Search

「童心に帰る」の意味とは?

少女のように童心に帰る

「童心に帰る」の「童心」は「わらべの心」つまり「子供の心」という意味です。
なので「童心に帰る」は「子供の心に帰る」ということになり、「子供の頃の気持ちに戻る」という意味になります。

大人が、子供の頃のような無邪気で素直な気持ちに戻るという意味を込めて使われます。
また、気持ちだけではなく、大人が子供のようにはしゃいで遊んだりする動作に対しても「童心に帰る」という言葉を使います。

大人が子供のような純粋で素直な気持ちになったり、子供のような無邪気な振る舞いをすることを「童心に帰る」というわけです。

童心にかえる…「帰る・返る・還る」正しいのは?

子供のようにはしゃいで童心に帰る

「童心にかえる」を漢字で書こうとした時、「かえる」が「帰る・返る・還る」のどれなのか迷ってしまう人が多いと思います。
「還る」は「ランナーがホームへ還る」「土に還る」「自然に還る」など、かなり限られた表現で使われます。

「返る」は「戻る」と近い意味で用いられ、「テストが返る」「初心に返る」など、人ではなく主に物や現象に対して使われます。
「帰る」も「戻る」と同じ意味で用いられますが、「家に帰る」「ふるさとへ帰る」など、物ではなく人の動作として使われます。

「童心にかえる」は実際の動作ではないので、「返る」を用いることも多いですが、「ふるさとへ帰る」と同じようなニュアンスで、人の動作のような意味合いを込めて使う場合は「帰る」を使います。

童心に帰ることのメリット

童心に帰ることで素直になろう

あまり知られてはいませんが、童心に帰ることには様々なメリットがあります。
ここではそんな「童心に帰ることのメリット」についてお話しします。

  1. ストレス解消ができる
  2. 毎日が楽しくなる
  3. モテるようになる
  4. 世界が広がる
  5. 仕事の成功にもつながる
  6. 自分の本当の気持ちがわかる

それでは童心に帰ることのメリットについて、ひとつずつお話ししていきます。

メリット①:ストレス解消ができる

毎日仕事や家事に追われていてストレスが溜まっている人には、童心に帰ることがぜひおすすめです。
多くの人が大人になるにつれて、表に出す感情が少なくなっていきます。

心の中に溜まっている感情は子供よりも大人の方が多いのに、大人は子供のように思いっきり笑ったり、思いっきり泣いたりすることがはるかに少ないです。
たまには童心に帰って、思いっきり笑ったり、思いっきり泣いてみる習慣を作りましょう。

溜まっている感情がスッキリするはずです。

メリット②:毎日が楽しくなる

人は大人になるにつれて、頭の中が「こうあるべき」「こうするべき」でいっぱいになっていきます。
いっぽう子供の頭の中は「こうするべき」ではなく「こうしたい」や「こうなりたい」でいっぱいです。

どちらの考え方が毎日が楽しいのかは一目瞭然ですよね。
あなたの頭の中の「こうあるべき」「こうするべき」は案外、あなたが自分で作り上げた本当は必要のないルールなのかもしれませんよ。

あなたの頭の中に「こうしたい」や「こうなりたい」を少しずつ増やしてみてください。
頭の中が童心に帰ることで毎日が楽しくなるはずです。

メリット③:モテるようになる

童心に帰ると男性にモテるようになります。
子供のように無邪気に笑ったり、色々なことに無邪気にはしゃいでいる姿は、男性から見ても最高に魅力的です。

モテると言うと、大人のような駆け引きやテクニックを思い浮かべる人が多いですが、そのような手が通用するのはワンナイトラブのような一時的に燃え上がる恋だけです。
男性がずっと一緒にいたいと思うのは、子供のような素直で純粋な心を持っている女性です。

もしあなたが様々なテクニックを駆使して恋愛成就させようとしているのなら、まずは童心に帰ることをおすすめします。

メリット④:世界が広がる

大人になると子供の頃と比べて新しい友達ができにくくなりますよね。
年を重ねるにつれて出会いの場が減ってくるのも理由のひとつですが、大人になると子供のように「友達をつくろう」という気持ちがなくなるのが大きな理由でしょう。

もちろん古くからの友達も大切ですが、新しく友達をつくることは、大人にもとてもおすすめです。
新たな出会いはあなたの世界を大きく広げてくれます。

もし、今の自分の世界を広げたいと思っているのなら、子供の頃に持っていた「友達がたくさん欲しい」という気持ちを思い出してみてください。

メリット⑤:仕事の成功にもつながる

童心に帰ることは、意外に仕事の役に立つことも多いです。
仕事で何かを企画する時に、なかなか良いアイデアが思いつかないことってありますよね。

そうゆう時こそ、童心に帰ることがおすすめです。
仕事をしている時は、会社の決まりごとや世間の常識などで、考え方が凝り固まっていることが多く、そんな中で新しいアイデアを思いつくことはとても困難です。

子供の考え方は柔軟で、発想もとても豊かです。
童心に帰ることで、凝り固まった考え方を柔らかくほぐしましょう。

今まで思いつかなかったような良いアイデアがきっと思い浮かぶはずです。

メリット⑥:自分の本当の気持ちがわかる

メリット②でもお話ししましたが、大人になると「こうしたい」よりも「こうあるべき」という考えを重視するようになります。
年を重ねるごとに、自分の中の「こうしたい」という望みを「こうあるべき」という義務で覆い隠してきた人がほとんどでしょう。

社会の中で生活するためには「こうあるべき」という考えもある程度は大切ですが、人生の中で本当に大切なのは「こうしたい」というあなたの本当の気持ちです。
今まで自分を義務で縛り付け、自分の本当の気持ちや望みが分からなくなってしまった人も少なくないでしょう。

童心に帰ることは、そんなあなたの心の奥深くに眠っている「本当の気持ち」を知るための大きな鍵になります。
童心に帰って、自分が本当はどうしたいのかを覗いてみましょう。

童心に帰る方法

童心に帰る方法

童心に帰りたいけれど、どうすれば帰れるのか分からない。
そんな人のためにここでは「童心に帰る方法」を紹介します。

  1. 歌を歌う
  2. 絵本を読む
  3. アニメを観る
  4. 絵を描く
  5. おもちゃで遊ぶ
  6. 遊園地に行く
  7. 鬼ごっこやかくれんぼをする
  8. 熱中できる趣味を見つける
  9. 世間の情報から自分を切り離す
  10. 「~すべき」を忘れる

それでは童心に帰る方法をひとつずつ紹介していきます。

方法①:歌を歌う

童心に帰る方法で一番簡単なのは、歌を歌うことです。
「そんな簡単な方法で?」と思うかもしれませんが、歌には心に働きかける大きな効果があります。

思い出の曲をふと耳にして、懐かしい恋の記憶がよみがえった経験は多くの人がしているはずです。
それと同じような感じで、子供の頃によく歌っていた歌を歌うことで、子供の頃の気持ちを思い出すのです。

おすすめなのは、小学校の頃に学校でよく歌っていた童謡です。
大人になると童謡を歌うことがほとんどない分、動揺は子供のイメージが強いので、童心に帰る効果抜群です。

方法②:絵本を読む

本屋さんに行ったらぜひ、絵本コーナーに立ち寄ってみてください。
絵本を読むことも童心に帰るための良い方法です。

童謡と同じように、絵本も「子供のもの」というイメージがありますよね。
絵本のように子供のイメージが強いアイテムは、童心に帰るのに大きく役立ちます。

絵本は「思いやり」や「友達」など、子供が成長するために大切なことがテーマになっていますが、そのテーマは大人が忘れているけれど人として大切なことである場合が多いです。
絵本を読んで子供の頃の純粋な気持ちを思い出しましょう。

方法③:アニメを観る

アニメを観ることも童心に帰る大きな効果があります。
大人でもジブリやディズニーのアニメが大好きな人がいますが、そうゆう人達が好きなアニメのことを語る時は子供のように目を輝かせていますよね。

ジブリファンやディズニーファンの人達は、好きなアニメ作品を通して童心に帰っているのです。
中には、アニメのせりふを全て暗記している人もいますが、その様子は大人というよりも子供のようですよね。

もし普段あんまりアニメを観ないのなら、ぜひ一度観てみてください。
なにか大切なものを思い出せるかもしれません。

方法④:絵を描く

絵を描くのも童心に帰るにはとても良い方法です。
絵を描く趣味でもないと、大人になってから絵を描くことってあまりないですよね。

子供の頃は、いらない紙を見つけては絵を描いていたなんて人も多いのではないでしょうか。
ぜひ子供に戻ったつもりで思いっきり自由に絵を描いてみましょう。

おすすめなのが、子供の時に実際に描いていた絵を描いてみることです。
一瞬にして子供の頃の記憶がよみがえってくるはずです。

また、何も考えずに心に浮かんだものを絵に描くこともおすすめです。
普段は隠れている自分の素直な気持ちが浮かび上がってくることがあります。

方法⑤:おもちゃで遊ぶ

子供の頃はおもちゃが欲しくて誕生日やクリスマスがあんなに待ち遠しかったのに、大人になるとおもちゃを手にする機会はほとんどなくなりますよね。
子供の頃に大好きだったおもちゃで遊ぶことは、童心に帰る効果大です。

もちろん、おもちゃを買って楽しむのも良いし、買うのに抵抗があるのなら、大型おもちゃ店などに行って色々なおもちゃを見て楽しむだけでもとても効果があります。
最近はボードゲームを楽しむことができる「ボードゲームカフェ」があるので、子供に戻ったつもりで思いっきりボードゲームを楽しむのも良いですね。

方法⑥:遊園地に行く

子供の頃、休みの日に連れて行ってもらいたかった場所といえば「遊園地」ですよね。
「遊園地に行けば必ず童心に帰ることができる」と言って良いほど、遊園地は大人を童心に帰してくれる最強スポットです。

遊園地は普段の日常生活を忘れさせてくれるような世界観があり、楽しいアトラクションを思いっきり楽しむことで誰もが童心に帰ることができます。
童心に帰るために遊園地に行く場合は、好きな人とではなく、仲の良い友達と行くようにしましょう。

デートになると、好きな人の前で自分を良く見せなくてはならないので、大人の心でいる必要がありますよね。

方法⑦:鬼ごっこやかくれんぼをする

人数が集められるのなら、鬼ごっこやかくれんぼなど、子供の頃にやっていた遊びをしてみましょう。
鬼ごっこやかくれんぼをすると、一発で童心に帰ることができます。

テレビ番組で賞金を懸けて鬼ごっこをしているものがありますが、出演者の人達は賞金が欲しいというよりも、童心にかえってゲームそのものを楽しんでいますよね。
思いっきり走る爽快感と鬼から逃げるドキドキ感が、あなたを子供の頃の気持ちへと導いてくれるでしょう。

鬼ごっこを楽しむ人数がいないのなら「サバゲー」の通称で知られるサバイバルゲームに参加してみるのもおすすめです。

方法⑧:熱中できる趣味を見つける

子供の頃に楽しんでいたことをやってみることを紹介してきましたが、子供がやることではなくても童心に帰ることはできます。
何でも良いので、何か熱中できる趣味を見つけてみましょう。

何をするのかということではなく「熱中する」という行為そのものが、童心に帰ることにつながります。
子供の頃、時間を忘れるくらい熱中して遊んで、気が付いたら夕方になっていたなんてことがよくあったと思います。

大人になった今もぜひ遊びに熱中してみましょう。
自分に向いている趣味が分からない場合は、一日体験などで色んなことに挑戦してみるのも童心に帰るのにおすすめです。

方法⑨:世間の情報から自分を切り離す

毎日のちょっとした習慣で童心に帰ることもできます。
日々、目にするネットやテレビの中はたくさんの情報であふれています。

あふれるほどの世間の情報は便利ではありますが、それらを浴びる習慣はわたし達の心を固定観念で固めてしまい、素直で純粋な童心からはどんどん遠ざかっていきます。
情報が全くないと現代社会では生活できませんが、今は意識をしていなくても十分すぎるほどの情報が入ってきます。

素直で純粋な童心に帰るためには、意識して自分を世間にあふれる情報から切り離す必要があります。
毎日、目的もなくネットサーフィンをしたり、あまり観たくはないテレビ番組を観るクセがついているのなら、それらをお休みしてみることが童心に帰ることにつながります。

方法⑩:「~すべき」を忘れる

大人になるにつれて、気が付くと私たちの頭の中は「~すべき」でいっぱいになっています。
思い出してみてください。

子供の頃の頭の中は「~すべき」よりも「~したい」でいっぱいでしたよね。
子供の頃を思い出して「~したい」と思うようにしても、「~すべき」という考えが邪魔をすることが多いでしょう。

あなたの頭の中には様々な「~すべき」という義務があふれていると思います。
1日のうち5分でかまわないので、「~すべき」と全く考えない時間を作ってみてください。

童心に帰り、子供の頃に持っていた素直で純粋な思いにまた出会うことができるでしょう。
自分が本当に願っていることが分かるかもしれません。

童心に帰ることで、本当の自分に帰る

ストレスから解放されるために童心にかえる

今回は「童心に帰ること」についてお話ししました。
毎日忙しい生活を送っていると、童心に帰っている時間なんてないかもしれません。

ですがそんな忙しい大人だからこそ、童心に帰る必要があるのです。
童心に帰って素直で純粋な気持ちを取り戻すことは、ストレス解消になり、毎日の生活を楽しく充実したものへと導いてくれます。

童心に帰ることで、本当の自分に帰りましょう。

Apple touch icon
ライター
noel編集部

取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。

ライターの記事一覧を見る