ショートヘアのおしゃれな巻き方をプロが解説!上手に巻くコツ&ウェーブアレンジ
ショートは「巻くのが難しい」「アレンジのバリエーションが少ない」と感じている人も多いのではないでしょうか? でも、コツを掴めばお洒落で可愛い巻き髪をとても簡単につくることができるのです。 今回は、ショートヘアのスタイリングが得意な美容師に巻き方のコツやポイントを教えてもらいました! お洒落なアレンジを実践したい、もっとショートを楽しみたいという人はぜひご覧ください。
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巻き方の前に!準備すべきこと&知っておくべきこと
出典:Beauty navi
ショートさんは髪に地毛のうねりやクセが出やすく、髪が短いことから寝ぐせもつきやすいです。
髪を巻く前にクセを直しておくことで、お洒落な巻き方を作りやすくなるのです。
クセ直しの方法
ショートさんのクセを直すには、ドライヤーを使う、アイロンを使うといった2つの方法があります。
まず、ドライヤーを使う方法としては、髪を全体的に濡らした後にドライヤーを当てながら、ブラシを使って髪をストレートに伸ばします。
時間がある朝や、根元からある頑固なクセを直したいときにおすすめの方法です。
アイロンを使う方法では、髪を熱から守ってくれるトリートメントを付けた後に、クセを伸ばします。
髪全体を上下に分けてトップをクリップなどで仮留めし、下からアイロンを使ってクセを伸ばします。
髪をはさんで真っすぐに引っ張り、中間部から内側方向に向かってふんわりとカールをつけるイメージでアイロンを滑らせます。
こうすることで、真っすぐになりすぎない自然なショートをつくれます。
巻き髪に用意するもの
髪を巻く際には、髪をカールさせるためのコテを用意します。
コテの中には、アイロンと合体しているものもあります。
また、髪を熱から守りながら、つくったカールをキープしてくれるスプレーなどを用意します。
これがないとカールがすぐに取れてしまいますし、コテで髪を傷めてしまいます。
ショートさんは髪が短いので、お洒落な巻き方をしたいときには、髪を仮留めする必要があります。
仮留めをするためのヘアクリップやヘアゴムも準備しておきましょう。
ショートにおすすめのコテの太さ
コテには26㎜、27~32㎜、32㎜以上といった太さがあります。
基本的には32㎜を持っていれば、どんなレングスの髪にも使えると言われています。
32㎜はショートさんも使用できますが、カールが大きくなりすぎてしまうことがあり、巻きこみすぎるとうなじや耳などに当たりやすいです。
ショートさんは26㎜くらいのコテを選ぶと、カールがつくりやすいです。
\26mmのコテがおすすめ!/
ショートを巻くときのコツ
ショートでお洒落な巻き方を実践する際には、3つのコツを意識するとより巻きやすくなりますよ。
以下に、巻き方のコツを紹介します。
- 髪はしっかり乾かす
- 巻髪用のトリートメントをつける
- 邪魔な髪を仮留めする
巻き方のコツ①:髪はしっかり乾かす
ショートを巻く際には、髪を十分に乾かしておくことが大切です。
水分が残っていると、コテによって水分が一気に蒸発してしまい、必要な水分も飛ばしてしまうのです。
髪が傷んでしまいますし、傷んだ髪はスタイリングがしづらくなります。
お洒落カールさせるようなスタイルを長く楽しむためにも、髪をよく乾かしてから巻きましょう。
巻き方のコツ②:巻き髪用のトリートメントをつける
当たり前かもしれませんが、髪を巻く前に巻き髪用のトリートメントやスプレーをつけておくと、カールがきれいに出やすくなります。
カールをキープしてくれる効果があるので使用していた方がスタイルが長持ちします。
髪をコーティングして、熱から守ってくれる効果もあるため、髪を傷めることなくアレンジを楽しむことができます。
巻き方のコツ③:邪魔な髪を仮留めする
ショートさんは、仮留めした方がきれいなカールをつくることができます。
仮留めをしていないとカールの数が少なくなりますし、全体的に動きが少ないスタイルになりやすいです。
仮留めをした方が、邪魔な髪がないので巻きやすいというメリットもあります。
上下2つに分けるだけでも巻きやすくなりますし、仕上がりも美しくなります。
Q.ショートヘアを巻くときにするべき下準備は?
A.洗い流さないヘアクリームをつける!
【美容師直伝】初心者でも簡単!ストレートアイロンを使ったショートの巻き方
出典:Beauty navi
ストレートアイロンを使ってショートヘアを巻く方法をご紹介します。
今回、美容師の山﨑將さんに巻き方とコツを教えてもらいました!
巻き方は以下の通りです。
①全体を持ち上げてアイロンを前に前に内巻きに巻いていく
②全部通し終わったら手ぐしで下に下ろして完成です!
最後にワックスで全体をなじませればトレンド感のある髪型に。
\POINT/
簡単ヘアアレンジ!コテを使ったショートの巻き方
出典:Beauty navi
ここでは、簡単にできるコテを使った巻き方をいくつか紹介します。
ショートから短めボブの方におすすめの巻き方を、厳選して集めました。
ワンカールの巻き方
この動画では、32㎜のコテを使用しています。
ワンカールをつくる際には、太めのコテを使うのがおすすめです。
まずは、左右の耳より前の毛を全部内巻きにします。
次に手が届く範囲の後ろの髪も同様に巻いていきます。
後ろの髪は下を向いて、トップの毛をまとめて取り一気にワンカールをします。
ショートさんは、下を向くことで巻きやすくなります。
ゆるふわワンカールの巻き方
ゆるふわワンカールは毛先だけをカールさせるイメージで巻いていきます。
髪を上下に分けてカールすると、よりふんわり感がでます。
すべて1回転させるだけなので、不器用さんにもおすすめです。
最後にヘアワックスを付け、ツヤと束感をプラスして完成です。
内巻き(フォワード巻き)の巻き方
フォワード巻きとは内巻きのことで、内側に向かってカールをつくる方法です。
内巻きをすることで上品なショートになりやすいです。
まずは髪を上下に分け仮留めし、下の髪を外ハネにします。
顔周りは外巻きにします。
上に分けた髪の半分を下ろし毛先を軽く外ハネにさせたら、3束くらいを外巻きにしていきます。
残ったトップの髪を内巻きにします。
最後にジェルタイプのトリートメントを付けて完成です。
外巻き(リバース巻き)の巻き方
リバース巻きとは外巻きのことで、髪を外に向かって巻いていく巻き方です。
外巻きは華やかで明るい印象のショートになりやすいです。
まずは襟足部分を外ハネにしていきます。
コテを少しずつずらしていくと、きれいなカールができます。
短いショートの人はコテをずらさなくてもOKです。
次にサイドの中間部を外巻きにします。
リバース巻きにしたすぐ後ろにフォワード巻きを加えると、ボリューム感のある仕上がりになります。
最後にトップを外巻き、内巻きを交互に行います。
ねじり巻きの巻き方
ねじり巻きとは、髪をコテで根元まで巻き付けた後にコテを引っ張り、はずれた髪をさらに巻くという巻き方です。
言葉で説明すると難しいように感じるかもしれませんが、こちらの動画を見ると分かりやすいかと思います。
長めショートを全体的にねじり巻きにしています。
ねじり巻きはウェーブのような仕上がりになるので、慣れるとヘアアレンジ前のベースづくりとして活用できます。
外ハネの巻き方
ショートさんの外ハネスタイルは、仮留めをしておくときれいな仕上がりになりやすいです。
以下の動画では、26㎜のコテを使用しています。
仮留めした髪をコテを使って外ハネにします。
巻いた後にすぐ手でくしゃっとさせると、形が付きやすくなります。
表面の髪を少しだけ内巻きにふんわりさせると、よりこなれた印象のショートになります。
美容師おすすめ!MIX巻き
MIX巻きとは、内巻きと外巻きを組み合わせた巻き方です。
毛先に動きが出て、ふんわりとした髪型が完成します!
全体をまず前にアイロンを抜くように内巻きにします。
頭を触って1番尖ってる高いところ(範囲は手のひらくらい)をリバース巻きに。
オイルやツヤの出るタイプの洗い流さないヘアトリートメントでしっかり崩して完成です。
あまり細かく巻きすぎないで、巻き終わってからしっかり崩すこともポイントです!
\毛先だけ巻くのがポイント!/
全部を根元、中間まで巻いてしまうとどうしても頭が大きくなってしまうので、全体のフォルムはシンプルに毛先だけ!
表面の表情だけ中間や根元まで巻いてメリハリをつくるのがポイント!
ショート×ウェーブアレンジの巻き方
出典:Beauty navi
ここでは、ショートのウェーブの巻き方を紹介します。
最近トレンドのS字と、無造作の2種類の巻き方をお伝えします。
S字ウェーブの巻き方
S字ウェーブとは、その名の通りSの字にウェーブしているスタイルのことです。
動きが出るので、短めのショートの人も取り入れやすいです。
S字ウェーブはストレートのアイロンの方がやりやすいです。
まずは髪を上下に分け仮留めします。
次に、下の段の毛先を外ハネにします。
襟足もしっかり外ハネにしておきましょう。
上の段の髪を少しずつとって、アイロンを外側内側にずらしてS字ラインをつくります。
これを髪表面の全体につくっていきます。
無造作波ウェーブの巻き方
無造作ウェーブは、基本的には外ハネをつくる巻き方と同じです。
下段を外ハネにしたら表面の毛をアイロンを使ってウェーブさせていきます。
ウェーブは、髪の中間をアイロンで挟み、外向き内向きを交互に繰り返しながらスライドさせていきます。
トップの表面がきれいにウェーブになるように仕上げればOKです。
最後に束感のでるジェルタイプのスタイリング剤で、ウェーブの形をくっきりさせて完成です。
【美容師直伝】コテを使ってショートにボリュームを出す巻き方
「トップがぺたんこになってしまう…」とお悩みのショートヘアさんは多いのではないでしょうか?
コテを使ってトップをふんわりとさせる方法をご紹介します!
コテで全体的に巻いた後に、最後におこなってもOKです。
まずは、トップの毛を少しとってコテで挟みます。
挟んだ髪を毛流れとは反対側に向かって、コテで引っ張ります。
反対側に引っ張ることで、ふんわりとしたトップをつくることができます。
トップだけでなく、ショートの髪全体に使える巻き方です。
\毛束を前にもってきて巻く!/
毛束がズレればズレるほどボリュームが出ます!
ショートの巻き方は「クセづける」イメージでやると簡単
出典:Beauty navi
ショートの巻き方について動画とともに紹介してきましたが、気になる巻き方は見つかりましたか?
ショートは「髪を巻く」というよりは、コテを使って外にハネさせたり、内側に向かってふんわりさせたり、クセをつけていく工程の方が多いです。
ショートは巻くほどの髪の長さがないので、髪を巻くのが苦手という人も比較的簡単にできるはずですよ。
基本的には、髪を上下に分け仮留めして、下段を外ハネにする、上段の表面だけ動きがわかるように巻くと動きのある仕上がりになります。
巻き方が分からないという人は、ぜひ紹介した動画も参考にしてみてくださいね。
出典:Beauty navi
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温度は160度と低めに設定して、巻くというよりは通すイメージで使うのが失敗もしないでベストです!