座右の銘とは?意味や由来は?自分で考えても良い?見つけ方を解説!
「座右の銘」という言葉をご存知でしょうか? 言葉くらいは知っている、または既にご自身で座右の銘を持っている!なんて方もいらっしゃるかもしれません。 なんとなくは知っているけど、実などういう意味なのかわかってない…という方も多いのではないでしょうか。 今回は「座右の銘」の意味、正しい使い方やなどについて詳しく解説します。 意味や由来を知り、皆が唸るような素晴らしい自分だけの「座右の銘」を作ってみましょう!
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座右の銘とは?意味や由来、読み方は?
「座右の銘」とは「ざゆうのめい」と読みます。
「座右の銘」の意味とは、自分の心を律するための「格言」、常に自身の心に留めておき、何かあったときの戒めにしたり、道標としたりするものです。
自分自身の生き様や考え方、仕事に対する姿勢、価値観そのものの土台になります。
毎日ただなんとなく日々を過ごすのではなく、自分が「これだけは忘れてはならない!」と思っていること、「常にこういう人間でありたい!」と感じている事柄をじっくりと考えてみましょう。
それを自分自身の「座右の銘」とすることで、1本芯の通った魅力溢れる人間に成長するための指針となります。
座右の銘は有名人の言葉でないといけない?
座右の銘とは、ことわざであったり、歴史に名を残したり素晴らしい偉業を成し遂げた人の言葉などが選ばれることが多いですよね。事実功績を残した方々や有名人、タレントの座右の銘は、なんだかかっこよく見えてしまうもの。
ですが、有名人の言葉を使わなければいけない!という決まりは全くありません。自分が、これだ!とひらめいたものが、自分だけの「座右の銘」となるのです。
もちろん、尊敬する有名人の座右の銘を借りたり、オマージュして自分なりにアレンジしてみるのも1つの方法です。
座右の銘は、1人に1つというわけではなく、考え付くのであればいくつあっても構いません。ただ、数が多ければいいと言うわけではなく、多すぎると「で、結局どれなんだよ」となってしまいます。
より説得力ある座右の銘を考えて厳選するようにしましょう。
座右の銘はかっこいい言葉でないといけない?
座右の銘という言葉を検索してみると、「座右の銘とは」や「座右の銘とは かっこいい」「座右の銘とは 名言」などと出てくることが多いですね。確かに偉人たちが残した座右の銘とはどの言葉もかっこよくて、なるほどなと考えさせられる言葉が多いのも事実です。
ですが、それは偉人達が残した功績にからくる「かっこよさ」なのです。名言とは、その方の素晴らしい生き様によって「名言」となり得たのです。
無理して着飾ったようなかっこいい言葉を並べても、意味や自分自身の想いや今後の行動が伴っていなければ意味がありません。
かっこいい言葉で自身の座右の銘が作れることに越したことはありませんが、かっこいい言葉を使うことに注力するのではなく、あくまで自分の人生をより良く生きるための指針ということを念頭に置いて決めるように心がけましょう。
座右の銘は自分で考えても良い?
座右の銘とは、ことわざや四文字熟語で作られることが多いですが、既存の言葉だけでは限りがあり、人と被ってしまうことだって考えられますよね。
被ってしまうのが悪いわけではありませんが、どうせなら自分で1から作ってみるのも1つの方法です。
ことわざからつくらなければいけない、偉人の名言などから引用しなければいけないといった決まりはありません。
そもそも座右の銘とは自分が自分らしくあるための言葉なので、自分で考えても全く問題ありません。
人と被る、誰かの言葉を真似るのは嫌だったり、今までにない革新的な座右の銘を作りたい!と思われる方は、是非自分の信念や理想を言葉にしてみましょう。
考え方を端的にまとめてみたり色々試行錯誤してみることで、「オンリーワンの座右の銘」を作ることができるかもしれません。
座右の銘は途中で変えても良い?
長い人生ですので、自分の価値観や生き様が変わっていくのは当たり前のこと。人間はより良く変わっていかねばなりませんので、変わるということは成長の証でもあります。その過程で、座右の銘を途中で変えたくなることもありますよね。
座右の銘とは自分自身を律するためものですので、途中変更は何ら問題ありません。
ただ、自分自身の掟でもある座右の銘を頻繁にコロコロ変えてしまったり、前回のものとあまりにかけ離れたものにしてしまうと、「前と言ってることが全然違う…」「言ってることややってることが2転3転する人なんだなあ」なんて評価に繋がってしまいかねません。
途中で変更するよりも、最初に決めたものに新たな言葉を付け足して座右の銘をリニューアルするなどしたほうが、より座右の銘に深みが出るかもしれませんね。
座右の銘の見つけ方・決め方!
いざ自分の座右の銘を作ろう!と意気込んでみても、なかなかしっくりくる言葉を見つけるのは難しいですよね。
これ!という言葉が思い浮かばないときは、偉人や有名人の座右の銘を参考にしましょう。結果が伴った方々の座右の銘はとても説得力があり、人生のヒントを得られやすいです。
「座右の銘とは 一覧」や「座右の銘とは 例」などで検索してみて他の人たちが作ったものを参考にするのもいいでしょう。
あとは、思わずクスっと笑いがこぼれるような面白さ、1度聴いたら忘れることが出来ないようなインパクトも重要ですね。
自分がどうあるべきか、どうなりたいかを考えながら、より相手に伝わりやすく覚えてもらいやすい、簡潔なものを見つけましょう。
座右の銘のランキング一覧(かっこいい・笑顔・努力・面白い・有名人)座右の銘ランキング一覧【かっこいい】 では、かっこいい座右の銘ランキング一覧をみていきましょう...
座右の銘を決めるときの注意点
座右の銘を決めるときの注意点①:なるべくわかりやすい言葉で
例えば入社面接やアルバイト面接で履歴書を書く際、必ずと言っていいほど履歴書欄にある自己PR欄。自分を必死にアピールしようと裏目に出てたくさん書いた揚句結局なにをアピールしたいのか伝わらなかった…なんてことはよくありますよね。
特にPRすることなんてないのでとりあえずダラダラ書いてみた…なんて方もいらっしゃるかもしれません。
座右の銘とは自分を1言で表すと?という問いに対してのアンサーでもあります。だらだらと長くなりすぎては折角作った座右の銘も人々の心に響きません。
出来る限り簡潔に、わかりやすいものを選びましょう。
座右の銘を決めるときの注意点②:より自分らしいものを
座右の銘に決まりはありません。
自分で作っても、偉人や有名人のものを真似てもどちらでも問題はありませんが、きらりと光る自分らしさはアピールしておきたいですよね。
既存の座右の銘を参考に自分なりの言葉を付け加えたり、言葉を差し替えてみたりして、「なんか聞いたことあるけどどこか違うぞ?」と疑問を持ってもらい、そこから話題が広がっていくような工夫をしてみましょう。
自分の名刺代わりになるような座右の銘を決めることが出来たらとても素敵ですよね。
座右の銘を決めるときの注意点③:着飾りすぎない
折角自分の座右の銘を作るのだからよりかっこいいものを作りたい!座右の銘とはかっこよくあるべきだ!なんて固定概念に囚われてしまうと陥りやすい罠。
かっこいいとかっこつけは違います。
もちろんかっこいい自分になりたい、という目標は大事ですが、それに囚われていては薄っぺらい座右の銘になりがち。
最悪ただの中二病で終わってしまうことも…。
綺麗に着飾った言葉より、自分の信念をストレートにぶつけましょう!
座右の銘に使える日本の有名人の言葉
日本人の偉人の座右の銘①:生きてるだけで丸儲け
(明石家さんま)
タレントの明石家さんまさんが座右の銘としているこの言葉、娘のIMARUさんの名前の由来でもあります。
命さえあればどうとでもなる、というとても前向き且つユーモア溢れる座右の銘となっています。
いつも楽しく笑顔でTVにご出演されている姿を見れば、その座右の銘を常に心の軸に活動されていることが伺えますね。
「生きている」ただそれだけで人は幸せ、満たされているということを思い出させてくれる1言ですね。
日本人の偉人の座右の銘②: 真剣に考えても、深刻になるな!
(松岡修造)
男子プロテニス選手、兼スポーツキャスター、近年は熱血タレントとしても有名ですね。
松岡修造さんらしく熱くもシンプルな言葉で核心を突く言葉の数々は日めくりカレンダーとしても書籍化されています。
何か壁にぶち当たったとき、真剣に考えすぎてつい深刻になりマイナス思考に陥ってしまいがちになりますよね。
常に前向きに明るさを忘れないように、毎日松岡修造さんが語りかけてくれます。
日本人の偉人の座右の銘③: 半分は先輩から教えてもらう、
半分は部下から教えてもらう。
(松下幸之助)
パナソニック(旧社名:松下電気器具製作所、松下電器製作所、松下電器産業)を1代で築き上げた経営者であり。「経営の神様」という異名を持つ実業家です。
教えられる側から教える側になることでさらに学びが増えることを教えてくれる1言ですね。
この言葉をはじめ、経営の神様の異名に恥じない数々の言葉を残されています。
職場で力を発揮しきれない方はもちろん、経営者として起業したい方、職場で責任ある立場を任されている方などは是非松下幸之助さんのお言葉をチェックしてみてくださいね。
日本人の偉人の座右の銘④: 朝は必ず来るよ
(尾畠春夫)
大分県速見郡日出町在住のボランティア活動家。元鮮魚商。
大分県「ごみゼロおおいた作戦功労賞」、環境省「平成26年度地域環境美化功績者表彰」、大分県「日出町功労者表彰」および大分県「大分県功労者表彰」等々、数多くを功績を残されています。
2018年8月、山口県周防大島町で行方不明となった2歳の男の子を捜索開始から約30分で発見したスーパーボランティアという異名を持つ尾畠さん。
地震や豪雨の被害に遭われた方々にも、「明日も朝が来るから」と励ましの言葉をかけ続け、被災者の方々に勇気を与えたそうです。
日本人の偉人の座右の銘⑤: 滅びる原因は、自らの内にある
(徳川家康)
戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・戦国大名。
江戸幕府の初代征夷大将軍であり、「海道1の弓取り」の異名を持つ武将が放ったとされる言葉。
「太平の世」江戸時代の創始者である家康は、常に慎重派。虎視眈々と天下を狙いながら多くの武将の没落を目の当たりにした彼は、僅かな油断が命取りになることを誰よりも知っていたのでしょう。
成功が続いているときこそ、気を引き締めないと足元を掬われてしまうことを肝に銘じておきたいですね。
座右の銘に使える海外の有名人の言葉
海外の偉人の座右の銘①: 天才とは努力する凡才の事である
(原文)It's not that I'm so smart, it's just that I stay with problems longer.
(アルベルト・アインシュタイン)
ドイツ生まれの「天才」物理学者・アルベルト・アインシュタインによる名言です。 この日本語はわかりやすく訳したものとなっており、原文を直訳すると「私は頭がいいわけではない、ただひとつの問題に長く取り組んだだけなのだ」というような意味となります。
努力なしに真の天才は生まれない、ということですね。何か大きな目標がある方、やり遂げたいことがある方は是非参考にしたい格言です。
海外の偉人の座右の銘②: たいていの人は、自分が幸福になろうと決心した程度だけ幸福である
Most folks are about as happy as they make up their minds to be.
(エイブラハム・リンカーン)
こちらは第16代アメリカ合衆国大統領・エイブラハム・リンカーンの言葉です。幸福になれるかどうかは自分の気持ち次第。
自分でこの程度の幸福で良いと決めてしまっては、それ以上の幸福は得られないという意味ですね。想いの強さは結果に繋がります。幸せになりたいという確かな決意を持って日々を過ごしていきましょう。
海外の偉人の座右の銘③: 練習しなければ、勝つ資格はない。
If you don’t practice you don’t deserve to win.
(アンドレ・アガシ)
アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス出身の元男子プロテニス選手。ATPツアーのシングルスで男子歴代8位となる60勝を挙げるなど輝かしい功績を持ったテニスプレイヤーです。
兎にも角にも訓練を怠らないこと。部活動でスポーツをしている学生さんなどは特に胸を打たれる言葉ではないでしょうか。
海外の偉人の座右の銘④: あちこち旅をしてまわっても、自分から逃げることはできない。
You can’t get away from yourself by moving from one place to another.
(アーネスト・ヘミングウェイ)
アメリカ合衆国出身の小説家・詩人。ノーベル文学賞も受賞されています。どこへ行っても自分は自分。現実から逃れたくて旅をしたり、遠くに逃げても自分から逃れることはできませんよね。
辛くなったとき、現実に負けて逃げ出したくなった時に思い出したい座右の銘ですね。
海外の偉人の座右の銘⑤: ハングリーであれ。愚か者であれ。
Stay hungry. Stay foolish.
(スティーブ・ジョブズ)
アメリカ合衆国の実業家。
言わすと知れたアップル社の共同設立者の1人。アメリカ国家技術賞も受賞されています。
革新的な何かを生み出す天才は時として周囲から異端児扱いされることがあります。周囲に惑わされず常に貪欲であること、愚か者であり続ければ世界を変えられることをジョブズ氏は人生を賭けて教えてくれました。
座右の銘に使える四字熟語
①:初志貫徹(しょしかんてつ)
「初めに心に決めた決意や目標を、貫き通すこと」となります。 「初志」とは、最初に決めた目標や志のことです。
「貫徹」とは、最後まで考えや方針などを貫き通すこと。座右の銘としてもっともポピュラーともいえるこの四文字熟語。
この言葉を座右の銘やモットーにしている人や、社訓やスローガンとして採用している企業、校訓として採用している学校は数多くあります。
②:自由闊達(じゆうかったつ)
「おおらかで、のびのびしていて、物事にこだわりを持たない」という意味になります。
この「自由」という言葉は、明治時代に福沢諭吉が「freedom」を「自由」と訳して使用したのが始まりです。このことから、何からも束縛を受けることなく、心のままに行動するという意味が追加されたようです。
福沢諭吉は西洋文化を日本に取り入れることに貢献した人物ですから、その精神に「自由」は内在されていたのでしょう。
③:勇往邁進(ゆうおうまいしん)
夢や目標に向かって、恐れることなく真っ直ぐに前に進むこと。 「勇往」とは、勇気をもって前進すること。
「邁進」とは、困難を恐れず、立ち向かって進むこととなります。
人生の岐路に立たされた時、人間はつい楽な道、平たんな道を選んでしまいがちですね。高い目標を掲げてらっしゃる方は是非使いたい座右の銘です。
座右の銘に使えることわざ
①:2兎を追う者は1兎をも得ず
2羽の兎を同時に捕まえようとする者は、結局は1羽も捕まえられないという意味のことわざです。2つの物を欲ばって得ようとして結果どちらも失ってしまったりすることは、よくあることですね。
また、色々なことに手を出し過ぎて大事なものがわからなくなったり、多くのことに気を取られてしまうのを防ぐための言葉としても使われます。
②: 時は金なり
時間はお金と同様に貴重なものだから、決して無駄にしてはいけないという戒め。
1度きりの人生、長いようで短い貴重な人生です。
1瞬1瞬がなにより高価なものだということを肝に銘じておきたいですね。
③: 好きこそものの上手なれ
「好きこそものの上手なれ」の意味とは「好きなこと・興味のあることに対しては、どのようなことでも上達が早くなる」ということです。
人には長所と短所があるように、得手不得手があります。比較的得意であったり、好きなことに関しては努力も苦にならないため、上達が早くなるものですよね。
そのようなことを「好きこそものの上手なれ」と表現します。
また、好きでやっているものごとは一生懸命になれることもあり、自分なりに工夫をしたり、気付けば夢中になってしまったりすることがありますよね。
好きなものに対しては自然と創意工夫をしながら取り組む姿勢ができあがるため、無理やりやっているものごとよりも成長が早いという意味になります。
座右の銘とは自分の人生の指針。1語1語の言霊を意識し、オンリーワンの座右の銘を。
座右の銘とは、ふと立ち止まったとき、自分がわからなくなってしまった時にどう生きるべきかを思い出させてくれます。
いつでもブレない、真っ直ぐな自分でいるために、日ごろから考えていること、思っていることなどを書き留めておいてそこから構想を練ってみるのもいいかもしれませんね。
自分だけの座右の銘とは何か、是非考えてみてくださいね。
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