クレンジングは乳化がカギ!正しく乳化させる手順&おすすめ8選
美容意識の高まりとともに、さまざまなクレンジング方法が出てきています。 中でも、近年注目を集めているのが「乳化」です。 乳化というと料理をイメージする方も多いと思います。 実はクレンジングにおいても乳化はとても重要なもので、美肌作りの大きなサポートをしてくれるのです。 この記事では乳化の効果とやり方など、気になる情報をまとめてご紹介します。
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よく聞くクレンジングの「乳化」とは?
乳化とは油と水を混ぜることを指します。
普通であれば、油と水は混ざらずお互い反発しあうものです。
しかしクレンジングにおいての乳化は、この2つが混ざり合った状態を言います。
クレンジングで乳化すればでメイクをしっかりと落とすだけでなく、不要な皮脂汚れを落とせるのです。
クレンジングを乳化させる効果
クレンジングで乳化させるとどのような効能が得られるのでしょうか。
具体的な3つの効能を分かりやすく解説します。
- メイクがキレイに落とせる
- シミ予防
- 毛穴汚れ対策
①メイクがキレイに落とせる
メイクは通常の洗顔では落とし切れません。
メイクオフができる成分が配合されているクレンジングを使用すれば、メイクをきれいに落とせるのです。
乳化はメイクを水に溶かし落とす役割を担っており、肌の上にメイクが残るのを防ぎます。
これにより肌に与える刺激を最低限に抑え、健やかで美しい肌を保てるのです。
②シミ予防
メイクが肌に残っている状態が続くと、肌に大きなストレスとなってしまいます。
このストレスから肌細胞を守るためにメラニンが作られ、肌内部に溜まるとやがて肌表面にシミとなって表れてくるのです。
乳化してすみずみまでメイクを落とすことは、シミ防止につながります。
シミの要因となるメラニンは目に見えないところで溜まっており、シミになってから初めて肌ダメージを折っていたことに気付くのです。
シミ予防には日々のケアがカギを握ります。
クレンジングによる乳化は有効的なシミ防止策の1つと言えるでしょう。
③毛穴汚れ対策
毛穴の皮脂汚れは毎日分泌されている皮脂や空気中の汚れ、メイクなどが要因です。
この汚れを落とすのはなかなか難しいですが、乳化は毛穴汚れ対策に高い効能が期待できます。
乳化はメイクを水に溶かすだけでなく、肌にある油分をキレイに落とせます。
毛穴に詰まった皮脂の主成分は油分なので、乳化で落とすことが可能です。
普通の洗顔ではなかなか落とせない頑固な汚れも、乳化ならキレイにオフできるでしょう。
クレンジングを上手に乳化する方法5STEP♡
では、具体的に乳化とはどのように行えばいいのでしょうか。
分かりやすく5つのステップ別にご紹介しているので、参考にしてみてください。
- 適量のクレンジングをメイクに乗せる
- 水を少量だけ加えて馴染ませる
- 指の腹でクレンジングした肌を撫でる
- 鏡で乳化をチェック
- ぬるま湯で洗い流す
①適量のクレンジングをメイクに乗せる
適量のクレンジングを手のひらに出してください。
量が多いとうまく乳化できませんし、少ないとメイクが落とせません。
適量は商品ごとで違うので、パッケージに記載されている目安量を守りましょう。
メイクが濃い日は少しだけ量を増やすなど、肌状態やメイクの濃さを見て調節するのもポイントです。
②水を少量だけ加えて馴染ませる
乳化のポイントは水を少しだけ加えることです。
一般的なメイクオフでは、クレンジング剤を肌に乗せたらそのままメイクと馴染ませて落とします。
乳化は油と水を混ぜ合わせる過程が重要なので、水は必要不可欠です。
ただし大量に加えると乳化に失敗するので、3滴から5滴を目安にして徐々に水を増やしていきましょう。
③指の腹でクレンジングした肌を撫でる
指の腹を使ってクレンジングを肌に馴染ませていきます。
このとき、ゴシゴシ洗いはNGです。
指の腹を使って肌の表面を優しく撫でるようにイメージしながら馴染ませてください。
円を描くように肌の内側から外側に向かって撫でると、ムラなくキレイにクレンジングが馴染みますよ。
④鏡で乳化をチェック
乳化をしているかどうかはクレンジングの色で確認できます。
肌に乗せたクレンジングが白く濁っていれば乳化成功です。
乳化をする際は、鏡を使って確認する方法がもっとも確実ですよ。
鏡を見ながらクレンジングを馴染ませていきましょう。
乳化は水の量が多くても少なくても失敗するので、適量を見極めるのが大切です。
⑤ぬるま湯で洗い流す
乳化に成功したらクレンジングを洗い流しましょう。
汚れを浮かせても、クレンジングが肌に残ったままではダメージとなり逆効果です。
洗い流すときは38度程度のぬるま湯を使ってください。
熱すぎるお湯や冷水は肌への刺激になるので避けましょう。
髪の生え際やあご、小鼻や目の周りなど洗い流しが多い部分には要注意です。
手でぬるま湯を掬い、顔のすみずみまで洗い残しがないよう気を付けましょう。
乳化+αで取り入れたいクレンジングのワザ
乳化だけでも美肌作りは期待できますが、+αで取り入れることでクレンジングの効能がさらにアップする方法があります。
すぐに取り入れられる2つの方法をご紹介するので、ぜひ試してみてください。
①濃いメイクはポイントリムーバー
乳化では落とし切れない濃いメイクはポイント用のリムーバーを使いましょう。
先にリムーバーでメイクを落としておくことで、ゴシゴシ洗いを防げます。
ゴシゴシ洗いをすると乳化に失敗するだけでなく、肌に大きな刺激を与えてしまいシミやシワの要因につながるので要注意です。
強く擦って洗ってしまいがちな濃いメイク、特に目元や口元は乳化をする前にリムーバーを使って落としておきましょう。
②ホットタオルを活用
メイクを落とす前にホットタオルを使えば、メイクを簡単に浮き上がらせることができます。
また、毛穴を広げられるので乳化で気になる毛穴の皮脂汚れもきちんと落とせるでしょう。
ホットタオルを使った後は顔に水分が残るので、コットンやティッシュで軽く拭き取ってください。
水分量は乳化に置いて重要なポイントとなるので、量を間違えるとうまく乳化ができません。
ホットタオルは肌の血行促進にも効能が期待できるので、乳化サポートをしながら美肌作りも同時に可能です。
自宅にあるタオルを濡らしてよく絞り、レンジで40秒温めれば簡単に作れますよ。
クレンジングがうまく乳化しない…2つの原因
紹介されているやり方でクレンジングをしているのにうまく乳化しないケースもあります。
その際は以下の2点に当てはまるかどうかを確認しましょう。
①最初から水を多く使っている
乳化のポイントは水の量です。
使用する水の量はかなり少な目で、目安としては3滴が適量ですよ。
最初から水を大量に加えてしまうと油分とうまく混ざらず、乳化できません。
まずは少なめの水で、足りなければ後から徐々に増やしていきましょう。
②濡れた手にクレンジング剤を乗せている
濡れた手の上にクレンジングを乗せると、水と混ざり合ってしまい乳化を妨害してしまいます。
濡れた手でも使える製品はたくさんありますが、使用する前に必ず手のひらに残っている水気をしっかり拭き取りましょう。
濡れた手でクレンジングをすると、うまく乳化できないだけでなく洗浄力が落ちてしまいます。
なかなかメイクが落ちず、ゴシゴシ洗いや洗いすぎにつながるので注意が必要です。
クレンジングが乳化しないと起こるデメリット
クレンジングを乳化させずに落としてしまうとどのようなデメリットが発生するのでしょうか。
2つのデメリットについてご紹介します。
①メイクが肌に残る
乳化とは水と油を混ぜることを指します。
メイクは油分が中心となって作られているので、乳化することでメイクをしっかり洗い流すことができるのです。
逆に、乳化をしないとメイクが肌に残ったままの状態になってしまいがち。
肌に残ったメイクはダメージとなり、シミや肌荒れなどのトラブルの要因となるのです。
②クレンジング剤が肌に残る
乳化させることで得られるメリットは、メイクや毛穴汚れをきれいに落とせるだけではありません。
先に水とクレンジング剤を混ぜておくことで、その後のすすぎがしやすくなります。
クレンジングを使った後は肌がぬるぬるするという場合、クレンジングがきれいに落とし切れていない可能性が高いです。
肌に残ったままのクレンジングはそれだけでダメージとなり、さまざまな肌トラブルの要因となります。
乳化をしなくてもクレンジング剤を落とすことは可能ですが、乳化をした方が確実にオフでき肌トラブル発生の予防が可能です。
乳化させて使おう♡クレンジングおすすめ8選
クレンジングで乳化をしたいけれど、どの商品を使えばいいのか分からない。
そんな方におすすめのクレンジングを値段別でご紹介します。
プチプラ編
①ファンケル 新マイルドクレンジングオイル
大手ブランドファンケルのオイルクレンジングです。
オイルらしい高い洗浄力を持ちながら肌のうるおいを維持してくれます。
メイクオフや毛穴汚れはもちろん、肌のざらつきまでオフできる高機能な商品です。
まつエクをしたままでも使えるのも嬉しいですね。
②DHC 薬用ディープクレンジングオイル
肌に使うものは国内産がいいという方にぴったり、大手ブランドDHCの商品です。
名前の通り毛穴の奥に詰まった汚れまでしっかり落としてくれます。
使用素材は植物由来の抽出オイルで、汚れをオフしながら美肌作りが可能です。
肌の負担となる香料や着色料などの添加物はほとんど使用していません。
③肌ラボ 極潤ヒアルロン酸配合高純度オリーブオイルクレンジング
肌のハリの元であるヒアルロン酸を贅沢に配合しています。
クレンジングなのに美容液のようなうるおいが実感できる商品です。
ウォータープルーフメイクもしっかり浮かせて落とす洗浄力も兼ね備えています。
手に入れやすい価格帯なので普段遣いに◎
④無印良品 マイルドオイルクレンジング
クレンジングオイルはシンプルなものがいいという方におすすめの商品です。
余計なものを使用していないシンプルなクレンジングオイルなので、敏感肌や乾燥肌の方も気軽に使えます。
高すぎない洗浄力で、肌に必要なうるおいを維持しながら必要な分だけ洗い流すバランスのよさが◎
全国の無印店舗で購入できる利便性の高さも普段使いにぴったりですね。
デパコス編
①シュウウエムラ アルティム8∞スブリムビューティークレンジングオイル
たっぷり450ml、デパコスなのにお得感が嬉しいですね。
人気ブランドのシュウウエムラが提供するオイルクレンジングです。
8種類の植物オイルを使用した肌に優しい成分配合で、メイクや毛穴の汚れをしっかり落としながら美肌を作ります。
オイルなのにベタつかないなめらかテクスチャで、使い心地もバツグンです。
②SK-II フェイシャルトリートメントクレンジングオイル
デパコスの代表格とも言えるエスケーツーが提供するクレンジングオイルです。
濃いメイクもがんこな毛穴汚れも、しっかりオフしてくれます。
肌に不要な汚れを落としながらも、肌を弱酸性に保ち続け健やかな肌を維持。
デパコスらしい機能性の高さで美肌作りを強力サポートしてくれるでしょう。
③クリスチャンディオール ライフクレンジングオイル
世界的なハイブランド、ディオールから販売されているクレンジングオイルです。
濃いメイクやウォータープルーフもすっきりと洗い流します。
保湿成分にアーモンドオイルを使用することで、汚れをオフしながらツヤとハリのある健やかな肌作りをサポート。
メイクオフ後のツッパリ感やベタつきはなく、しっとりとしたつややかな肌が作れますよ。
④THREE クレンジングオイル
メイクや皮脂汚れだけでなく、日中に付着する肌の汚れをきれいさっぱり落とします。
クレンジングしながら古い角質を浮かせて肌のターンオーバーも促してくれる優れもの。
どんな汚れもしっかり落としてくれる洗浄力の高いクレンジングオイルです。
使い続けることで毛穴汚れも気にならなくなるでしょう。
乳化不要!サッと落とせるオイルフリー&水クレンジング3選
乳化しなくてもメイクや汚れを落とせるクレンジングも多々あります。
中でもおすすめの3つをピックアップしてまとめました。
①コウゲンドウ クレンジングウォーター
水が主成分のクレンジングウォーターです。
使用している水は温泉水で、肌に優しい6種類のハーブをバランスよく配合しています。
水タイプですがしっかりとした洗浄力もあり、ウォータープルーフメイクも簡単にオフが可能。
洗い流しは不要でコットンでふき取るだけの簡単クレンジングなので、時間がない日やすぐ寝たい日におすすめです。
②チャコット フォープロフェッショナルズクレンジングウォーター
たっぷり500mlで手に入れやすい価格帯、普段遣いがしやすい商品です。
メイクオフだけでなく、洗顔作用と化粧水の働きも兼ね備えています。
肌を守りながら濃いメイクもしっかり落とせる優れもの。
添加物は不使用で低刺激なので、敏感肌や乾燥肌の方も気軽に使いやすいですよ。
③ドクターシーラボ ナチュラルクレンジングウォーター
サラッとしたテクスチャなのに、毛穴の奥に詰まった汚れをしっかりオフしてくれます。
メイク落としのベタつきが気になるという方にぴったりのクレンジングウォーターです。
オイルフリーなのでどんな肌質の方も気軽に使えます。
ナノ化した保湿成分をたっぷり配合しているので、メイクオフをしながら保湿ケアも可能です。
クレンジングの乳化を活用して美肌作りを目指そう!
いつも何となくクレンジングをしているという方はぜひ乳化を取り入れてください。
同じクレンジングオイルでも洗浄力が格段にアップしますし、気になる毛穴汚れもメイクと一緒にきれいにオフできますよ。
毎日やるケアだからこそやり方を見直してみることで、美肌作りに高い効能が期待できます。
クレンジングの乳化はポイントを押さえればすぐにできるので、上記で紹介した方法を参考にして乳化クレンジングを始めてみてください。
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