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離婚率が高いとされている「でき婚」とは?

離婚率が気になるでき婚で誕生した赤ちゃん

意味

意味は、夫婦になる前にお腹に子供ができたカップルの結婚を指します。
最近では、授かり婚やおめでたと言われることも多いです。

日本では、諸外国と比較して子供ができたら夫婦になるというパターンが多いです。
子供ができたことがきっかけで、結婚するということは定番の流れになりつつあります。

また昔に比べて、結婚する前に肉体関係を結ぶカップルの率が増えていることも原因だと言われています。

でき婚のイメージ

イメージは、あまり良くないのが現実です。
日本では、芸能人でも先に子供ができたことを隠す傾向にあります。

特に年配の世代にとっては、すぐに離婚してしまうのでないかというイメージを持っている人も多いです。
現在でも、結婚の順番を守るように指摘する人も少なくありません。

ただし、若い世代にとっては結婚の定番になりつつあります。
作った婚などという人もいて、計画的にでき婚を狙うカップルもいます。

でき婚の割合と離婚率【10代/20代/30代】

離婚率を押し上げてる喧嘩中のでき婚カップル

10代でき婚の割合

10代では、80%が先に子供ができたというカップルと言われています。
10代はまだ社会的にも経済的にも独立していない人が多いです。

できたことが原因で結婚することが多く、勢いで結婚して離婚に至るカップルも少なくありません。

全世代でみても、10代は結婚の理由として子供ができた率が最も高いです。

10代でき婚の離婚率

この世代は、5年以内に80割以上が離婚すると言われています。
結婚に対する計画性の無さや経済的に困窮したという理由が考えられます。

10代は、まだ遊びたい盛りです。
特に両方が10代の場合は、子育てで疲れてしまう若いママと子供ができたことに責任を感じない若いパパの間でトラブルが続出します。

この世代は、好きという感情だけで避妊せずに関係を持ってしまう率が高いです。
お互いに結婚することなどを全く考えていないので、離婚も簡単にしてしまいがちです。

20代でき婚の割合

20代前半は約60%、20代後半は20%の率だと言われています。
20代前半が多いのは、まだ学生や社会人になりたての人が多いからでしょう。

前半は経済力がまだしっかりできていないので、子供ができたので仕方なく結婚するカップルも少なくありません。

後半は、社会人生活も慣れてきて結婚する人も増えてきているので減少傾向にあります。

20代でき婚の離婚率

離婚するカップルは、前半で約42%程度だと言われています。
こちらも結婚するための将来設計などができていないので、率が高いです。

後半になれば、2割まで離婚率は下がります。
20代後半の場合は、結婚も視野に入れての交際になっているので長持ちするカップルが多いと言えるでしょう。

若ければ若いほど率は、上がる傾向にあります。
20代前半でまだ遊びたいと感じるカップルは、長続きしない傾向にあると考えられるでしょう。

離婚率を下げたいなというカップルは、でき婚であっても経済的に安定することのおい20代後半を狙うと良いのはないでしょうか。

30代でき婚の割合

30代の場合は、約11%が先に子供ができたという理由で結婚します。
30代はもう大人なので、結婚のきっかけになるようにでき婚をあえて狙う人も少なくありません。

また30代ででき婚をしてしまうと、周りからいい大人のくせにと批判的な目で見られてしまう率が上がります。

そのことも、他の世代に比べて率が低い原因ではないかと考えられるでしょう。

30代でき婚の離婚率

30代は、実は離婚率が6割から7割と高い言われています。
30代は、お互いに経済的に自立しているので離婚してもOKという人が多いことが理由でしょう。

さらに、30代の女性は出産のタイムリミットが迫っていると言えます。
取りあえず子供ができたので出産したけれど、旦那とは上手く行かずに離婚するというパターンが多いのでしょう。

30代の場合は、経済的な理由よりも性格の不一致などが原因として多いです。
離婚率を気にするのであれば、ある程度交際してからでき婚することが良いと言えるでしょう。

離婚率が高いのは?でき婚or普通の結婚

でき婚の離婚率のせいで不要になった結婚指輪は捨てられる確率が高い

一般的には、結婚した後で子供ができたカップルの方が離婚率が低いと言われています。
やはり、子供のこと以外が理由で結婚した方が、結びつきが強いと言えるでしょう。

しかし、現在の日本は3組に1組は、離婚という選択を取ると言われています。
子供ができた順番が離婚率に関係するよりも、離婚しないような努力をお互いにできているのかがポイントです。

子供ができてから結婚した人であっても、長く夫婦関係を維持している人もいます。
当事者同士の結婚への認識が、需要なポイントとなってくるでしょう。

今後の日本の離婚率がどうなるのかは、でき婚だけでなく全ての夫婦の考え方や行動力にかかっています。

でき婚の離婚率が高い理由

ハートがひび割れてしまうようなでき婚での離婚率の割合

では、でき婚の離婚率が高い理由をみていきましょう。
でき婚の離婚率が高いには、以下の理由があります。

  1. 経済力が無い
  2. 夫婦関係ができていない
  3. 性格に問題がある
  4. 育児ができる環境ではない
  5. 浮気しやすい
  6. 親戚との仲

続いて、でき婚の離婚率が高い理由を、それぞれ詳しくみていきます。

離婚率が高い理由①:経済力が無い

経済力が無い状態で、子供ができてしまうと上手く行かない確率があがります。
特に若い世代は、お金の問題が大きな影響を及ぼします。

結婚生活には、お金がかかります。
子育てはさらにお金がかかるので、お互いに経済力がないまま結婚してしまうことでとても苦労する確率が高まります。

離婚率が高い理由②:夫婦関係ができていない

交際して間もなく子供ができて結婚した場合は、お互いの関係が上手くできていないまま結婚に至るということも少なくありません。

お互いの生活習慣を擦り合わせていくのが新婚夫婦の大きな問題ですが、でき婚の場合はさらにハードルが上がります。

恋人としては容認できても、離婚を考えるような相手の癖がある場合もあります。
食事の食べ方が気に入らないやタオルの使い方など、些細な面も気になるようになってくるでしょう。

お互いを理解する間も無いまま、結婚してしまうと大喧嘩に発展するような問題が多いです。

離婚率が高い理由③:性格に問題がある

一般的に先に子供ができる人は、無計画で快楽に身をゆだねてしまう人が多いと言われています。
その場が楽しければ良いという性格の人も、多いのでしょう。

お互いが子供っぽい性格のまま、子供が先にできてしまうと離婚する確率がぐっと上がります。
子供が子供を産んだと批判されてしまい、夫婦関係も上手く行かないことが多いです。

まだ親になる覚悟ができていない性格の人も、少なくありません。
できてしまったので仕方なく結婚したけれど、パ―トナーの性格に問題がありすぎたという話は多いです。

離婚率が高い理由④: 育児ができる環境ではない

若いカップルの場合は、まず子育てができる状態ではないことが多いです。
子供のために進学を諦めたり、不本意な職場で働くことを余儀なくされる人も多いです。

さらに、育児に対する知識が無いので、子供の面倒を十分に見ることができない状態になることもあります。
女性側ばかりに負担が多くなり、旦那に対する不満が爆発することも多いです。

突然パパになった男性側からしても、育児に協力しろと言われても何をしたらいいか分からず困惑することも少なくありません。

お互いに育児に対する姿勢を一致させて知識を増やすことが、大事なポイントと言えるでしょう。

離婚率が高い理由⑤:浮気しやすい

お互いに浮気しやすい環境にあるので、離婚してしまう確率が高いです。
体の相性だけでできてしまい結婚した場合は、他に体の相性が良い相手がいれば浮気してしまうことが多いです。

特に若い時のでき婚は、男性側が浮気しやすいと言われています。
不本意で結婚した妻の家に帰るよりは、浮気相手の家で過ごす方が楽しいと感じてしまいがちです。

女性側もできたから仕方なく結婚しただけで、他に好きな人ができればそちらに走ってしまうことも少なくありません。

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離婚率が高い理由➅:親戚との仲

急にできて結婚する場合は、親戚とのトラブルが多く離婚してしまうことも多いです。
経済的にも自立できていない間は、どちらかの親に頼って生きていかないと難しいこともあります。

先に子供ができてしまったことを良く思っていない場合は、舅や姑から辛く当たられ嫌な思いをするケースも少なくありません。

自立しようにもまだ子供の気分でいる旦那にイライラしてしまい、別れる道を選ぶパターンも多いです。

離婚率の高いでき婚でも幸せに暮らす方法

でき婚でもらぶらぶで離婚率を押し下げている人もいる

では、離婚率の高いでき婚でも幸せに暮らす方法をみていきましょう。
離婚率の高いでき婚でも幸せに暮らす方法には、以下のものがあります。

  1. 運命と受け止める
  2. 2人の時間を持つ
  3. 経済的に自立できるように努める
  4. 感謝の気持ちを持つ
  5. 2人で子育てする
  6. 我慢する

続いて、離婚率の高いでき婚でも幸せに暮らす方法を、それぞれ詳しくみていきます。

幸せに暮らす方法①:運命と受け止める

結婚した相手のことを運命の相手と思うことが、長続きする秘訣です。
子供が先にできるほど、赤い糸で結ばれていたと前向きに捉えるようにしましょう。

もし子供ができていなかったらこの人とは結婚していなかったのになと思う人も、多いでしょう。結婚したこと自体を後悔する人も、少なくありません。

しかし、現実には2人を結婚させるための愛のキューピットとして子供がお腹に宿りました。
2人は結婚する運命だったと思い結婚を前向きに捉えましょう。

幸せに暮らす方法②:2人の時間を持つ

お互いのことを良く知らないというカップルの場合は、まずは2人の時間を持つようにしましょう。
お互いをより一層知ることは、結婚生活を長く続けていく上で大事なことです。

たまには子供を預けて、2人でデートするようにしましょう。
今後の結婚生活について2人で話し合う時間を持つことも大事です。

忙しい毎日であっても、お互い話をする時間を大事にしましょう。
お互いを理解することができれば、お互いの足りない部分をフォローし合うこともできます。

まずは、2人でご飯を食べに行くということからでも始めてみましょう。

幸せに暮らす方法③:経済的に自立できるように努める

お金の問題をクリアすることは、結婚生活において大事です。
どうしても親に頼ってしまうこともあるでしょうが、まずが自分達で暮らせるだけの稼ぎを獲得しましょう。

経済的に困っている場合は、行政などに相談して家族で生活できるように努めていきます。
お金が全て大事ということではありませんが、子育てをする上で大事な問題になってきます。

住まいや教育費、食費などを2人で話し合うようにしましょう。
場合よっては我慢することも出てくるでしょう。

しかし、家族を持つ責任を感じて、趣味などもお互いに変えていく必要も出てきます。
ストレスにならないように気を付けましょう。

またお金を使わずに豊かに過ごす方法を家族で考えてみることも、おすすめです。
近くの公園に子供と遊びに行く幸せなどを実感すれば、結婚して良かったと感じることでしょう。

幸せに暮らす方法④: 感謝の気持ちを持つ

お互いに感謝の心を持つことは、大事なことです。
心で思っているだけでなく、言葉に出してアピールすることがおすすめです。

毎朝、会社に行く旦那を笑顔と感謝の言葉で送り出しましょう。
給料日には、普段よりも豪華な食事で感謝の気持ちを伝えても良いですね。

相手からも感謝の言葉が欲しいという人は、結婚する際にお互いに感謝を言い合いしようと取り決めをしておくこともおすすめです。

幸せに暮らす方法⑤:2人で子育てする

子育てを押し付け合いしないことは、結婚生活を続ける上で大事なことです。
女性は、旦那が少しでも子育てを手伝ってくれたらオーバーに喜ぶようにしましょう。

今後の子育ての見通しについて、2人で将来設計を立てることもおすすめです。
一緒に公園に遊びに行ったり、子供用品を買いに行くなどすると良いでしょう。

妊娠中から子育てに対してパ―トナーの意識を高めておくことも大事です。
検診に一緒に行ったり、親子学級などは可能であれば一緒に行きましょう。

子供のことを考えれば、離婚率は低くなるはずです。

幸せに暮らす方法⑥:我慢する

ある程度我慢することも、とても大切です。
でき婚でなくても、我慢ができなくて結婚生活が持続できないカップルは多いです。

お互いに違う環境で育ってきた2人が夫婦になるので、意見の相違があって当たり前です。
我慢できるところは、お互いに我慢して離婚率が高いと言われないようにしていきましょう。

でき婚だからと言われることもありますが、我慢は人間関係の基本として誰しもが苦手意識を持っていることです。

でき婚でも離婚率をあげない幸せな生活を送ろう

でき婚でも離婚率を無視してい過ごしているカップル

上手く行かない人がいる一方で、上手く行っている人もいます。
できたから結婚したけれど、最高のパートナーだったとお互いに言えるように努力しましょう。

子供ができて結婚して良かったと思える人生を過ごしていきましょう。
ただ、離婚率を気にして生活するのはもうおしまいです。

でき婚は、結婚する1つの理由に過ぎません。

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ライター
noel編集部

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