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「逆恨み」の意味とは?

逆恨みしてイラつく女性

逆恨みとは、自分が恨んでもいい相手から恨みを持たれてしまう状態のことを挿します。
または、好意的な行いを悪意と受け取り、そこから恨みを発生させる場合にも同じように逆恨みと表現するようです。

本来は自分に非があるにも関わらず、それを認めず、相手に責任を転嫁して怒りの矛先を向けてしまう人たちが多く抱く感情でもあります。
最近では、全く関係のない恨みを向けられた結果起こる犯罪を「逆恨み犯罪」と呼ぶようにもなっているんだとか。

逆恨みする人の特徴・心理

逆恨みする人の特徴

では、逆恨みする人の特徴・心理にはどんなものがあるでしょうか?

  1. 責任を認めない
  2. 自己顕示欲が強い
  3. ねちっこい
  4. 周りを味方につけようとしている
  5. 自信がない
  6. 客観的な視点がない
  7. 許す気持ちを持っていない
  8. 頑固
  9. 思い込みが激しい
  10. 被害妄想が強い
  11. 今の状況に満足していない
  12. もともと悪口が好き

次に、逆恨みする人の特徴・心理を詳しく見ていきましょう。

①:責任を認めない

どれだけ自分に非があることでも、自分の責任だとは断固として認めることがありません。
責任を取ることが苦手で、どうにかして他人に責任を擦り付けようとしているのです。

その結果、自分の中でありもしない言い訳を並べ立て、関係のない人に対しての怒りが湧いてきてしまうのです。
そして、自分がこんなつらい目に合っているのはこの人のせいだと思うようになります。

②: 自己顕示欲が強い

自分を認めてほしいという欲求が強いあまり、逆恨みすようになるケースも少なくありません。
人に否定されたり、自分の希望が通らないことが、自分自身を否定されているように感じて我慢ならなくなってしまうのです。

そして、相手に対して強い怒りや恨みを抱くようになり、様々な妨害を行うようになります。
このタイプは、小さいころから両親に押し付けられて育てられてきた人が多く、両親に対して逆恨みするようになるんだとか。

③:ねちっこい

もともと粘着質でしつこい性格をしています。
そのため、どんな些細なことでも忘れることができずにずいぶん経ってからも深く根に持っているのです。

相手がすっかり忘れているようなことでも、本人は決して忘れることがないので、忘れられたこと自体も恨みや怒りに変わっていってしまうでしょう。

④:周りを味方につけようとしている

本当は恨みを持つようなことでもないのに、相手を逆恨みすることで自分にメリットがあると考えています。
自分はどれだけ辛い目にあって、相手からひどい扱いを受けているかと話せば、多くの人から同情されると思っているのです。

同じように相手のことをよく思っていない人たちとつながり、愚痴をこぼすことで心の安定を図ろうとするのでしょう。
そんなことをしても、決して自身の成長にはつながらないですが、周りに同じ気持ちの人が増えることで、共感性が生まれ悪いことをしている意識はなくなってしまうのです。

⑤:自信がない

自身がない人は、常に相手の発言や行動におびえて暮らしています。
そのため、本当は何も意識していないことに対しても、何か責められているのではないかと過敏に反応してしまうのです。

些細なことに対していつまでも根に持ち、自分を否定されてしまったんだと感じてしまうんだとか。
そして、そのことにいつまでもこだわって相手に恐怖心を抱くようになり、逆恨みまでしてしまうようになるのです。

⑥:客観的な視点がない

どんなことでも常に客観的な視点を持っていることが、問題をスムーズに解決していくためには必要なことです。
しかし、常に自分の感情を優先にして、自分視点でしか物事を捉えられない人もいます。

さらに、自分を実力以上に評価してしまっていると、「自分がこんなことするはずない」「間違いに違いない」と事実を認めようとせず、現実すら見えなくなってしまうでしょう。
そして、考えを肯定するために、事実を曲げてまで相手のことを逆恨みするようになるのです。

⑦:許す気持ちを持っていない

どんな優れた人でも、ミスを犯すことはあります。
そして、それを乗り越えていくことで、より素晴らしいものを生み出すことができるのです。

しかし、逆恨みをする人は、自信に被害があるミスを決して許すことができません
相手のことをしつこく攻めて、いつまでも忘れることはないでしょう。

これから先にどうするかを考えるよりも、あの時のミスがなかったらという後悔ばかりをしているのです。

⑧:頑固

とにかく頑固であることが特徴です。
決して意見を曲げようとせず、相手に合わせる気持ちを持ち合わせていません

そのため、話し合いの結果、自分の意見が通らなかったり、相手に問題点を指摘されてしまうと、プライドが傷つけられていつまでも許すことができないのです。
たとえそれが自分のためを思っていってくれたことであっても、素直に受け取ることはできずに、相手に腹を立ててばかりいるはず。

⑨:思い込みが激しい

思い込んだらそれ以外のことが全くみえなくなってしまいます。
「この人はこういう人」「ここではこうするべきだ」という偏見を持っているので、それ以外のことを想像していくことができません。

そのため、相手の何気ない一言にも「自分をばかにしている」と勘違いしてしまったり、素直に受け取ることができなくなってしまいます。
当然相手は知る由もないので、どうして恨まれているのかまったく見当もつきません。

⑩:被害妄想が強い

常に「自分は可哀相」「辛いことしか起こらない」という被害妄想を抱えています。
本当はそこまで辛い状況でもないのに、自信が辛いことにしか目を向けていないために、まるで辛いことしか起こっていないかのように感じてしまうのです。

そして、本来身の回りにある小さな幸せや、喜びには気づくことができません。
そして、そんなネガティブな考え方をしているからこそ、人に対しても否定的になってしまい、腹を立てるようになってしまうのかも。

⑪:今の状況に満足していない

常に達成感や満足感を味わっていれば、人に対して否定的な感情を抱くことはありません。
逆恨みをする人は自分自身の環境に納得することができず、常に不満を抱えているのです。

そして、そんなつらい気持ちを誰かにぶつけたいと無意識のうちに考えているのかも。
何か辛いことや悲しいことがあれば、それを誰かのせいにすることで心を安定させることができるようです。

⑫:もともと悪口が好き

女性の中には人の悪口を言うことに楽しみを見出している人もいます。
お酒の席や、女性同士で集まったときに、悪口を言うことで盛り上がることができると思っているのかも。

そして、何か問題が発生すると、悪口を言うチャンスととらえ、逆恨みをするようになります。
人を悪く言うことが癖になってして、罪悪感を感じることはなくなってしまっているのでしょう。

しかし、悪口ばかりを言っていると、一緒に楽しんでいるように見えて、聞いている人はうんざりしている場合も多く、そのうちに距離を置かれて孤立してしまうことも少なくありません。

逆恨みから生じる被害とは?

逆恨みされて犯罪巻き込まれた女性

軽く見ていると、中には大きな犯罪に巻き込まれてしまうことがあります。
自分が知らない間に、その恨みはどんどん大きなものになっていき周りにも嫌な噂を流されたり、自宅にまで嫌がらせをされる場合もあるんだとか。

さらに、ストーカー被害や、暴力を受けることもあり、命の危険を感じるケースも出てくるでしょう。
相手がまともに話をすることができない人で、自分だけでは解決できないと判断した場合は、早急に警察に相談してみましょう。

逆恨みされたときの対処法

逆恨みする人への対処法

では、逆恨みされたときの対処法にはどんなものがあるのでしょうか?

  1. 相手の話を聞く
  2. 毅然とした態度をとる
  3. 周りを味方につける
  4. 反応しない
  5. 縁を切る

次に、逆恨みされたときの対処法を詳しく見ていきましょう。

対処法①:相手の話を聞く

誤解が生じてあなたのことを恨んでいる場合もあります。
一度、落ち着いて相手と話す機会を作ってみるのもいいかもしれません。

この時に大切なのは、相手のことを刺激し過ぎないようにすることです。
どれだけ間違ったことを言っていると思っても、頭から否定して、論破してしまっては、さらに恨みを深くしてしまうだけです。

やんわりと間違いを正しながら、相手の良い分も認めて、お互いが納得できる妥協点を探していきましょう。

対処法②:毅然とした態度をとる

話しあいをしながらお互いの妥協点を見つけるのも一つの方法ですが、あまりにも相手の要求を呑んでしまっては、人によってはそこに付け込まれてしまうこともあります。
人を利用して、自分を優位な状況に使用とする甘えた人もいるはず。

そんな人に利用されないように、無理なものははっきりと無理と伝えていきましょう。
感情的にならずに、きっぱりと冷静に断ることがポイントです。

対処法③:周りを味方につける

自分だけではどうにも解決できないと判断したときには、周りの人に助けを求めていきましょう。
1人思い悩んでいても、問題は一向に解決しません。

今どんな状況にあるのか、上司や同僚に相談して、愚痴をこぼすだけでも心は軽くなるはず。
実際に何かあったときには、周りの人があなたの味方になって、うまくフォローしてくれるはずです。

対処法④:反応しない

ありもしない噂を流されたり、思ってもいないことに対して怒りをぶつけられると、ついつい反論したくなってしまいます。
しかし、どれだけ本当のことを伝えても、真実だと受け取ってもらうことは難しいことです。

そのため、腹が立ってもぐっと我慢して、何も反論せずにスルーしていきましょう。
あなたの反応が楽しくて、わざわざ噂を流したり、怒りをぶつけているのかも。

スルーすることで、徐々に迷惑行動も収まってくるはずです。

対処法⑤:縁を切る

そもそも迷惑な性格の人が多く、これからのあなたの性格に多くの面倒ごとをもたらしていくでしょう。
もし、一度誤解が解消されたとしても、また仲を深めようとするのはやめるべきです。

仕事でどうしても付き合いがある場合は、必要最低限の接触にとどめて、プライベートでの関りは断つようにしてください。
もし、関わる必要がないのであれば、一切縁を切っていくことをおすすめします。

逆恨みされることにはメリットもある?

逆恨みされたときのメリット

逆恨みされることは嫌なことばかりだと思っているかもしれません。
しかし、逆恨みされることで、相手の本質を知るきっかけにもなるのです。

これまでいい人だと思って接してきた場合にも、突然別の顔を知り途惑うこともあるでしょう。
そんな時は、第三者に相談して意見を求めていきましょう。

あなたの知らない様々な顔を知ることになり、これからの付き合い方を考えていくことになります

逆恨みする人の特徴を理解し、早めに対処していこう

逆恨みされても前を向く女性

逆恨みする人は、自分に自信がなく、いつも責任を人に押し付けています。
現実を見て見ぬふりをして、相手に恨みを抱くことで気持ち安定を図ろうとしているんだとか。

自身の過ちを決して認めようとせず、反対に相手を責めるような行いはエスカレートするとストーカーや暴力行為にまで発展してしまいます。
逆恨みされた側はどうして自分が恨まれているのかわからず、まともに話し合うことは難しくなってしまうでしょう。

無理に和解しようとするのではなく、相手とはまともに向き合わずに距離を置いていくことが正しい接し方です。
相手を刺激しないように、うまく感情をコントロールして怒りの矛先をそらしていきましょう。

そして、どうしても自分だけでは対処できないと思った時は、会社の上司や同僚、さらには警察に相談していくことも大切です。

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ライター
noel編集部

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