気が短い人の特徴と心理8つ!せっかちになる原因&性格を直す方法
あなたは、気が短い性格をしていますか? 「短気は損気」という言葉もありますが、こういった性格をしていると仕事や人間関係でトラブルを引き起こしたり、周りの人から恐れられて嫌われてしまうこともあります。 では、気が短い性格を直すためにはどうすれば良いのでしょうか。 そこで今回は、気が短い人の特徴や心理、気が短い性格を直す方法について解説していきます。
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「気が短い」とは?
「気が短い」とは、「忍耐力がなかったり、我慢ができない性質」「些細なことですぐに怒る性質」のことを指す言葉です。
同義語としては、「短気」「気短」「気が早い」といった言葉が挙げられ、逆に対義語としては、「気長」「呑気」「悠長」といった言葉が挙げられます。
気が短い人の特徴・心理
では、気が短い人の特徴・心理をみていきましょう。
- プライドが高い
- 神経質で真面目
- 実は気が小さい
- せっかちな性格
- 理想が高すぎる
- 自分の考えが常に正しいと思い込んでいる
- 精神的に不安定
- 忍耐力がない
続いて、気が短い人の特徴・心理を、それぞれ詳しくみていきます。
特徴・心理① プライドが高い
気が短い人には、プライドが高いという特徴があります。
プライドが高い人は、他人から少しでもバカにされたり、自分の意見を否定されてプライドが傷つけられたと思うと、急に怒り出したり、不機嫌な態度をとることも。
プライドの高い人にとって、自分のプライドを誰かに傷つけられるのは絶対に許せないことなのです。
そのため、自分のプライドを傷つけてきた人に対しては、倍返しにして怒りをぶつけたり、時には嫌がらせをしたりして仕返しをしないと気が済まないのです。
特徴・心理② 神経質で真面目
気が短い人は、基本的に神経質で真面目な人が多いです。
こういった人は、普通の人では気にならないような細かいことにも敏感に反応してしまうことも。
また、あまりにも真面目すぎて自分に厳しすぎるが故に、その真面目さを他人にも押し付けてしまう人も少なくありません。
そのため、少しでも手を抜いて仕事に取り組んでいる人を見ると許せなくなって怒りを覚えたり、ちょっとしたミスをしても「なんでこんなことができないんだ」と相手を責めてしまったりするのです。
特徴・心理③ 実は気が小さい
実は、気が短い人ほど気が小さいという特徴もあります。
気が短い人は変にプライドが高い人も多いので、そのプライドを守るために必死になってしまうことも。
そのため、少しでも自分のプライドを傷つけるようなことがあったり、自分の安全を脅かすようなものに対しては即座に反応して、怒るという方法によってそれらの危険から自分の身を守ろうとしているのです。
相手よりも先に怒りをあらわにすれば、相手に威圧感を与えることができ、相手から攻撃されることを防ぐことができるのです。
特徴・心理④ せっかちな性格
気が短い人は、せっかちな性格の人が多く、歩くスピードや仕事のスピードが遅い人に対してイライラしてしまうことも。
また、待ち合わせの時間に早く行って、自分が早く来た癖に自分よりも遅く来た人に対して「もっと早く来てよ」と思うような人もいます。
こういった人は特に時間に厳しいので、それを相手にも求めてしまう傾向が。
そのため、相手のペースに合わせて行動することができず、むしろ自分のペースに合わせて相手が動いてほしいと思っているのです。
特徴・心理⑤ 理想が高すぎる
気が短い人ほど、「もっとこうあるべき」という理想が高すぎる傾向にあります。
これが自分に対する理想だけ高ければ特に問題はないのですが、それを周りの人にも押し付けてしまうのです。
そのため、自分の期待値以上の仕事をしてくれなかったり、自分が思った通りに周りの人が動いてくれないと急に怒り出してしまうことも少なくありません。
このように、自分の主観だけで物事を考えてしまうので、他人の事情や能力を考慮して物事を考えることができないのです。
特徴・心理⑥ 自分の考えが常に正しいと思い込んでいる
気が短い人は、自分の考えが常に正しいと思い込んでいる頑固者が非常に多いです。
自分の考えが正しいと思い込んでいると、他人の意見が全て間違っていると思い込んでしまいますし、自分の考えを否定されることに怒りを覚えてしまうことも。
良好な人間関係を築いていくためには、相手の意見もしっかりと聞いて、時には妥協することも必要となります。
しかし、気が短い人は「お前の考えは間違っている」と真っ向から否定して怒りをあらわにしてきます。
時には、暴力をふるったり、相手の人格を否定するような発言をして、無理やりにでも相手を押さえつけようとすることも。
そのため、周りの人と良好な人間関係を築いていくのは難しいですし、恋愛や結婚も上手くいかないパターンが多いのです。
特徴・心理⑦ 精神的に不安定
気が短い人は、悩みやストレスを抱えていることで精神的に不安定な状態に陥っていることが多いです。
精神的に不安定な状態に陥っていると、悩みやストレスを自分の心の中だけに留めておくことができず、どこかで発散しないと気が済まなくなってしまいます。
そのため、ちょっと気に食わないことがあれば人や物に八つ当たりすることによって、ストレスを発散しようと考えるのです。
特徴・心理⑧ 忍耐力がない
気が短い人は、忍耐力がないからこそすぐに怒りをあらわにしてしまうとも言えます。
忍耐力のない人は、少しでも自分の思い通りにならなかったり、他人から怒られると怒りの感情を抑えつけることができず、「もういい!」といって投げ出して怒りをあらわにするのです。
仕事や勉強、恋愛など人生において忍耐力を必要とする場面はたくさんあります。
しかし、壁にぶつかるとすぐに諦めてしまうので、何事に対しても真剣に向き合ってきた経験が他の人と比べて少ない傾向が。
また、何事においてもすぐに結果を求めるため、結果が出るまで時間がかかるようなことや、結果を出せるかわからないようなことには最初から手を出さない人も少なくありません。
気が短い人の長所と短所
長所
気が短い人の長所としては、正義感が強いところ、向上心が高いところ、合理的で無駄がないところなどが挙げられます。
例えば、気が短い人はルールや時間に厳しい人が多いので、ルールや時間をしっかりと守って自分を厳しく律するのはもちろんですが、これらを守れない人に対しても厳しく当たることも。
そして、「ルールを守りなさい」「あなたは間違っている」と相手にしっかりと注意することができます。
そのため、今以上にもっと他人に対して寛容になることができれば、周りの人から好感を持ってもらえるような正義感の強い人になることができ、この性格を長所として生かすことができるでしょう。
短所
気が短い人の短所としては、他人から嫌われやすい、後悔しやすい、怒りっぽくて損をしやすいところなどが挙げられます。
例えば、気が短い人は怒りの沸点が低く、我慢強くないので、普通の人ではイライラしないようなことに対してもイライラしてしまったり、怒りの感情をすぐに人や物にぶつけてしまうことが。
イライラして怒りやすい人とはなるべく関わりたくないと思うものですから、この性格のせいで他人から嫌われやすく、孤立しやすいというのが大きなデメリットであるといえるでしょう。
【診断】気が短い人になってない?
では、気が短い人になっていないか診断するテストをみていきましょう。
診断① 信号待ちの時間に何かしていることが多い
信号待ちの時間に貧乏揺すりをしてしまったり、スマホをいじってしまうことが多い人は、気が短い性格である可能性が高いといえるでしょう。
信号待ちの時間は数分程度ですが、それでも何かせずにいないと気が済まないというのであれば、それだけ無駄な時間を消費したくない、少しでも早く目的地に着きたいという気持ちの表れなのかもしれません。
診断② マナーやルールを守らない人を見るとイライラする
公共の場なのに大声で話したり、タバコのポイ捨てをしていたりと、マナーやルールを守らない人を見るとイライラしてしまうのも、気が短い性格である可能性が高いといえるでしょう。
気が短い人は、「こうあるべき」という理想が高い人が多いので、「マナーやルールは絶対に守るべき」と考える人も。
そのため、ちょっとでもマナーやルールに反する行動をとっている人を見かけると、我慢することができずにあからさまに不機嫌な態度をとったり、時にはその人に直接注意しに行ってしまうこともあります。
診断③ 行列に並んでまでお店に入りたくない
今話題となっている人気のお店の前には長蛇の列ができることもあります。
しかし、行列を見てしまうとお店に入る気が失せてしまう人は、気が短い性格である可能性が高いといえるでしょう。
気が短い人は、行列に並ぶのは時間の無駄だと考えている人が多く、行列に並ぶくらいであれば空いているお店に入って食事を済ませたいと考えるのです。
診断④ 制限速度を守っている車にイライラする
本来であれば、制限速度を守るのはドライバーとして当たり前のことではあります。
しかし、制限速度を守っている車にイライラして車間を詰めたり、無理やりにでも追い越そうとしてしまう人は、気が短い性格である可能性が高いといえるでしょう。
制限速度は安全を第一に考えて決められているので、運転に慣れている人からしてみれば、制限速度を守って運転している車のことを遅いと感じてしまうことも。
診断⑤ やられたらやり返さないと気が済まない
「目には目を、歯には歯を」という言葉のように、他人から攻撃をされたらその相手に攻撃し返さないと気が済まないという人も、気が短い性格である可能性が高いといえるでしょう。
気が短い人はプライドが高く、忍耐力がない人がほとんど。
そのため、少しでも自分のプライドを傷つけるような行為をしてきた相手には、自分が受けた以上の傷を相手に与えないと怒りを鎮めることができないのです。
気が短くなる原因
では、気が短くなる原因をみていきましょう。
- 不満やストレスをため込んでいる
- ホルモンバランスが乱れている
- 親から甘やかされて育った
- 精神的な病気や障害を抱えている
続いて、気が短くなる原因を、それぞれ詳しくみていきます。
原因① 不満やストレスをため込んでいる
気が短くなってしまったのは、日ごろから不満やストレスをため込んでいて、それを上手に解消できていないのが原因なのかも。
もちろん、もともとのせっかちな性格や神経質な性格が大きく影響しているかもしれません。
しかし、不満やストレスを上手に解消できている人とそうではない人と比べると、やはり不満やストレスをため込んでいる人の方が怒りっぽい傾向にあります。
そのため、なるべく不満やストレスをため込まないような生活を心掛けることが必要なのかもしれません。
原因② ホルモンバランスが乱れている
季節の変わり目や環境の大きな変化、女性の場合は生理や妊娠、更年期などでホルモンバランスが大きく乱れることがあります。
ホルモンバランスが大きく乱れてしまうと、自分で感情をコントロールすることができずに怒りを爆発させてしまうことも。
ホルモンバランスの乱れの原因は主にストレスであることが多いですが、これは自分の意思でコントロールできるものではありません。
そのため、なるべくストレスをため込まない生活を送るか、ホルモンバランスが整うのを待つしかないのです。
原因③ 親から甘やかされて育った
気が短くなってしまったのは、親から甘やかされて育ったのが原因なのかもしれません。
自分のやりたい放題やっても全く叱られなかったり、自分のお願いを何でも叶えてくれるような親の元で育った子供は、自分の思い通りに物事が進むのは当たり前という考えのまま大人になってしまうことが多いです。
そのため、少しでも自分の思い通りにならないと、そこで我慢することができずに人や物に八つ当たりして怒りをぶつけてしまうことも。
原因④ 精神的な病気や障害を抱えている
気が短い性格になっているのは、精神的な病気や障害を抱えているのが原因である可能性も十分にあります。
例えば、ADHD(注意欠陥多動性障害)、アスペルガー症候群、境界性人格障害、統合失調症、うつ病といった病気や障害が挙げられます。
これらの病気や障害に共通しているのが怒りっぽくなるという症状です。
そのため、気が短い性格に悩んでいるのであれば、精神的な病気や障害を抱えている可能性も視野に入れて、一度専門の病院を受診してみることをおすすめします。
気が短い性格を直す方法
では、気が短い性格を直す方法をみていきましょう。
- 怒りを覚えたら6秒我慢する
- 相手に期待しない
- 怒りの原因となっているものから遠ざかる
- 自分にも非がないか一度考えてみる
- 様々な視点から物事を考えてみる
続いて、気が短い性格を直す方法を、それぞれ詳しくみていきます。
方法① 怒りを覚えたら6秒我慢する
気が短い性格を直すためには、怒りを覚えた時に6秒我慢する癖を身に着けるようにしましょう。
これは、アンガーマネジメントと呼ばれる怒りをコントロールする方法のひとつであり、人間は怒りを覚えてから6秒経った時が怒りのピークであるとされています。
そのため、怒りのピークである6秒を我慢することによって、感情的になって思いもよらぬ行動を起こしてしまったり、勢いに任せて人や物に怒りをぶつける癖を直すことができるはず。
方法② 相手に期待しない
気が短い人は、自分の理想や価値観を相手に押し付けてしまう人が多く、他人に期待しすぎてしまっている部分もあります。
そして、その期待が裏切られてしまい、自分の思い通りに行かなくなることで怒りを覚えてしまうのです。
そのため、気が短い性格を直すためには最初から相手に期待しないというのもひとつの方法。
「こういう人間もいる」「自分は自分、他人は他人」だと割り切って考えて自分に言い聞かせれば、他人対して寛容になることができて、怒りを抑えることができるようになるでしょう。
方法③ 怒りの原因となっているものから遠ざかる
気が短い性格を直すためには、できるだけ早く怒りの原因となっているものから遠ざかる癖を身に着けるようにしましょう。
怒りを覚えて冷静になる癖を身に着けても、気が短い人の場合は怒りの原因となっているものがすぐ近くにあると、再度イライラしてしまう可能性も十分にあります。
そのため、怒りの原因となっているものから遠ざかって、一度心を落ち着けることが大切です。そうすれば、怒りを抑えやすくなって冷静に自分の気持ちと向き合うことができるはず。
方法④ 自分にも非がないか一度考えてみる
そもそも、怒りを覚えるということは何かしらの不和が生じてしまったのが原因です。
その原因は100%自分以外の他人にあるのであれば怒るのは妥当であると言えますが、必ずしも自分以外の他人に100%原因があるとはいえません。
ただ、気が短い人は「相手が悪い」「自分は絶対に悪くない」という前提で怒り出してしまうことも。
そのため、気が短い性格を直すためには、自分にも非がないか一度冷静になって考える癖を身に着けることが大切です。
「自分も悪かったな」と思うことができれば、他人に対して寛容になることができ、自分の感情をコントロールすることができるようになるでしょう。
方法⑤ 様々な視点から物事を考えてみる
気が短い人の場合、友人に約束をドタキャンされたということで、その友人に怒りをぶつけてしまうという人も少なくないでしょう。
しかし、そもそも友人がドタキャンしたということは、「急に仕事が入った」「どうしても外せない用事ができた」といったきちんとした理由がある可能性もあります。
そのため、気が短い性格を直すためには、「どうしても外せない用事ができたのかもしれない」など様々な視点から物事を考える癖を身に着けるようにしましょう。
相手側の事情も考慮することができるようになれば、一方的に自分が怒るのは良くないと思ってちょっとしたことでイライラすることもなくなるはず。
気が短い人との接し方
では、気が短い人との接し方をみていきましょう。
- 相手を否定しない
- 言い合いになったら自分から折れる
- 感情的にならずに冷静さを保つ
続いて、気が短い人との接し方を、それぞれ詳しくみていきます。
接し方① 相手を否定しない
気が短い人は、変に高いプライドを持っている人が多く、プライドを傷つけてしまうとすぐに怒りだしてしまうことも。
特にこういった人は、自分の意見や価値観を否定されることをとても嫌います。
そのため、気が短い人と接する時には、基本的には否定的な言葉を使わずに話を聞いてあげることが上手に付き合っていくためのポイントとなります。
なお、どうしても反論したい時には、「そうですね、でも自分はこう思います」というように、一度相手の意見を肯定してあげてから反論し始めるようにしましょう。
接し方② 言い合いになったら自分から折れる
もしも、気が短い人と言い合いになってしまったら、言い合いが激しくなる前に先に謝ってしまって自分から折れてしまうのもひとつの方法です。
気が短い人は、他人の意見を聞かずに自分の意見ばかりを主張してくる人が多いです。
こういった人と言い合いになった時に、こちらもヒートアップして自分の言いたいことをぶつけてしまうと収拾がつかなくなってしまいがち。
そのため、特にどうでも良いようなことで言い合いになってしまった時に関しては、自分から折れてしまった方が余計なエネルギーを使わずに済みます。
接し方③ 感情的にならずに冷静さを保つ
気が短い人から怒りをぶつけられると、こちらもイライラしてその人に怒りをぶつけたくなる時もあるかもしれません。
しかし、気が短い人につられて感情的になってしまうと、事が大きくなって面倒なトラブルに巻き込まれてしまう可能性も十分にあります。
感情的になって怒りをぶつけても、時間がたてば「あの時感情的にならなければ良かった」と後悔するだけで何のメリットもありません。
そのため、気が短い人につられないように、ゆっくりと深呼吸して冷静さを保ち、決して同じ土俵には立たないようにしましょう。
気が短い性格を直して他人に寛容になる女性を目指していきましょう!
気が短い人は、せっかちで些細なことでイライラすることが多いです。
気が短い人は基本的にマイナスの印象を持たれることが多いですが、自分に厳しく正義感が強い人も多いので、その点を気が短い人の長所だと捉えることもできるでしょう。
また、気が短い人の付き合い方を身に付けていれば、ストレスなく上手に付き合っていくこともできます。
ただ、気が短い人は仕事やプライベートで何かと損をすることも。
もしも、気が短い性格だと自覚しているのであれば、怒りの感情をコントロールする方法を実践してみたり、考え方を変えてみるなどして他人に寛容になる女性を目指していきましょう。
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