末っ子気質な人の特徴と恋愛観とは?上手な付き合い方を解説!
知り合ったばかりの人に「実は末っ子なんです」と言われた時、あなたはどんな感想を持ちますか? とかく色々言われがちな末っ子ですが、中でも「末っ子気質だから」と称される頻度はかなり高いと言えます。 そこで今回は「末っ子気質」とはどんなものなのか、またその実像や恋愛観、上手い対処法などをご紹介します。
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「末っ子気質」とは?
末っ子気質と一口に言いますが、末っ子として生まれたからといって必ずそうなるものとは言えません。
ただしやはり傾向としては、生れ落ちた時から家族の中で最も年若い存在として成長していくため、「周囲が自分のために動いてくれるのが当たり前」「常に注目してもらって当たり前」という点は否めません。
また、末っ子であるがゆえにその未熟さを回りが全て先回りしてカバーしてしまいがちなため、人としての成長が若干いびつになってしまうケースも見うけられるようです。
末っ子気質な人の特徴
では、末っ子気質な人の特徴はどんなものなのでしょうか?
以下の末っ子気質な人の10の特徴をご紹介します。
- すぐ拗ねる
- 年上は自分の言い分を聞いてくれると思っている
- 都合が悪くなると経験不足のせいにする
- 場で一番自分が若くないと不機嫌になる
- ころころと気分が変わる
- 人に尻拭いをさせる
- すぐ音を上げる
- 思い通りにいかないとヒステリーを起こす
- 顔色を伺うことに長けている
- 日和見
特徴①:すぐ拗ねる
末っ子気質でよく槍玉に挙げられるのが「ちょっと咎められたり注意されると、すぐ拗ねる」ということです。
これは単なる末っ子ではなく、祖父母などを交えた三世代同居の家庭などで育ったため、自分が何かしでかしたとしても、声高に注意されたり咎められたりした経験に乏しいことからくるリアクションのせいです。
幼少期ならいざ知らず、ある程度年齢を重ねてもこうした拗ねる傾向が強いままだと周囲からは「子供っぽい」「大人気ない」と見られることも多いようです。
特徴②:年上は自分の言い分を聞いてくれると思っている
末っ子で育つと、兄妹姉妹たちとケンカしても周囲の大人が叱るのはそうした身近な年長者の方と相場が決まっているケースがほとんどです。
そうした経験則からか末っ子気質の持ち主には自分より年上の相手は自分の言い分を聞いてくれる、あるいは聞いてくれて当たり前と無意識に判断している傾向が強く出ることも多くあります。
職場など同僚だけでなく上司にまで逆ギレしたり、お店などで執拗にクレームを言い立てるタイプにもこうした末っ子気質が反映していると見る向きもあるようです。
特徴③:都合が悪くなると経験不足のせいにする
末っ子として育つ中で他の兄弟姉妹の真似をしてうまくいかないことがあっても周囲の大人たちが「まだ小さいから」「経験がないから」とかばい立てばかりし続けていると、いい大人になっても自分の都合が悪くなると「経験不足」のせいにして、キチンと失敗の本質と向き合おうとしない人となることがあります。
こうした自分の未熟さから目を背けるといった行動パターンを繰り返していると、次第に会社や周囲から自分だけ浮いてしまうのが当然なのですが、その原因にもさらに気付かない、気付こうとしないこともあります。
特徴④: 場で一番自分が若くないと不機嫌になる
物心ついたときからまずは家庭という社会の最小単位の中で常に「幼くて守られるべき存在」として君臨してきた末っ子気質の人の場合、成長してより大きな社会の一員となっても、その場その場で一番若く構われる存在であるべきと無意識に考えている人が少なくありません。
こうした傾向がより強いと自分の子供にまで嫉妬心を向けたり、職場で新人が加入してくるだけで不機嫌になるといった行動に出てしまうこともあるようです。
特徴⑤:ころころと気分が変わる
保育園から幼稚園、小学校と成長していく中で、普通は周囲と自分との距離感や、周囲との協調性を培っていきます。
しかし、末っ子として育った人の中には周囲との折をうまくつけることができず、ころころと気分や態度を変えることで対応しようとする人もいるようです。
そうした態度を多面的な視野を持つといった方向に末っ子気質を生かしていければOKですが、「気分屋」「いいかげん」と判断されてしまうようでは残念ながらデメリットとなってしまいます。
特徴⑥:人に尻拭いをさせる
周囲の大人、特に祖父母などにかわいがられて育った末っ子男女の場合は、自分の失敗の後始末をつけることができず、人に尻拭いをさせてばかりという人も少なくありません。
こうした傾向の強い人が職場や家庭などにいると、やがて尻拭いを押し付けられてばかりの周囲から反感を買ったり、そっぽを向かれて孤立してしまうという事態に発展してしまうこともあるようです。
特徴⑦:すぐ音を上げる
男女を問わず末っ子気質の人には困難に直面するとすぐギブアップしてしまう人が少なくありません。
これは子供の頃から少し大変そうにしただけで周囲の大人たちや年長者がよってたかって先回りして何でもやってくれていたため、コツコツ頑張り続けて成功までたどり着くといった体験に乏しいためです。
さらに音を上げて途中止めにしてしまっていても「どうせ誰かが後始末してくれる」と物事を甘く見る傾向も強くなってしまうようです。
特徴⑧:思い通りにいかないとヒステリーを起こす
末っ子気質の悪い側面としてよく言われる思い通りにいかないとヒステリーを起こすという点。
概ねこうした傾向は末っ子男子より末っ子女子の方により強く出るようです。
特に末っ子は末っ子でも一番年の近い兄弟姉妹とでもかなり年の差があるような場合周囲の大人や兄弟姉妹までも猫かわいがりしすぎてしまい、叱るべき側面でキチンと叱られていないことが多く見られます。
それ故、自分の希望通りに事が進まなかったり、思うにまかせなかったりした場合「どうしたらいいか」「自分の何が悪くてこうなったのか」と失敗を反省したりすることができず、ただただヒステリーを起こすだけ、になってしまうようです。
特徴⑨:顔色を伺うことに長けている
幼少期から常に家庭という最初の社会の仕組みの中で、自分より年上の人たちに囲まれて育ってきた末っ子の場合、体力や知力ではかなわない相手と渡り合っていく術を自然に見に付けていることが多いものです。
そうした末っ子気質の副産物と言えるのが周囲の人間の顔色を伺うことに長けているという面です。
これは言い換えれば場の表面的なムードなどに流されず、冷静に誰がその場を仕切る人かを見抜く洞察力があるということ。
末っ子の甘えん坊キャラに見えて、実は切れ者という人が多いのもこうした点をより生かしている人だからと言えます。
特徴⑩:日和見
末っ子気質の人には自分の旗色をハッキリさせず、時として日和見と見られる態度を見せる人がいます。
これは、末っ子としてその場のパワーバランスを見抜く経験を積んできたことから、どんな場においても上手く生き残る智恵に長けている証拠。
逆に言えばどんな修羅場に直面してもそれが自分に直接関係のないことであればテンパったり、パニックになることもなく沈着冷静ぶりを発揮してくれるというメリットでもあります。
末っ子気質な人の恋愛観
では、末っ子気質な人の恋愛観はどんなものなのでしょうか?
以下の5つの末っ子気質な人の恋愛観をご紹介します。
- 甘え上手
- 甘えさせ下手
- わがままは可愛さと思う
- こらえ性がない
- 熱しやすく冷めやすい
恋愛観①:甘え上手
末っ子気質の人はまず甘え上手で、相手の懐にスッと入り込むことに長けています。
なかなか他の人には口説けなかったような相手のことも、相手の心をつかんで離さないその特質であっという間に篭絡してしまうことも。
その反面、付き合う相手がやたらと甘えてくるのは嫌だ、お互い自立した関係でいたいというクールなタイプの男女からは恋愛対象外と見なされることも多いようです。
恋愛観②:甘えさせ下手
末っ子気質の人は往々にして甘え上手ですが、その反面彼氏彼女のことを甘えさせるのが非常に下手ということがあります。
つまり、常に気をつかってもらったり、先読みして手配りしてもらうことになれているため、テイクはできてもギブはまったく出来ない、気が利かないケースが多いのです。
こうした甘えさせてくれない末っ子気質の彼氏彼女の場合、関係が上手く運んでいる時はそれほどでもないもののいったん何かが起きたりするとそれまで無意識下で溜め込んでいた不満が一気に爆発することもあるようです。
恋愛観③:わがままは可愛さと思う
末っ子として生育する過程でわがままを大目に見てもらえた成功体験が抜けきらない男女の場合、彼氏彼女に対してもわがままを隠したり控えたりすることなくフルパワーでぶつけてしまうことがあります。
さらにそうした自分のわがままぶりを可愛らしさと誤解していることも多く、彼氏彼女を呆れさせたり、堪忍袋の緒を切れさせたりしてもなお気付かない、ということもあるようです。
恋愛観④:こらえ性がない
欲しいものもガマンしないと手に入らなかった他の兄弟姉妹たちと違い、ちやほや甘やかされて育った末っ子男女の場合、恋愛においても、そのこらえ性のなさが目立つことがあります。
例えば彼氏彼女の仕事が忙しくてなかなかデートもままならないといった場合、普通ならお互い様となるものですが、こらえ性がない分、「だったら別れる」と簡単に結論を出してしまうことも多いようです。
恋愛観⑤:熱しやすく冷めやすい
末っ子として我がままが通って当たり前、で大きくなってきてしまった人の場合恋愛に限らず何事に対しても熱しやすく冷めやすい傾向があります。
恋愛でこうした熱しやすく冷めやすい性格が発揮されてしまうと、「ついこの間までラブラブだったのに」と周囲が驚く早さで次から次へと相手を乗り換えてみたり、エゴイスティックそのものといった別れ方となってしまうことも多いようです。
末っ子と兄弟別の相性
長男・長女×末っ子
長男・長女と末っ子といった組み合わせのカップルの場合、長男と末っ子女子の組み合わせよりも長女と末っ子男子の組み合わせのカップルの方が長続きする傾向にあるようです。
これは「長女と末っ子男子」という組み合わせのカップルは、言い換えれば「姉さん女房と夫」といった組み合わせとなりやすいため。
元々実の兄弟姉妹間でも末っ子の面倒を何くれとなく見させられてきたキャリアが長い長女の彼女は末っ子気質の彼氏をうまく手のひらで転がしやすいということかも知れません。
次男・次女×末っ子
次男・次女と末っ子の組み合わせのカップルの場合、男女の組み合わせがどちらであるにせよ、うまくいくかどうかはそもそもの実の兄弟姉妹の男女比によるところが大きいようです。
例えば男兄弟ばかりの次男と末っ子女子の組み合わせの場合、年齢に関係なく女子に対する幻想と思い込みが次男の側に強いため、末っ子気質の女子が「彼女ならこうしてもわって当たり前」「彼氏ならこれぐらいしてくれても当たり前」と要求することに都度素直に従ってしまうようです。
コレに対して男女入り混じった兄弟姉妹の中の次男と末っ子女子の組み合わせでは、そうした幻想や思い込みも少なく彼女が末っ子気質全開でわがままを言うようであれば破綻も近くなってしまうようです。
末っ子男女×末っ子
末っ子男女と末っ子男女の組み合わせカップルの場合、お互いの手の内がよくわかる分、ハマればぴったりの相性カップルになるようです。
しかしその反面、お互いの欠点や末っ子気質からくる行動パターンの先の先まで読めてしまう反動からか、磁石のS極同士、N極同士が反発しあうようになかなか上手くことが運ばないケースもあるようです。
末っ子気質な人との上手な付き合い方
では、末っ子気質な人との上手な付き合い方はどんなものなのでしょうか?
以下の末っ子気質な人との上手な付き合いをご紹介します。
- 振り回されない
- 適度な距離を保つ
- 周囲を味方につける
付き合い方①:振り回されない
相手に警戒されない距離感のとり方が上手い末っ子気質の人たちと付き合うには相手のペースに巻き込まれて振り回されないことが大切です。
特に末っ子気質な異性と付き合う場合は、こちらが年上年下関係なく、リードしてその場を仕切るぐらいの勢いが大切。
ただし、自分ではリードしているつもりでも実際は末っ子気質の彼の言うがままに動いているだけ、ということもしばしば起こりうるので、時折2人のパワーバランスや、メンタル面での負荷がどちらにより負担になっているかを冷静な第三者の目で見極めることが大切です。
付き合い方②:適度な距離を保つ
末っ子気質の同性の場合は、さらに相手との距離感を見誤ると大変なことになります。
例えば職場の年下女性が末っ子気質の場合、下手に突き放すとこちらが意地悪をしているお局呼ばわりされかねません。
よほどのことがない限り、同性の末っ子気質な人には極力深い関わり合いを持たない方向で接するのがポイント。
付き合い方③:周囲を味方につける
末っ子気質の人は往々にして誰が自分の味方についてくれやすいか、誰を敵に回したら大変かという状況判断に長けています。
そういった末っ子気質の人との付き合いがどうしても避けられない場合などはこちらでももいかに周囲の人間を味方につけるかが大切になってきます。
コツとしては自分と同じようにその末っ子気質の相手に振り回されたりしている実際の被害者とタッグを組むのがおススメ。
自分独りでは周囲を説得したり、納得させにくい時などに強力な援護射撃が受けられます。
末っ子気質な人との付き合い方には距離感が大事
甘え上手でついつい構ってしまいたくなる末っ子気質な人たち。
しかし度が過ぎて相手に振り回されているようでは正しい交友関係・交際関係が築けているとは言えません。
相手の末っ子気質の本質をキチンと見抜き、良いところは誉め、悪い点は一緒に改善していくようにしていきたいですね。
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