金遣いが荒い人の心理と直し方&浪費癖のある夫や親への対処法
収入はあるのに全然貯金ができない! 家庭内や家族間でのお金に関するトラブルや悩みは深刻ですよね。 金銭感覚は人によって違いますが、許容範囲から逸脱しているようなら、お金の使い方を共に考え直さなければいけません。 金遣いの荒い人の心理や直し方などをご紹介していきます。
人気のおすすめ記事
金遣いが荒いとは?どこから?
お金に対する考え方は人によって違うので、「ここからは浪費」という基準があるわけではありません。
それでも一般的に考えて「この人は金遣いが荒いな」と感じる基準をみてみましょう。
- 収入よりも支出が多い
- 貯金ができない
- 借金がある、借金したことがある
- ギャンブルや風俗にお金を使っている
- デートや出かけるたびに高額な買い物をする
- いつもいろいろな人におごったりご馳走したりしている
収入や自由に使えるお金がどのくらいあるのかにもよりますが、「お金があるだけ使って貯金できない」という人が「金遣いが荒い人」のおおまかな基準だと言えます。
また、お金を使っているとしても、度を過ぎた金額でなければ自分や家族のために有意義に使っているならOKだと思うようです。
金遣いが荒い人の特徴・心理
では、金遣いが荒い人にはどのような特徴や心理があるのでしょうか。
- カード払いが多い
- 流行のものが好き
- 面倒くさがり
- ギャンブルが好き
- 飽きっぽい
- 交友関係が広い
- 外食が多い、コンビニによく行く
- 衝動買いが多い、買い物依存症
以上8つの金遣いが荒い人の特徴・心理について、それぞれ詳しくみていきましょう。
①:カード払いが多い
カード払いは「お金を使っている感」が現金払いよりも感じられず、現金のように財布の中身が減るのがわかりません。
カード払いが多い人は、その月にいくら使ったのか把握していなくて、気づかないうちに大金を使ってしまうような金遣いの荒い人が多いです。
その場で支払えるカードはいくらでもお金が使える魔法のようですが、現実は後々その分の支払いが待っています。
しかしボーナス払いやリボ払いもできるので、「なんとかなる」と思ってしまいます。
カードローンやキャッシングなどのサービスを利用してお金を使ってしまうこともあります。
②:流行のものが好き
流行している服を大量に買ったり、話題になっているレストランで頻繁に食事をしたり、新しくできた商業施設や観光スポットには必ず足を運んだりというように、流行のものが好きな人は金遣いが荒いです。
長く使えるものを選ぶのではなくその時の流行ですぐに新しいものがほしくなって購入したり、食べ物など後に残らないものにお金をつぎ込むと、お金はどんどん減ってしまいます。
③:面倒くさがり
自炊をしないで外食ばかり、洗濯が面倒でなんでもクリーニングに出す、電車に乗ったり歩くのが嫌なのでタクシーを使うなど、節約する方法はいろいろあるのに、それが面倒でお金を使って回避する人は金遣いが荒いです。
家事代行や最新の家電など、お金を使えば便利になるサービスやグッズはたくさんあります。
面倒くさがりな人は、どれが本当に必要でどこは我慢するべきかということを考えることすら面倒で、とにかく便利だからと使ってしまうのです。
④:ギャンブルが好き
パチンコや競馬などのギャンブルは短時間で一気にお金を使ってしまうので、ギャンブルが好きな人はそれだけ金遣いが荒い人です。
ギャンブルは依存度が高く、稼いだお金をほとんどつぎ込んでしまうこともあります。
金遣いが荒い人の中でもギャンブルにお金をつぎ込んでいる人は、自分の生活や人生がめちゃくちゃになってしまうだけでなく、家族にも迷惑をかけてしまう危険性を孕んでいます。
もしギャンブルをやるとしても、楽しむ程度でやめられるようにしなければなりません。
⑤:飽きっぽい
いろいろなことに興味を持つのはいいのですが、一通りやってすぐにやめてしまうような飽きっぽい人は金遣いが荒いです。
スポーツを始めるなら道具をそろえる必要がありますし、グッズの収集は集めるだけでお金がかかります。
お金をかけて始めてもすぐに飽きてしまうと買ったものは必要なくなり、また新しく興味があることを見つけて一から必要なものを買って・・・というのが続くと、お金ばかり使うことになってしまうのです。
⑥:交友関係が広い
家から出ない生活やあまり人と会わない生活をしていれば、お金を使うことはあまりありません。
反対に交友関係が広いと、食事や遊びに行くことが多かったり、ご馳走したりプレゼントをしたりと、お金を使う場面が増えます。
しかしこの特徴に関しては、人脈は財産という考え方もあるので、必ずしも無駄遣いや浪費だと思う人が多いわけではありません。
仕事上の付き合いなどもありますので、交友関係が広いとそれだけ金遣いが荒いのは仕方のないこととも言えます。
⑦:外食が多い、カフェやコンビニによく行く
食事は一日三回、毎日のことなので、食費は生活費の中でも大きな割合を占めます。
一人暮らしなら一人分の食事を作ると食材が余ってしまいむしろお金がかかってしまうこともありますが、家族と同居や家に食事が用意されているにもかかわらず外食が多いと食費が高くなってしまいます。
コンビニはスーパーに比べて割高でまとめ買いもできないので、コンビニ弁当でも自炊するよりは高くなりますし、ついでに余計なものも買ってしまいます。
カフェで毎日コーヒーを飲む人は毎月のコーヒー代だけで何千円も使っていることになります。
このように外食、コンビニ、カフェなどをよく利用する人は、自宅でご飯を食べたり、自炊やお弁当を作って節約している人に比べると金遣いが荒いと言えます。
⑧:衝動買いが多い、買い物依存症
買い物に行くと衝動買いしてしまう人は金遣いが荒い人です。
その時はどうしても欲しくなって買ってしまい、自宅に帰ったら実はそれほど欲しいものや必要なものではないと思って結局使わない、でも買い物に行くとまた買ってしまう・・・というのは買い物依存症です。
買い物に行かなくても、ネット通販やテレビショッピングでついつい無駄なものを買ってしまう人もいます。
高額なものやブランドものなどを衝動買いしてしまう人は、お金の使い方について真剣に考える必要があるでしょう。
金遣いが荒いのを直す方法
金遣いが荒い理由がわかっても、それをどうやって直していくかということが次の課題になってくるでしょう。
金遣いが荒いのを直すには、以下の方法があります。
- 不要なカードは解約し、使うカードは使用限度額を下げる
- 最低限必要な現金のみ持ち歩くようにする
- 家計簿をつける
- 流行に流されないようにする
- 給料から自動的に天引きされるようにして貯金をする
- 人生設計と貯金の目標を作る
それでは、金遣いが荒いのを直す方法6つをそれぞれ詳しくみていきましょう。
方法①:不要なカードは解約し、使うカードは使用限度額を下げる
クレジットカードは簡単に作れるものもあるので、ポイントを貯めたりやサービスを受けるために作ってたくさん持っている人もいるでしょう。
無駄に年会費がかかっていたり、クレジットカードが何枚もある安心感でお金を使ってしまうので、金遣いが荒いのを直すためには使うカードは一枚に絞って他のカードは解約しましょう。
また、クレジットカードには使用限度額が設けられています。
この使用限度額は電話するだけで簡単に下げることができるので、低めに設定し直すようにしましょう。
方法②:最低限必要な現金のみ持ち歩くようにする
お財布の中に多額の現金が入っていると、そのお金で買い物をしてしまいます。
金遣いが荒い人は、必要最低限の現金だけを持ち歩くようにして外出した時に「お金がない」状態にしておけば、衝動買いや無駄使いをしなくてすむようになります。
銀行のカードなども持ち歩かないようにすれば、もし買いたくなってもその場ではお金がなくて買うことができなくなり、一度帰宅して冷静になって考えたらそんなに欲しいものではなかったと思い直すことができるでしょう。
方法③:家計簿をつける
金遣いが荒い人は、何にどのくらいのお金を使っているのかを把握できていません。
家計簿をつけることで、無駄使いしているものや最低限必要な生活費などを把握し、節約する意識も芽生えてきます。
金遣いが荒い人はそもそも面倒くさがりの人が多いのですが、レシートをカメラで撮るだけの家計簿のアプリなどもあるので、それらを賢く利用してまずは1ヶ月、お金の使い方をチェックしてみましょう。
方法④:流行に流されないようにする
その時の流行を追いかけて使い捨てのようなものを買うよりは、高くても良いものを買う方が長い目で見れば節約になります。
金遣いが荒い人は、流行の物を着るより、良質なものを身に着けた方が見た目にも美しく見えると考え方を変えてみましょう。
また、話題のレストランに行くことが楽しみという人も、回数を減らしたり、リーズナブルな店に行くようにして、外食費や娯楽費などを下げるように気を付けてみましょう。
方法⑤:給料から自動的に天引きされるようにして貯金をする
金遣いが荒い人は、貯金もなかなかできていないでしょう。
「収入の中から使って余った分を貯金する」という貯金方法はなかなか貯まりません。
給料日に毎月決めた額をまず貯金するということもできますが、金遣いが荒い人はそれよりも強制的に貯金されるよう、給料から天引きされるような貯金方法にしましょう。
銀行で申し込めば、給料口座から毎月決まった額を普通預金から定期預金に振り替えてくれるサービスなどもあります。
方法⑥:人生設計と貯金の目標を作る
金遣いが荒い人は、漠然と使えるお金があるから使ってしまうので、まずは「結婚資金を貯める」「車を買う」など人生設計と、それにはどのくらいお金が必要になるのかをイメージし、「〇〇歳までに☓☓円貯める」というような具体的な目標を設定しましょう。
何かを買いたくなったらその目標を思い出して、「これを買わなければ目標に一歩近づくことができる」と考え直すことを習慣づけるようにするのです。
金遣いが荒い人への対処法
身近な人の金遣いが荒いと、どうしても気になってしまいますし何とかして直したいと思うでしょう。
しかし身近な人だけに、お金の話をこじらせたら関係まで悪化してしまいます。
金遣いが荒い人へはどのように対処したらいいかをご説明していきます。
夫
夫の金遣いが荒いと、家計にそのまま響いてしまうのでなんとかして直したいものです。
「付き合いだから」と言い訳して飲み代やゴルフに使ったり、タバコやパチンコ、趣味のものにお金をつぎ込んでいる夫もいるでしょう。
しかし感情のまま「無駄遣いしないで」と言っても直りません。
男性は理論的な考え方をするので、具体的な数値を出して説明したほうが効果的です。
「飲み会1回で〇円、それが月〇回で合計〇円、1年間で合計〇円使っていることになる」と、できれば表などにして目に見えるようにして提示します。
そしてとどめに「ローンが払えなくなる」「子どもの学費が払えなくなる」と感情ではなく事実のみを伝えるようにすれば、夫も家計の危険性を察知して金遣いが荒いのを直すようになるでしょう。
親
金遣いが荒い親は夫の場合よりも厄介です。
親は子どもの言うことを素直に聞こうとはしないからです。
親世代の金遣いが荒い理由は、お金を使うことで生活の安心感や満足感を得ていると考えられます。
「またいらない物買ったの?」「無駄遣いなんだからやめなよ」と言っても聞く耳を持ちません。
この場合、家計簿をつけるようにして家計の収入と支出を明確にし、支出の分析などは事例を示して、時間をかけて根気よく説明するようにしましょう。
あくまでも「これ無駄だったよね」「これいらないよね」と指摘するのではなく、「これは買ってよかったよね」「また同じもの買ってるじゃん!」と楽しい雰囲気で見直すことができるようにしましょう。
これを半年~1年と長い目で続けていけば、理解してもらえるようになるはずです。
金遣いが荒い人の心理と直し方&浪費癖のある夫や親への対処法のまとめ
生活を潤すためにはある程度のお金を使うことは必要です。
しかし生活に困るほどの浪費や将来のことを考えると、夫や親などの身近な人が「金遣いが荒い」ほどのお金の使い方をしているなら、それは改めてもらいましょう。
本人は金遣いが荒いという自覚がないこともあります。
お金の使い方はすぐには変えられないので、金遣いが荒い人の心理を知った上で根気よく対処法を実践していきましょう。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。