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「人生詰んだ」の意味とは?

人生詰んだ女性が下を向く

「人生詰んだ」と聞くようになりましたが、どのような意味か分かりますか?
この言葉は昔から使われていたわけではなく、近年インターネットやSNSなどで使用されるようになったもので「人生終わった」という意味です。

人生に対して絶望感を抱き、救いようがない状況の時に用いますが、どん底に落ちて這い上がれない状態と言えます。
「詰む」は将棋から取った言葉で、「この先は打ちようがない」と負けることを指します。

人生詰んだと思った瞬間

人生詰んだ女性

人は、どのような時に人生詰んだと思うのか見ていきます。

  1. 多額の借金がある
  2. 就職先が見つからない
  3. 婚約者との別れ
  4. 詐欺師にだまされた
  5. 孤独な生活
  6. 健康状態の悪化
  7. 精神的な病にかかった

続いて、人生詰んだと考える瞬間をそれぞれ詳しく説明します。

①:多額の借金がある

ギャンブルが趣味の人や株の投資で予想が外れ、大きなお金を失った時は人生詰んだ瞬間になるでしょう。
家族に言えない大きな借金を抱えてしまうと、どのように説明すれば良いのか悩みますし、いずれバレる日がやってきます。

借金は最初は少額のつもりでも、気軽に借りられる便利さから気づくと返済が難しいくらいの金額になってしまった人もいるはずです。
借金という言葉の響きも良い印象を持ちませんし、家族を支えながら返済するのは困難と言えます。

②:就職先が見つからない

何度も就職試験を受けたり面接に行っても、合格の返事をもらえないと「人生詰んだな」と思いたくなります。
同じ年代の友達は、一流企業や大企業に就職が決まったのに、自分一人が決まらず取り残された気分になり、落ち込んでしまいます。

会社の面接を受ける度、不合格の返事を聞くと自分を否定されている気分で人生詰んだ瞬間に繋がります。

③:婚約者との別れ

結婚前提に交際していた恋人に、突然別れを告げられ婚約解消されると、瞬間的に「人生詰んだ」と頭を過ぎります。
親同士の顔合わせや結納を済ませ、式場選びなど順調に進んでいたのに、理由もなく解消されるとどうして良いのか戸惑ってしまいます。

大好きな相手と生涯のパートナーになれると喜んでいた矢先に起きた出来事は、現実として受け止められず精神的に滅入ってしまうでしょう。

④:詐欺師にだまされた

詐欺にだまされやすいのは、大人しく人を疑うことを知らない素直なタイプと言えます。
多額の金額をだまし取られてなければ問題は軽く済みますが、多額のお金を払った後に詐欺と気づいた時は、一瞬にして人生詰んだと言葉が脳裏をかけめぐるでしょう。

独身であれば自分だけの問題で済みますが、主婦や家族の主など家族を支える立場の人がだまされると立場上、「どうしよう」と焦りが出てきます。
パートナーに相談しずらく一人で悩みを抱える人も少なくありません。

⑤:孤独な生活

恋人や結婚相手が見つからず「このまま生涯、一人暮らしかも」と考えると人生詰んだ気分になります。
若い世代は合コンに誘われたり若いというだけで出会いも多いですが、年齢と共に周囲は結婚して若い時のように声がかからなくなると、自分は売れ残りと考えてしまいます。

結婚したいと思っても巡り合うチャンスがなく、一人で生きていくのかと思うと悲しくなってきます。

⑥:健康状態の悪化

今まで健康で大きな病気をしたことがない人が、癌など大病にかかってしまうと「人生詰んだ」と思いたくなります。
癌と告知されると「人生詰んだ」と思われがちですが、全て人生の終わりを意味するのではなく、病気の種類や心の持ち方で助かることもあります。

病気の時は精神的にも弱気になり、気持ちが沈みがちになるので要注意です。

⑦: 精神的な病にかかった

近年ではストレスから、うつ病を発症する人が増加傾向ですが、うつ病はネガティブな感情になりやすく、少しのことも否定的に捉えてしまいます
うつ病と診断された時は「人生詰んだな」と思うに違いありません。

精神的な病気は治るまで時間がかかりますし、仕事や家族のことを考えるとますます病んできます。

人生詰んだ状態から抜け出す方法

人生詰んだ女性が考え事をする

人生詰んだと思った時、どのようなことを実践すると脱出できるのか見ていきます。

  1. 前向きな考え
  2. 自分より辛い人物を考える
  3. 諦める
  4. 目標を定める 
  5. 自分と向き合う
  6. 旅行に行く
  7. 好きな事をする
  8. 自然なままでいる 
  9. 相談する
  10. 人と比べない

続いて、人生詰んだ状態から脱出する方法をそれぞれ詳しく説明します。

①:前向きな考え

人生詰んだと思った出来事に対して、ポジティブな考えで解決していきましょう
例えば、多額の借金があっても計画的に月々の金額を支払えば、いずれは全額返済できる日がきますし無理なら司法書士や弁護士など債務処理の専門家に相談して、解決する方法もありますよね。

「もうだめだ」と考えると前向きな考えや対策が思いつかず難しいですが、ポジティブになれば「この方法がある」「こうした方がいいかな」と、たくさん選択肢が見つかり行動できるようになります

マイナスの感情は人生詰んだ思いでいっぱいですが、ポジティブに考えるとそれほど大変でないこともあるのです。

②:自分より辛い人物を考える

「人生詰んだ、生きて行けない」と思った時は、自分より苦しい思いをしている人を想像して下さい
他人の苦労話を聞くのも参考になりますし、視野を広げて世界で困っている人を思い浮かべてみましょう。

過酷な生活を強いられている人と比べると、「現在、自分が抱えている悩みや辛さは小さいものだ」と思えるものです。
人生詰んだと考えられるうちは、まだまだ余裕がある証拠。

本当にダメな時は、人生詰んだと考える余裕すらありません

③:諦める

「人生詰んだ、仕方ない」と、諦めるのも抜け出す方法です
「あんなことしなければ良かった」と、後悔しても遅いので、諦めて気分をスッキリさせると脱出できるでしょう。

人生詰んだ出来事に対して後悔ばかりしていると、同じことが頭の中を駆け巡るだけなので一旦、悩みの思考を止めてしまうことで気持ちが軽くなり、いろいろな解決策が見えてきます。

④:目標を定める 

人生詰んだ辛い状況でも目標を持つことは、前向きな生き方に繋がり効果的です。
現在抱えている問題が解決したら「これをしよう」と、目指すものを決めたり、同時進行で目標に向かって進むのも良いでしょう。

人生詰んだ状態というのは夢も希望も失われている状態なので、小さなことでも夢や目標をたてることは大切です
大きな目標は負担になる人は、日常生活でできる些細なことを目標にすると負担が軽いですね。

⑤:自分と向き合う 

本当に人生詰んだ状態か考えてみましょう。
借金や就職が決まらないなど人生詰んだ事情は人それぞれ違いますが、起きてしまった現実を素直に認め受け止めることも必要です

自分と向き合うことで、今後どうすれば良いかある程度の見通しが立つものです。
「就職が決まらないのは、自分の能力に伴った会社でないから」「結婚できないのは、理想が高いから」など理由が見えてきます。

現実から逃げるのではなく自分自身を振りかえり、現在の状況を把握して対策に向け進むことで抜け出すことができます。

⑥:旅行に行く

旅行は非日常の環境で心身ともにリフレッシュでき、更に発想の転換が良くなって新しいアイデアが思いつきやすくなります
人生詰んだときは、精神的に滅入っているので旅行で気分転換するのも脱出の方法です。

ネガティブな感情が支配すると前向きな考えができませんし、良い解決策が浮かびません。

⑦: 好きな事をする

人生詰んだ辛い状況の時はやる気を失ったり、前向きに考えられない時もあるはずです。
絶望感から這い上がるには、趣味や好きなこと、やりたいことに打ち込むのも良い方法です。

好きなことをしていると幸福感で満たされ、嫌なことを忘れさせてくれますし、楽しいことをした後は前向きに考えられたり、解決法がひらめいて良い方向に向かうでしょう。

⑧:自然なままでいる 

人生詰んだと悩む人には、プライドが高い人も少なくありません。
プライドが高い人は「こうでなくちゃいけない」と考えがあり、柔軟な発想ができない場合があるものです。

人からどう思われているのか過剰に気になったり、他人より優れていたいので何かでつまづくと「人生詰んだ」と思い込みやすいと言えます。
無理をせず素の自分を出すことで一般的な意見に縛られず、のびのび生きられ窮屈な状態から抜け出すことができます。

⑨:相談する

友達や専門家の先生など信用できる人に相談するのも抜け出すための方法と言えます。
付き合いの長い信頼できる友達なら、あなた自身をよく理解しているので、的確なアドバイスがもらえるでしょう。

人生詰んだ気持ちを話すことで気持ちが楽になり、明るい未来を考えられるようになるはずです。
また、人生詰んだと深く悩みを抱えている時は、うつ病を発症している可能性も否定できないので、心療内科や心理カウンセラーなど専門家を訪れるのも脱出するきっかけになります。

⑩: 人と比べない

他人と比較すると「自分はできない人間だ」と思いがちです。
比べる対象者が自分より優れている人の場合、ダメ人間と思う気持ちが強くなり、人生詰んだ気持ちに繋がります。

人と比べるのやめることで楽になり、自分らしく生きることができ人生詰んだ気持ちから抜け出せます。
自分は独身でも良いと考えていたのに、周りの人は「40歳になって独身なの」と、周囲の意見に惑わされると気持ちが沈んでしまいます。

自分の意見があり、自分らしく生きているのであれば、人の言うことなど気にせず生きた方が楽ですね。

今すぐ挽回可能!人生詰んだと勘違いしているケース

人生詰んだ女性が橋の上で考える

人生詰んだと思っても、実際は「詰んでない」こともあるものです。
どのようなケースがあるのか、早速見ていきます。

①:進学・就職の失敗

若い年代で大学の浪人や希望の企業に就職できないのは、人生詰んだことになりません。
誰でも希望の会社で働きたいですが、全員が志望先に就職できるわけではないですし、別の会社で頑張って経験を積んで認められたら、希望の会社に再度挑戦するのも可能です。

進学も同じで浪人して、志望の大学に入学できなくても、人生終わりでないですし別の学校に進学して新たに頑張れば良いのです。
若いうちはやり直しが可能な年代で、努力次第では失敗が成功に変わることも期待できます

②:会社でのポジション

会社で責任のある仕事をさせてもらえない、出世が難しいなど悩みを抱える人は多いと言えます。
同時期に入社した同僚が、どんどん出世するのを目の当たりにすると、自分が惨めに思えて「人生詰んだ」と考えたくなります。

しかし、出世だけが人生ではなく「健康な体や家族と過ごせて幸せだな」と考えると、出世できなくても幸せな気分になりますよね。
また、苦手な部署に飛ばされたり、会社で邪魔者扱いされても卑屈にならず、前向きに考えれば楽しさを見出せるでしょう。

③:中年でフリーター

不景気で職を失ったり性格上、同じ職場で長く続かないなど正職員で働けない人は、人生詰んだ気持ちになるに違いありません。
若い時はフリーターでも、簡単に正職員の仕事が探せますが、40歳代に入っても就職先が決まらないと落ち込んでしまいますね。

年齢が高くなるにつれ採用してくれる企業は減ってきて仕事内容も限られますが、フリーターでも前向きに頑張れば正職員への道が開かれたり、思わぬチャンスを得ることができます
また、仕事に役立つ資格を取得するのも、就職に有利になるので良い方法です。

新しいことに挑戦するのに、年齢は関係ありませんし、生き生きとした生活が送れて、やりがいに繋がり生きるのが楽しくなるでしょう。

④:人間関係の問題

友達や会社、家族の不仲など人間関係の悩みは尽きないものです。
自分の立場が不利な状況に置かれると「詰んだ」気持ちになりますが、一時的な問題で時間と共に解決に向かうのがほとんどです

友達関係は環境によって変化するものですし、会社や学校でいじめにあって詰んだと思っても、転職や異動、進学で人間関係が変わり良い方向に向かっていきます。

⑤:返済可能な借金額

借金の金額によっても「人生詰んだ」と思う必要がありません。
金額によっては時間がかかっても返済できますし、法律の専門家に相談すれば、利息などの相談にも乗ってくれ早めに返済できるように力を貸してくれます。

計画的に返済して金額が減っていくのを見れば、前向きな気持ちになり明るい未来が見えてくるでしょう

人生詰んでもポジティブ思考なら、やり直しはできる!

人生詰んだ女性が橋を渡る

人生詰んだと思っているのは、自分だけでなく周りにも同じような環境に置かれた人がいることを知りましょう。
生きていればさまざまことに遭遇し、自分で対処できない大きな壁にぶつかることもありますが、心の持ち方ひとつで良い方に向かい、状況が好転します。

マイナスの思考になると辛いことしか考えられず、悪い状況から抜け出せず変化がありません。
前向きに捉え人生を明るい方に変えていきましょう。

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