青森の方言(津軽弁)一覧!定番表現&女子のかわいい告白フレーズ集
青森の女の子といえば色白で可愛らしく、素朴なイメージがありますよね。女の子に青森なまりで告白されたら、そのギャップに思わずキュンとしちゃう男性も多いのではないでしょうか。 今回は青森県津軽地方の方言「津軽弁」をご紹介します。 津軽弁で告白してみたい方、津軽弁をもっと知りたい方、コレを読んで津軽弁の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
人気のおすすめ記事
青森の方言(津軽弁)の特徴
青森の方言(津軽弁)は、標準語と比べると発音や言い回しが異なるものが多く、日本の方言の中でも特に聞き取りづらいイメージがあるのではないでしょうか。
その独特のイントネーションがフランス語に似ていることから、2010年にはトヨタの自動車「パッソ」のCM内において、「津軽弁がフランス語に聞こえる!」と大きな話題になりました。
青森の方言(津軽弁)には、下記のような特徴があります。
- 単語・文章を省略して表現する
- 「シ」を「ス」、「チ」を「ツ」、「ジ」を「ズ」と発音する(年配の方に多い)
- 語中や語尾のか行、た行が濁音になる
- 名詞の語尾に「こ」を付けてかわいいイメージを添える
青森の方言(津軽弁)の特徴①:単語・文章を省略して表現する
「わたし」を「わ」、「あなた」を「な」と表現するなど、短い言葉で表現するのが青森の方言(津軽弁)の特徴の一つです。
青森の方言(津軽弁)の特徴②:「シ」を「ス」、「チ」を「ツ」、「ジ」を「ズ」と発音する(年配の方に多い)
「シ」を「ス」、「チ」を「ツ」、「ジ」を「ズ」と発音するのも青森の方言(津軽弁)の特徴です。たとえば「七時」は「スツズ」、「チーズ」は「ツーズ」と発音します。
ただし、これは年配の方に多く見られる特徴です。若い世代は標準語と同様「シチジ」、「チーズ」と発音する方がほとんどです。
青森の方言(津軽弁)の特徴③:語中や語尾のか行、た行が濁音になる
「くつした」を「くづした」、「ほうちょう」を「ほうぢょう」など、単語の真ん中もしくは語尾が濁音になるのも青森の方言(津軽弁)の大きな特徴です。
青森の方言(津軽弁)の特徴④:名詞の語尾に「こ」を付けてかわいいイメージを添える
津軽弁では「飴」を「飴っこ」、「馬」を「馬っこ」など、名詞の語尾に「こ」を付けて「◯◯っこ」と表現することがあります。これはすべての名詞に適用されるわけではなく、親しみや可愛らしさを込めるといった意味合いで使われることが多いです。
青森の方言の種類
青森の方言は一種類だけだと思っていませんか?実は「青森弁」という方言は存在しないんです。
青森には津軽地方の方言「津軽弁」、南部地方の方言「南部弁」、下北地方の方言「下北弁」の三種類の方言があり、それぞれに異なったイントネーションや言い回しがあります。
同じ青森県内でも住んでいる地域が異なると方言も違うため、言葉が通じない…なんてこともあるんです。
青森の方言(津軽弁)のよく使われる定番表現
①:たげ(たんげ)
「たげ(たんげ)」は、「とても」「すごく」の意味合いをもつ方言として使われます。青森県の津軽地方で同じような意味をもつ方言は他にもいくつかあり、「がっぱ」「あんま」「わや」「わった」など、地域によって様々な言い回しがあります。
例:おらほのかっちゃの料理だっきゃ、たんげめーんだや(うちの奥さんの料理は、すごくおいしいんだよ)
②:~きゃ
これは語尾につく方言で、「~だよね」という意味で使われます。「んだっきゃ」は「そうだよね~」という意味合いで、青森県の津軽地方では日常的によく使われる表現です。
例:青森支社の◯◯さん、今度海外さ転勤になるっきゃね(青森支社の◯◯さん、今度海外に転勤になるらしいよね)
③:~びょん・んだびょん
こちらも語尾につく方言で、「たぶん~だろう」のような推測の意味合いをもつ表現です。
「青森市は明日晴れるだろう」を津軽弁に変換すると、「青森市は明日晴れるびょん」となります。
また、津軽弁で「んだびょん」は「そうだね、~だろうね」といった肯定の意味合いがあり、相槌としてもよく使われます。
例:A「この椅子、わんつかかしがってらんでねが?(この椅子、ちょっと斜めに傾いているんじゃない?)」
B「んだびょん(うん、そうだろうね)。」
④:わ(わぁ)
津軽弁を一躍有名にしたこの「わ」という方言は、一人称である「わたし」の代名詞として使われます。老若男女問わず、青森県の津軽地方では自身のことを「わ(わぁ)」と呼ぶ人が多いです。
同じ意味をもつ方言として「おら」もありますが、この方言を使う青森県民は少なくなりつつあります。
ちなみに「わ」の複数形として「わんど」「わんだい」「わだじ(わんだじ)」といった津軽弁もあります。
⑤:な
二人称の代名詞である「あんた」「お前」を意味する方言です。比較的くだけたイメージをもつため、親しい間柄の人に対して使用する津軽弁です。
初対面の人に対し「な」という方言を使うのは失礼にあたる場合があるので、注意が必要です。
津軽弁の中でも有名なこの方言ですが、「わ」に比べ使用頻度は少なく、現代の青森県民はあまり使いません。
現在は「な」の代わりに「おめ」という方言を使うことがほとんどです。
ちなみに「な」の複数形は「なんど」「なだじ」「なんだい」、「おめ」の複数形は「おめんど」「おめだじ」「おめだい」となります。
⑥:めったら
「美味しそう」という意味をもつ方言です。
「美味しい」を津軽弁では「め」「んめ」などと表現します。
「~たら」は様態を表す助動詞「~そうだ」の意味をもつ方言です。
たとえば「寒そうだ」を津軽弁に変換すると「さんびったらだ」となります。
美味しそうな料理を目の前にするとつい「わ~めったらだ~」と言ってしまう青森県民も多いのではないでしょうか。
⑦:まね
津軽弁で「まね」は「ダメ」という意味です。「まね」の他に「まいね」や「まい」と言う場合もあります。
青森県の津軽地方に来た観光客と地元のおばあちゃんによるこんな勘違いエピソードもあります。
観光客:「すみません、写真撮ってもいいですか?」
おばあちゃん:「まね!まね!」
観光客:「えっ!?お金(マネー)とるの!?」
―――このおばあちゃんは「マネー」ではなく「まね(ダメ)」と言いたかったのですが、観光客にはうまく伝わらなかったみたいですね。
⑧:~しちゃあ(~してら)・~しちゅう
「〜(し)ている」といった意味をもつ方言です。
老若男女問わずよく使われる方言で、「いま何してらの?暇だば遊びに行がね?(いま何してるの?暇なら遊びに行かない?)」というように、青森県の津軽地方では日常的によく使われる方言です。
ちなみにこの「しちゅう」という言葉は土佐弁でも使われ、意味合いもまったく同じです。
⑨:いらう・いらね
「いらう」は「いる(必要とする)」という意味の方言です。
反対に「いらね」は「いらない(必要ない)」を意味します。
この方言、青森県の津軽地方ではごく一般的に使われているため、標準語だと勘違いしている青森県民も多いです。
例:A「この問題のヒント、いらう?(この問題のヒント、要る?)」
B「いらう!(要る!)」
⑩:へば・せば
「へば」「せば」は、「それでは」を意味する方言です。
青森県の津軽地方では老若男女問わず使用するので、比較的ポピュラーな言葉と言えます。
例:へば、後で電話するね (それじゃ、後で電話するね)
また、「さようなら」や「またね」の意味でも使われ、別れ際の挨拶として「へばね」「へばの」などの言い回しがあります。
⑪:めごい
「かわいい」を意味する方言です。他にも「めげぇ」「めんこい」といった津軽弁もあります。
青森県の津軽地方では「かわいこちゃん」や「ひいきにしている子」といった意味合いで、「めごこ」という方言をよく使います。
おばあちゃんが小さい子どもに対して「わい~めごこだの~(まぁ、かわいこちゃんだね~)」と語りかける光景もよく目にします。
⑫:かちゃましい(かっちゃましい)
こちらは「ごちゃごちゃしている」「邪魔くさい」「うっとうしい」といった意味で使われる方言です。
かちゃましいの上位互換として「かちゃくちゃね」という方言もあります。これは「訳が分からなくてイライラする様」を表現した方言です。
例:なんぼ書類あるんだば!あ~かちゃくちゃね~!(なんてたくさん書類があるんだ!あ~イライラする~!)
⑬:わらはんど
「子どもたち」という意味の言葉です。
青森県の津軽地方では「子ども」のことを「わらし」と呼ぶことがあり、その複数形として「わらはんど」という方言が使われます。
例:「ろ~!わらはんど、はっけってらいろ~!!(見てみなよ!子どもたちが走り回ってるよ!!)」
⑭:のめくる
「つんのめる」「前のめりになる」といった意味合いの方言です。
転びそうになったとき「わい~!のめくってまったじゃ!(うわ~!つんのめってしまったわ!)」と思わず言ってしまう青森県民も多いのではないでしょうか。
⑮:はんで
「はんで」は、理由を述べる際の接続助詞「~だから」の意味で使われる方言です。
通常だと「はんで」と聞くと「ハンディキャップ」を連想するかと思いますが、津軽弁ではまったく別の意味合いがあるんですね。
その由来は室町時代に京都で使われていた「ほどに」という言い回しが徐々に変化し、津軽弁の「はんで」となったとされています。
例:今日ばげがら雨ふるはんで、傘っこば持ってけ(今日の夜から雨がふるから、傘をもっていきなさい)
青森の方言(津軽弁)の告白フレーズ・かわいい表現
①:今、好きな人っているんず?わぁは、おめーのこと好きだよ
意味:今、好きな人っているの?私は、あなたのことが好きだよ
津軽弁をほどよく混ぜつつも、比較的ソフトな言い回しになっている告白フレーズです。
「~ず?」は「~なの?」という意味で使われます。
「好き」という気持ちをストレートに伝えられるお勧めのフレーズです。
青森出身の男性に告白しようと考えている方は、このフレーズを使って告白してみてはいかがでしょうか?
②:好ぎだはんで、付き合ってけね?
意味:好きだから、付き合ってくれない?
こちらは津軽弁の魅力をギュッと詰め込んだ言い回しです。
「好き」が「好ぎ」と濁音になるのも津軽弁の特徴が出ています。
「~してけね?」は津軽弁で「~してくれない?」を意味する言葉です。
デート終わりに、津軽弁で思いを告白したい!そんなときはこのフレーズを使ってみましょう。
③:おめのこと気になってらんだばって、わぁのことどう思ってらの?
意味:あなたのことが気になってるんだけど、私のことどう思ってるの?
こちらは「好き」という直接的な表現は無いものの、相手のことが気になっているという気持ちがよく伝わる、津軽弁を使ったかわいい告白フレーズです。
津軽弁の「ばって」は「~だけれど」という意味があり、前文とは逆のことを述べる接続詞として用いられる言葉です。
津軽弁では「~している」という意味で「~してら」という表現を使います。
今回のフレーズに登場する「思ってら」は「思ってる」という意味です。
④:今までずっと友達だったばって、わぁのこと彼女さしてけね?
意味:今までずっと友達だったけど、私のこと彼女にしてくれない?
こちらも「好き」という表現こそ無いものの、告白フレーズとしては効果絶大な言い回しです。
「ばって」は「~だけど」の意味をもつ津軽弁です。九州地方で使われる「ばってん」という言葉に非常に似ており、意味も同じです。
また、「彼女さ」という言い回しからも分かるように、津軽弁では「~に」の代わりに「~さ」を使います。
⑤:◯◯君とば、たげ好きだはんで!
意味:◯◯君のこと、すごく好きだから!
まわりくどい表現は一切ナシ!の、津軽弁の特徴をいかしたストレートな告白表現です。
「~とば」は「~を」という意味で使われる方言です。
津軽弁では「とば」の他に「~っと」と言う場合もあり、この場合だと「◯◯君っと、たげ好ぎだはんで!」と言い換えることも可能です。
自分の思いをそのまま相手にぶつけたいと思っている女性にお勧めのフレーズです。
青森の方言(津軽弁)の面白い表現
①:せばだばまいねびょん
こちらは比較的有名な津軽弁のフレーズで、「それならダメだろうね」という意味です。
早口で言うとフランス語に聞こえることでもおなじみのフレーズで、青森県の津軽地方でも比較的ポピュラーな言い回しです。
「せばだば」は「それならば」、「まいね」は「ダメ」、「びょん」は「たぶん~だろうね」と、3つの方言で成立しています。
②:わいは!どんだば!
こちらは驚いたときに使う言い回しで、「あら!なんなのよ!」という意味です。
「わいは」はビックリした感情を表すフレーズで、「わっ!」や「あらま!」といった意味合いの方言です。一昔前にハワイのことを「ワイハ」と言うのが流行りましたが、青森県の津軽地方ではまったく違った意味合いで使われているんです。
津軽弁では「わいは!」の他に「わい!」と言う場合もあります。
「どんだば!」は直訳すると「どうなのよ!?」という意味で、こちらも驚いたときやツッコミを入れたいときなど、幅広く応用できる津軽弁です。
「どんだば!」の他にも「どんだんず!」と言う場合もあります。
③:「どさ?」「ゆさ!」
一見すると何かの合言葉のようにも思えますが、実はこの二つのフレーズだけで会話が成立しています。
意味としては、「どこへ行くの?」「温泉へ行くの!」となります。
人口10万人あたりの公衆浴場数が全国1位の温泉王国・青森県ではこのような会話も日常的におこなわれており、決して珍しいことではありません。
「どさ?」は直訳すると「どこへ?」となり、相手に行先を訪ねる際に使われる言い回しです。
「ゆさ!」は直訳すると「湯へ!」となります。青森県の津軽地方では温泉や銭湯のことを「ゆ」と表現することが一般的で、「ゆさ」の二文字だけでも「温泉へ行く」ということが相手に十分伝わるんです。
短い言葉だけでも意味が通じてしまう、津軽弁の特徴をうまく表現した面白いフレーズですね。
④:か!け!
こちらも短い言葉だけで意味が通じてしまう津軽弁ならではの言い回しで、意味は「さぁ、食べなさい」となります。
「か!」は近くにあるものを相手に勧める際に使う言葉で、「ほら!」や「さぁ!」といった意味合いがあります。若い世代よりは、シニア世代がよく使う印象です。
「け」は青森県の津軽地方では複数の意味合いがあり、今回ご紹介した「食べなさい」の他にも「かゆい」「ください」「毛」など、シーンによって様々な意味をもつ言葉として使い分けられます。
⑤:うぬうぬど けんどわだれば ひがれるろ
これはかなり難易度の高いフレーズですが、どんな意味か想像できますか?
この文章は交通安全の標語として青森県内の道端でも見かけるもので、SNSでも取り上げられ一時期話題となりました。
意味としては「慌てて急いで 道を渡ると 轢かれるぞ」となります。
「うぬうぬど」は、後先考えず慌てて行動する様を意味する言葉です。
「けんど」とは元々「県道」が語源の言葉で、大きい道路のことを指します。現在では県道だけでなく国道のことも「けんど」と表現します。
「~ろ」は「~だぞ」を意味し、相手に強く呼びかける際などに用いられる言葉です。
このフレーズのように、ひらがなだけで羅列すると何が何だか分からないのも津軽弁の特徴ですね。
青森県へお出かけの際は、こちらの看板も是非チェックしてみてくださいね。
青森の方言(津軽弁)を話す芸能人やドラマ・映画
青森の方言(津軽弁)を話す芸能人として話題を集めているのが、バラエティー番組で人気急上昇中の「王林(おうりん)」さんです。
王林さんは青森県のご当地アイドル「りんご娘」のメンバーとして活躍中で、現在はりんご娘のリーダーもつとめています。
王林さんと言えば、その名前の響きから「中国人なのでは?」という憶測がネットで飛び交っていますが、彼女が話すバリバリの津軽弁を聞く限りは生粋の青森県津軽地方出身者であることはまず間違いないでしょう!
ちなみに「王林」は芸名で、りんごの品種「王林」が由来しています。
りんご娘の現メンバーには王林さんの他にときさん、ジョナゴールドさん、彩香さんがおり、こちらも全てりんごの品種から付けられた名前です。
メンバー全員が青森県の津軽地方出身なだけあって、バリバリの津軽弁を使うのが特徴のアイドルグループです。
りんご娘のメンバー・ときさんが出演している映画「りんごのうかの少女」は、青森県の津軽地方を舞台にした作品です。彼女の話すネイティブな津軽弁を堪能したい方は、是非こちらの映画もチェックしてみてください。
彼女たちの今後の活躍から、ますます目が離せません!
青森の方言(津軽弁)はやっぱり奥が深い!
青森の方言(津軽弁)は、一言ではとても言い表せないほど奥が深く魅力的です。その一方で難解な方言としても有名ですが、女の子が津軽弁を話すとそのギャップにときめく男性も多いはずです。
「青森なまりが恥ずかしいから…」と告白をためらっていませんか?
ここはひとつ思い切って「たげ好きだはんで!」とストレートに思いを伝えて、彼の心をグッととらえましょう!
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。