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猫嫌いな人は多い?

猫嫌いな女性

近年では、犬よりも猫をペットとして飼っている人が増えてきてはいますが、猫が嫌いだと答える人は少なからずいます。
とある調査によると、猫のことが「嫌い」「大嫌い」と答えた人は全体の18%という結果が出ました。

ちなみに年代別に見てみると若い世代ほど猫好きな人が多いのですが、年齢を重ねるとともに徐々に猫嫌いな人が増えていっています。

猫嫌いな理由

猫の糞尿被害に悩まされて猫嫌いになった女性

では、猫嫌いな理由をみていきましょう。

  1. 家を土足で歩き回る
  2. 家をボロボロにする
  3. ダニやノミを撒き散らす
  4. うんちやおしっこの臭いが嫌い
  5. 猫の毛が服に付く
  6. 犬のように人間の言うことを聞かない

続いて、猫嫌いな理由を、それぞれ詳しくみていきます。

理由①:家を土足で歩き回る

犬はリードに繋いで外で飼っている人も多いですが、猫は基本的に家の中で放し飼い。
また、家によっては外に出られる猫用のドアがあり、猫はそのドアから自由に外へ出ていくことも。

外を歩き回れば足に泥などが付いてしまいますが、その足で家の中を歩き回られては、当然家の中も汚れてしまいますよね。
もともと猫好きな人であればそういったところも気にならないかもしれませんが、潔癖症で家の中を常に綺麗な状態にしておきたい人からしたらたまったものではありません。

理由②:家をボロボロにする

猫を飼う上では必ず爪とぎが必要となりますが、中には、家の畳や柱などで勝手に爪をといでしまうことも少なくありません。
そういった猫を飼っていれば必ず家がボロボロになってしまいますよね。

家は一生ものの買い物ですから、できるだけ家の中を綺麗な状態に保ちたいという人も多いでしょう。
そういった人からしてみれば、猫に家をボロボロにさせられてイライラしてしまうのは仕方のないことかもしれません。

また、ふすまや障子を破いてしまうことも少なくなく、それを元の状態に戻すためにはそれなりの修繕費用も必要となります。

理由③:ダニやノミを撒き散らす

ダニやノミは犬や猫などのペットに寄生し、血を吸ってどんどん成長していきますから、こまめにダニやノミを駆除してあげないと家の中にダニやノミを撒き散らすことになります。
ダニやノミが家の中で増殖すると、当然人間もダニやノミに刺されるリスクが高まるでしょう。

ダニやノミに刺されると、激しいかゆみが引き起こされ、皮膚をかきむしってしまうことで傷ができ、細菌感染して水ぶくれのような状態になってしまうことも。

理由④:うんちやおしっこの臭いが嫌い

猫のうんちやおしっこはとても臭いといわれており、これは猫がもともと砂漠にいた動物だからだとされています。
雨がほとんど降らない砂漠で生活していた猫は、水分をできるだけ逃さないように、凝縮されたおしっこをするので、それだけアンモニア臭が強く出てしまうのです。

また、猫のおしっこには、硫黄を含む「フェリニン」というアミノ酸や、「コーキシン」というたんぱく質が大量に含まれています。
これらの成分は空気に触れることで悪臭成分を発生させるので、これがおしっこが臭い原因のひとつに。

さらに、猫は肉食動物なので、雑食の犬や草食動物のうんちと比べるととても臭いです。
肉類には動物性たんぱく質や脂質が多く含まれていて、これがうんちの臭いのもとになるから。

このように、他の動物と比べると猫のうんちやおしっこの臭いは強烈なので、特に臭いに敏感で綺麗好きな人からしてみれば、この点が嫌いになったひとつの理由だと考えられるでしょう。

理由⑤:猫の毛が服に付く

猫は全身が毛でおおわれていますから、当然猫を飼っていれば家の中に大量の毛が落ちたり、大切な服に付いてしまいます。
大切な服に毛が大量に付いてしまうと、不潔な印象を与えてしまいますし、毛を取り除く作業も大変でしょう。

そのため、家の中や大切な服を常に綺麗にしておきたい人からしてみれば、大切な家や服を汚す存在である猫を嫌ってしまうのは仕方のないことかもしれません。

理由⑥:犬のように人間の言うことを聞かない

犬は協調性があり、群れで行動する生き物なので、自分よりも偉い飼い主の言うことはしっかりと聞きます。
猫は基本的にマイペースで単独行動を好むので、飼い主の言うことを聞かない猫も多いです。

また、犬は飼い主の帰りを玄関で必ず迎えてくれたり、体を撫でても抵抗することがほとんどありません。
一方、猫は飼い主の帰りを玄関で迎えてくれなったり、食事し終わったら飼い主をそっちのけにして、自分勝手で気まぐれな行動をとることも少なくありません。

そのため、そういった猫の自分勝手で気まぐれな性格が猫嫌いな理由のひとつとして挙げられるでしょう。

猫好きから猫嫌いになるきっかけ

猫好きから猫嫌いになった女性

では、猫好きから猫嫌いになるきっかけをみていきましょう。

  1. 野良猫が庭に入ってうんちやおしっこをされた
  2. 猫に引っ掻かれた
  3. 犬と比べて猫はわがまま

続いて、猫好きから猫嫌いになるきっかけを、それぞれ詳しくみていきます。

きっかけ①:野良猫が庭に入ってうんちやおしっこをされた

猫は、一度居心地が良いと感じた場所には何度でも侵入し、そこでうんちやおしっこをしていきます。
自宅の庭などに勝手に侵入されて、うんちやおしっこをされたら、うんちやおしっこが臭いますし、それを片付けるのは自分自身。

自分が飼っているペットであればまだしも、自分が飼っていない猫のうんちやおしっこを何で自分が片付けなければならないのかとイラッときてしまいますよね。

きっかけ②:猫に引っ掻かれた

猫嫌いな人になるひとつの理由として、猫に引っ掻かれたり、噛みつかれたなど猫に直接的な危害を加えられた経験があることが挙げられるでしょう。
このような経験は猫に限らず、他の動物でも起こることですが、猫は日常的に遭遇する機会が多い動物。

犬も日常的に遭遇する機会が多いですが、犬は基本的に飼い犬であることがほとんどなので、知らない人を引っ掻いたり、噛みつくなどの危害を加えることはほとんどありません。
しかし、猫の場合は野良猫が多いので、やはり犬と比べても人間に危害を加えてしまうケースが多く、これが原因で他の動物と比べて嫌いになってしまうことが多いのかもしれませんね。

きっかけ③:犬と比べて猫はわがまま

猫とともにペットとして人気の高い犬は、もともと群れで行動する生き物で、人間社会と同じように群れの中では上下関係がはっきりしています。
そのため、きちんとしつければ犬は人間の言うことをしっかりと聞くので、「従順」「利口」とプラスの印象を持つ人が多いです。

一方、猫は群れで行動することがなく、自分のテリトリーに侵入されることを嫌うので、人間の言うことはあまり聞きません。
そのため、特に犬を飼っている人だとより猫のわがままさが目に付くようになり、自然と猫に対して苦手意識を持ってしまうことも少なくないのです。

猫嫌いな人が猫に好かれやすいのはなぜ?

猫嫌いなのに猫に好かれて困っている女性

猫は、猫嫌いの人を見分けて近寄っていく習性があるといわれています。
根拠は明確に分かっていませんが、やたらと猫に好かれるという猫嫌いの人も少なくないようです。

ただ、猫の人見知りで慎重な性格が猫嫌いの人に近寄っていくひとつの理由だとされているよう。
猫が好きな人は、猫を見かけると近寄って行ってじっと見つめたり、撫でるといった行動に出るでしょう。

しかし、猫は知らない人に声をかけられたり、撫でられることを嫌う生き物。
そのため、猫好きな人に対しては近寄って行かない傾向にあるようです。

一方。猫嫌いな人は、猫を見かけても自分から近寄って行ったり、撫でることは絶対にしません。
ただ、そういった行動が、逆に猫を安心させ、猫の方から猫嫌いの人に近寄って行こうとするのです。

猫嫌いな人が簡単にできる猫対策

嫌いな猫を近寄らせないために対策を考える猫嫌いな女性

では、猫嫌いな人が簡単にできる猫対策をみていきましょう。

猫対策

①:猫にしか聞こえない超音波を使う

猫は非常に耳の良い動物で、人間には聞こえない超音波も猫なら聞き取ることができます。
猫は自分の近くで大きな音が鳴ると、危害が加えられるかもしれないと察知して逃げていくので、超音波を出す猫除けグッズを飼うことで猫を自宅の近くに近寄らせないようにすることができますよ。

なお、大きな声を出して猫を撃退しようとすると、近所の人に迷惑をかけてしまいますが、超音波は人間には聞こえないので、夜中や早朝でも近所の人に迷惑をかけることもなく、庭などに設置するだけで使えるので簡単です。
ただ、犬などのペットを飼っている場合、犬もその超音波のせいでストレスが溜まってしまうので、ペットを飼っている家庭ではあまりおすすめできません。

②:水で濡らす

猫は水で体が濡れることを嫌う動物なので、猫に直接水をかけたり、猫の侵入場所を水で濡らしておくことで猫を自宅の近くに近寄らせないようにすることができますよ。
ただ、ホースなどを使ってあなたが水をかけていることが猫に気づかれてしまうと、猫が嫌がるのはその場所ではなくあなたの存在になってしまいます。

そうなると、あなたが自宅にいないタイミングを見計らって平気で侵入してくる猫もいるので、それだと猫除けの意味がありません。
そのため、センサーで感知して自動的に水をかけてくれる猫除け用のスプリンクラーの設置をおすすめします。

猫除け用のスプリンクラーは、センサーで猫を感知すると、猫にめがけて大量の水を噴射するので、猫はそれに驚いてそれ以降は自宅に近づかないようになります。
ただ、猫除け用のスプリンクラーのセンサーは人間にも反応してしまうため、通行人に誤って水をかけることのない場所でしか使うことができないのがデメリット。

③:猫が嫌う臭いの物を設置

猫は嗅覚が優れており、人間以上に臭いに敏感な生き物。
なお、猫が嫌う臭いとして挙げられるのが、ハーブ、お酢、柑橘類、たまねぎ、コーヒーなどがあります。

これらのような猫が嫌う臭いを発する物を庭などに置いておくことで、猫を自宅の近くに近寄らせないようにすることができますよ。
ただ、食品の場合は腐ってしまうと、腐敗臭が漂って近所の人に迷惑をかけてしまうので、定期的に交換する必要はあります。

そのため、猫の嫌いな臭いを抽出した猫用の忌避剤を使用するのがおすすめ。
忌避剤なら食品のように腐ることがなく、定期的に交換する必要もありません。

なお、忌避剤には液体タイプや固形タイプのものがありますが、液体タイプの方がおすすめですよ。
液体タイプには植物の成長を促してくれるものや、虫よけにも効果があるものがあるからです。

④:足裏を刺激する物を設置

猫は足裏の感触に敏感で、自然にはないような不思議な感触がするものを特に嫌います。
そのため、猫の足裏を刺激するような物を設置することで、猫を自宅の近くに近寄らせないようにすることができますよ。

例えば、猫除けグッズとして販売されているトゲトゲシートを庭に設置しておくことで、猫はトゲトゲの上を歩くことができなくなり、その場所に近寄らなくなります。
また、意外とアルミホイルを設置するのも効果があり、猫はアルミホイルの上に乗った時の足裏の感触や音に不快感を覚えるので、猫除け効果も抜群。

ただ、アルミホイルを設置する場合は、アルミホイルが風などで飛ばされないように工夫する必要がありますね。

⑤:ネットなどを使って物理的に侵入を防ぐ

猫が自宅の庭などに侵入してくるということは、庭に侵入するための入り口がどこかしらにあるはず。
そのため、ネットなどを使ってその入り口をふさぎ、猫が物理的に侵入できないようにすれば良いのです。

ただ、猫は一度居心地が良いと感じたら、そこに何度も侵入してくる生き物ですから、猫はそこに侵入するためなら何度でもトライしてきます。
そのため、猫が絶対に侵入できないように、一切の隙間を作らないようにネットを張るようにして下さいね。

猫対策をするときの注意点

①:虐待になるようなことはしない

猫は犬と同じように愛護動物にあたるので、猫に虐待になるような行為をしてしまうと、「動物愛護法」で罰せられることになるので注意して下さい。
例えば、猫に直接水をかける時には、猫がケガをしないようにホースにシャワーヘッドを付けてかけるようにし、ホースで水鉄砲のように水を噴射しないようにして下さいね。

また、猫を直接殴ったり、投げ飛ばすなどの行為は言語道断。
ちなみに、「動物愛護法」では、愛護動物をみだりに殺したり傷つけた者に対して「2年以下の懲役または200万円以下の罰金」に処されることも。

なお、2019年には「動物愛護法」が改正され、近々「5年以下の懲役または500万円以下の罰金」へ罰則が引き上げられることになっています。

②:近所迷惑にならないようにする

猫は大声や特定の臭いなどを嫌いますが、その時に近所迷惑にならないように十分配慮した上で猫対策を行うようにして下さい。
例えば、猫が自宅の庭に侵入してきた時に大声を出すのも効果がありますが、やはり近所の人もその大声を聞くことになるので、近所の人の迷惑になってしまいます。

また、猫の嫌う臭いを発する物を置く場合も、近所の人がその臭いをかいで気分が悪くなってしまわないように気を付けて下さい。
近所迷惑になるような行為をしてしまっては、逆にあなたが近所の人から迷惑に思われて本末転倒ですし、場合によってはトラブルに発展する恐れもあるので注意して下さいね。

おすすめの猫よけ対策グッズ

猫よけ対策グッズを探す猫嫌いな女性

では、おすすめの猫よけ対策グッズをみていきましょう。

おすすめ①:超音波式 番人くん

超音波式 番人くん
16800円

「超音波式 番人くん」は、人間には聞こえない超音波を発生させて猫を近寄らせないようにできる猫嫌いな人におすすめのグッズ。
このグッズは、箱から取り出して本体に単三電池を2本入れ、猫被害のある方向にこれを設置するだけで簡単に使えますよ。

なお、本体は防水対応されているので雨に降られても問題ありません。
この猫除けグッズの効果を実感している人は非常に多く、「10日程度で猫を寄せ付けなくなった」「猫の糞尿被害がなくなった」「猫の姿を全く見なくなった」と高評価の口コミも多数。

おすすめ②:フマキラー 猫まわれ右

フマキラー 猫まわれ右
2680円

「フマキラー 猫まわれ右」は、赤外線センサーで猫を感知し、自動的に噴射されるガスとスプレー音で猫を撃退できる猫嫌いな人におすすめのグッズ。
噴射されるガスは嫌な臭いを発しないので、近所迷惑になることもなく安心して使うことができますよ。

なお、電池式なのでコンセントも不要ですし、屋外でも使えるように設計されているので、場所を問わず様々な場所に設置することができます。

おすすめ③:コンテック社 自動スプリンクラー

コンテック社 自動スプリンクラー
7800円

「コンテック社 自動スプリンクラー」は、赤外線で猫の動きを感知し、水道水を撒き散らすことで猫を撃退できる猫嫌いな人におすすめのグッズ。
水の噴出時間は3秒で、噴出水量は約500mlとなっており、本体からの距離10m、角度110度の範囲に猫が入り込むと自動で水を噴射します。

なお、本体にはソーラーパネルが装着されているので、電池やコンセントは必要なく、場所を問わず設置することができますよ。

おすすめ④:トヨチュー 熟成木酢原液

トヨチュー 熟成木酢原液
498円

「トヨチュー 熟成木酢原液」は、猫を侵入させたくない場所に吹きかけ、猫が嫌う臭いを放って猫を近寄らせないようにできる猫嫌いな人におすすめのグッズ。
うんちやおしっこの不快な臭いを消してくれる効果があるので、猫がマーキングしている時や糞害に困っている時はぜひ使ってみましょう。

なお、猫用の忌避剤は「雨が降ったら効果がなくなる」などの声も多く見受けられますが、その中でもこの忌避剤は猫除け効果を実感している方が多いですよ。

猫嫌いを克服する方法

猫嫌いを克服したい女性

猫嫌いを克服するためには、やはり徐々に猫と関わる機会を増やして苦手意識を徐々に無くしていくしかありません。
ただ、猫嫌いな人がいきなり猫を飼うのはハードルが高すぎるので、まずは人間慣れしている猫がたくさんいる「猫カフェ」に行ってみてはどうでしょうか。

なお、猫カフェでは猫に対する礼儀や好みなどを教えてくれますし、猫に引っ掻かれたり、噛まれたりするなどの心配もしなくても大丈夫でしょう。
また、猫と直接会う前に猫のDVDや本を見るなど間接的に猫に触れるという方法もおすすめ。

こうやって、徐々に猫を見たり、触れ合う機会を増やしていくことで、猫に慣れていけば少しは猫嫌いも克服していくことができるかもしれません。

猫に対する苦手意識を少しでも克服して猫と仲良くなってみましょう!

猫に対する苦手意識を少し克服した猫嫌いな女性

猫嫌いな人は、うんちやおしっこの臭いが嫌い、家の壁や障子をボロボロにするといった理由で猫に対する苦手意識が芽生えてしまっている人が多いようです。
また、犬は好きだけど猫は嫌いという人は、犬と比べて性格が自分勝手で冷たく、飼い主の言うことをよく聞かないということで、どうしても飼い主に従順な犬と比べて猫に対して苦手意識が芽生えてしまっていることも。

ただ、猫嫌いな人でも猫の習性を少しずつ理解していき、徐々に猫と接する機会を増やしていけば少しは猫に対する苦手意識を克服することができるかもしれません。
もしも、家族や彼氏が猫好きで少しでも猫嫌いを克服したいと思うのであれば、猫カフェに行ってみたり、猫の動画や本を見て無理をせずに少しずつ猫と接する機会を増やしてみて下さいね。

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ライター
noel編集部

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