【プロが伝授】香水をつける場所と正しい量とは?イイ香りで女度アップ!
香水をつける正しい場所や量って、意外と知らないですよね? この記事では、香水のスペシャリストが詳しく&わかりやすく香水のアレコレを解説! タイプ別・香りの種類別の付け方やおすすめの場所、つけすぎてしまった時の対処法まで詳しくご紹介。 香水初心者の方も必見の内容です!
人気のおすすめ記事
香水をつける場所で印象が変わる理由
香水は手首以外にも、つける場所によって相手に与える印象を変える事ができることをご存知ですか。
同じ香水でも、つける場所が変わると香りの広がり方やにおい方が変わっていくため、TPOに合わせて相手に与える印象をコントロールすることが可能になります。
時間がないからと適当に適量の香水を自分の感覚でつけることで、匂いが周囲からキツイと思われてしまうかもしれません。
つける場所によって香り方がどう漂うのか理解することで、同時につける量も合わせて理解することができますね。
Q. 香水をつける際に気をつけたいことは?
A. 重ね付けはNG!
香水をつけるときのポイント
つける場所に拘らないで身体に香水をつけるよりも、香りを最大限に活かすためにつける場所にいくつかのポイントがあります。
そのポイントがこちらです。
- 汗を多くかく場所にはつけない
- 髪の毛(特に毛先)にはつけないようにする
- 衣類につけない
- 多くつけすぎないように意識する
では、それぞれの香水をつけるときのポイントについて、詳しくみていきたいと思います。
ポイント①:汗を多くかく場所にはつけない
汗を多くかく場所は、臭いが気になりますよね。
かといって香水を事前に、汗が気になる箇所を隠すためにつけてしまうのはおすすめできません。
当たり前ですが、制汗効果がないので時間が経つと汗の臭いと香水の香りが混ざってしまい余計に不快なにおいに感じられることも。
つける場所は、においが気になる場所!と思われがちですが、これは少し間違った考え方なので注意が必要です。
ポイント②:髪の毛にはつけないようにする
風や動きで髪の毛がなびくので、その都度香水の香りが舞ってつける場所として最適だと思われますが、これも実は間違っています。
確かに周囲に香りを広げるには最適な場所かもしれませんが、香水の成分が髪の毛を傷ませてしまう可能性が大きいため気をつけなければなりません。
特に髪の毛の毛先は傷みが強い部分でもあるため、なるべく香水がつかないように意識して香水を付けましょう。
髪の毛から香りをだしたい方は、専用のヘアミストなどを使用すると良いですよ。
あくまでも香水は、ボディ用なので間違った使い方でトラブルが生じないように注意しましょう。
ポイント③:衣類にはつけない
こちらも髪の毛と似た理由になりますが、衣類を傷ませてしまったり色素沈着の原因になってしまうため気をつけてください。
香りを衣類につけたい方は、髪の毛と同様に衣類用のミストを使用することをおすすめします。
ポイント④:多くつけすぎない
自分では多くつけている自覚がなくても、相手からは少し匂いがキツイと思われてしまう場合も多いです。
香水がついた身体を常に嗅いでいることになるため、鼻が麻痺してしまいついつい何プッシュも香水を追加しがちです。
自分が思っている以上に、相手に香りは伝わるので少し物足りないかな?くらいの量をつけるだけでも十分ですよ。
香水をつける場所と正しい量
それでは早速香水をつける場所と、場所によってどのくらいの量が適切になるのかを見ていきたいと思います。
手首
初めて香水をデビューする方は、手首につける方法が簡単でつけやすく一番おすすめです。
よくやってしまいがちな、両手首をこすり合わせてつけるのは間違ったつけ方なので注意が必要です。
こすり合わせることによって、香りが飛ばされてしまい香水を楽しめない可能性があるからです。
香水の香りが強くなるのは、身体の中でも高温の部分に値するので、しっかりと香りを漂わせたい人はつける場所として手首を選ぶのをおすすめします。
首・うなじ
傷んでしまう髪の毛の代わりに、髪の毛に近い部分のうなじや、首の後ろ部分に香水をつけるのもおすすめです。
つける場所でベストなのが、脈が通っているところなので、うなじや首がそのベストな場所に値するからです。
さらに髪の毛で匂いを閉じ込めることができるので、長い間香りをキープするにも、首・うなじはおすすめのつける場所になります。
1プッシュ吹きかけるのではなく、約半プッシュ程度の香水を指にとってから、塗るようにつけてあげると程よく香りが広がります。
足首・ひざ裏
キツく香るのが得意ではなく、ほんのりと香らせたい方は、足首やひざ裏につけるのをおすすめします。
つける場所を全身の下側にすることで、歩くたびに下から上に香りが舞うためキツすぎる印象を与えることなく匂いを届けることができます。
体温が高い場所では香りが強くでるので、足首やひざ裏などの、身体の中でも低温の部分につけることで同じ香水でも、香りの強さを上手くコントロールすることが可能になります。
太ももの内側
太ももの内側も体温が低い部分にあたるので、香りをほのかに漂わせたい方にはおすすめのつける場所です。
外側ではなく内側にぬることで、紫外線や直射日光から香りを守ることができるので太ももの内側につけるのが大切なポイントです。
こちらも吹きかけるのではなく、1プッシュ手にとってぬりこむように香水をつけてあげると良いでしょう。
ひじの内側・腕
ひじの内側には、汗腺がないため汗をかいて香水の香りを邪魔することがありません。
さらにひじの内側は脈を打っているので、香水の香りが放たれやすい上に、香りをキープさせる効果もあるので一石二鳥のつける場所になります。
香りを邪魔せずに、匂いもしっかり放ってくれるのでつける場所としておすすめの部分です。
つけすぎるとキツく思われてしまうので、半プッシュを手にとってぬってあげるようにつけると良いですよ。
背中
服を着込む冬におすすめのつける場所は、背中です。
アウターを着ているため、背中の体温が下がらないので動くたびに優しく香りを広がせることができます。
背中には1プッシュで十分ですが、背中に汗をかきやすい夏場は避けて冬場だけにつけるようにしましょう。
香水の種類で付け方を変える
香水にも種類が分けられていて、それによりベストなつける場所やつけ方や香りの持続力は異なります。
オーデコロン(EDC)
Q. オーデコロンをつける正しい場所・量は?
A. そこまで香らないものなら4〜6プッシュ
バニラ・ウッディ調などのきつく香ってしまうものなら2プッシュ、爽やかな香りのものなら4~6プッシュが◎
オーデコロンは、香水の種類の中でもエタノールの濃度が一番低い種類で、濃度が約1~5%程度の香水が多いです。
香りの持続力も強くないので1~2時間で香りが薄まってしまいます。
ちょっとした近場のお出かけや、明らかに香水をつけているとバレたくない方はオーデコロンをつけるのをおすすめします。
軽いつけ心地で爽やかな香りのものが多いので、お風呂上りに手首やうなじにつけるとお泊りなどにも活躍できそうです。
オードトワレ(EDT)
Q. オードトワレをつける正しい場所・量は?
A. トワレでもバニラ系の香りなら2プッシュ程度
トワレでもバニラ系の香りなら2プッシュ程度でOKですよ!
場所は手首・内側首筋・ウエスト・くるぶしの内側・膝の内側がおすすめ。
香りは下から上に立ち昇ることをことを踏まえてウエストにつけるとふんわり香ります。
エタノール濃度は約5~10%で、オーデコロンの次に濃度が高いです。
香りの持続時間は約2~5時間前後です。
濃度が低い方ではあるものの、つけすぎると周囲にキツイ印象を与えてしまうので注意が必要です。
香水ビギナーや、オフィス用で新調したい人におすすめです。
オードパルファム(EDP)
Q. オードパルファムをつける正しい場所・量は?
A. 香りによって量は変化します
場所はトワレ同様、手首・内側首筋・ウエスト・くるぶしの内側・膝の内側がおすすめ。
2番目にエタノール濃度が高く、約10~15%で香りの持続時間は約5~10時間です。
濃度の高いパルファムの香水は値段が高くつくため、パルファムよりも低価格なオードパルファムを選んで購入する方も多いです。
オードパルファムは、香りを感じやすい腕とひじの内側につけてもキツすぎず、かといって物足りなくもなく香りを漂わせることができます。
パルファム(P)
Q. パルファムをつける正しい場所・量は?
A. 香りによって量は変化します
場所はトワレやオードパルファム同様、手首・内側首筋・ウエスト・くるぶしの内側・膝の内側がおすすめです。
香水の種類の中でも1番エタノール濃度が高く、約15~30%あります。
濃度が高いぶん値段も高くつきますが、香りの持続時間は長くて半日ももつので頻繁に付け直す必要がないのは助かりますね。
香りが強いので、手首やうなじにつけるよりも太ももの内側・足首につけると丁度良く香りが広がりますよ。
香りのグラデーションと香水をつけるタイミング
香りのグラデーション
香水の楽しみ方の一つとして、つけてから香りの変化がグラデーションされるのを感じることが挙げられます。
香りが変化することを大まかに分けて3つの言葉で表しているので、どの変化のタイミングが最もベストなのか、そちらについても詳しくみていきましょう。
トップノート
トップノートとは、香水をつけてから10分間の香りのことを表します。
揮発性の高い成分が最初に際立って香られるので、少しキツいかな?と思ってもすぐに香りが和らぎます。
もちろん、つけたては香りを強く感じてしまうため、人と会う直前に香水をつけてしまうのはできるだけ避けましょう。
ミドルノート
ミドルノートとは、香水本来の香りを表現する最も大切な変化になります。
香水をつけてから約30分~1時間後に感じることができるので、タイミングを狙って香水をつけるといいでしょう。
外出する30分前や人と会う30分前に香水をつけるのが良いタイミングとも言えます。
ラストノート
ラストノートとは、ミドルノートが終わって少し時間が経った後に、最後にやんわりと香ってくれる変化です。
このときに香水をつけ直したり、2種類目の香水につけ変えたりなどできます。
もちろん香水の種類も様々なので、トップからラストになっても香りがずっと変わらず持続できるものや、香りの変化の時間が少し変わっている香水もあります。
ほとんどの香水には、香りの変化が記載されているのでそれを参考にしっかりと確認してから、自分が求める香りのレベルに合わせて逆算してつけるのが大事なポイントです。
Q. 香水はいつつけるのがベスト?
A. 出勤前20分~30分程前、入浴後
清潔な身体でつけるとよりキレイに香りますよ。
たとえば、工場関係で働かれていると皮脂が汚れているため、本来の香りがでにくくなることがあります。
香水をつけるのがNGな場所
香水をつけるときは、もちろんTPOをしっかりと弁えてからつけましょう。
つける場所を間違えると、周囲に迷惑をかけてしまうことがあるため注意が必要です。
特に飲食店へ行く際につけると、周りのお客さんの迷惑にもなってしまうため気をつけましょう。
また映画館デートなどの、他人との距離が近い場所へ出かける際も香水は控えたほうが良いです。
マナーをしっかりと守って、香水の香りを楽しみましょう。
周りの人はもちろん、一緒に出かけている人にも迷惑をかけてしまうのは大人女性として避けたいことですよね。
香水を付け過ぎたときの対処法
Q. 香水をつけすぎたときの対処法は?
A. コットンで拭き取る、石鹸で洗い流す
コットンなどにアルコールを染み込ませて拭き取ったり、石鹸で軽く洗い流したりしましょう。
思ったよりも香水が出てきてしまったり、つけてみたら意外と香りが強かった・・・なんてこと、ありますよね。
自分がよくても周りの方の迷惑になってしまうので、外出前に匂いを抑えましょう!
香水の香りを持続させる方法
Q. 香水の香りを持続させる方法は?
A.手首の内側に3〜4プッシュ、ウエスト両サイドに2プッシュ
香水は、乾燥した肌では香りを長時間持続させることが難しいです。
そのため保湿クリームなどでつける場所をしっかりと保湿してからつけると、香りがキープされるのでぜひ試してみてください。
そして清潔な肌につけるのも大切なポイントです。
汗が混ざった肌のうえに香水をつけると、香りが混ざってしまうのでむしろ不快な印象を相手に与える可能性があります。
出かける前にシャワーを浴びてから香水をつけるだけでも、香りがキープされるので、ぜひ試してみてください。
2019年も人気の香水まとめ
それでは、2019年でも人気が衰えない香水を紹介していきたいと思います。
人気の香水①:クロエ オードパルファム
「クロエ風」の香りと言われる商品が様々と出ている中、やはり本物は時間が経てば経つほど上品に香りが広がるため未だ人気の耐えない香水の一つです。
時間が経っても香りが消えず、つける場所をどこに選んでもすれ違うたびにふんわりと香りを漂わせてくれます。
容器もオシャレなので空瓶になったらインテリアとしても使えたり、すぐ使えるようにそのまま置きっぱなしにしてもお部屋の邪魔にならない可愛さです。
人気の香水②:CHANEL ガブリエル オードパルファム
女性だけでなく男性にも評判のいいこちらの香水。
トップノートからラストノートまで、スッキリとした香りが好評で甘すぎる香りが苦手な方にもおすすめできる香水です。
CHANELの香水のなかでも、ガブリエルは大人の女性向きで若々しすぎない香りが人気の秘密です。
夏にも冬にも使いやすい香水なので、オードパルファムですがスッキリとした香りなのでつける場所はうなじ・手首でもしつこく香りません。
人気の香水③:Christian Dior ミスディオール ブルーミングブーケ
トップノート~ラストノートになるにつれ、違う種類の花の香りに変わっていくので香りのグラデーションがとても素敵な香水です。
アジア人専用に作られた香水なので、男女受けにも良い香りで甘すぎず高級感のある花の香りがふわっと広がります。
香水独特のキツイ香りもなく、誤ってつけすぎたとしても洗い流す必要がないほど嫌味のない香りなので一度は嗅いでみてほしい香水の一つです。
人気の香水④:L'OCCITANE ヴァーベナ オードトワレ
レモンのようなフレッシュで清潔感溢れる香りが人気で、多くの30代女性にも使われている香水です。
香水初心者さんにもおすすめできるほど優しい香りなので、持続力はイマイチですが気軽につけなおすことができるのが嬉しい点ですね。
付け直すタイミングが分からない方や、つける場所を決めるのが難しい方はとりあえず胸や首にむけてこちらの香水も2プッシュほどかけると丁度いい香りが広がります。
香水の種類によってつける場所もタイミングも様々
種類によってつける場所や、付け直すタイミングが様々で意外と慣れるまで使いこなすのが難しい香水。
初心者さんはやんわりと香るオードトワレから挑戦するのがおすすめです。
香りを長く保ちたい人は、濃度の高い香水を購入してもつける場所を間違えれば周囲から香りがキツイという印象をもたれてしまうので気をつけてください。
ほどよく香るいい女を演出するためにも、付けるタイミングやつける場所は香水を使う方にとって大切なポイントとも言えます。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。
調香師はその人の雰囲気に合わせて香水を作っている場合もあるので、香りのイメージが壊れてしまうことも……。