器用貧乏な人の特徴とメリット・デメリット!器用貧乏を卒業するには?
「器用貧乏」って、損しているのか得しているのか正直わかりませんよね…。 この記事では、男女200人を対象に「器用貧乏は褒め言葉なのか」「器用貧乏の特徴」などをアンケート! 今回は、器用貧乏な人の特徴や器用貧乏のメリット・デメリット、器用貧乏を卒業する方法などをまとめていきたいと思います。
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男女200人にアンケート!器用貧乏は褒め言葉?
「器用貧乏だね」なんて言われても褒めてるのか、貶されてるのかよく分からないですよね。
そこで、男女200人に器用貧乏は褒め言葉で使ってるのかを調査!
Q.器用貧乏は褒め言葉で使ってる?
男性は約8割、女性は約9割が「褒め言葉では使っていない」との結果でした。
わざわざ「器用貧乏だね」と伝えてくる人は、嫌味か意味を勘違いして使っているのでしょう。
そこで、器用貧乏の正しい意味を改めて解説していきます!
「器用貧乏」の意味とは?
「器用貧乏」という言葉は、あまり日常的に使われることはないでしょう。
器用貧乏とは、何でも幅広い分野のことが器用にできるけど、どれも中途半端な状態で結果的に貧乏というような意味です。
1つの物事に熱中して才能を発揮する人は、それ以外のことをあまり器用にできない場合が多いですが、そういうタイプの人とは真逆と言えるでしょう。
何でもできるけど、どれもパッとしないのが器用貧乏です。
「器用貧乏」と「オールラウンダー」の違い
「器用貧乏」と似た言葉で「オールラウンダー」という言葉もあります。
基本的に、器用貧乏もオールラウンダーも、何でもこなせる人という意味ですが、オールラウンダーは結果を残して活躍できた人のことを言うのに対して、器用貧乏は結果を残せなかった人のことを言います。
どちらかと言うと、器用貧乏はネガティブな表現だったり、自虐的に使うような言葉ではないでしょうか。
周りから「器用だね」と言われて、自分のことをオールラウンダーだと言うとナルシストだと引かれてしまうかも知れませんが、器用貧乏だと言えば、謙虚な印象になるでしょう。
はっきりと分かりやすくいうと、オールラウンダーが「勝ち組」に使われる言葉で、器用貧乏は「負け組」に使われる言葉なのかも知れません。
男女200人に聞いた!器用貧乏の特徴とは?
器用貧乏の意味もわかったところで、器用貧乏な人の特徴をみていきましょう。
男女200人に、器用貧乏の特徴を聞きました!
Q.器用貧乏の特徴を教えて
男性のコメント
頼まれ事をするとついつい引き受けてしまう。(24歳)
多趣味だけど知識が薄くて面白味がない。(33歳)
何もかもが中途半端にできてしまうような方。(25歳)
何でもできるが、そのスキルが実らない人。(30歳)
何やってもそこそこだが、そこそこ止まり。 (25歳)
女性のコメント
自分が必ず成功すると思い他の意見を聞かずにやってしまうと上手くても結局失敗に終わってしまいます。 (25歳)
何でもオールマイティーの出来るのだけれど、すべてが中途半端で何一つとして完璧に出来ない。 (30歳)
なんでもほどよく上手にできるけどどれも一番ではない人。 (32歳)
なんでも断れないという性格からみんなの頼み事ついつい聞いてしまう。結果としてはとてもいい人と思ってくれる人と、なんでも頼める人と思われがち。 (32歳)
飽き性だからいろんなことに興味を持ち、中途半端に辞めていくが、視野が広がり楽しい。 (30歳)
器用貧乏な方は、「頼まれごとを断れない」「何事も中途半端」などの特徴があるよです。
なんでも平均以上はできてしまうので、中途半端になりがちなのかも。
手を広げすぎずに、一つのことをやりきってみると器用貧乏から脱却できるかもしれませんね。
では、さらに器用貧乏の特徴を解説していきます。
器用貧乏な人の特徴
器用貧乏な人って、基本的にどんな人なのでしょうか?
ここでは、器用貧乏な人の10の特徴をまとめていきたいと思います。
- 自信過剰
- 努力が苦手
- 飽きっぽい
- 新しいものが大好き
- あまり向上心がない
- 自分のことを後回しにする
- 穏やかな性格
- 腰が低い
- 物事をはっきりするのが苦手
- 協調性がある
続いて、器用貧乏な人の特徴をそれぞれ詳しくみていきましょう。
特徴①:自信過剰
器用貧乏な人は、自信過剰で自分は何でもできると思っている傾向にあります。
確かに器用貧乏な人は、容量よく何でもできちゃいますが、そんな自分に酔っている場合も多いでしょう。
特徴②:努力が苦手
器用貧乏ということは、結果的に貧乏になって損をしているということでもありますよね。
そんな器用貧乏な人は、地道な努力を嫌うという特徴があります。
昔から器用に何でもやってきたからこそ、地道な努力とは無縁で苦手なのかも知れません。
特徴③:飽きっぽい
飽きっぽい性格の人は、器用貧乏な人の非常に多いでしょう。
これは燃え尽き症候群と少し似ていて、器用がゆえにすぐに燃え尽きて飽きてしまうのです。
特に努力しなくてもできるので、できたことに感動もありません。
そして感動がないと、飽きっぽくなってしまうのではないでしょうか。
特徴④:新しいものが大好き
器用貧乏な人は飽きっぽく、新しいものには目がありません。
自分が器用に何でもできるという自覚があるからこそ、新しいものも受け入れるのです。
色々なことに手を出して、基本的に「広く浅く」なのが器用貧乏な人の特徴です。
特徴⑤:あまり向上心がない
向上心があれば、常に自分の頭の中で上の目標を掲げていくはずなので、できるようになったことでも、さらに極めようとします。
しかし器用貧乏な人は、それができません。
「できるようになったら満足」という考え方なので、あまり向上心が高いタイプではなく、1つのことをとことん極めるのも苦手でしょう。
特徴⑥:自分のことを後回しにする
器用貧乏な人のほとんどは、自分のことを器用だと自覚しているので、自分と違って不器用な人がいれば自分のことを後回しにする傾向にあります。
これは、「心に余裕があるからこそ」ではないでしょうか。
自分はできるから、人に教えたいという気持ちが強いのかも知れません。
特徴⑦:穏やかな性格
器用貧乏な人は、争いごとを好まない穏やかな性格な人が多いでしょう。
器用で反発心が強い人は、自分ができることなら何でも人に勝ちたいと思うので、結果的に器用貧乏にはなることはないのです。
器用貧乏は「穏やかで器用な人」でこそなるものかも知れません。
特徴⑧:腰が低い
周りから調子にのっていると思われたくない、なるべく目立ちたくないという気持ちが強い人は、器用貧乏になりがちです。
器用に何でもできる人だと思われると、どうしても目立つ存在になってしまうでしょう。
腰が低く、自分を出すのが苦手で常に「いいえ、そんなことないです…」と言うタイプの人は、実は器用だったりします。
特徴⑨:物事をはっきりするのが苦手
器用貧乏な人は、自分ができることの中で、好きなことを絞ることができないタイプの人が多いでしょう。
器用にこなせることがあり過ぎて、なにをしたらいいのかわからないのではないでしょうか。
器用貧乏になるということは、ある意味優柔不断であるということかも知れません。
特徴⑩:協調性がある
協調性を大事にする人は、とにかく周りと同じにしようとする傾向にあります。
ですので、自分が周りよりも器用であっても、周りのレベルに合わせようとするでしょう。
協調性があること自体はいいことですが、結果的に自分の器用さを十分に活かすことができず、器用貧乏な人になってしまうことが多いのです。
器用貧乏な人の長所
「器用貧乏」という言葉自体、なんとなくネガティブな印象がありますが、器用貧乏ならではの長所だってあります。
ここでは、器用貧乏な人の長所をいくつかまとめていきたいと思います。
- 気持ちに余裕がある
- 明るい性格
- 世話好き
- いざという時に助かる
続いて、器用貧乏な人の長所をそれぞれ詳しくみていきましょう。
長所①:気持ちに余裕がある
器用貧乏な人は、大体のことを器用に何でもできる自覚があるので、気持ちに余裕があるでしょう。
余裕があるので、焦って空回りすることもありませんし、いつも周りが見えているのではないでしょうか。
いつでも気持ちが安定しているので、器用貧乏な人と一緒にいると落ち着きます。
長所②:明るい性格
自分のことを不器用だと思っていると、どんどん自信を失くしていって卑屈な性格になりやすいです。
しかし、自分のことを器用だと自覚があると、基本的にそのようなことはありません。
器用貧乏な人は、器用で余裕があるからこそ明るい性格になりやすいのではないでしょうか。
長所③:世話好き
器用貧乏な人は、不器用な人や困っている人を助けるのが好きな傾向にあります。
ですので、人柄としては世話好きな人が多いでしょう。
自分が器用な分、そうでない人の力になってあげたいのではないでしょうか。
長所④:いざという時に助かる
器用貧乏な人は、「いざという時やる人」が多いです。
誰もが困っているときや、みんな焦っているときなどに、冷静に器用な対処をしてくれるでしょう。
器用なので、状況を頭の中でしっかり把握して、今するべきことを正確にできるのです。
いざという時、周りから「いてくれて良かった」と感謝されるのではないでしょうか。
器用貧乏な人の短所
器用貧乏な人の短所は、どのようなところなのでしょうか。
ここでは、器用貧乏な人の短所をいくつかまとめていきたいと思います。
- 人を見下すことがある
- なにもかも中途半端にしがち
- おせっかいなところがある
- 逆境に弱い一面がある
続いて、それぞれの短所についてを詳しくみていきましょう。
短所①:人を見下すことがある
器用貧乏な人は、時として人を見下すことがあります。
自分ができることを、自分の基準で「できて当然」というスタンスを持っているのかも知れません。
周りからは「上から目線な人」というイメージを持たれてしまい、短所になることもあるでしょう…。
短所②:なにもかも中途半端にしがち
器用貧乏な人は、あれもこれもと手をつける傾向にあります。
これは、器用だからこそできることでもありますが、同時に色々なことをやり過ぎて、結果的に中途半端になってしまうでしょう。
短所③:おせっかいなところがある
不器用な人を助けようという気持ちが強すぎるあまり、時におせっかいな人だと思われてしまうでしょう。
そのため、場合によっては周りの人から「面倒な人」や「口うるさい人」だと思われて、避けられることもあるかも知れません…。
短所④:逆境に弱い一面がある
逆光に強い人・弱いはそれぞれいますが、基本的に器用貧乏な人は、器用であまり挫折を味わってこなかった分、逆境に弱い傾向があります。
経験上、何でも苦労なくこなしてきているので、もし自分ができないことがあったり、壁にぶち当たったときなどは、すぐに挫けてしまうかも知れません。
不器用な人よりも「努力」をしてこなかった分、できないと簡単に諦めたり、落ち込んでしまうのではないでしょうか。
器用貧乏の仕事上での悩み
器用貧乏な性格だと、社会に出たときに悩むこともあります。
器用貧乏な人は、一体どのような悩みを抱えているのでしょうか。
ここでは、器用貧乏な人が感じる仕事に関する悩みをまとめていきたいと思います。
悩み①:妬まれることがある
器用貧乏な人は、何でもパパっとこなすことができるので、苦労人からすると「なんだか気にくわない」と思われることがあるでしょう。
なんでも器用にこなして余裕な顔をしていると、人を妬みやすい性格の人が職場にいると、妬まれる対象になってしまうことがあります。
涼し気な顔をしてなんでも簡単にこなす器用貧乏な人は、妬みに注意しましょう。
悩み②:同期の話に共感できない
器用貧乏な人は、基本的に最初から言われたことをこなすことができるので、慣れるまで時間を要したり、挫折を味わうことが少ない傾向にあります。
そのため、社会人になって同期と話すと、話のレベルが合わなかったり共感できないこともあるでしょう。
共感できないところを、無理して合わせる辛さもあるかも知れません。
悩み③:やりがいを感じにくい
仕事は、やりがいを感じてこそ楽しいものですよね。
やりがいを感じることができないと、仕事に対してつまらないと感じてしまうでしょう。
「やりがい」は、努力をして頑張った分返ってくると感じるものですが、器用貧乏な人は、特に努力しなくてもできてしまうのでやりがいを感じにくいかも知れません。
そのため、不器用な人に比べると、仕事にやりがいを感じられないのです。
器用貧乏な人に向いてる仕事
器用貧乏は、なんとなく負け犬なイメージを持たれやすいですが、実際はそんなことありません。
ここでは、器用貧乏だからこそ活躍できる仕事5選を紹介していきたいと思います。
- ウェブライター
- 経営者
- 投資家
- 家事代行サービス
- カウンセラー
続いて、それぞれの仕事についてを詳しくみていきましょう。
向いてる仕事①:ウェブライター
色々なジャンルの記事を書くウェブライターは、知識がある器用貧乏な人にはぴったりな職業です。
また、普通なら同じような記事構成になってしまいがちですが、器用貧乏な人は、記事によって器用に文章を変える能力もありますので、自分の知識を文章にする仕事で能力を発揮します。
向いてる仕事②:経営者
会社の経営をすると一言で言っても、お金の管理や税金問題、雇う人、経営者同士の付き合いなど、考えなければいけないことはたくさんあります。
考えることがあり過ぎて、頭がパンクすることも多いようですが、器用貧乏な人は同時にたくさんのことを考えるのが得意でもあるので、強みになりますよね。
向いてる仕事③:投資家
投資家として成功するには、お金の流れや世の中のことなどたくさんの知識が必要です。
また、頭の回転の速さや効率的な考え方も必要なので、同時進行で物事を考えられる器用貧乏な人に向いているでしょう。
向いてる仕事④:家事代行サービス
器用貧乏な人は、家事代行サービスで働くのもいいでしょう。
なぜなら、家事は最も器用さを求められるものだからです。
家事は、家のことをすべて同時進行に行って、いかに時間に無駄にしないかが勝負ですよね。
料理・掃除・洗濯などを、無駄なく効率的に行うのは器用じゃないとなかなかできません。
ですので、器用貧乏な人は専業主婦にも向いているタイプと言えるでしょう。
向いてる仕事⑤:カウンセラー
カウンセラーという仕事は、色々なタイプの人とお話をして、きちんと理解してあげる必要があります。
色々な人に話を合わせることは、器用貧乏さんの得意分野なので、カウンセラーにも向いているでしょう。
自分の主観的な考え方ではなく、器用に客観的な考えを持つことができるはずです。
器用貧乏を解決する方法
器用貧乏は決してダメなことではありませんし、長所だってあります。
それでも「器用貧乏なんて思われたくない!」という人もいるのではないでしょうか。
ここでは、器用貧乏を解決する方法をまとめていきたいと思います。
- 1つのことだけに熱中してみる
- 物事の優先順位をつけるようにする
- 掘り下げて考える癖をつける
- 楽しいことだけをやる
- 器用なところを活かす
続いて、器用貧乏を解決する方法を、それぞれ詳しくみていきましょう。
方法①:1つのことだけに熱中してみる
器用貧乏な人は、自分でも気づかないうちに、あれもこれもと手をつけてしまう傾向にあります。
それは器用だからこそできることであって短所ではありませんが、それを自分で気を付けないといけません。
なんでもいいので、できることの中からなにか1つにだけ集中するように心がけると、器用貧乏だったのが、1つのことに真っ直ぐな人になるのではないでしょうか。
方法②:物事の優先順位をつけるようにする
器用貧乏な人は、いろんなことを同時進行で行う傾向にあるので、優先順位がごちゃごちゃになりやすいです。
優先順位が定まらないと、結局どれも大きく花開かずに終わってしまうでしょう。
器用貧乏にありがちなこの失敗を避けるためのも、物事に優先順位をつけるように気を付けましょう。
方法③:掘り下げて考える癖をつける
器用貧乏な人は、できることの先を考え、できても満足せずにさらに掘り下げて考えるようにすると、1つのことを極められるかも知れません。
器用貧乏な人は、物事をこなすことは簡単にできるので、こなした後のことを考えるようにしましょう。
方法④:楽しいことだけをやる
器用貧乏な人は、1つのことができるようになるまでの時間が短いので、時間を持て余してあまり関心がないようなことにも手を出してしまいがちです。
そのため、器用貧乏になってしまう悪循環になるのです。
そうならないためには、自分が楽しいと思ったことだけをやるのがいいでしょう。
そうすれば、自然と好きなことだけに絞られていくはずなので、器用貧乏にはなりません。
方法⑤:器用なところを活かす
器用だということは、最初に慣れるまでの時間がなんでも短いということなので、時間を有効に使えるということになりますよね。
周りが「とりあえず慣れるまでの時間」を使っているところを、器用な人は「とことん深く追求する時間」にするといいでしょう。
そうすれば、器用なところを上手に活かすことができますよね。
器用貧乏な自分に自信を持とう!
「器用貧乏」という言葉は、最後に「貧乏」という言葉がつくだけに、なんだか「負け組」と言われている気がする…と感じてしまう人は多いのではないでしょうか。
でも、器用貧乏であっても、自信を失くすことはありません。
器用貧乏だということは、行動を変えればいくらでも成功するチャンスがあることでもあるのです。
器用な部分をうまく使いこなすことができるかは、その人の考え方と行動によって決まるでしょう。
自分の考え方や頑張る方向を少し変えるだけで、器用貧乏な自分とは意外とあっさりサヨナラできたりします。
器用貧乏な自分とサヨナラしたいと思っている人は、まず自分自身に自信を持って、考える視点を変えていきましょう。
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