお聞きしました。

Q.攻撃的な人とうまく関わるための方法を教えて

男性のコメント


なるべく深い会話にならないように上辺だけの付き合いをする。(32歳)

攻撃的な人は、基本的に褒められると気分がよくなる人が多いので我慢をしてでも褒めて関係を保つことをお勧めします。(25歳)

小学生を相手にしていると思えばカワイイものだなと自然に思え、上手に関わる事が出来ます。(29歳)

意見を常に言う人になる必要があると思います。反論しないでそのまま相手に押されてしまうと思うツボになり、なめられる原因になると思います。(24歳)

関わらないのが1番だと思います。話し合っても話し合いにならないのでその人と上手くいく方法を考える事は無いと思います。(31歳)

女性のコメント


挨拶はきちんとして、あとは関わらないようにすることです。(31歳)

言われて落ち込んだ様子を見せたり、従順になりすぎると、自分より下の人間と認識されてしまうので、あくまで冷静な対応をする。(34歳)

なるべく刺激しないように、当たり障りのない話しかしない。(27歳)

プライドを傷つけられるのを極端に嫌うイメージのため、持ち上げる。(29歳)

何を言われても言い返さないようにします。(32歳)

攻撃的な人とかかわる際には「相手を刺激しないこと」「深い話はしないこと」「従いすぎないこと」が大切だといいます。

まず、「相手を刺激しないこと」ですが、相手が攻撃的な言動を向けてきてもあなたは絶対にやり返してはいけません。
相手が逆上してくる可能性がかなり高いので、あくまで冷静を保つようにしましょう。

次に、「深い話はしないこと」。
あなたの好きな人だったり、行きたい学校だったり、プライベートな話はしても得になりません。

最後に「従いすぎないこと」ですが、なんでも「はいはい」と相手の理不尽な要求に従ってしまうと、舐められるきっかけになります。
うわべだけは納得したふりをして、実際には無視をするくらいの気持ちでいることが大切です。

攻撃的な人と関わる時の対処法

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では、攻撃的な人と関わる時の対処法にはどんなものがあるのでしょうか。
タイプによって少しずつ違いはあるものの、攻撃的な人と関わる時には、以下のような対処法があります。

  1. 動揺を見せない
  2. 受け流す
  3. 同じ土俵に立たない
  4. 筋を通す
  5. 冷静に理論的に話す
  6. 弱点を見極める
  7. 自分に自信を持つ
  8. 敵に回すとヤバいと思わせる
  9. 物理的に距離を置く

では、攻撃的な人と関わるときの対処法をそれぞれ詳しくみていきましょう。

対処法①:動揺を見せない

攻撃的な人は、常に対象となる相手の反応をうかがっています。
最初の小さな攻撃をうけたとき、動揺やおびえた態度を見せると、ターゲットとしてロックオンされてしまいます。

なんとなく「やばい人だな」と思ったら、平静を装い心の中で静かにガードを固めましょう。
そして予想通りに相手が攻撃してきたら、無反応でいるか「え?それなに?」ときょとんとした顔をしてスルー

攻撃しても反応がない相手では、攻撃的な人も拍子抜けしてしまい、次回以降のターゲットにもされにくくなります。

対処法②:受け流す

理不尽に突っかかってきたりケンカを吹っ掛けてくる相手には「自分は悪くない!」と反論したくなりますが、相手になったら攻撃的な人の思うつぼです。
「あーそうですか。どうも(棒)」と、卑屈になるのではなく、感情をこめずに相づちを打って、受け流すのがベストです。

攻撃相手が怒りもへこみも泣きもせず、毎回同じように「あーそうですか。どうも」としか言わなければ、攻撃しても張り合いがないからです。
無表情で受け流すことを繰り返すことで、相手の攻撃しようと思う気持ちを削ぐのです。

対処法③:同じ土俵に立たない

攻撃的な人が身近にいると、ついつい気持ちがささくれ立って、こちらも攻撃的に切り返してしまいがちですが、攻撃する人はどう見ても人間的にレベルが高い人とは言えません。
レベルの低い人に合わせて、自分までレベルを落として同じ土俵に立ったら負けです。

攻撃的な人に反撃してやり込めても、その場はすっとするかもしれませんが、相手はリベンジの機会を狙ってまた攻撃を仕掛けてきます。
そのたびに相手と同じ土俵まで降りて反撃していたら、エネルギーの無駄遣いですし、あなた自身の評判まで悪くなります。

売られたケンカを買ったら損、と心の中でつぶやいて、相手にしないのが一番です。

対処法④:筋を通す

言いがかりや暴言は受け流せても、物を壊されたり仕事に支障が出るなど実害がある攻撃には毅然と対抗しなければなりません。
まずは、攻撃的な人から被った被害の証拠をしっかりと残しましょう。

スマホで写真や動画を撮る、その場に居合わせた人に事実を証言してもらう約束を取り付けるなどしたら、上司、リーダー、警察、法的機関などに筋を通して被害を訴えます。
淡々と、どストレートに、きちんと筋を通して抗議をすることで、感情先行型の攻撃的な人はぐうの音も出なくなるはずです。

対処法⑤:冷静に理論的に話す

攻撃的な人は、とにかくエキセントリックな言動が多いものです。
対抗するなら、とことん冷静になるように努め、理詰めで会話をすすめましょう。

「なぜそのように思ったんですか?」「具体的にどこが悪いんですか?」などと、相手の暴言をひとつずつ分析して、矛盾点や思い違いを冷静に指摘していくことで、攻撃的な人がお得意の一方的な怒鳴り文句や堂々巡りの議論から脱出できます。

対処法⑥:弱点を見極める

まずは攻撃的な人には、実は自分が傷つくのが怖い小心者が多いという現実を再確認しましょう。
「弱い犬ほどよく吠える」ではないですが、自分を守ろうとして周囲を威嚇しているのです。

その意識を持って相手を観察すると、恐ろしく感じていた人でもその人の弱点やコンプレックスが見えてくるはずです。
相手を傷つけてやろう、言い負かそうと思うなら、そのコンプレックスや弱点をずばり突いてもよいのですが、攻撃的な人の最も痛いところを責めると相手は逆切れしてさらに怒りを倍増させてしまいます。

心の中で「自由に使えるお金が少なくてつらいのね」「結婚したいのに恋人がみつからなくていらいらしてるのね」と、相手の弱点を「気の毒に」「かわいそうに」と思えば、心の余裕が生まれます。
すると相手の攻撃で強いストレスを感じたり、苦しかった気持ちが納まり、上手に受け流すことができるようになります。

対処法⑦:自分に自信を持つ

攻撃的な人のいいがかりや理不尽な要求、いやがらせは、あなたが「受けて当然」の仕打ちでは絶対にありません。
もちろん誰にも欠点やいたらない点はありますが、それは静かな声で冷静に指摘するべきで、威嚇されたり怒鳴られたりされる覚えはないことを自覚しましょう。

理不尽な攻撃を受けると、つい「自分がいけないのかな」と自分に自信が持てなくなってしまいますが、そんな時こそ自分のいいところやできること、そして今努力していることを再確認し、自分の自信をとりもどすことが大切です。

攻撃されてあなたがへこんだり、悲しんだりすれば、攻撃した人は大喜びです。
毅然とした態度で、自分に自信を持って前を向きましょう。

対処法⑧:敵に回すとヤバいと思わせる

攻撃的な人は、攻撃する相手を選んでいます。
街中で女性に暴言を吐くおじさんも、自分より強そうな相手には決して同じことをしないはずです。

身の回りに面倒な攻撃的な人がいたら、その人に「この人だけは敵に回すとやばい」と思われるようになればよいのです。
人間関係でいえば、周囲すべてを味方につけるか上司やリーダー的存在の人に守ってもらう。

仕事面なら、相手が逆立ちしても勝てないスキルを身につけたり成績を上げるなどです。

対処法⑨:物理的に距離を置く

攻撃的な人のなかには、どんなにこちらが受け流しても、なぜか執拗に粘着して攻撃を仕掛けてくる病的な人もいます。
これまでご紹介した対処法をとってみても、状況が改善せず、心や生活に支障が出てしまうときは、思い切って、物理的に距離を置くこともひとつの方法です。

恋人なら別れる、サークル仲間ならサークルを辞める、職場の人なら転職する……。
理不尽な攻撃に会い、なぜ自分が逃げなくてはならないのかと思うかもしれませんが、攻撃的な人が身近にいて、あなたの人生に役に立つことはひとつもないのです。

つまり、攻撃的な人にわずらわされるのは人生の無駄使い
状況が許すなら、すっぱり攻撃的な人に関わる人間関係を断ち切って、新しい環境に飛び込んでみましょう。

攻撃的な人からターゲットにされないタイプ

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周囲を見渡すと、攻撃的な人がなぜかターゲットにしない人がいませんか?
攻撃的な人からターゲットにされない人には、以下のようなタイプがあります。

  1. 共通点が1つもない人
  2. 感情が読めない人
  3. 絶対的に立場が上の人
  4. キレたら怖い人
  5. 狙ったリアクションが来ない人
  6. 自分以上に攻撃的な人

ではそれぞれのタイプの特徴を見ていきましょう。

タイプ①:共通点が1つもない人

攻撃的な人と、年齢や趣味・興味、ライフスタイルなどが似通っていればいるだけ、攻撃のターゲットになりやすくなります。
自分と比べてねたんだり見下したりしやすいからです。

でも共通点がなければ、比べる基準もなく、そもそもコミュニケーションをとる機会自体ほとんどありません。
たとえばファッションに興味がある攻撃的な人がターゲットにしやすいのは、自分よりダサいと見下した人か、自分よりもちょっとおしゃれかなと思う人、という具合です。

タイプ②:感情が読めない人

攻撃的な人がどんなに仕掛けても、無表情で無反応な人は、攻撃しがいがありません。
それどころか感情を爆発させて攻撃しても、決して反応しない感情の読めない人は、とても不気味な存在なのです。

攻撃的な人が内心で恐れ、避けて通る相手は感情が読めないタイプです。

タイプ③:絶対的に立場が上の人

攻撃的な人は、攻撃すると自分の気持ちがすっとするとか、何か(金銭面・仕事など)利益が得られる相手をターゲットにします。
しかし敵意をあからさまにして相手に嫌われると、自分が困った状況になる相手には、攻撃をしかけることはありません。

わかりやすく言えば、人事権を握っている会社の社長に攻撃をしかけたら、くびになってしまうので、いくら攻撃的な人でも勤め続けたい間は社長をターゲットにすることはないのです。

タイプ④:キレたら怖い人

普段は温厚なのに、本当にキレたら怖い人には、攻撃的な人は手を出しません。
自分自身にキレたことがなくても、それを目撃したり、リアルな逸話を耳にすると「下手に手を出すとまずい」と近寄らなくなります。

タイプ⑤:狙ったリアクションが来ない人

イヤな気持ちにさせようと思って嫌みをいったのに、「超ウケる~~」と大笑いされると、肩透かしを食らった攻撃的な人はがっかり。
自分の攻撃で相手が損をするどころか、楽しい気持ちになったり、得するようなことになると計算が外れた攻撃的な人は大ダメージを受けるので、ターゲットから外してしまうのです。

タイプ⑥:自分以上に攻撃的な人

攻撃的な人は、自分と同じ匂いがする攻撃的な人に近寄りません。
自分を守るために先制攻撃を仕掛けているのに、攻撃され続けたら身が持たないからです。

攻撃されることを一番恐れ、攻撃されて一番傷つくのも攻撃的な人の特徴
なので、自分が勝てそうもない攻撃的な人は天敵で、避けて通りたい相手です。

ここまで、ターゲットになりにくいタイプの人を見てきました。
だからといって攻撃的な人に狙われないために、こうしたタイプに急になるのは無理ですし、ターゲットにはならなくても自分はそうなりたくない項目もあるでしょう。

でもターゲットになりにくい人の特徴を知れば、自分のどこに標的とされるスキがあるのかが浮かび上がってくるはずです。

攻撃的な人を「受け流す」術は、快適生活の必須スキル

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「パーソナリティ障害」なと呼ばれる、病的に攻撃的な対人コミュニケーションしか取れない人も増えている現代、攻撃的な人をうまくかわす方法は、毎日を快適に過ごすためにもぜひ身につけたいライフスキルです。

身近な相手が攻撃的になる場合、更年期や育児ストレス、失恋、仕事・進路の悩みなど、なんとなくイライラしてしまう理由はわからないでもないものの、そのストレスの矛先をこちらに向けて、八つ当たりのように攻撃されたらたまったものではありません。
また、友人未満の知人(上司、同僚、同級生、バイト仲間など)が、わけもなく攻撃的だったりしたら、毎日同じ場所で過ごすことすら苦痛になってしまいます。

恐ろしいことに、攻撃的な人は周囲の心にダメージを与え、病ませてしまいます。
攻撃のストレスに影響されて、ウツになったり、逆に自分自身も攻撃的な人になってしまう前に、ご紹介したような対策を打つことが大切です。

攻撃的になっても人生は上手くいきません。
その場はどうにかなっても長期的に見れば失敗することも多いです。せっかくの人生を怒って過ごすのは勿体ないです。

攻撃的な人を反面教師に、笑顔を心がけ、優しく柔らかい人になって充実した日々を過ごしましょう。

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ライター
noel編集部

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