目の色の種類&特徴を解説!目の色が決まるメカニズムとは?
私たち日本人の目の色は主に黒や茶色が多いですが、世界で見ると実にさまざまな目の色がありますよね。 では一体目の色とはどのような理由で決まるのでしょうか? この記事では目の色の種類や特徴、目の色が決まるメカニズムなど、目の色についてご紹介していきます。
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人の「目の色」には種類がある!
みなさんは目の色は何種類あると思いますか?
黒、茶色、グレー、青、緑と5種類ぐらいを想像するのではないでしょうか。
実は目の色は細分化すると24種類もあることがわかっています。
稀に例外な目の色を持つ人もいるそうですが、日本人は目の色に多様性がないため、この24種類の中の4種類が当てはまります。
この4種類とは、茶色、焦げ茶色、暗い焦げ茶色、かなり暗い焦げ茶色で俗に黒目のことを指します。
また目の色とは虹彩部分のことを指します。
目の中央に瞳孔があり、その周りが虹彩で光の量を調節する器官です。
目の色の種類
ブラウン
ブラウンは目の色の中で最もメラニン色素が多く、日照時間が長い、日差しの強いことが影響しています。
そのため世界人口の約55%はブラウンの目の色をしており1番多い色です。
主にアジア、アフリカの地域の人たちが該当します。
もちろん日本人も色の濃度に個体差があるものの、大多数がブラウンですよね。
ヘーゼル
ヘーゼルは黄色みの強いグレーやグリーンで、黄土色や淡褐色と表現します。主にアメリカやヨーロッパに多い目の色です。
メラニン色素は中程度といったところですが、瞳孔に近い部分がブラウンで、その周りがグレーやグリーンといった色をしていたり、目の中で混色していることもあるため、光の加減では複数の色が一気に見える不思議な色味だったりします。
アンバー
アンバーは琥珀色と言いヘーゼルに似た色ですが、ヘーゼルよりもイエロー、ゴールドの色が強く、他に小豆色や銅色が混じっているのが特徴です。
アンバーはリポクロームというイエローの色素が沈着することが原因で起こる目の色です。
狼に多い目の色から通称「狼の目(Wolf eyes)」とも呼ばれています。
アジア圏や南アメリカに多いとされています。
グレー
グレーの目の色は、ブルーよりもメラニン色素が多いのが特徴です。
そのためダークブルーと表現されることもあります。
ロシア、フィンランド、バルト海沿岸の国に多く見られる目の色です。
グレーの目の色の人は色素が欠落していることが多く、肌の色は白、髪の毛の色はブロンドや赤毛などが非常に多いです。
またグレーの色味は環境によって、ブルーやグレーに変化する場合があります。
グリーン
グリーンの目の色は、主に北ヨーロッパに集中しており、その他南ヨーロッパや東欧、中東、中央アジアにも見られます。
アイスランドには、なんと人口の88%がグリーンかブルーの目の色をしていますが、実はグリーンアイは世界人口で見るとわずか2%と非常に珍しい色です。
また統計では女性の方が割合が多いことがわかっています。
同じグリーンでも、中央アジアの人たちは他の地域に比べて色鮮やかなグリーンの目の色をしているが特徴です。
ブルー
北欧人に最も多い目の色がブルーです。
これは北欧の日照時間の短さが影響しており、ブルーアイはメラニン色素が極端に少ないのが特徴です。
メラニン色素は生後数年で一気に増えることもあるため、成長するに連れて目の色が濃くなっていくことがあります。
ヴァイオレット
目の色がヴァイオレットの人はレッドとブルーの混合によるもので、これに光の反射が加わることで、目の色がヴァイオレットに見えるのです。
また先天性白皮症いわゆるアルビノの人が、ヴァイオレットの目の色を持っている場合があります。
ヴァイオレットの瞳は非常に珍しく、グリーン同様に世界人口の約2%だそうです。
ですがヴァイオレットの瞳は1000万分の1の確率と言われており、グリーンと比べるとかなり確率は低いと考えられます。
女優のエリザベス・テイラーがヴァイオレットの目の色を持っていたことは有名な話ですが、光によっては違う色に見えることもあり、とても不思議で魅力的な目の色をしていました。
レッド
目の色がレッドの人は世界人口の0.001%にしか当たらず、非常に珍しい色です。
赤色の原因は極端に色素が少ないことから血液の色が透けていることにあり、目の色自体が赤色をしているわけではりません。
アルビノの人がレッドアイをしていることがありますが、動物でも白いうさぎやネズミの目が赤いのはこれに該当します。
ブラック
実は目の色が純粋にブラックという人は、世界中を探しても滅多にいません。
限りなく黒色に近い人はいますが、光の反射でよく見ると赤みがかった茶色だったり、濃褐色だったりするのです。
人よりも目の色が黒いと思う人は、とても珍しい色をしていると言えるでしょう。
オッドアイ
オッドアイとは虹彩異色症のことで、左右の目の色が異なります。
人がオッドアイになるのはとても稀で、動物に多いのが特徴です。
先天性の遺伝子疾患の場合は生活に支障がないことが多いですが、怪我や病気が原因でオッドアイになるケースもあります。
日本人がオッドアイになることは1万人に1人の確率で、非常に珍しいことです。
芸能人では奥菜恵さんが茶色とこげ茶のオッドアイで有名です。
色味の差はわかりにくいですが、写真などライトによっては左右の目の色の違いがはっきりと分かり、とても不思議な印象を受けます。
目の色が決まるメカニズム
目の色が決まるメカニズムには主に3つあります。
まずメラニン色素の量です。
これが目の色が決まるメカニズムの大前提となります。
メラニンとは太陽光線に含まれる有害な紫外線から守ってくれる色素のことです。
日焼けを嫌がる女性は多いですが、この日焼けも皮膚を紫外線から守ろうとするメラニン色素が原因です。
そのため日照時間や日差しの多い国の人たちはメラニン色素が多く、ブラウン(濃褐色)の色をしており、日照時間が少なく日差しが弱い国の人たちはブルーやグレーをしているというわけです。
次に遺伝です。
人によってさまざまですが、ハーフの人などは目の色が特徴的だったりしますよね。
グレーっぽい人や、ヘーゼルのような色味をした人など、これは遺伝によって決まるのです。
次に目の色の個体差についてです。
目の色は細分化すると24種類あることがわかっていますが、同じ褐色でも薄い色もあれば濃い色もあります。
目の色を決める色素は「ブルー」「イエロー」「ブラウン」の3種類です。
この3つの混合率により、目の色に個体差があるということです。
目の色によってまぶしさが変わる?
目の色のメカニズムはメラニン色素が影響しているとわかりました。
それでは目の色によって眩しさは変わるのかどうかですが、その答えは眩しさは変わります。
目の色が黒に近づくほどメラニン色素が多いため眩しさは感じにくく、メラニン色素が1番少ないブルーは眩しさを感じやすくなります。
日本でもサングラスをかける人はいますが、欧米人の方が圧倒的にサングラスをかけている率は高いのです。
日本人に多い目の色TOP3
日本人は主に褐色の目の色をしていますが、その中でも微妙に色味は異なっています。
日本人に多い目の色を3位から順にご紹介していきたいと思います。
3位:茶色
日本人の目の色は主に茶色、焦げ茶色、暗い焦げ茶色、かなり暗い焦げ茶色という4種類に分類されています。
その中で3位にあたるのが茶色です。
全体数でいうと茶色の目の色をした人は少ない方ですが、山陰地方を中心に多いと言われています。
一般的な目の色に比べて明るいため、日本人の中ではとても印象的な瞳をしているでしょう。
芸能人でいうと橋本環奈さんの目の色が茶色いことで有名ですが、まるでカラコンをしているかと思うほどのキレイな茶色をしています。
目の色素が薄いことで、より一層透明感があるように見えるでしょう。
2位:焦げ茶色
次に多いのが焦げ茶色です。
茶色ほど明るくはありませんが、光に当たると茶色っぽく見えるのが特徴です。
また同じ焦げ茶色でも赤みがかった人や、黄みがかった人など個体差があります。
1位:暗い焦げ茶色
1位は暗い焦げ茶色です。
俗にいう黒目に分類される色味で日本人に最も多いと言われていますが、2位の焦げ茶色とは個体差程度の色の差です。
焦げ茶色と暗い焦げ茶色の目の色は、日本人の90%を占めており、日本人は実は黒目ではないということですね。
そして以外にも4種類の中で1番少ないのが、かなり暗い焦げ茶色です。
かなり暗い焦げ茶色が限りなく黒目に近い色になりますが、この目の色の人は日本人で1%にも満たないと言われており、目の色が人より黒い人はとても珍しいのです。
目の色を変える方法
目の色は育った環境、遺伝、色素の混合率で決まるため、正直なところ色を変えることはできません。
ただ一部では野菜中心の食生活を送ると、デトックス効果で目の色が変わるとも言われています。
ただしブラウンがブルーに変わるなど極端に変わるわけではありません。
デトックスとは解毒のことで、野菜中心の食生活を送ることで体内に溜まった有害物質を排出することができるのです。
それにより目の色がキレイになるという効果が期待できます。
色そのものを変えることは難しいですが、食生活の改善で目の色を美しく輝かせることは可能と言えるでしょう。
どうしても目の色を変えたい場合は、カラコンを使うのがオススメです。
カラコンは色のバリエーションや大きさ、デザインも豊富なので、髪型やメイクでさまざまな目の色を楽しむことができますよ。
簡単に目の色チェンジ!おすすめのカラコン
今では若い世代を中心に定番のアイテムとなっているカラコン。
目の色を簡単に変えられるのが嬉しいですよね。
でもカラコンって種類が豊富で悩みませんか?
そんな悩めるみなさんのためにおすすめのカラコンをご紹介します。
①フレッシュルック デイリーズ
こちらはカラコンが流行する前からずっとある定番商品です。
着色直系が12.8mmと裸眼とサイズが変わらないため馴染みやすく、色味も自然なのが特徴です。
カラコンにしては上品な発色のため、ナチュラルな感じで目の色を変えたい人や、30代以上の大人の人にも使いやすいカラコンとなっています。
②エヌズコレクション フルーツポンチ
渡辺直美さんがプロデュースをしているN's Collectionは、今とても人気のあるカラコンです。
従来のカラコンはデカ目効果や盛るということを前提とていますが、これはメイクを引き立たせるカラコンというのをコンセプトにデザインされています。
簡単に目の色を変えながら、ナチュラルメイクからトレンドを取り入れたメイクまで、どんなメイクにもハマるのが嬉しいところ。
その中でもフルーツポンチはヘーゼル系の色味で、自然に外国人風ハーフ顔の目元を作ることができるのでおすすめです。
③ミネット ネイキッドレイン
ダレノガレ明美さんプロデュースのMinetteは、種類豊富なカラコンの中から自分にあったカラコン選びに悩む人たちのために誕生しました。
茶色や焦げ茶色など、目の色には個体差があることから、それぞれの目に似合ったカラコンが見つけられるよう、色の出方からデザインまでこだわっているのが特徴です。
ミネット ネイキッドレインは、青紫の珍しい色味をしたカラコンです。
またフチの部分がギザギザとしているため、どこか不思議な目の色と雰囲気を演出してくれることでしょう。
④リルムーン クリームベージュ
こちらのカラコンはキレイなアンバー色が特徴です。
高発色だけど、馴染みが良く、透明感のある瞳を演出してくれます。
また発色が良いおかげで、ウルウルキラキラとした目にもなり、目に存在感を出すことができるでしょう。
⑤トパーズ ラピスラズリ
指原莉乃さんプロデュースのTOPARDS。
その中でおすすめするのは、シリーズ唯一の3トーンカラーであるラピスラズリです。
こちらのカラコンは暗いブルー、グレイッシュなブルー、イエローの3トーンからなります。
ブルーは派手になりやすいですが、フチの方が暗いブルーになっているのでとても落ち着いた印象で使いやすいブルーカラコンとなっています。
また3トーンにより、外国人風のナチュラルで本物のようなブルーアイを演出してくれます。
⑥カラーズ ハーフスノーグレー
こちらのカラコンは白っぽいグレーが特徴で、色素の薄い透明感あるハーフアイが演出できます。
着色直系は13.6mmと裸眼より少し大きいサイズですが、フチがふわっとぼやけたようになっており、裸眼よりも瞳がくっきりとしないのが特徴です。
発色がとても良いためフチのぼやけた感じと相まって、今人気の色素薄い系の儚げなハーフアイに魅せてくれるでしょう。
⑦チュチュ オリーブ
オリーブとダークブラウンが混じったこちらのカラコンは、世界人口で2%程度しかいない珍しいグリーンアイを演出してくれます。
グリーンというと派手で使いにくイメージですが、サイズが小さくて裸眼に馴染みやすい落ち着いた色味が特徴のため、本当にナチュラルなハーフアイに仕上がります。
チュチュのオリーブカラーで北欧系の目の色を目指してみてはいかがでしょうか?
⑧ピエナージュ レディ
最後におすすめするのは黒いカラコンです。
黒コンは裸眼をよりくっきりとしてくれる反面、色味やサイズによってはキツい印象や宇宙人のような印象になってしまいます。
こちらのカラコンは黒すぎずほどよいナチュラルな黒色が特徴です。
黒コンなのに透明感がありちゅるんとした優しい目の色に。
着色直系は13.6mmですが、実際につけてみると思っているよりもデカ目効果があるため、ガーリーでお人形のような目元を演出してくれるでしょう。
目の色には個性が溢れている
私たち日本人は目の色に多様性がないため気づくことが少ないですが、世界にはたくさんの目の色が存在し、目の色には環境や遺伝、体質など、さまざまな要素が大きく関係していることがわかりました。
目の色は非常に繊細で複雑ですが、その分それぞれの個性が際立つ不思議な存在です。
今ではカラコンはメイクアップの定番アイテムとなり、色や大きさなど種類が本当にたくさんあり、簡単にハーフアイやデカ目を演出することができるようになりました。
いろいろなカラコンを使って、世界各国のハーフアイを楽しんでみるのも良いかもしれませんね。
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