【美容師監修】トリートメントの効果って？正しい使い方＆効果が半減するタイミング
美しい髪を作るには日々のケアが大切です。 ヘアケアグッズはさまざまなものがありますが、その代表とも言えるのがトリートメント。 今回は、美容師の渡辺卓哉さんにトリートメントの基礎的な知識や正しい使い方などを詳しくお聞きしました！ トリートメントの効果を最大限に引き出すためにNGな使い方もあわせて解説します。 ヘアケアでお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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効果なしってほんと？トリートメントに期待できる3つの効果
出典：beauty-navi
トリートメントはあまり効果がないという意見もあります。
しかし、正しく使えば以下のような効果が期待できるのです。
- ダメージの修復
- 艶出し
- 柔らかい髪にする
①ダメージの修復
髪は日々外部からダメージを受けています。
乾燥や紫外線など、髪は目に見えない攻撃に晒されているのです。
目に見えない負担は枝毛や切れ毛といった形で髪に現れてきます。
これらのダメージを補修してくれるのがトリートメントです。
トリートメントを正しく使い続けることで蓄積されたダメージは徐々に回復していくでしょう。
②艶出し
トリートメントはダメージからの回復をすると同時に、髪本来の艶を引き出してくれます。
製品の大半には保湿の効果があり、髪にうるおいを与え艶を与えてくれるのです。
艶のある髪は見た目の印象をよくしてくれます。
継続的にトリートメントを使えば美しいきれいな髪が手に入るでしょう。
③柔らかい髪にする
固い髪はセットがしにくく、見た目の印象も悪くしてしまいます。
髪が広がりまとまりのない頭になってしまうのです。
髪が与える印象は大きく、髪に柔らかさがプラスされるだけで女性らしく美しい見た目にしてくれます。
セットでは作れない髪の柔らかさを生み出してくれるのが、トリートメントの効果なのです。
Q. トリートメントをするベストなタイミングは？
A. 髪が濡れているとき！
知っておくべき！トリートメントの種類で効果は違う
出典：beauty-navi
洗い流すタイプ
洗い流すタイプは洗髪の間に行います。
商品によって細かい使い方は異なりますが、シャンプー後に軽く水分を拭き取ってからトリートメントを塗布するのが一般的です。
塗布したら数分間置いて、有効成分をじっくり浸透させます。
ホットタオルやラップで髪を覆うとさらに浸透力がアップしますよ。
時間を置いたらぬるま湯で洗い流します。
洗い残しが多い耳の裏などもきちんと洗い流しましょう。
洗い流さないタイプ
洗い流さないタイプは洗髪後だけでなく、スタイリング前の熱刺激の保護にも使えるトリートメントです。
髪に長く塗布できるので作用時間も長く、効果的なケアができます。
使用する際は髪に汚れが付着していないか確認しましょう。
汚れが付いているとせっかくの有効成分が浸透しにくく、思うような効果が得られません。
使用量にも注意が必要です。
大量に使うと髪がベタついてしまいます。
＼洗い流すトリートメントと洗い流さないトリートメントの違い／
洗い流さないタイプは基本的にドライヤーの熱や乾燥から髪を守るもの。
ですが、最近は髪の内部までケアしてくれるものも多いのでダブル使いでさらに美髪になりますよ◎
使い方はそれぞれ濡れた髪に使いますが、ポイントは髪に揉み込む、摺り込ませること。
付ければOKではなく毛先の先までなじませるのが大切！
効果を最大限に発揮したい！トリートメントの正しい使い方
出典：beauty-navi
トリートメントの効果を最大限に引き出すには正しい使い方を知っておきましょう。
3つの手順に分けて分かりやすく解説します。
①汚れを落とす
髪に付着した汚れを落とします。
シャンプーとぬるま湯できちんと落としましょう。
汚れが付着したままでは思うような効果が得られません。
特にロングヘアの方は洗う部分が多いので、しっかり洗髪をしてから塗布しましょう。
②トリートメントを付ける
水分を軽く取ったらトリートメントを塗布します。
毛先から付けて、手櫛で梳かしながら塗布するのがポイントです。
髪全体に塗布したら、シャワーキャップを被り、その上からタオルを巻いてください。
そのままの状態で湯船に5分ほど浸かると血行が促進され、トリートメントの浸透が促進され効果もアップします。
③洗い流す
トリートメントを浸透させたらぬるま湯を使って洗い流します。
製品によっては後にリンスやコンディショナーを使う必要があるので、商品説明をきちんと読んでください。
洗い流しは軽めでぬめりが残る程度にしましょう。
ただし残しすぎると髪がベタついたり、頭皮や顔など髪周辺の肌が荒れてしまうので、調節には注意が必要です。
Q. 自分に合ったトリートメントの選び方は？
A. 髪質に合ったものを選んで！
その中でもゴワつきや広がりが気になる方はシャンプーもしっとりタイプを使うと◎
ぺたんこになりしっとりし過ぎるのが苦手な方はさらそらタイプの軽いものを使いましょう！
それでもパサつきが気になるようなときは、洗い流さないトリートメントを使って質感を調節しましょう。
トリートメントの効果が半減してしまうNGなタイミング
パーマやカラー直後にトリートメントを塗布しても効果は半減です。
このタイミングでの使用は避けましょう。
パーマやカラー直後は薬剤が髪の内部に入り込んでいるため、の有効成分が思うように浸透しません。
ダメージが大きいパーマやカラー直後はすぐトリートメントを塗布したいですが、効果はあまりないので髪の状態が落ち着いてから使ってください。
目安として2週間は置きましょう。
パーマやカラーが落ち着いて、トリートメントが髪の内部まで浸透する状態になっています。
Q. サロンのトリートメントと市販のトリートメントを併用するのはOK？
A. できれば自宅でのサロンケアがおすすめ。
どうしてもという場合はサロントリートメントをした後の仕上がりに近いものを市販のもので選びましょう。
トリートメントするなら…正しいシャンプーのやり方もチェック
出典：beauty-navi
トリートメントはただ使うだけでは効果がありません。
その前のシャンプーを正しく行うことで効果が得られるので、手順別に分かりやすく解説します。
①ぬるま湯で予洗い
まずはぬるま湯を使い予洗いします。
髪の根元から毛先にかけて、汚れを浮かせるように洗い流しましょう。
ゴシゴシ洗いは厳禁です。
髪を優しく撫でるようにして洗い流しましょう。
水を含ませるようなイメージで洗っていきます。
きちんと予洗いをしておくとシャンプーの泡立ちがよくなりますよ。
②シャンプーを泡立てる
シャンプーを1プッシュ手のひらに出して両手に広げます。
すぐ泡立てるのではなく、髪の根本から全体に馴染ませましょう。
髪全体によく馴染ませたら泡立てます。
頭皮もシャンプーでよく洗い、余分な皮脂や汚れを落としてください。
このとき、ゴシゴシと擦るように洗うと髪や頭皮が傷付いてしまうので気を付けましょう。
指の腹を使い、空気を含ませるように泡立ててください。
③よく洗う
シャンプーを泡立てたら汚れを浮かして髪をきれいにします。
まず、指の腹を使って頭皮をジグザグに洗いましょう。
えりあしと頭頂部もジグザグ洗いをします。
生え際は洗い忘れがないよう気を付けてください。
毛先は手櫛で洗います。
泡を毛先に運ぶようにして洗い流しましょう。
④軽く泡を洗い流す
髪に付いた泡を手で取り除きます。
手櫛で毛先から泡を取れば、髪を洗いながら泡が取れるので一石二鳥です。
先に泡を手で取っておけば洗い残しを防ぐことができます。
鏡を見ながら手で取れる分は取っておきましょう。
⑤よくすすぐ
ぬるま湯を使い残りの泡を洗い流します。
根元から毛先に向かって、泡が残らないようにしっかり洗い流しましょう。
このときもゴシゴシ洗いは厳禁です。
手櫛や指の腹を使い撫でるように洗い流しましょう。
頭皮や生え際、襟足や耳の裏などの洗い忘れには要注意です。
見た目はきれいに洗い流せても髪の内側に泡が残っている場合があるので、完全に洗い流せたと思ったタイミングからさらに10秒、シャワーで洗い流しましょう。
＼シャンプーのやり方のコツ／
頭皮か髪に付着している汚れはだいたいお湯で落とせます。
その後のシャンプーの効果が倍増するのですごく大事ですよ！
シャンプー後のお流しもしっかり洗い流し、ぬるぬる感が取れるまでシャンプーを洗い落とします。
また、シャンプーを流す前の泡立った状態の時に頭皮マッサージなどをすると血行も良くなり、美髪へ近付きます◎
自分の髪質に効果的なトリートメントを選ぶときのポイント
出典：beauty-navi
人気の製品を使っても必ずしも効果が得られるというものではありません。
ポイントを押さえて、髪質に合わせた効果的な製品を選びましょう。
- 髪の悩みを正確に把握
- 余計な添加物の有無
- どのタイミングで使うか確認
- 髪質をチェック
- ダメージ度をチェック
①髪の悩みを正確に把握
トリートメントと一言でまとめても数多く、その効果もさまざまです。
トリートメントを使ってどんな髪になりたいのか、髪の悩みに合わせて製品を選びましょう。
口コミで評判だから、人気があるからといった理由で選んでも思うような効果は得られません。
まずは自身の髪の悩みを正確に把握することが大切です。
②余計な添加物の有無
トリートメントの中には洗い上がりを滑らかにするためにシリコンを使ったり、香りや見た目をよくするために香料や着色料を使ったりしている製品が多々あります。
しかし、これらの添加物は頭皮の毛穴を塞ぐなど、髪に負担を与えてしまう場合もあるのです。
トリートメントを選ぶ際は使用成分を必ず確認しましょう。
余計な添加物が使われていないか、髪にいい成分がきちんと入っているか、購入前に忘れずにチェックしてください。
③どのタイミングで使うか確認
トリートメントには大きく分けて、洗い流すタイプと洗い流さないタイプの2種類があります。
どちらが合うかは人によって異なるので、トリートメントをどのタイミングで使いたいかよく考えてみましょう。
トリートメントは継続して使うことで効果が得られます。
使い続けるにはトリートメントの使いやすさが重要なカギとなるので、どちらがいいかシミュレーションしてくださいね。
④髪質をチェック
髪質に合わせて選ぶのも大切です。
髪に合わないトリートメントを無理に使っても、思うような効果は得られません。
購入する前に自身の髪質をチェックしましょう。
髪の細さや柔らかさなど、細かく確認して条件にヒットするトリートメントを絞り込んでください。
⑤ダメージ度をチェック
髪のダメージ度の確認も大切です。
ダメージが重いのに効果が軽いトリートメントを使っても、ダメージ補修が追い付きません。
逆に、ダメージが軽いのに補修効果の高いトリートメントを使っても思うような効果が得られない可能性もあります。
ダメージ度に合わせた製品選びをしましょう。
効果が高いと口コミで話題！市販のトリートメントランキングTOP10
市販のトリートメントも正しく使えば高い効果が期待できますよ。
以下におすすめの製品を10個、順位別にご紹介します。
10位：パンテーン エクストラダメージケア デイリー補修トリートメント
ドラッグストアで購入しやすく価格も手ごろな製品です。
大手ブランドのパンテーン製品なので、安心して使えるのもいいですね。
洗い流すタイプのトリートメントで、他のパンテーン商品とラインで揃えて使うとさらに効果アップが期待できます。
サロンエキスパート監修で、自宅でサロン気分が味わえますよ。
9位：ラックス ルミニーク リッチリペアマスク
高い補修効果が期待できる洗い流すタイプのトリートメントです。
保湿成分には植物由来のホホバオイルを使用しています。
豪華なアロマの香りでヘアケアタイムをリッチに演出。
ルミニークシリーズと併せて使うのがおすすめです。
8位：ナプラ インプライムモイスチャートリートメントベータ
特にダメージが酷いタイプの髪におすすめです。
保湿と補修を中心としたトリートメントで、高い効果が期待できる人気成分アルガンオイルを使用しています。
枝毛や切れ毛などで悩んでいる方の補修ケアにぴったりです。
内側からうるおいたっぷりの美しい髪作りをサポートしてくれます。
7位：ラックス ダメージリペア リッチ補修トリートメント
特にダメージが酷い髪の毛用のトリートメントです。
ゴールドアルガンオイル配合で、ダメージを受けた髪の内深くまで有効成分を浸透させます。
枝毛や切れ毛だけでなく、髪の中がスカスカになってしまった方への補修ケアにも効果が期待できますよ。
高い機能性なのに手ごろな価格で手に入れやすいのも◎
6位：TSUBAKI プレミアムリペアマスク
濃密な美容成分を贅沢に配合した製品です。
有効成分を浸透させるために、髪の通り道を広げる独自のテクノロジーを採用しています。
配合成分のデュアルアミノ酸が髪の表面にぴったり密着して有効成分を閉じ込めると同時に、キューティクルを作り出します。
ダメージが酷く髪のツヤが気になる方におすすめです。
5位：フィーノ プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアマスク
たっぷり230gでロングヘアの方におすすめの製品です。
6種類の美容成分を使用しており、深刻なダメージも高い効果で修復します。
洗い流すタイプのトリートメントで、密封性の高い蓋つきタイプです。
容量や形状、価格や手に入れやすさなどを総合的に見て、継続して使いやすいトリートメントといえます。
4位：ダヴ 濃密ミルク10秒トリートメント
トリートメントをする時間がない方、特に忙しい朝に洗髪をする方にぴったりの製品です。
名前のとおり、髪に塗布したら10秒置くだけで簡単にヘアケアができます。
配合成分のモイスチャーミルクとトレハロースなどの成分が、うるおいが足りない部分を見つけて一瞬で密着するので、10秒という短い時間でも効果が得られるのです。
他のダヴ製品と併せて使うとさらに効果アップが期待できますよ。
3位：いち髪 濃密W保湿ケアトリートメント
華やかで可愛らしいパッケージデザインは、ヘアケアタイムを楽しく演出してくれます。
日本人の髪を研究して作られたトリートメントなので、幅広い髪質の方におすすめです。
使用されている純和草プレミアムエキスは、ヘアダメージの補修を行うと同時に予防もしてくれる優れもの。
まとまりのあるしっとりとした美しい髪を作り上げてくれます。
2位：ロレアルパリ エルセーヴトリートメントヘアケア マスク
高濃度なオイル使用のトリートメントですが、ベタつかずさっぱり洗い流せる製品です。
高保湿で浸透力の高い6種類のオイルを配合し、酷いダメージの髪もしっかり補修します。
髪への馴染みもよく、しっとりとした手触りのうるおい効果が得られるでしょう。
サロンで受けるような贅沢なケアタイムを過ごせますよ。
1位：アジエンスMEGURI 満たすトリートメント
髪のゴワつきやうねりなど、酷いダメージも補修してくれる高機能なトリートメントです。
使い続けることでまとまりのある美しい髪が作れるでしょう。
使用成分は補修機能のある乳酸を始めとした、植物由来の髪に優しい成分を贅沢に配合しています。
高い効果が期待できますが手に入れやすい価格帯、全国のドラッグストアに売っている購入のしやすさが◎
もちはどのくらい？美容院でのトリートメント効果が得られる期間
出典：beauty-navi
美容院でのトリートメントの効果は永続的ではありません。
効果が得られる期間は個人差がありますが、約1週間から2週間程度とされています。
美容院でのトリートメントは不足分の栄養素を補い、髪の外側にコーティングをするというやり方が大半です。
毎日の洗髪や外部ダメージになどでコーティングは徐々に剥がれていきます。
また、髪のダメージ度や元来の髪質、美容室ごとで使用しているトリートメントによって効果が大きく左右される可能性もあるのです。
自分でトリートメントの種類を選べる場合は、美容師と相談してぴったりのものを使いましょう。
美容院でのトリートメント効果を持続させるコツ
出典：beauty-navi
どんなに高い効果が期待できるトリートメントでも思うような効果が得られない場合もあります。
効果がない要因は、その人の日頃のケア方法によるものです。
日頃のケアが適当ではせっかくのトリートメントの効果持続時間も短くなってしまい、早いと1日で効果がなくなってしまうこともあります。
髪は目に見えない部分でダメージを折っているのです。
効果が持続する方はきちんと正しい方法でケアをして、日々のダメージを補修しています。
正しいケアを覚えて習慣付けることが、効果を持続させる基本であり重要なポイントでもあるのです。
Q. 美容院でのトリートメント効果が持続する期間は？
A. ホームケアをきちんとすれば一ヶ月も！
ホームケアをしない場合で2週間、ホームケアをした場合だと1ヶ月以上持続できる場合もあります。
サロントリートメントの頻度は1ヶ月に1度が理想。
髪の状態がどんどん良くなります◎
正しい使い方と製品選びでトリートメントの効果を引き出そう
出典：beauty-navi
トリートメントは正しい使い方と髪に合った製品選びをすれば、最大限の効果が得られます。
切れ毛や枝毛、スカスカの髪など人によって悩みはさまざまです。
自分の髪質や悩みに合ったトリートメントを探して、正しい使い方で悩みを解消しましょう。
思うような効果が得らえない人は、この記事を参考にして商品選びとトリートメントの使い方を見直してみてください。
出典：beauty-navi
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取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel（ノエル）」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。
濡れている髪はキューティクルが開いた状態で、トリートメントなどに含まれる保湿成分や栄養分が髪に浸透しやすくなっています。
サロンでカラーやパーマをした際は毎日トリートメントをするとgood。
ベタつきなどがない場合は基本的に毎日する事を心がけましょう！