顎ニキビの原因と治し方!食べ物&生活習慣で繰り返すニキビを撃退
顎にニキビができてしまうのは、生活習慣によるホルモンバランスの乱れが主な原因。 10代の思春期と違って、あらゆる肌質の人にできる可能性があるのも特徴です。 ただし、顎にできるニキビは生活習慣を見直す事で予防ができます。 今回は、顎ニキビを治す方法や具体的な予防方法を紹介していきますよ。
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顎は、意外にも皮脂が活発に分泌されるので毛穴が詰まりやすくニキビができやすい場所。
気候や一時的な体調の変化などが影響している場合もあります。
しかし、はっきりとした原因をつきとめないと治るものも治りませんよね。
早くきれいに治すためにも、ニキビができる原因を探っていきましょう。
- 生活習慣が乱れている
- スキンケアが間違っている
- 顎をさわる癖がある
①生活習慣が乱れている
顎にニキビができる原因の一つに、生活習慣によるホルモンバランスの乱れが挙げられます。
夜更かしをする、油分が多い食事や好きな物しか食べない、ストレスを抱えている、常に緊張しているなどが関係しています。
不規則な生活リズムや偏った食事は、女性ホルモンよりも男性ホルモンを優位にしてしまいます。
男性ホルモンが優位だと皮脂の分泌がより活発になり、ニキビが出来やすい体質になってしまいますよ。
また、女性の場合、生理前の2週間(黄体期)も皮脂分泌が活発になるので注意が必要です。
ニキビを予防するためには、日頃から規則正しい生活や食事に気を付け、常にホルモンバランスを整えておくことが大切です。
②スキンケアが間違っている
間違ったスキンケアをすることで顎のニキビを悪化させていることがあります。
予防するために、念入りに洗顔をしている人も多いでしょうが、洗い過ぎは禁物。
洗い過ぎは、皮膚の水分を保持している角質層の脂質まで失うことになります。
角質の脂質がなくなると、肌は乾燥し、刺激から守ろうとして皮脂を過剰に分泌してしまうのです。
その結果、ニキビが出来やすくなり、治りにくくなったり、何度も繰り返してしまうことに。
予防するには、洗顔は優しく、化粧水で水分をしっかりと与えることが大切です。
③ 顎をさわる癖がある
顎を触る癖やマスク、マフラーなど摩擦による刺激もニキビを出来やすくしてしまいます。
顎を触ると肌の乾燥を招き、皮脂の分泌を活発にしてしまうからです。
また、雑菌のついた手で触れば炎症を起こしてしまい、より悪化させてしまうことも。
清潔にすることはもちろんですが、ケガだと思って触らないことも大切です。
ニキビ跡を防ぐ!顎ニキビができづらくなる正しい洗顔&スキンケア
洗顔
①予洗い&たっぷりの泡で優しく
顎のニキビを予防するために、まずは予洗いしてみましょう。
30℃から35℃くらいのぬるま湯を、顔全体に2回ほどかけ肌表面の大まかな汚れを落とします。
次に、たっぷりと泡立てて手で優しく洗うのですが、出来るだけきめの細かい泡を立てるのが理想です。
自分の手をきれいに洗っておけば泡立ちも良くなるので、必ず手も清潔にしておきましょう。
ゴシゴシと擦ったり、ブラシなどの道具を使うことは刺激が強くなり炎症を悪化させてしまいます。
優しく泡を手で転がすように洗っていきましょう。
②洗い始めは顎から
顎は皮脂の分泌が活発なので、真っ先に洗いましょう。
メイクをしているのであれば、洗浄力不足にならないようにクレンジングと石鹸のダブル洗顔が必要です。
ざらつきがちな顎のくぼみは、舌先で押し出すようにすると洗いやすくなります。
中指と薬指を使ってくるくると回すようにしながら、丁寧な洗顔を心がけましょう。
③すすぎも優しく
丁寧に洗顔しても、すすぎ残しがあると、肌に残った洗顔剤が原因でニキビが悪化することがあります。
バシャバシャとすすぐのではなく、ぬるま湯を顔にくぐらせるようにしてすすぎます。
すすいだ後は、清潔なタオルで押さえるようにして拭き取りましょう。
顎のニキビを予防するには、丁寧な洗顔で肌を清潔に保つことが大切です。
スキンケア
①10秒以内に保湿する
洗顔後の肌は、汚れと一緒に角質層の水分まで流されているのでとても乾燥しています。
化粧水で速やかに水分を補給しないとニキビ以外のトラブルも招いてしまいます。
顎はとくに皮脂が出やすく乾燥もする部位なので、たっぷりの化粧水でしっかりと保湿しましょう。
摩擦を避けるために、コットンではなく清潔な手を使って馴染ませます。
②化粧水はノンアルコール
化粧水の中には、アルコール入りのものがあり、さっぱり感があるのでニキビ肌の人に好まれます。
しかし、アルコールが含まれていると必要な皮脂までを取り、肌を乾燥させる性質があるので注意が必要。
ニキビがある人でも、保湿メインのノンアルコールの化粧水を使いましょう。
ビタミンC誘導体入りは、活性酸素を抑える効果があり、ニキビの炎症に効果的なのでおすすめです。
化粧水の後は、美容液で潤いをキープします。
油分の多い乳液やクリームは、皮脂が多い時や、乾燥している部分だけに使うようにします。
③紫外線対策はノンケミカル処方
顎にニキビが出来ていても、日中の紫外線対策は必須。
日焼け止めは肌への負担を避ける為に、紫外線吸着剤などが使われいない低刺激な物を選びましょう。
最近では、肌に優しいミネラル入りの日焼け止めなどが多く発売されています。
肌への負担が少なく、石鹸だけで簡単に落とせるのでおすすめです。
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顎のニキビは、思春期のときとは違い生活習慣の乱れによってホルモンバランスが崩れることが主な原因。
食生活もそのうちの一つ、体の内側から美肌をバックアップできる食品を紹介します。
①魚メインの和食
ニキビ予防の欠かせない栄養素の一つにビタミンB群があります。
ビタミンB群は、皮膚の健康を保つ働きがあり、不足すると皮膚の代謝がスムーズに行わなくなります。
ニキビに悩まされている人は、このビタミンB群が不足しがちです。
さばなどの青魚にはビタミンB群が多く含まれているのでおすすめです。
青魚をメインとした和定食などを積極的に摂る癖をつけましょう。
魚の脂質は、良質なのでダイエットにも繋がります。
②しじみの味噌汁
ニキビ予防に最適な栄養素のビタミンB群は、水溶性のビタミンなので水に溶けやすい性質があります。
そのため、味噌汁にして汁ごと摂取すると無駄がありません。
しじみや海藻類にも多くのビタミンB群が含まれているので、味噌汁の具材としておすすめです。
温かい食事は、内臓を冷やすことがないので体全体の代謝を高める事にも繋がります。
③納豆などの発酵食品
発酵食品には、腸内環境を整える働きがあります。
特に顎のニキビで悩んでいる人の中には、不健康な食生活で腸内細菌の働きが衰え便秘の人もいます。
納豆やヨーグルト、味噌などの発酵食品は、多くの乳酸菌が含まれているので積極的に摂取しましょう。
乳酸菌は、サプリなどで摂取することが可能なので手軽にインナーケアできます。
④緑黄色野菜のサラダ
ニキビ予防に最適な栄養素に、ビタミンCも欠かせません。
ブロッコリーやトマト、ピーマンのような緑黄色野菜やキウイ、レモン、いちごなどの柑橘類に多く含まれています。
ビタミンCは水溶性ビタミンなので長時間水につけたり、ゆで過ぎると溶け出します。
体内に蓄えておくこともできないので、サラダにして毎日こまめに摂取していきましょう。
⑤レバー
お肌のためにビタミンが良いというのは、知っている人も多いでしょうが忘れがちなのがミネラル。
ミネラルも皮膚を健康に保つのに欠かせません。
ミネラルの中でも特に鉄は女性にとって大切な栄養素です。
生理による出血で鉄を失うので、日頃から心がけで摂取しないとホルモンバランスが乱れニキビが出来やすくなります。
レバーやひじき、赤身の肉などを日頃から食べるようにしましょう。
生理前に顎ニキビやよくできると悩みも緩和されるはずです。
要注意!顎まわりにニキビや吹き出物ができやすい食べ物4つ
顎のニキビが出来やすい原因と食品は密接な関係です。
食べ物も生活習慣の一つなので、見直す事で予防に繋がります。
どのような食品に気をつければいいのでしょうか?
極力避けたい食品4つを紹介します。
①チョコレートなどの甘いお菓子
本来、糖質は体を動かすエネルギー源なので適量であれば問題ありません。
食べ過ぎてしまうと脂肪として蓄積されるほか、皮脂を過剰に分泌してしまうので注意が必要です。
②脂身の多い肉類
脂身が多い肉は、皮脂の分泌を活発にしてしまうので注意が必要です。
お肉を食べたい時は、赤身の肉を食べる、脂身部分は取り除くなど工夫をしましょう。
脂の付いた手で顎を触ると、雑菌がつくのでニキビが出来やすくなります。
顎や口元を拭く時は、清潔なティッシュやおしぼりで拭きましょう。
③ナッツ類
アーモンドやナッツには、ビタミンEという栄養素が豊富に含まれています。
抗酸化作用が強く、別名老化防止ビタミンと呼ばれています。
しかし、油分が多いので、食べ過ぎてしまうとニキビを悪化させてしまうので注意が必要。
どうしても摂りたい時は、糖が含まれていないアーモンドミルクなどで摂りましょう。
④調理されている揚げ物
スーパーやコンビニでよく見かけるフライドチキンなどの揚げ物。
既に揚げられている食品は、時間が経っているので油が酸化しています。
酸化した油は、体内に活性酸素を増やし細胞を健康に保つことができなくなります。
ニキビ以外にも様々な肌トラブルや健康トラブルを招くので避けた方がいいでしょう。
顎ニキビを予防するために見直すべき生活習慣
正しい生活リズムは、顎にできるニキビの予防になります。
日頃の生活で、心がけかけたいことを紹介します。
①たっぷりの睡眠をとる
私たちの体の動きは、自律神経によってコントロールされています。
昼は活動し、夜は回復、維持するようになっています。
肌も同じで、夜遅くまで起きていると皮膚の生まれ変わりのパワーが衰えてしまいます。
顎のニキビを予防するためにも、夜更かしはせずたっぷりの睡眠時間を確保しましょう。
②スマホを見ながら寝ない
睡眠不足が肌トラブルを招くのは、経験済みという人もいるでしょう。
ただし、長く寝ればいいという訳でもなく、睡眠の質を上げる事が大切。
寝る前にスマホを見る癖のある人は、それだけで交感神経が優位に立ち自律神経を乱しています。
自律神経の乱れはホルモンバランスの乱れに大きく影響しているので、ニキビなど肌トラブルを招いてしまいますよ。
いい睡眠は、朝起きた時の爽快感と言われています。
顎のニキビを防止するためにも、質のいい睡眠を心がけましょう。
③リラクゼーションでストレスを解消
顎のニキビは、ストレスを抱えている人にもよく出来てしまいます。
心労や緊張状態が長く続き、ホルモンバランスが乱れてしまうためです。
寝る1時間前には湯船に入る、α波を出す音楽をかける、アロマテラピーでいい香りを嗅ぐなど体の緊張を緩める工夫をして、ストレスを解消していきましょう。
顎ニキビができる前に生活習慣を見直そう
女性にとって、顔にニキビがあるのはとても辛いことです。
顎に多く出来るという人は、生活習慣によるホルモンバランスの乱れが原因となっているので見直す必要があります。
ただ、仕事が忙しくて、規則正しい生活を送るのが難しいという人もいるでしょう。
スキンケアなど簡単にできる予防方法もあるので、出来る事から始めてトラブル知らずの肌を手にいれましょう。
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