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本記事のアドバイザー

意外と知らない!?香水の使用期限

香りが強い香水の捨て方を知りたい

香水の使用期限を気にしたことがない人も多いと思いますが、香水は肌に直接つけるものなので、期限が切れた香水を使ってしまえば肌トラブルを起こしてしまうこともあります。
香水の使用期限は、未開封のものは3年と薬事法で定められていて、開封済みのものは約1年で使い切った方が良いと言われています。

ただ、3年や1年を過ぎたからといってすぐに使えなくなるというものでもないので、期限が気になる香水は香りや色がおかしくなっていないかをチェックすることが大切です。
腕の内側に香水をつけてみて、肌に異常がないかパッチテストをするのもおすすめです。

Q. どんな時に香水を捨てた方がいい?

A.匂いや液体の色が変色した時

香水スペシャリスト坂本信介さんのコメント
香りが酸味のある匂いに変わりはじめた時や、液体の色が変色した時です。
(直射日光は避け、温度や湿度の低い所に置いておくことがおすすめです。)

\香水の持ち運びについて知りたい方はコチラ/

【プロが伝授】香水をつける場所と正しい量とは?イイ香りで女度アップ!香水をつける場所で印象が変わる理由 香水は手首以外にも、つける場所によって相手に与える印象を...

香水の正しい捨て方【準備するもの】

余った香水の捨て方がわからない

それでは香水の捨て方について説明していきます。
まずは香水を捨てるために必要なものについてお話しします。

必要なものは「新聞紙」「ニッパー」「マイナスドライバー」「要らないタオル」「ビニール袋2~3枚」「ジップロックなどの密閉できる袋」です。
香水の中には色がついているものがあり、服などについてしまうと洗濯しても落ちないこともあります。

香水瓶を解体する時に香水が飛び散ることもありますので、汚れても良い服を着るか、エプロンなどをつけて作業するのがおすすめです。

\捨てる前に確認/

香水スペシャリスト坂本信介さんのコメント
香水を捨てる時、本体部分のガラス瓶と、スプレー部分の金属部分を分別する必要があります。

香水の正しい捨て方【香水ボトルの開け方】

香水の捨て方について悩んでいる女性

まずは「香水ボトルの開け方」を説明します。
香水を捨てる時、まずは中身を出す必要がありますが、香水ボトルはスプレー部分の金具が瓶とくっついて、簡単に中身を出せない作りになっているものが多いです。

香水の捨て方で一番厄介なのが、このスプレー部分の金具の解体作業です。

  1. 新聞紙を広げる
  2. マイナスドライバーで隙間を作る
  3. ニッパーで金具を外す

それでは香水ボトルの開け方について、順を追って説明してきます。

開け方①:新聞紙を広げる

香水ボトルの金具を外す時に香水がこぼれるので、テーブルの上に新聞紙を広げてその上で作業するようにしましょう。
香水の香りが部屋に充満するので、換気もしっかり行ってください。

また、小さなお子さんやペットは香水の強い香りで具合が悪くなることもありますので、一緒にいる時は作業を避けましょう。

開け方②:マイナスドライバーで隙間を作る

香水ボトルのスプレー部分の上の部品を手で取ります。
香水を噴射する時に押す部分です。

スプレー部分の一番下の金具とボトルの境目の部分にマイナスドライバーを差し込んで、金具とボトルの隙間を作っていきます。
こじ開けるようにマイナスドライバーを左右に回すように動かしながら隙間を作りましょう。

この工程を行うことでニッパーが使いやすくなります。

開け方③:ニッパーで金具を外す

ニッパーを開いて、マイナスドライバーで作った隙間部分と金具の上の部分のそれぞれにニッパーの刃を差し込んで金具を外していきます。
なかなか金具が取れない時は、ニッパーに金具で少し切れ込みを入れると外れやすくなりますよ。

金具を取った時に、香水を吸うポンプから香水が垂れるので気を付けてください。
密着している金具を外す作業は危ないので、慎重に行うようにしましょう。

Q. ボトルを開ける時に注意すべきことは?

A. かしめ円周部分をこじ開ける

\プロ直伝の開け方動画/

香水スペシャリスト坂本信介さんのコメント
スプレー部分の金具部分はかしめでくっいています。
手袋をはめて、ニッパーを用いて、金具のかしめ円周部分をニッパーで刃を入れこじ開ける作業が必要です。

香水の中身の正しい捨て方

香水の正しい捨て方を知って化粧品を整理しよう

ボトルを開けたら次は中身を捨てる番ですが、香水の中身の捨て方も工夫が必要です。
次は「香水の中身の捨て方」についてお話しします。

  1. ビニール袋の中に要らないタオルを入れる
  2. 香水をタオルに染み込ませるようにする
  3. 閉じたビニール袋をチャック付きの袋に入れて密閉する

それでは香水の中身の捨て方について、順を追って説明してきます。

捨て方①:ビニール袋の中に要らないタオルを入れる

まずはビニール袋の中に要らないタオルを入れます。
捨てる香水を染み込ませられるものなら、新聞紙などでも構いません。

香水が液だれしないように、十分に染み込ませられるものを選ぶようにしてください。
また、ビニール袋は持ち手があるコンビニやスーパーの袋が上をしばって閉じれるので使いやすいです。

捨て方②:香水をタオルに染み込ませるようにする

袋の中のタオルに染み込むように香水を捨てます。
香水を染み込ませたら、空気が入らないようにしてビニール袋を閉じます。

閉じたビニール袋をまた別のビニール袋に入れて、2重か3重にします。
香水をまとめて捨てるとかなりの匂いになりますので、1重だと匂いが漏れてしまいます。

捨て方③:閉じたビニール袋をチャック付きの袋に入れて密閉する

2重か3重にしたビニール袋をジップロックなどのチャック付きの袋に入れて密閉します。
これで中身を捨てる作業は完了です。

香水ボトルの瓶、スプレー部分の金具、ポンプ部分のプラスチック、香水入りの袋はそれぞれ分別して、お住まいの地域のゴミのルールに従って捨ててください。

Q. 中身(液体)を捨てる時に注意すべきことは?

A. 中身の液体の処理方法

香水スペシャリスト坂本信介さんのコメント
中身の液体は入浴時などのシャンプーする前に、排水溝に流してしまうのが手っ取り早いです。

使わなくなった香水やボトルの再利用法

香水の捨て方をマスターしてボトルを再利用したい

もう香水としては使わないけれど、捨てるのは惜しい。
貰いものだったり高価だったりすると、なかなか捨てずらいものですよね。

「香水の捨て方以外に何かアレンジ方法が知りたい」
そんな人のためにここでは「使わなくなった香水やボトルの再利用法」を紹介します。

  1. ボトルディフューザーとして活用
  2. ポプリを作ろう
  3. 手紙やハンカチにシュッと一吹き
  4. 可愛いボトルは一輪ざしに
  5. 掃除に使おう

それでは使わなくなった香水やボトルの再利用法について、ひとつずつ紹介していきます。

方法①:ボトルディフューザーとして活用

スプレー部分の金具を取り外した香水ボトルに、竹串を3~5本くらい差せばボトルディフューザーとして使えます。
ボトルディフューザーにすれば、ボトルも中身も活用できます。

香りを強くしたい場合は竹串の本数を増やし、香りを抑えたい場合はエタノールで香水を薄めましょう。
エタノールの扱いには十分注意してください。

方法②:ポプリを作ろう

余った香水を活用してポプリを作ってみましょう。
乾燥ハーブに香水を吹きかけるだけで、簡単ポプリができちゃいます。

乾燥ハーブは、ローズ、ラベンダー、カモミールなど見た目も可愛くて、ハーブ自体の香りが良いものがおすすめです。
薄い生地の巾着に入れてサシェ(におい袋)にするもよし、透明のガラスボウルに入れてインテリアにしても可愛いですよ。

方法③:ハンカチにシュッと一吹き

ちょっとした瞬間にふわっと香らせる女性は素敵ですよね。
使わなくなった香水をハンカチに一吹きする習慣を作ってみてはいかがでしょうか。

ハンカチを使う度に、バッグを開ける度にふわっと良い香りが広がることで良い気分になれるうえ、女度がグッと上がります。
多くの男性が「綺麗な女性=良い匂い」というイメージを持っていますからね。

方法④:可愛いボトルは一輪ざしに

高級ブランドなどの香水ボトルはそれだけで様になるくらい、可愛いものが多いですよね。
可愛い香水ボトルは、ぜひ一輪ざしなどのインテリアとして活用しましょう。

一輪ざし以外でも、ガラスビーズなどをボトルいっぱいに詰めても可愛いインテリアグッズになります。
マスキングテープなどを使ってボトルをデコレーションするなど、自分なりにアレンジするのも楽しいですね。

方法⑤:掃除に使おう

天然精油などが素材で香りがナチュラルな香水は、掃除の時に使うのもおすすめです。
香水をエタノールや精製水で薄めて消臭スプレーとして使ったり、水拭きをする時に雑巾に吹きかけて掃除すると、お部屋も良い香りになるし掃除中の気分も上がります。

オレンジやグレープフルーツなどの柑橘系やミント系の香水が掃除の時に使いやすいです。
パルファムやオードパルファムのように香りが強いものは、掃除には不向きです。

香水を捨てる・アレンジ以外の処分の仕方

高級香水の捨て方や転売方法を知りたい

実は要らない香水の処分は「捨てる」「アレンジ」以外にも方法があります。
ここではそんな「香水を捨てる・アレンジ以外の処分の仕方」について紹介します。

香水の捨て方だけではなく、色んな方法を知っておくと便利ですよ。

買取サービスを利用する

「お土産やプレゼントで高級ブランドの香水を貰ったけど、好きな香りじゃないから使わない」
そんな使わない香水があるのなら、ぜひ買い取りサービスを利用してみてください。

未使用の香水ならば、定価の10%~30%くらいの相場で買い取ってもらえます。
買取店によっては、既に使用している中古の香水も量が半分以上残っていれば買い取ってもらえる場合があります。

中古の香水は一個では値段がつきにくいことが多いので、何個かまとめて査定してもらうのがおすすめです。

フリマ・オークションに出す

グッチの「エンヴィ」のように香水の中には廃盤になった今も人気を保っているものがあります。
そのように廃盤になった後も愛され続ける香水にはプレミアがつきます。

もしお手元に既に廃盤になった香水があるのなら、ネットオークションに出品してみてはいかがでしょうか。
要らない香水に予想以上の高い値が付くかもしれませんよ。

オークションに抵抗がある場合は、メルカリなどのフリマアプリを利用するのもおすすめです。
スマホひとつで簡単に出品できるし、商品の相場も分かりやすいのでお手軽に利用できます。

コレはだめ!香水のNGな捨て方

香水の捨て方を失敗して困る女性

ここでは、香水の捨て方でNGなものをお話しします。
まず面倒だからといって、香水をキッチンや洗面所の排水口やトイレに流すのは絶対にやめましょう。

強い香りが部屋の中に長い時間充満してしまい、かなりキツイことになります。
特に小さなお子さんやペットは体調不良を起こすこともあります。

また、中身が入ったまま香水ボトルごと捨てるのもNGです。
香水の捨て方が紹介されているサイトの簡単そうなものは、ほとんど禁止されている捨て方です。

もし自分では使わなそうな香水を貰ったら、早めに他の人にあげるか買取サービスを利用するのが賢明でしょう。

香水の正しい保管方法

香水の捨て方をマナーして持ち物を整理したい

香水を品質が良い状態で長く使うためには、正しく保管することが大切です。
ここでは「香水の正しい保管方法」を紹介します。

  1. ふたをしっかり閉めて箱に入れて保管
  2. 低温の場所で保管
  3. 小さいサイズのものを買う

それでは香水の正しい保管方法について、ひとつずつお話ししていきます。

方法①:ふたをしっかり閉めて箱に入れて保管

香水は使う度にふたをしっかり閉めて、箱に入れて保管するようにしましょう。
ふたをしないと香水が空気に触れることになり酸化するほか、香水のアルコールが蒸発してしまい、どちらも劣化の原因となります。

また香水が直射日光を浴びるのも劣化につながりますので、できればパッケージの箱に入れて保管するようにしてください。
もし箱がない場合は、布をかぶせておいて日光を遮断するのも良いでしょう。

方法②:低温の場所で保管

香水をできるだけ低温の場所で保管することも大切です。
温度が高い場所では香水が変質してしまい、こちらも劣化を招きます。

香水の保管場所でおすすめなのが冷蔵庫です。
お子さんの誤飲など十分な注意が必要ですが、低温を保っている冷蔵庫は香水の保管場所としては最適です。

香水にかなりのこだわりがある人の中には、香水専用の冷蔵庫を持っている人もいます。
成分がアルコールである香水は、よくワインにたとえられます。

大切な香水はヴィンテージワインのように大切に保管しましょう。

方法③:小さいサイズのものを買う

香水は、一度開封したら1年以内に使い切る必要があります。
大きいサイズの香水の方がお得に感じますが、使い切れないことも多いです。

香水は小さめのサイズのものを購入し、品質が良い状態で使い切るようにしましょう。
また、早く使い切りたいからといって、一度に多くの量の香水を使うのはやめましょう。

香水を使うにつれて、使っている本人は香りを感じにくくなりますが、周りの人達は本人よりも香りを強く感じます。
香水のつけすぎはかなりの迷惑になりますので、一度に使う量は物足りないくらい少なめにしましょう。

Q. 香水を上手に保管するコツは?

A. 冷蔵庫の中がぴったり!

香水スペシャリスト坂本信介さんのコメント
あまり知られていませんが、本当は冷蔵庫がもっとも適しています。
アルコールと香料が変化しやすいのでなるべく涼しくて、直射日光は避けるためにも暗い所がベストです。

でも冷蔵庫に入れることに抵抗のある方は、ドレッサーの上や寝室などに置いておくのもおすすめです。

香水の捨て方をマスターして香りと上手く付き合おう

大量にある香水の捨て方を知りたい

今回は「香水の正しい捨て方」についてお話ししてきました。
香水はボトルなど見た目も可愛いものが多いので、ひとつ買うとつい集めたくなりますが、使用期限があります。

そして処分するのもポイっと簡単にはいきません。
香水を買う時には使用期限や処分のことを考えながら選ぶようにしましょう。

また、お土産に選びがちな香水ですが、その香水が相手の負担になることも多いことを知っておくのも大切です。
香水は良い香りを楽しむものです。

捨て方も含めて香水のことをマスターして、香りをもっと楽しみましょう。

出典レディースファッション通販 Re:EDIT‐リエディ

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ライター
noel編集部

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