天涯孤独とは？天涯孤独な人の特徴7つ＆天涯孤独な生き方を楽しむコツ

「天涯孤独」とは？

皆さんは「天涯孤独」と言う言葉を聞いたことがありますか？
世の中には「天涯孤独」の方も最近では多くいるようになりました。

「天涯孤独」の意味ですが、遠く離れた場所で1人で暮らしていること、家族や身よりがいない状態のことをさしています。
一人っ子で、ご両親が亡くなられた場合とかは「天涯孤独」になりやすいとも言わています。

ただ、独身だったり、お友達がいなくても、誰かしら血のつながりがある家族がいる場合は、「天涯孤独」とは言わないようです。

天涯孤独な人生は楽しい？それとも寂しい？

「天涯孤独」と言うと、一人ぼっちなので寂しいのかな？なんて想像しますが、寂しいと感じるのは人それぞれのようです。
仕事で、接客業のように人と接する仕事をしている人にとっては、一日中人と接して、忙しくしているので、あまり寂しいと感じる暇がないかもしれません。

ただ、何かの時に自分を否定されたとき、病気をしたとき、食事をしているとき、などふとした瞬間に酷く寂しさを感じることもあるようです。
自分が辛いときに、無条件で甘えられる兄弟や家族がいないのは寂しいですよね。

中には、寂しさから精神的に病気になってしまう場合もあるようです。

天涯孤独になってしまう人の特徴

それでは、「天涯孤独」になる人にはどういう特徴があるのか見ていきましょう。

1. 人付き合いが苦手である
2. 育ってきた環境が大きく影響
3. 一人でいるのが好き
4. 責任感が強い
5. いろいろと苦労している
6. 人生を諦めている
7. 甘えることが苦手

特徴①：人付き合いが苦手である

天涯孤独な人の特徴としては、とにかく人を付き合うことが、あまり得意ではない人が多いです。
仕事などをしている間は、会社内でのお付き合いなどがあり、その付き合いで人と繋がっています。

しかし、退職した後は何かのコミュニティに属さないと、他の人と話す機会も減り、天涯孤独に陥りやすいといえますよね。
人付き合いがもともと苦手なので、進んでコミュニティに属するということもありません。

特徴②：育ってきた環境が大きく影響

幼少期に、家族間の仲が悪かったり、虐待を受けたり、さまざまな家庭環境で育ってきたことが大きく人格に影響しています。
どうしても、そういうあまり良くない環境で育ってくると、家族という個体に対して、良いイメージがありません。

そのため、自分で家庭を築くということに、かなり臆病になっています。
結婚はなかなか難しいかもしれませんね。

子どもの頃に育ってきた環境は、大人に成長しても影響が甚大なので、天涯孤独になりがちです。

特徴③：一人でいるのが好き

中には、一人でいることが気楽で好きという人もいます。
最近では、「おひとりさま」のような言葉でもわかるように、一人でいることを謳歌しているような、そういう人も増えてきました。

一人でいるということは、他とコミュニケーションを取らないので天涯孤独になりやすいです。
本当は、誰かに甘えたい、心を許せる人がいたらいいな、と思う部分もありますが、過去のトラウマが大きすぎて、それを乗り越えてまでも、誰かと一緒にいたいとは思いません。

一人でいることを選択していたら、自然と天涯孤独になった、という人もいらっしゃいます。

特徴④：責任感が強い

実は、強い責任感がある人は、必要以上に何かあった際には自分を責めてしまう傾向がありますので、自分に厳しくなってしまいがちです。
自分に厳しい人は、他人にも厳しかったりするので、近寄りがたい存在に周囲には映ってしまいます。

なかなか人を寄せ付けない雰囲気があるので、人が寄り付かなくなりそのまま天涯孤独に。
また自ら甘えることが苦手なので、心を許せる相手もなく天涯孤独になります。

特徴⑤：いろいろと苦労している

生活に苦労してきた人は、その苦労話をペラペラと人に話すようなことはしません。
どちらかというと、その苦労してきたことを察知されないように隠そうとします。

そういう人は、自分の殻に閉じこもってしまうことも。
苦労するのなら一人でいる方がいいと思うようです。

したがって、天涯孤独になりやすいです。

特徴⑥：人生を諦めている

天涯孤独になっている人は、自分の将来、未来に対して、明るい希望が持てません。
家族を作りたいとは思ったりしますが、家族に対してもあまりよいイメージがないと難しいでしょう。

明るい未来が見えないので、人付き合いもあまりすることもなく、気づけば一人ぼっちになり天涯孤独になっている場合も。

特徴⑦：甘えることが苦手

夫婦仲は、子どもにとても影響があります。
仲がよい夫婦の元に育ってきた子どもは、性格も極端なことはなく、比較的安定しており、喜怒哀楽もそれなりに表現しています。

そして、素直に甘えることも上手です。
しかし、そういう環境で育ってきていない子どもは、動作や不自然だったり、なんとなく動きがギクシャクしており、甘えることができないのです。

天涯孤独になってしまう原因

次に、天涯孤独になる原因を探っていきましょう。

1. 結婚に対してネガティブである
2. 自己中心的な考え方である
3. コミュニケーション力がない
4. 金銭トラブルを抱えている
5. 自分の殻の閉じこもっている
6. 周囲に認められたい気持ちが強い

原因①：結婚に対してネガティブである

天涯孤独の人は、大体において結婚に対して前向きではない人が多いです。
結婚に対するイメージは、自分が育ってきた環境に大きく影響されると言われています。

結婚に関して、嫌悪感があったり、不安が強かったりすると、結婚することはリスクであるという認識になり、好きな人と家庭を築いていくことは難しいかも。
したがって、天涯孤独になりやすいですね。

原因②：自己中心的な考え方である

往々して、自分さえ良ければいいという考えただと天涯孤独になりやすいですね。
自己中心的な考え方で、自分勝手な行動をする人は、周囲から人がいなくなります。

自分勝手な行動は、天涯孤独になりやすい原因の1つと言えるでしょう。

原因③：コミュニケーション力がない

コミュニケーション力があまりない人は、天涯孤独になりやすいですね。
自分が困ったときや、悩んだときに相談できる相手はいますか？

一人もいないという人は、コミュニケーション力があまりないのかもしれませんね。
年を重ねるにつれて、なかなか心を許して話せる相手は、少なくなりますが、全くいない場合は、コミュニケーション力を今一度見直した方がいいのかもしれません。

原因④：金銭トラブルを抱えている

お金のトラブルを抱えている人は、天涯孤独になりやすいですね。
そういうトラブルには、誰しも関わりたくないのが正直なところだと思います。

トラブルを避けるためには、人との接触を避けていれば、巻き込まれることも少なくなります。
そして、人との関わりを減らしていくと天涯孤独になっていたという場合も。

原因⑤：自分の殻の閉じこもっている

自分の殻に閉じこもって、自分の世界で生きている人は、天涯孤独になりやすいです。
そのこと自体は悪くはないですが、周囲の人と関わりを持たずに、自分1人で全て完結しているのは少々問題が。

全て自分中心の世界が居心地がいいからと言って、外部とのつながりを絶って、その中だけで生きていくというのは、何かあった時に、誰にも相談できない状況になります。

原因⑥：周囲に認められたい気持ちが強い

周囲の人に「認められない」と言う気持ちが強い人は、天涯孤独になりがちです。
周囲に認められたいという気持ちが強ければ強いほど、褒めて欲しい気持ちや認めて欲しい気持ちが大きくなります。

周囲の人に対しての要望が大きくなってしまいがちに。
周囲からすると、面倒な人だと思われてしまいます。

天涯孤独で困ること

では、天涯孤独になって困ることは何になるかご紹介していきます。

1. 保証人が見つからない
2. 老後が不安である
3. 病気になった際に困る
4. 自宅で倒れると発見が遅れる
5. 死後の遺品を整理したりする人がいない

困ること①： 保証人が見つからない

天涯孤独の人が一番困ることが、保証人がいないということでしょう。
保証人がいないと、賃貸契約ができません。

現代では、そういう人に向けて、連帯保証人サービスを大手流通会社でも始めていますが、信用のあるサービス会社を見つけるのに苦労します。
この保証人が一番困ることとして挙げられるでしょう。

困ること②：老後が不安である

そして、結婚をしていなければ、孤独は老後までずっと継続していくことになります。
周囲では、家族を持ち、孫なども世話するような生活をしていたりしますが、そういう人とは段々と連絡を取らなくなるかも。

自分の両親が亡くなったら、天涯孤独になる場合がありますね。
寂しさというのは、それがずっと継続すると体にもあまりよくないようで、家族がいる人よりも寿命が短いと言われています。

困ること③：病気になった際に困る

例えば、大きな病気などで入院や手術が必要になった場合ですが、家族の同意が必要になります。
身よりがない人向けに、身元保証人を請け負う法人や民間企業もあります。

大きな病気などに罹った場合は、やはり心細いですし、身の回りをお世話してくれる人も必要です。
何より、そばで支えてくれる人がいてくれた方が安心しますよね。

困ること④：自宅で倒れると発見が遅れる

天涯孤独の人は、もし自宅で何かあって倒れたとしても、発見が遅れてしまいます。
誰か一緒に住んでいる人がいたり、時々訪ねにきてくれる人がいる場合は、発見してもらえる可能性がありますが、誰とも交流をしていない場合は、いざという時には誰にも発見されないので、大変なことになりますよね。

そうならないようにするには、日頃から近所の方とコミュニケーションを取るようにしたらいいですね。
地域の人と繋がりがあると、助かりますね。

困ること⑤：死後の遺品を整理したりする人がいない

天涯孤独の人は、自分の死後の遺品を整理する人がいないので困ります。
そういう身よりのない人の後を清掃してくれる業者を「特殊清掃」といわれるものです。

「特殊清掃」は、事故や事件などで、急に特殊な場所で清掃の必要があるものを指します。
実は、孤独死も「特殊清掃」の対象です。

孤独死になった際には、警察が立ち会い、事件性などないかどうか確認し、その後「特殊清掃」が入り、事務的に処理されてしまいます。

天涯孤独な人生の生き方

まず天涯孤独な人の人生の歩み方を見ていきましょう。

1. 身元保証人を探す
2. 健康には十分気を付ける
3. 友人や恋人を作るようにする
4. 趣味をつくる

生き方①：身元保証人を探す

天涯孤独な人が一番困る身元保証人。
法人や民間企業などでもサービスを提供していますが、中には高額だったりしますので、なかなか良いサービスを探すのが大変になります。

そういったサービスで、何かトラブルになったら「法テラス」に相談すると良いでしょう。
「法テラス」は、天涯孤独な人が社会で困らずに生活していけるようにサポートしてくれます。

生き方②：健康には十分気を付ける

天涯孤独な人は、日頃から健康には気を付けた生き方をした方がいいですね。
体は資本ですので、体調が悪ければ仕事も趣味も楽しむことはできません。

天涯孤独な人は、一人で生活をしているので、全て自己管理をしないといけないので、毎年健康診断やそれに代わるものを受けて、バロメーターのチェックをしましょう。
一度だけの人生なので、楽しく過ごすためにも健康には気を付けましょう。

生き方③：友人や恋人を作るようにする

やはり自分が心を許せる相手が一人でもいた方が何かと安心します。
困ったとき、甘えたいとき、相談したいとき、信頼できる友人や恋人がいると、その存在が有難いと思うでしょう。

人は寂しさで精神的に病気になったりもしますので、やはりそういう人の存在は大きいと思われます。

生き方④：趣味をつくる

より人生を楽しく生きるためには、何か自分が熱中できるものがあればいいですよね。
何か作る趣味でも、スポーツでも、芸術方面でもなんでもいいので、自分が没頭できる何かを見つけておきましょう。

また趣味のサークルなどに加入することで、同じ趣味の仲間も増えます。
そういう中で知り合うのは、目的が同じということで損得関係は一切ないので、まずは同じ趣味を楽しむというところから、心を開いていけばいいと思います。

天涯孤独な人生を楽しむ方法

それでは、天涯孤独な人はどのように人生を楽しんでいるのかご紹介していきます。

1. 趣味に夢中になる
2. シェアハウスに住む
3. ペットを飼う
4. 自分が住みたい場所に住む
5. 孤独が寂しいと思わない
6. 周囲の目を気にしない

方法①：趣味に夢中になる

天涯孤独というのは、自分の好きなように自分が好きなことに時間を使うことができます。
時間の使い方なども、特に家族もいないので、縛られる必要がないのです。

趣味がある場合は、その趣味を存分に楽しむことができます。
好きなことを思いっきりできるのは、一人でいることの特権のようなものですね。

方法②：シェアハウスに住む

最近では、「シェアハウス」が人気があります。
「シェアハウス」は、個人のプライベートな空間を確保しながら、キッチン、リブング、やトイレやお風呂などを共同で使用するという施設です。

適度なプライベートを確保しながら、他の人と一緒に住むことができるのが人気の理由でしょう。

方法③：ペットを飼う

ペットを飼うことは、心が癒されることが証明されています。
また孤独感からは開放されるでしょう。

一緒に生活していると家族同然。
但し、あまにりもペットに全てを期待し過ぎてしまうと、ペットがいなくなった時に、ペットロスに陥ります。

のめり込み過ぎると、その分ショックが大きく立ち直るのに時間が必要になります。

方法④：自分が住みたい場所に住む

天涯孤独の人は、家族に縛られることがないので、自分の好きな場所に住むことが可能になります。
どんな場所に住んで、どういう生活をするかは全て自分で決めることできるのです。

方法⑤： 孤独が寂しいと思わない

天涯孤独を辛いことと捉えるのではなく、楽しく自由に生きることができるという発想に変えていけば、楽しく過ごすことができるでしょう。
実際に一人が好きな人は、それに慣れていて、逆に誰かが傍にいることで落ち着かないという人もいるでしょう。

一人で色々と楽しむ方法を人より多く知っているかもしれないですね。

方法⑥：周囲の目を気にしない

天涯孤独の人は、あまり周囲の目を気にしないで生きているのではないでしょうか。
孤独でいるのは、別に恥ずかしいことでもないし、人から心配されるほど、寂しいものでもありません。

誰にも縛られることなく自由に生きることができるので、考えによっては、天涯孤独の人は楽しい人生を歩めるのではないでしょうか。
自分のしたいこと、思う存分することができますね。

天涯孤独な人生を送らないためにできること

それでは、天涯孤独にならないためにできることはどんなことか見ていきます。

1. 結婚を考えてみる
2. いつも笑顔でいる
3. 何かのコミュニティに参加する
4. 同じような環境の人を探す
5. 他の人にも興味を抱くようにする

できること①：結婚を考えてみる

これは思えば結婚できるというものではないので、難しいかもしれません。
出会いはさまざまな場所にありますが、例えば同じ趣味の人がいいと希望するなら、最近はそういう自分の情報を入力しておけば、自分に合うマッチした人を探してくれる、というサービスも人気。

ただ、結婚ができれば天涯孤独になる可能性はかなり低くなります。
さらに子どもができたら、もっと低くなります。

家族を持つことに抵抗があるかもしれないですが、家族がいることは、それはそれでいいこともたくさん出てきます。
踏み出す勇気を出して、結婚を本気で考えてみてください。

もし家庭を持つことができれば、その家族を大切にして、子どもができれば愛情をたくさん注いであげて欲しいと思います。
その注いだ愛情は、別の形になり、あなたへ返ってくるでしょう。

できること②：いつも笑顔でいる

笑顔は人を寄せ付けますし、幸せが舞い込んできます。
またコミュニケーションを取る上で、欠かせないものは挨拶と笑顔です。

いつもニコニコしている人には、人が話しかけやす雰囲気がありますので、人が寄ってきて天涯孤独にはならないです。

できること③： 何かのコミュニティに参加する

同じ趣味の仲間を持つことは、天涯孤独にならない一つの方法になるでしょう。
特に、コミュニケーションを取ることが苦手な人は、若いうちにそういうコミュニティに所属することで、天涯孤独を回避できるかもしれません。

趣味の仲間たちと楽しく過ごすことができるのではないでしょうか。

できること④：同じような環境の人を探す

例えば、同じような環境で育ってきたり、同じような立場の人がいたらどうでしょう。
同じような環境ならば、気持ちも共有できるのではないでしょうか。

また相談もしやしく、一緒に何かを楽しむことができるかも。

できること⑤：他の人にも興味を抱くようにする

天涯孤独にならないためにも、適度に周囲、周りの人に興味を抱くようにしましょう。
相手の性格や、趣味、性格、考え方などを知ることができたら、もしかしたら同じような感覚の人を見つけることもあるかも。

いきなり色々と聞くのはNGですが、徐々に色々と情報を仕入れていくといいでしょう。

天涯孤独にならないよう生きる術を身に付けよう！

天涯孤独な人の特徴などをみてきました。
一人で楽しめることは、別に仲間や恋人、家族がいても、楽しむことができるでしょう。

しかし、もともと一人ぼっちだったら、みんなとワイワイ言いながら楽しんだりすることが不可能になりますよね。
一人で楽しいこともあれば、大勢だからこそ感じること、楽しいこともあるので、多数も単数も両方楽しむことができます。

決して天涯孤独な人がかわいそうではないですが、年老いた場合にはどうしても直面する諸所の問題は現実的に発生します。
さらに、どうしても一人ということで、何かあった際、命に係わるようなことがあった場合など、不安になるようなことも、家族なり恋人などいると、いないでは大きな違いがでてくるでしょう。

どうするかはあなた次第でもあります。
一度しかない人生、後悔しないような人生を歩んでいかれることを願うばかりです。