セルフで出来る!前髪の切り方のコツ|スタイル別に切り方の手順を紹介
せっかくカットしたのに、あっという間に伸びてきてしまう前髪。 しかし、毎回サロンでカットするのは時間も費用も掛かってしまうでしょう。 そこで、なりたいスタイルに合わせたセルフの前髪の切り方を紹介していきます。 ちょっとしたコツや切り方をマスターするだけで、おしゃれな前髪をセルフで作ることもできますよ。
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前髪の切り方を知りたい|用意するもの
自宅にある文房具用のハサミなどを使ってしまうと、切れ味が悪く、毛先がガタガタになったり傷んでしまう恐れがあります。
必ずヘアカット用のハサミを使って、毛先を整えながら切り進めてくださいね。
他にもブロッキングで使用するダッカールピンや、毛流れを整えるコームなども揃えておくと◎
さらに、100均などで販売されているヘアカット用のケープなどを使えば、服や体に髪が付くのを避けることもできますよ。
気になるときにすぐセルフカットができるので、自宅に揃えておきましょう。
仕上がりにこだわる方は、プロが使っているタイプを選ぶのがおすすめです。
また、使用する鏡は顔全体が見える大きめサイズのものを用意してください。
前髪だけを見ながら切ってしまうと、後からアンバランスな仕上がりになりますよ。
サイドや全体と合わせる切り方をすれば、大きな失敗を防ぐことができます。
前髪の切り方のコツ・注意点
簡単そうに見えるのに、いざ切ってみると仕上がりがガタガタになってうまく行かないことも多い前髪のセルフカット。
抑えておきたい切り方のコツや、注意点にはどんなものがあるのでしょうか?
- イメージを固める
- ブロッキングは丁寧に
- 毛束は少なめにカット
- 水平を意識
- 縦にハサミを入れるときは慎重に
- 濡らしたまま切らない
- 正しい姿勢を保つ
- どうしてもだめな時はプロにお任せ
①イメージを固める
行き当たりばったりでカットし始めてしまうと、失敗のもとになります。
切っているうちに、どんどん悩み始めて、前髪はさらに短くなってしまうことも。
気づいたときには思っていた以上に短くなってしまって、取り返しがつかなくなってしまうでしょう。
失敗を防ぐためにも、必ずどんな前髪にしたいかを明確にイメージしてからカットします。
②ブロッキングは丁寧に
特に重要なことの一つがブロッキングです。
最初に、どこからどこまで、どの部分をカットしていくかはっきりさせておきます。
ダッカールピンを使ってきっちりブロッキングし、カットの途中に髪が落ちてこないようにしっかり留めておいてくださいね。
ブロッキングを適当にしてしまうと、髪を下ろしたときにぼさぼさになってしまうのです。
③毛束は少なめにカット
早く済ませたいからといって、あまりにも多くの毛束にハサミを入れるのはNGです。
どれだけキレのいいハサミでも、髪が多すぎるとうまく切ることができず、断面が斜めになってしまいます。
特に不慣れな方や、不器用な方は、できるだけ髪の量を少なくした丁寧な切り方がおすすめ。
④水平を意識
目に入るのが嫌だからと言って、上に持ち上げてしまうと、斜めにずれてガタガタになってしまいますよ。
反対に、下に引っ張って切ると、思った以上に短くなります。
毛束に余計な力を加えず、水平を意識してカットしていくことが、まっすぐ理想の長さに切りそろえるコツです。
⑤縦にハサミを入れるときは慎重に
ハサミを深く入れすぎてしまうと、髪が短くなりすぎてしまいますよ。
一気にボリュームを減らそうとするのではなく、少しずつ様子を見ながら、カットを進めていく切り方が◎
失敗を防ぎ、理想通りに仕上がります。
⑥濡らしたまま切らない
髪が散らばらないように、髪を濡らしたままカットする方もいますが、それでは正しい長さにカットするのが難しくなってしまいます。
濡れたまま進めていくと、その時完璧に感じていても、乾いたときに短くなってしまうのです。
また、イメージを掴みやすくするためにも、いつものセットに近い状態にしておくといいですよ。
⑦正しい姿勢を保つ
切り方でついつい怠ってしまうのが正しい姿勢です。
猫背になっていたり、斜めに鏡を見ていることも、失敗する原因になりますよ。
必ず鏡とは正対して、正面からとらえていきましょう。
下から覗きこんだり、見上げるような体勢はNGです。
⑧どうしてもだめな時はプロにお任せ
自分で行って失敗してしまった時は、取り返しがつかなくなる前にプロの手を借りましょう。
短くなりすぎてしまうと、プロも修正することができません。
手に負えないと判断したら、潔くサロンに行ってくださいね。
【長めナチュラル】前髪の上手な切り方
長め前髪は、上品で大人っぽさが魅力です。
切り方次第で、どんなスタイルにも合わせていくことができますよ。
①流す位置を決める
黒目の外側の位置から流したい方向に取り分け、流していきます。
余計な髪は、ブロッキングしてダッカールピンなどで留めておいてください。
②眉間にかかる毛束を取る
指2本を使って、毛束を掴み、分け目のほうが短くなるように斜めに角度をつけておきましょう。
③指からはみ出た部分をカット
指で斜めに挟むと、毛先が三角形に飛び出します。
ヘアカット用のものがなければ、眉ばさみを使っても構いません。
縦方向に、慎重に入れていきます。
④眉間にかかっている部分を縦に取る
一度指を離し、再び眉間にかかっている部分を今度は縦方向に引き出していきます。
指は根元と平行にして、縦に引き出すと、斜めに毛先が飛び出しているのでカット。
毛先が下に向くように半回転ひねり、まっすぐ揃うようにしてください。
⑤バランスを見る
コームで梳かすと、分けめの部分が短くなり、自然と分かれる前髪が完成します。
表面の髪と内側の髪に、それぞれカーラーを取り付けカールさせるだけで、ふんわりかわいらしい仕上がりに。
【ぱっつん前髪】前髪の上手な切り方
まっすぐに切りそろえられた前髪は、かわいらしくピュアな雰囲気に。
切り方を覚えて、目力アップ・小顔効果をゲットしましょう。
①ブロッキング
基本は、黒目の外側と、頂点を点で結んだ3角形を意識してブロッキングするときれいに作れますよ。
髪が落ちてこないように、ピンできちんと留めておきましょう。
②コームでとかしながらカット
髪を梳かして、コームを髪の内側から入れます。
地面と水平になるように置いて、目安にしながらカットする切り方がおすすめ。
横に入れるとずれてしまうので、縦に入れて慎重に切り進めてください。
③髪の長さを確認
一度髪を下ろして髪を整え、髪の長さを確認してください。
細かくチェックしながら行うことが、失敗を防ぐ切り方ですよ。
④余計な部分をカット
ある程度長さが決まったら、髪を下ろして飛び出てしまった髪をカットしていきます。
横に持ち替えて毛先を切りそろえていけばOK。
ただし、髪全体にハサミを入れるのではなく、あくまでも飛び出てしまった毛をカットするだけです。
⑤毛量調節
毛先に縦にいれながら毛量調節をしていきます。
ランダムに数回縦に切り込みを入れるだけです。
いくつかスライスを取っておき、分けて行う方法も◎
不器用な方は、すきバサミやヘアカッターを使ってもいいですよ。
【オン眉ぱっつん】前髪の上手な切り方
抜け感のあるオン眉ぱっつん前髪は、おしゃれな女性に人気のスタイルです。
一気におしゃれに見える上手な切り方を詳しく見ていきましょう。
①ブロッキング
余計な髪を結んだり、ピンで留めてブロッキングします。
髪に癖がついている場合は、あらかじめドライヤーで治しておきましょう。
②ある程度の長さまでカット
きっちり長さが揃わなくてもいいので、眉ラインまでザクザクと切り進めてOK。
ただし、髪をまとめて切ろうとすると斜めになり過ぎてしまうの注意してください。
③指で挟みながら毛先を整える
指2本で毛先を掴み、ガタガタにならないように切りそろえていきます。
④飛び出た髪の毛の処理
長さが揃ったら、飛び出ている髪の毛はないか確認していきます。
ぱっつん前髪を作る切り方と同じ要領で進めれば◎
⑤毛先を軽くする
毛先が重たくなりすぎないように、挟みを縦にして少し軽くしていきます。
ただし、深く入れすぎるとギザギザになってしまうので、浅く入れていきましょう。
ランダムに様子を見ながら行うことが大切です。
【ベビーバングで大人可愛く】前髪の上手な切り方
毛先に動きがあり、遊び心が感じられるベビーバング。
トレンド感抜群で、おしゃれ度もぐっと高まりますよ。
①生え際の癖を直す
髪が長くて分けている場合は、そのままカットしてもきれいにできません。
まずは、生え際のクセを直していくところからスタートしてください。
生え際を霧吹きなどで根元から濡らし、ドライヤーを使って乾かします。
この時、分け目とは反対方向に引っ張りながら乾かすことがポイントです。
②ブロッキング
毛流れを整えながら、ブロッキングします。
サイドの髪と分け、ダッカールピンで留めていきましょう。
③コームをガイドにカット
オン眉になるように、だいたいの位置でOKです。
セルフの場合はハサミの刃の背の部分をおでこにつけながら切り進めれば、安定感がありますよ。
さらに、上からコームを通し、髪を軽く抑えてガイドにすればまっすぐ切ることが可能です。
コームを平行に保っていくことが大切。
後からアレンジで毛先を巻く場合もあるため、少し長めにカットしてください。
④コームをずらす
長さを確認し、問題なければ横にずらしてください。
そのままつながるように意識していけばOK。
毎回髪を梳かしながら続けます。
⑤毛先を軽くする
縦に入れて軽くしていきます。
この時も刃の背の部分がおでこに当たるようにすると◎
5㎜~1㎝を目安にランダムに行います。
⑥コテで毛先を巻く
コテを使って髪を巻くことで毛束をふわふわに。
一度に巻こうとするのではなく、少しずつ毛束を取っていきます。
少量のオイルを使って、ウェット感をプラスすれば完成です。
【シースルーバングで清楚な印象】前髪の上手な切り方
女性たちから人気のスタイルで、上品で清楚な雰囲気をアップさせることができる髪型です。
それでは、シースルーの上手な切り方を詳しく見ていきましょう。
①薄くブロッキング
まずは、すべて前に流します。
中心の根元から、左右に厚みを取って。
徐々に少なくなります。
最後は三角形が作れるように形を整えてくださいね。
②一度広げてイメージ
ブロッキングした前髪を広げてイメージします。
問題なければ、ドライヤーを当てて少し広げた状態で形を整えます。
③ざっくりとカット
最初にある程度短くしておきます。
目の下あたりまでざっくり切って問題ありません。
④ラウンド状にする
中心からサイドに向けて指で挟み、斜めに切ります。
目にかかるくらいが目安です。
⑤形を整える
サイドを横に流れるようにカールさせたら、中心部分も巻きます。
仕上げにオイルやワックスで束感を作ればOKです。
【斜めに切ってアシメに仕上げる】前髪の上手な切り方
斜めのラインが加わることで、顔立ちも一気にシャープな印象に。
雰囲気もガラッと変わり、イメチェンしたい方にもおすすめです。
①分け目を決める
短い部分は留めておき、長い方から切っていきますよ。
②コームを軸に斜めに切る
コームを当ててガイドを作ります。
持ち上がらないようにする切り方がポイントです。
③反対の髪を切る
角度が揃うように斜めにカット。
コームを使うとわかりやすいですよ。
④毛先を軽くする
毛先3㎝くらいにすきバサミを入れます。
ただし使用するアイテムによって、梳きすぎてしまうことがあるので慎重に。
⑤縦に隙間を作る
2段に分けて、内側に行うのが◎
全体を下ろして、最終確認していきます。
【短髪ギザギザバング】前髪の上手な切り方
ショートでもロングでも合わせやすいのが魅力。
自宅でできる短髪ギザギザバングの切り方を、詳しく見ていきましょう。
①2段に分ける
2段に分けてピンで留めます。
1.5~2㎝くらいに切り込みを入れましょう。
②様子を見ながらランダムに繰り返す
髪を梳かしながらカットを繰り返します。
集中して行うのではなく、ランダムに切り込みを入れるのが◎
③深いカットも入れる
アシンメトリーにしたい場合は、さらに深く切っていくのもおすすめです。
一度切ってしまうと取り返しがつかなくなってしまうので、丁寧に行います。
④上の髪の毛先を梳く
上の髪を下ろしてバランスを見ます。
かぶせた髪を持ち上げながら毛先を梳いていきましょう。
⑤ワックスで毛束感を出す
仕上げにスプレーワックスやオイルなどを使って毛束間を出します。
毛先をねじるようにすれば、ジグザグ感がアップしますよ。
【厚めバングで小顔効果】前髪の上手な切り方
前髪を厚く広く作ることで、顔を小さく見せ、目力もアップ。
印象的な目元を作れる厚めバングの切り方を詳しく見ていきましょう。
①前髪を真下に下ろす
全ての前髪を真下に下ろしていきます。
要らない部分はサイドに留めておけばOK。
②中心から切る
中心の髪を指2本で挟み、おでこからずれないように縦に刃を入れていきます。
③サイドをつなげていく
指を少し斜めの角度にしていき、黒目の外側あたりまで切り進めます。
④角度を調整していく
だいたいの形が決まったら、飛び出している髪の毛をカットします。
⑤ストレートアイロンで内巻き
仕上げにストレートアイロンを使って毛先を内側に軽く巻いていきます。
サイドと馴染ませて完成です。
【うざバングでアンニュイな雰囲気】前髪の上手な切り方
セクシーな魅力があるうざバング。
おでこを出すのが苦手な方にもピッタリです。
①前髪を分ける
頂点と目尻を結んで三角形を取ります。
横の髪が落ちてこないようにピンで留めておきましょう。
②形をイメージ
簡単に分け目を取ったら、どこが短くなり、どこが一番長くなるかを決めてください。
サイドに向かって長くすれば、きれいなシルエットになりますよ。
③指で挟んでカット
最も短い部分と長くなる部分を指で挟み、ガイドラインを作ります。
ズレないように意識しながら、まっすぐ切ればOK。
④長い部分を揃える
長い前髪を一緒に指で挟みます。
この時、下に降りていることと、指が地面と平行になっていることに気を付けてください。
⑤毛先をすく
最初の切り方と同じ角度ですきバサミを使うとうまくいきますよ。
仕上げはアイロンでカールさせてから、程よく束感を出して完成です。
【センターパートで垢抜けスタイル】前髪の上手な切り方
センターパートで分けた前髪は、大人っぽく落ち着いた雰囲気に仕上がります。
垢ぬけたスタイルを目指して、センターパートの前髪の切り方を詳しくいていきましょう。
①前髪を分ける
黒目の外側、頂点が三角形になるように前髪を分けます。
左右対処になるように注意。
②切りたい長さにゴムを結ぶ
目印になるように細いゴムを結んでおきます。
ずれないようにきつく結んでくださいね。
③サイドも合わせていく
髪をつなげていく場合は、同じように結んでいきます。
ずらすときは内側に巻くようにずらせばOK。
④ゴムを固定して切る
ゴムを固定した状態で髪を切ります。
⑤はみ出た髪を整える
はみ出ている髪を処理します。
ヘアカッターで軽くすれば、ナチュラルに。
【ジグザグバングでほどよい束感】前髪の上手な切り方
次に、エッジの効いたジグザグバングの詳しい切り方を見ていきましょう。
①目のラインで揃える
ニュアンスを出していくために、少し長めに切りそろえます。
すべて下ろして、目のラインで揃えてください。
②毛先を梳く
動きを出しやすくするために毛先を梳いていきます。
2~3㎝程、軽くすればOK。
③斜めに隙間を作っていく
はさみを斜めに入れて隙間を入れるほど、ジグザグ感が強くなりますよ。
④反対側からもカット
反対側からも角度をつけていく方法がおすすめ。
尖っているところは落とします。
束感がはっきり出て、カジュアルな仕上がりに。
⑤縦にはさみを使って馴染ませる
仕上げにはさみを縦に入れて、全体を馴染ませます。
オイルを使って、艶感と毛束感を出せば完成です。
前髪の切り方をマスターして、ヘアスタイルを維持していこう
セルフで前髪を切るのは失敗が怖くてなかなか思い切れない人も多いはずです。
しかし、毎回美容院に行くのは、お金も時間もかかってしまいます。
少しのコツとポイントを抑えるだけで、様々な前髪の切り方ができますよ。
今までチャレンジできなかったスタイルにも、思い切って挑んでみるのもいいでしょう。
道具も特別なものはほとんど必要なく、100均などで簡単に揃えることができます。
自分では難しいと思うような、流行の前髪も切り方を覚えればすぐにチャレンジ可能です。
スタイリングも合わせて変えていけば、雰囲気はガラッと変わり、全体を変えなくてもイメチェンすることもできますよ。
小まめに自宅でヘアカットをして、常に美しい仕上がりを維持してくださいね。
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