悟りを開くとは？開くとどうなる？悟りを開いた人の10の特徴

「悟りを開く」の意味とは？

悟りを開くという言葉は仏教用語の1つです。
「厳しい仏道修行を経て心の迷いがなくなり、お釈迦様の教えの真理を理解して自分の物にすること」という意味合いに考えるといいでしょう。

とても難しいことですが、悟りを開くと迷いがなくなるという点で、何かと迷うことが多い人には、生きていく上で役に立つ考え方だと思われます。
本来なら、寺院に出向いて修行しなくてはいけないのでしょうが、日常の生活の中で、工夫して身に付けようとしている人も多いと言うことです。

悟りを開くと邪な心に惑わされずに、一心に物事を見るためかえって本質が見えるようになる人もいます。

悟りを開いた人の特徴

悟りを開く人にどのような様子が見られるか例を挙げます。

1. 貪欲な感じがない
2. おおらかな性格
3. 焦らない
4. 人と比較をしない
5. 自分の良い所も悪い所も認められる
6. 冷静沈着な人柄
7. 不安にならない
8. 「現在」を大切にする
9. 過去を振り返って後悔しない
10. マイナスの感情を出さない

では、悟りを開く人の特徴を項目ごとに説明します。

特徴①：貪欲な感じがない

貪欲な人は、欲望を満たした後でも満足せずに、それ以上の物をほしがる所があります。
また、何かをすると見返りを求める場合もあります。

しかし、悟りを開いた人には、身の丈以上の物を求める所がありません。
人の物を奪ってまでも自分の物にしようとすることがありません。

悟りを開くと、向上心はあるものの、必要以上の物は求めなくなります。
まして、人の大切にしている物を奪ってまで自分の物にしようとすることもないでしょう。

特徴②：おおらかな性格

悟りを開いた人は、おおらかな性格の人が多いです。
人に任せる場合でも、やり方を尊重して自分は手を出さずに見守る姿勢を貫きます。

悟りを開く人は細かなことにこだわらなくなります。
重箱の隅をつつくように細かいことをチェックして、やる気を削ぐような気持ちにさせることもありません。

多少のことは目をつぶっても、相手の立場を考えて、やる気を出させたり、責任ある人に育つように見守ったりすることが多いです。

特徴③：焦らない

悟りを開く状態でない人は、社会の情勢と自分とを比べて、多少なりとも焦りを感じる側面があるでしょう。
流行に乗れていない感じを持つこともあります。

資格取得やお稽古ごとをしなくてはと考えて、取りあえず始めてはみます。
興味があって取りかかったわけではないので、途中で嫌になって投げ出すこともあります。

悟りを開いた人は、周りの状況を見て、自分に今必要ないと感じたら、動かずに様子を見るだけにしている場合があります。
まず、自分がやりたいかどうか、今の仕事に役立つかどうかを基準にして考えるので、焦って周りの状況に合わせて動くことはしません。

特徴④：人と比較をしない

悟りを開いた人は、周りの状況を見て焦りを感じずにマイペースにことを進めることはもちろん、周囲の人の動向と自分とを比べることもしません。
友達が結婚をしたとか、留学をするということがあっても、自分と比べることはしません。

あの人は上手く行っているのに、自分は全然特技がないし、生活に変化もないというように人と比較して卑下することはありません。
また、あの人より自分の方が優れていると思って、自慢したり、人を馬鹿にすることもないでしょう。

悟りを開くと、人の動向と自分のやり方を比較することはなくなります。
あくまでも自分は自分であり、今やれることに対してベストを尽くすだけという考え方で、流されずに生きていきます。

特徴⑤：自分の良い所も悪い所も認められる

悟りを開いた後は、自分自身のことを客観的に見られるようになるため、自分の長所だけでなく短所も認められるようになります。
悟りを開く前は、自分の直したい所や嫌なところが目について、自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。

悟りを開くと、嫌なところも含めて自分だと思えるようになり、自身を大切にしようという気持ちが強くなります。
本心からやりたいと考えていたことに気持ちを集中させ、努力して高めることができるでしょう。

特徴⑥：冷静沈着な人柄

悟りを開いた人は、落ち着いていて物事の判断を正確に下せるような特徴があります。
必要以上にがつがつした所がなくなり、ありのままの状況をかたよることなく、人のことも自分のことも冷静に見られるようになるでしょう。

ひいきをせずに公平に接しますが、取り立ててもらえることを期待する人の場合、物足りなさを感じてお付き合いを敬遠される傾向にあります。
しかし、考え方を理解できる人が周りに残ればそれで良いという考え方になっていくため、派閥やグループなど人付き合いに気を遣うことなく、のびのびとしている人も多いです。

特徴⑦：不安にならない

悟りを開く前は、将来のことや自分の未来について心配になったり、不安になって落ち着かなかったりします。
悟りを開いた人は、あるがままを見つめて、できることをやるというスタンスです。

今心配してもなるようにしかならないと感じているので、未来を考えて不安に感じることがありません。
かえって今ありもしないことをあれこれ悩む時間がもったいないと感じている様子も見られるでしょう。

特徴⑧：「現在」を大切にする

悟りを開いた人は現在生きている時間を大切にします。
未来についても、ただ考えているだけでは想像の世界に過ぎず、何もなしえることはできません。

今できることをすることにより、未来は無限に広がっていると言えます。
何か目標がある場合は、達成するために行動をして道を開くしかないと分かっています。

将来何をしたいかを明確にし、現在行うべきことを第一に考えます。

特徴⑨：過去を振り返って後悔しない

悟りを開いた人は、悟りを開く前の過去は振り返っても何もならないということを理解しています。
過去は反省点を生かす材料に過ぎず、やってしまったことをくよくよすることはありません。

冷静に失敗を分析し、将来の目標に向かって対策を立てるための物でしかありません。
くよくよしている暇があったら、単に今どのように行動できるかを考えている所があります。

特徴⑩：マイナスの感情を出さない

悟りを開いた人は、感情的に振る舞うことが少ないでしょう。
もちろん、嬉しいとか優しいとかプラスの感情を顔に出すことはあります。

多くの人と喜びを分かち合うこともあります。
感情的に振る舞うというのは、八つ当たりをしたり、ヒステリックに怒りをぶつけたりする負の感情のことを言います。

見せつけられた人にとっては、後味が悪く嫌な気持ちになります。
悟りを開くと、クールに振る舞えるようになるため、穏やかで感情の起伏が少ない状態になります。

ただし、派手に感情を表さなくなるので、人間味が少なく感じられるかもしれません。

悟りを開くとどうなるの？悟りを開いた後の変化

悟りを開くとどのように変化があるのか、悟りを開いた後の例を挙げます。

1. 些細なことが気にならなくなる
2. 自分を良く見せようと思わなくなる
3. 私利私欲に走ることがない
4. 人付き合いや身の回りの物を整理する
5. 自制心が芽生える
6. 自分の限界を設定せずに努力する

では、悟りを開くその後の変化を詳しく説明します。

変化①：些細なことが気にならなくなる

悟りを開くと、細かいことにこだわらなくなりおおらかな人になれます。
誰が何を言ったとか、どのように行動に傷ついたとか、人は些細なことが気になりがちです。

さもないことでも自分の思い込みで、大げさに想像してしまい、嫌な気持ちが膨らんでしまうこともあるでしょう。
考えすぎて、裏を読みすぎる場合もあります。

悟りを開くと、細かいことが気にならなくなってくるので、考え方がシンプルになり、ありのままを見つめようとします。
小さいことが気にならなくなるので、かえって堂々と振る舞えたり、行動がしやすくなったりするでしょう。

変化②：自分を良く見せようと思わなくなる

悟りを開くと自分を必要以上に大きく見せる必要がなくなります。
大きく見せようとする欲望がなくなるからかもしれません。

等身大の自分で裏表なく振る舞えるようになるため、無理して背伸びをすることがなくなるのです。
謙虚になり、人に助力を頼むのも抵抗がなくなるので、かえって周囲と上手く行く場合もあるでしょう。

変化③：私利私欲に走ることがない

物事をあるがまま受け入れられるので、公正な判断ができるようになります。
ひいきや一方的に肩入れをせず、あらゆる面から物事を見られるようになります。

立場などに関係なく、良いと思ったことを取り入れられるので、自分の味方や近い人を無理して取り立てて、自分に有利になるように計らうことがなくなります。
上の立場になる人であれば、有能な人から信頼されるでしょう。

変化④：人付き合いや身の回りの物を整理する

悟りを開くと周りの人や物が必要最低限になります。
いわゆる断捨離で、自分にとって本当に必要な人、物だけを残すことができます。

年賀状だけのやり取りだけの人や、惰性で仕方なく付き合ってきた人と関わることがなくなります。
人脈を広げなければとか、仲間はずれが怖いと無理にお付き合いをしてきた人とも、離れられるでしょう。

勇気がいることですが、自分のことを思ってくれる人や、多生耳の痛い意見でもいってくれるありがたい人との付き合いは続くでしょう。
広く浅くの関係から、狭くても深く付き合える人が残るでしょう。

不要な物から離れられるので、身の回りがシンプルになり、物にとらわれることもなくなります。
無駄遣いもしなくなり、大切な物をじっくりと使えるようになるため、片付きが悪くいらいらすることもなくなるでしょう。

変化⑤：自制心が芽生える

悟りを開くと自制心が芽生えます。
自制心は、自分自身の感情や欲望などをうまく抑えたり、コントロールしたりする心の力のことです。

あまり周りの動向が気にならなくなるので、焦りや人との比べ合いなどの感情から解放され、ストレスが少なくなるでしょう。
それだけ惑わされることが少ないと、自分の感情を上手く制御することができます。

物事を一面からでなく、広く見渡した感じて多角的に見られるので、相手の心情を推し量ることもできます。
冷静に行動できるため、怒りやねたみなども感じなくなり、相手に嫌な気持ちを抱かせにくくなるでしょう。

変化⑥：自分の限界を設定せずに努力する

悟りを開く人は、周りの目などを気にならなくなります。
何かを始めようとすると、色々な人がアドバイスしたり、やめるように説得したりしますが、決めたことはやり抜こうという精神力が強くなるため、やりたいことに打ち込めるようになるでしょう。

自分の限界を考えずに一心に努力し続けられるため、自分の限界を設定することなく立ち向かえます。
悟りを開くと、大きなことに挑戦しやすくなるでしょう。

悟りを開くメリット

悟りを開くメリットとはどのようなものでしょうか。

1. 感謝の気持ちが持てるようになった
2. 感情をコントロールでき人との軋轢が減った
3. 寛容な心を持てて楽になった
4. 人目を気にしないで済むようになった
5. 思いやりの気持ちが持てるようになった

項目別に悟りを開くメリットを詳しく説明します。

メリット①：感謝の気持ちが持てるようになった

悟りを開くと人の行動があまり気にならなくなり、自分に集中できるようになります。
あまり細かいことを人に言わなくなるので、周囲の人がおおらかな人という印象を持ったり、任されていると思って意気に感じたりすることがあり、良い感情を持たれることもあるでしょう。

周囲の人が優しくしてくれると、自分も優しい気持ちで接することができます。
悟りを開くと、自ずと周囲への感謝の気持ちが湧いてくるでしょう。

メリット②：感情をコントロールでき人との軋轢が減った

悟りを開くと怒りやねたみなどの嫌な感情を表に出さないようにコントロールできますし、自然と人に嫌な感情を抱かなくなります。
相手を多角的にみられるため、いたわりの気持ちが芽生えてきて、思いやりの心が持てるのも一因です。

相手から見ても嫌な感情を出すことがなく、周囲との軋轢が減ることになります。
目立った感情的なトラブルもなく、後に尾を引くこともないため、恨みを買うこともなくなるでしょう。

悟りを開くと人間関係のトラブルが発生しなくなり、ストレスが少ない毎日が送れるでしょう。

メリット③：寛容な心を持てて楽になった

悟りを開くようになると、嫌なことをされた相手がかわいそうに感じられることがあります。
悪口を言ったりねたんだりすると嫌な気持ちになるものです。
しかし、悟りを開くとあるがままの事実を認められるので、相手が劣等感や自分の思い通りにならずに焦りを感じることが手に取るように分かります。

怒りの気持ちではなく、相手がそのような心にとらわれて余裕がなくなっているのが、哀れに思えるようになるのです。
対抗して嫌みで返したり、悪口を言ったりすると、嫌なことを思い出してかえって気分が悪くなるでしょう。

悟りを開くことで寛容な気持ちになれるようになり、嫌なことを思い出す気持ちから解放されるので、気分が楽になるように感じられます。

メリット④：人目を気にしないで済むようになった

悟りを開くと、自分に集中して取り組めるので、人目を気にすることがなくなります。
人目を気にしたり、皆に同調したりするだけだと、自分のやりたいことができずにストレスが溜まることがあります。

また、自分の本音を見失うこともあり、心から望んだことができなくなる可能性があるでしょう。
自分への思いを集中させることで、困難なことでも立ち向かう気持ちが強くなります。

悟りを開くことで一皮むけて内面が成長でき、自信も付くでしょう。

メリット⑤：思いやりの気持ちが持てるようになった

悟りを開くと周囲の人に対する感謝の気持ちが持てるようになると前項で述べました。
更に、感謝する心だけでなく、弱い立場の人に目を向けられるようになります。

思いやりの気持ちが芽生えてきて、後輩や部下などの立場の弱い人や、困っている人について助けてあげられます。
また、心の支えになってあげられるようになります。

悟りを開くことで、見返りを期待することなく、援助の心を持てます。
お節介ではなく、本当に困った時に手を差し伸べられる立派な人になれるでしょう。

悟りを開くデメリット

悟りを開くデメリットについて例を挙げます。

1. 冷静で付き合いづらいと思われる
2. 冷たい人と勘違いされる
3. 派閥を作る人に敵視される
4. 偽善者と疑られる
5. 上下関係にうるさい人に嫌がられる

悟りを開くデメリットについて、詳しく説明します。

デメリット①：冷静で付き合いづらいと思われる

悟りを開くと物事が冷静に判定できるようになります。
しかし、感情をあまり出さないので、人によっては自分が駄目な人間と勝手に劣等感を持ったり、私情を持ち込まないことから付き合いづらいと感じられたりすることがあります。

私情は持ち込まないけれども、普段からコミュニケーションを取るようにすると、周りから誤解されないと思われます。

デメリット②：冷たい人と勘違いされる

冷静さとも関連しますが、不快な感情を表に出さないことから人間味がない冷たい人と勘違いされることもあります。
悟りを開くと、感情的になるのを避けられて、自分も周囲もいらいらすることがなくなります。

しかし、多くの人はいつも同じように平静な状態でいるのが難しいので、あの人は冷たくて感情を持ち合わせていないのではと考える人もいるのです。
全ての人に好かれるのはあり得ないことですので、あまり気にしないのが良いでしょう。

普段から笑みを絶やさないようにしたり、人が嬉しいことがあれば共感して一緒に喜ぶようにしたりするといいでしょう。

デメリット③：派閥を作る人に敵視される

悟りを開くと色々な人と分け隔てなく付き合えるようになります。
派閥や仲良しグループを作りたい人にとっては目障りに感じられることがあり、敵視されることもあります。

悟りを開くと周囲の動向にとらわれず、自分が考えるようにより良くできるのであまり気にならないでしょう。
何かをする時に、同じグループに属する人を使って妨害されるかもしれませんので、注意する必要があります。

デメリット④：偽善者と疑られる

悟りを開くと道に外れた行動が少なくなります。
例を挙げると、人と公平に接したり、おおらかになったりします。

ひねくれた人から見ると偽善的な行動で、上辺だけを取り繕って良い人ぶっているのではと思われることもあるでしょう。
嫌な噂を立てられたり、批判されたりするかもしれません。

悟りを開くとそれらの声も雑音にしか聞こえないので、あまり影響はないかもしれません。
気にしない姿勢を貫くのが良いでしょう。

デメリット⑤：上下関係にうるさい人に嫌がられる

悟りを開くと、人間関係がフラットに捉えられるので、上下関係や立場に関係なく色々な人と付き合えるようになるでしょう。
人の中には、特に年齢が高くなるほど上下関係にうるさい人もいて、分け隔てなく付き合うのを嫌がられることがあります。

立場が上の人に意見を述べても聞かないことがあります。
有能な部下を取り立てようとすると、年功序列を大事にすべきと文句を言い出す人もいます。

上下関係にうるさい人に横やりを入れられたり、非難されたりすることもあり、物事が立ちゆかなくなることもあるので頭に入れておきましょう。

悟りを開く方法

悟りを開く方法について、項目を挙げます。

1. 人や物に執着しない
2. ねたみの気持ちを捨てる
3. 悪口や陰口を言わない
4. 相手の気持ちを察する
5. ありがとうの言葉を大切に
6. 独りよがりな考えと行動は謹む
7. 感情的になりすぎないように注意
8. 瞑想して心を落ち着かせる

悟りを開く方法について、詳しく説明します。

方法①：人や物に執着しない

悟りを開くには、色々な物に執着しないで、時期が来たと思ったら思い切って手放せるようにすることです。
使わない物をいつまでも取っておくことはせずに、1年はしばらくそのまま置いておいて、使わないようなら思い切って捨てたりあげたり、リサイクルショップに売るといいでしょう。

人間関係も同じです。
人にこだわり過ぎて側にいさせようとせずに、相手の気持ちを尊重して離れていく時には快く送り出せてあげる度量が必要です。

方法②：ねたみの気持ちを捨てる

自分より上手く行っている人がいると、どうしてもねたむ気持ちが湧いてくることがあります。
悟りを開くには、人をねたむ感情は捨てるといいでしょう。

自分は自分だと思い、今できることに集中して努力すると自ずと結果はついてきます。
今は修行の時と割り切り、上手く行くようにするにはどうすれば良いか考えて挑戦したり、そのままやり続けたりするといいでしょう。

方法③：悪口や陰口を言わない

悟りを開くには、気に入らない相手のことを悪く言うことは禁物です。
相手のことが気になって仕方がない状態になっていて、自分に集中できないようになっているでしょう。

自分に悪意を持って接してくる人のことは気にしないことです。
意見をされて気にくわない時には、反省すべき所は直すようにし、言いがかりだと思われることについては気にする必要はありません。

ただし、相手に対しては悪口や陰口で返すようにはせず、しっかりと挨拶をしてなるべく普段通りに振る舞いましょう。
気分が悪ければ、なるべく離れるようにしましょう。

方法④：相手の気持ちを察する

悟りを開くには、相手のことを一面で見ず、色々な角度から見て判断するようにします。
相手の気持ちを察することができ、心の底にある思いやどうして自分にそのような対応をするのかが見えてくる時があります。

思いやりの心を持って、対応できるようにすると悟りを開くのができるようになります。

方法⑤：ありがとうの言葉を大切に

悟りを開く人は、周囲への感謝を忘れない人が多いです。
何かをしてもらったら、「ありがとう」というお礼の言葉を忘れないようにしましょう。

もし、嫌なことをされても「ありがとう」の気持ちを持つと更に良いでしょう。
そのような気分にはなれないと思われるかもしれません。
悟りを開くため、自分を成長させるために嫌なことを引き受けてくれているのだと考えれば、感謝の気持ちを持てるようになります。

方法⑥：独りよがりな考えと行動は慎む

自分の利益のみを考えた思いや行動はしないように心がけましょう。
悟りを開くには、自分だけでなく他人も得をするようにと考えると良い場合があります。

どっちつかずになって責められることもあるかもしれません。
優先順位としては、自分自身よりも他の人が有利になる方向に考える必要があります。

自分の思い込みで即決することなく、周りを立てて決着が付くように時には意見を譲ることも大事になってきます。

方法⑦：感情的になりすぎないように注意

悟りを開くには、いつも穏やかな気持ちでいることが大事です。
感情的に人と接しないように注意しましょう。

何かを言われると、怒りの気持ちで反論したくなることもあります。
建設的な意見を言われているのに、相手に感情的に対応するとトラブルになるのは目に見えています。

周囲の人も幻滅して離れていく事態も予想されます。
悟りを開くには、平静でいて、公平な判断ができるよう努力を重ねて行きましょう。

方法⑧：瞑想して心を落ち着かせる

悟りを開くのに、どうしても気持ちが落ち着かない時には、瞑想をするといいでしょう。
寝る前の数分間でも、ちょっとした隙間時間でもいいので、目をつぶって何も考えないようにします。

頭に嫌なことが浮かんでもそのことを考えずに、「自分は今何々を思い出した」と心の中でつぶやき、そのまま考えを追わずに瞑想に集中します。
自分の頭の中で色々な思いが整理でき、嫌な思いをを捨て去り、心を鎮められます。

現在していることに集中できるようになっていくでしょう。

悟りを開くとどういう特徴が見られるか

悟りを開くと、穏やかで気持ちが落ち着いた人になれます。
誰とでも同じように対応でき、信頼も厚くなると思われます。

一部では冷たい人とか、ひいきをしないことから融通が利かないと誤解されることがあるでしょう。
しかし、他人のつまらない口出しや批判には惑わされなくなる強い心が持てるようになるので、自分に集中して成果を出せるようになります。