ラッキーM字・M線の見方をプロが解説！右手・左手の手相の違いとは

ラッキーM線・M字とは

ラッキーMは、小指の下方の感情線の起点からたどり、途中で運命線を縦にたどって、頭脳線の交差から頭脳線の起点方向に向かい、生命線と交わったところから生命線の終点へ下に描かれている「M」の字型の手相のことです。
これら感情線・運命線・頭脳線・生命線がすべてつながってM字を描くことにより、この4本の線が持つ良い部分や幸運をすべて合わせ持つと言われています。

4つの幸運とは、各線がバランスの良い状態、つまり精神、強運、判断力、健康とされ、良い人生を送るうえで、誰もが持っておきたいと思うもののことを指します。
これがすべて満たされた状態なので、まさにバランスの取れた、完璧とも言える幸運の要素を合わせて持っている手相だと言えるのです。

ラッキーMは、感情線・運命線・頭脳線・生命線の4本の線が表す良い部分をすべて持っているので、キーワードは「バランスの取れた幸運」になります。
つまり、何かひとつが飛び抜けて良いということではなく、4種類の運の要素がバランス良く働いて調和の取れた幸運が呼び寄せられる、ということを暗示しています。

また、このラッキーMの持ち主は願望を現実に引き寄せる力が強く、具体的に「こうしたい、こうなりたい」と念じることで、自分の努力や周りの人の助けによって願いを叶えることができる運勢を持っているのです。

ラッキーM線が現れる確率

一般的には、ラッキーM線は1000人に1人に見られる手相だと言われており、非常に珍しい手相だと言えます。
しかも、両手ともラッキーM線を持つ確率ともなれば、さらに低い確率になるでしょう。

知能線、感情線、生命線は基本的に濃い線なのでラッキーM線を構成する要素となることは簡単です。
しかし、運命線までもが「しっかりと力強い線」を描く確率は、さらに20人に1人、約5％です。
そしてこれらの線がラッキーM線を描くほどのしっかりした線として全て揃うのは、かなり珍しいケースとなります。

ラッキーM線が右手にある場合と左手の場合の違い

右手にラッキーMの手相が出ていれば、あなたが自分の望む未来に向かっていることを示しています。
自分の思い描いた理想が叶う強運体質であることを意味しているのです。

ラッキーMの持ち主は、冴えた直感を持っているので理想が不思議とその通りに実現してしまうことが多いのです。
前向きで、努力を惜しまない人なので、夢を掴み取りやすいのかもしれませんね。

左手にラッキーM線の手相が出ていれば、頭脳線が長く伸びているため鋭い頭脳のキレを発揮する傾向があります。
数学が天才的に得意な方もいるでしょうし、文才がずば抜けている場合もあります。

また、語学に精通している人もいるでしょう。とにかく、頭の回転が速いでしょう。
左手にラッキーMを持っている人は、他人から羨ましがられる何らかの才能を持っていると言えます。

ラッキーM線が両手にある場合

片手だけのラッキーM線に比較し、両手ともラッキーM線を持つ場合は、先天的な才能と後天的な力を併せ持つ強運の持ち主であり、素晴らしい人格を持つ人が多いでしょう。
頭も切れ、人柄も良いラッキーMの手相を両手に持つ持ち主は、周りから受ける支援や幸運をうまく活かすことができると言えます。

さらに直感が冴え、ここぞというときにうまく人生選択ができるので、さらっと幸運をゲットしてしまいます。
そういった能力も手伝って、チャンスを掴みやすい人とされているのです。

ラッキーMでないM線とは

ラッキーM線は、知能線、感情線、生命線、運命線の基本4大線をもっているだけであって、珍しい線がでているわけではありません。
それは言い換えれば、基本がしっかりしていてバランスが良い、つまり人生の乱れが少ない手相と言えなくもないのです。

ここで、ラッキーMと異なるM線についてご紹介します。
それは「SM相のM線」。

薬指と小指の間から半円状にできる線の終点側が濃い人、又は極端に長かったり数本あったりする人は“M線”の持ち主。
この線のある人は、受身でいじめられることが好きな性格。

相手に支配され、リードしてもらう事が好きなタイプです。
あなたは、相手にワガママを言われてもなんだかんだ言う事を聞いてしまうタイプですか？

もし心当たりがあるなら、今後M線が出てくるかもしれません。
異性に振り回される事が嫌いではない人にも、このM線はよく現れているそうです。

ラッキーM線以外の「強運を示す手相」

①ラッキーY線

ラッキーM線だけでなく、手相の中にYの字が刻まれている人も成功をつかめる強運の持ち主です。
手のひらに中指に伸びる運命線と小指に伸びる財運線の二つの線が合わさって、ちょっといびつな“Y字形の線”がありませんか。

もしあるとすれば、あなたは相当な強運です。運命線は仕事運を表し、この線が強ければ強いほど仕事も大きく発展して成功をつかむことが可能に。
その運命線に財運線が合わさると、仕事によって財を手にする典型的な成功者の手相になります。
ラッキーY線があれば、仕事で成功しお金にも恵まれる人生を歩むことができるはずです。

②生命線から出た線が運命線とひし形に

生命線は短くても、そこから手のひらの中央に向かって2～3本線が出ていて、運命線との間にひし形を作っている場合は、生命線の意味合いがよりいっそう強まります。
大病をしたり大事故に遭ったりなど命に関わるような出来事が起きても、九死に一生を得る“豪運の相”です。

トラブルや不幸が起こっても、不思議となんとかなってしまうのがこの相の持ち主。
強運を維持するためにも、謙虚さを忘れずに。

③人差し指の下部「木星丘」で感情線が終わる

感情線が長く伸び、“木星丘”（人差し指の付け根の下部分）のあたりで終わっている手相の持ち主は、人徳があり思いやりにあふれる性格。
異性に対しても誠実で、結婚後は家庭を大切にするでしょう。

多少のすれ違いがあったとしても、自分と相手にきちんと向き合うことで夫婦関係を修復し、さらに絆を深めていける人だと言えます。
パートナーの運気も高められる、いわゆる“アゲまん”“アゲちん”体質なので、内助の功によりお金に困ることもなさそうです。

④生命線が弧を描き「金星丘」に長く伸びる

生命線がハッキリとした線を刻んでおり、“金星丘”（親指の付け根から広がる部分）の底まで長いカーブを描いている相の持ち主は、生命力が強いタイプ。
遺伝的に長寿体質を受け継いでいる場合も多く、親族にも長生きの方がいるのではないでしょうか。

健康に恵まれた強運相で、病気知らず。ただし、線が切れ切れだったり横線が入っていたりする場合は、不摂生に気をつけて。

⑤中指の下で知能線が1本は横に、1本は「月丘」に伸びる

中指の下あたりで知能線が2本に分かれ、1本はそのまま横に走り、もう1本は“月丘”（手を握った時に小指が触れる広範囲の部分）に伸びている相は、世渡り上手で優れた商才があることを示すもの。
横線は損得勘定が得意で器用な性格を意味していて、月丘に伸びる線は豊かなセンスとアイディア力を意味します。

そのため、この手相の持ち主は、ビジネスが天才的に上手いはず。
会社に勤めるよりも、自分で事業を起こした方が強運を活かせるでしょう。

幸運を呼び寄せるラッキーM線

“強運”というのは本来、生まれ持った才能である場合が多いのですが、自分自身で磨いていくことで、徐々に強運体質になっていく場合も。
日々正しく、地道な努力を続けている人の手は、刻々と強運の相に変わっていきます。

まさにラッキーM線は、生活や生き方のバランスが整っているというサインに他なりません。
チャンスを掴む地盤がバッチリできているという証拠なのです。
強運は、日々の過ごし方によってつくられるものなのかもしれませんね。