失恋から立ち直る方法は？ステップや立ち直り方、心に響く言葉！

失恋から立ち直るためのステップ

ステップ①：失恋したことを受け入れる

まずは、「自分は失恋した」ということを受け入れることが大切です。この一番最初のステップが、実は一番難しいという人もいるかもしれません。

例えば恋人への失恋で、「相手からふられた」、「自分から終わりにした」という場合においては、“恋愛の終わり”がはっきりしているためとてもわかりやすいとも言えます。しかし「自然消滅」や「告白の返事が曖昧だった」など、なんとも言えない失恋の場合、なかなか受け入れにくくなることもありますよね。

とりあえず、「今までしていた恋は終わった」ということを、一旦自分の中で飲みこんでみましょう。特に相手にふられてしまった場合などは、例えばプライドの高さや相手への依存心などでなかなか受け入れられないかもしれません。

しかし、失恋を受け入れないことには、いつまでたってもその場から動けません。これまでの反省も次へ進むことも、まず現状を受け入れなければ始まらないのですから。

ステップ②：行動を起こす

自分の失恋を受け入れることができたら、その次に「立ち直るための行動」を始めましょう。いくら失恋を受け入れることができても、そのまま何もしなければずっとそのままです。

例えば、失恋した理由などについての“これまでの反省”や、思いっきり泣いて心のデトックスをする“ストレスの発散”なども立派な行動と言えます。とにかく、立ち直っていくために何か始めるということが大切です。

「失恋から立ち直りたい！」と思うことが、まず最初の第一歩。これまでの恋を乗り越えて新しい恋をするのも、もう一度相手を振り向かせるよう努力するのも、何か行動をしなければ始まりません。

ステップ③：失恋を乗り越える・忘れる

失恋から立ち直ると言っても、実はその基準はとても曖昧です。なぜなら、失恋から立ち直った経験のある人のほとんどが、「いつ過去の恋愛から立ち直ったか」という自覚がありません。

多くの場合、失恋した心は知らず知らずの間に、「乗り越えていた」、「忘れていた」というパターンをたどります。何月何日に立ち直れました！というはっきりとした自覚があるという人は、とても希少なのです。

つまり、ステップ②の「立ち直るための行動」をいろいろとしているうちに、いつの間にか失恋を乗り越えていたということが多いと言えます。新しい恋に出会っている人もいれば、他に熱中できる何かを見つけたという人もいるかもしれませんね。

「失恋を乗り越えよう！」と意識しているうちは、本当の意味で立ち直れたとは言えないのかもしれません。いつのまにか立ち直っていたと言えるよう、とにかく色々行動を起こしてみることが大切ですよね。

失恋から立ち直るための方法・立ち直り方

方法①：思う存分悲しみにひたる

大切だったけど失ってしまった恋を思い返して、思う存分悲しむ。立ち直りたいときには逆効果のように思えるかもしれませんが、実は大切なことなのです。

好きだったのですから、悲しむのは当然のこと！自分の気持ちをごまかして本当に忘れてしまえるくらいの気持ちなら、そもそも悩みませんよね。

悲しい気持ちに無理に蓋をせず、吐き出してしまいましょう。自分の感情も時には解放してあげなければ、心の中でくすぶってしまうだけです。

方法②：失恋ソングを聴く

音楽は、自分の感情に動きがあるときほど、ココロにスッと入ってきやすいですよね。とくに失恋にまつわる歌詞は自分の状況に当てはまる部分も多く、共感しやすいのではないでしょうか。

恋を失って悲しい気持ち・切ない気持ちに寄り添ってくれるような曲を聴いて、心のデトックスをはかってみましょう。聴くだけではなく、カラオケなどで気持ちにどっぷり浸って熱唱するのもおすすめです。

方法③：映画を観る

切ない恋を描いた映画を観て、思いっきり泣いたり共感したりすることもおすすめです。映画は観終わったあと余韻が残りやすいので、できれば終わったあとに前向きな気持ちになれるようなストーリーのものがベター。

観る映画は恋愛モノでなくても、思いっきり笑えるコメディやハラハラドキドキするアクションものでもOKですし、無理に新しい映画を開拓する必要はありません。一度観たことがあってストーリーを知っているものでも、失恋直後だから分かる新しい発見があるかも。

方法④：趣味に没頭する

失恋直後で弱った心は、無理に「恋愛」のカテゴリーで慰めなくても大丈夫。新しい出会いなんてとても考えられない場合は、趣味に没頭して自分の世界に逃げ込むことも大いにアリです。

できれば、失恋した相手を思い出すような趣味は避けておくのがベター。一緒に楽しんでいた趣味などは、失恋直後の心には少し負担が強すぎます。

「とくに趣味がなく、気を紛らわせる方法がない」という場合は、新しい趣味を開拓してみるのもいいかもしれませんね。

方法⑤：新しいことを始める

「趣味に没頭する」と少し似ていますが、何か新しいことを始めて気を紛らせるというのもおすすめの一手です。習い事を始めるのも良いですし、新しい本やゲームを買うことも気分転換になります。

習い事や趣味のサークルなどのオープンな集まりに参加すれば、人と接することで自分の視野も広がるため、失恋から立ち直りやすくなることが多いです。もしかすると、それが新しい出会いにつながるかもしれません。

方法⑥：髪型を変える

「失恋したから髪を切った」というエピソードを耳にしたことがある、という方は多いのではないでしょうか。なんとなくですが、「失恋=髪を切る」ということが定着しているイメージですよね。

あからさますぎてちょっと恥ずかしいと思うかもしれませんが、髪を切ることで「新しい自分で再スタートをきる」という前向きな心境になれることもあります。そして、新しい髪型になることで、外見的な魅力を増すこともできますよ。

方法⑦：思い出の品を片づける

一緒に撮った写真やペアで持っていたアクセサリーなど、思い出が蘇りやすいものを目に触れないようにしましょう。思い切って処分するのもおすすめですし、どうしても捨てられないのであれば気持ちが落ち着くまでしまっておいても◎。

思い出の品を目に触れやすいところに置いていると、どうしても過去の恋愛に引きずられやすくなってしまいます。心機一転をはかりたいのであれば、勇気を出して部屋中の断捨離をおこなうのもいいですよ。

方法⑧：友達と遊ぶ

ひとりでじっくり失恋と向き合うのも大切なことですが、あまり思い詰めると視野が狭くなり、どんどん思考が悪い方向へ向かってしまうことがありますよね。そんなときには、誰かと一緒に過ごすことがとてもいい効果をもたらしてくれます。

友達に会って楽しく過ごすと気も紛れますし、愚痴や相談に対していいアドバイスをもらえることも。ただし、あまり暗くしすぎると相手が疲れてしまうかもしれませんので、愚痴はほどほどにしておきましょう。

方法⑨：家族と過ごす

恋愛中は相手がメインの生活になってしまうことが多いので、どうしても家族と過ごす時間が少なくなりがちです。なかなか時間が取れなかった分、家族と一緒に過ごしてみるのはいかがでしょうか。

同性の家族なら、自分の境遇に対して深い共感を示してくれることも。自分のことをよく理解してくれている家族だからこそ、失恋したときはあなたに合った接し方をしてくれるかもしれません。

方法⑩：旅行に行く

失恋の痛手を癒やす方法として、旅行に行くという方法もよく知られています。“傷心旅行”という言葉もありますよね。

旅行は、今の状況から少しの間離れられて、分かりやすく気分転換をはかることができます。自分を取り巻くつらい状況から、一時的に避難することができるのです。

旅行先で新しいモノや自分に触れることは、とてもいいリフレッシュ法になるはず。誰かと行くのも、一人で行くのもおすすめです。

方法⑪：男性の友人に相談する

女友達に失恋してつらい気持ちを伝えた場合、「わかるよ」や「辛いよね」などといった“共感”を得られることが多いです。しかし、男性目線の意見は聞くことができないため、今後どうしていけばいいのかという参考にはしにくいことも。

親しい男性の友人に失恋の経緯などを話し、自分の何が良くなかったのかなどの意見を聞いてみましょう。女性と違い耳の痛い話もたくさんあるかもしれませんが、男の人だからこそわかる有用な意見が聞けるかもしれません。

方法⑫：自分磨きをする

失恋を癒やすための方法としてとても前向きなのは、「自分を高める」ということです。“今の自分”が恋を失ったのなら、これまでの自分よりさらに魅力的な自分になるように、“未来の自分”のための行動をしてみましょう。

ダイエットや美容方面などで外見を磨いてもいいですし、勉強や習い事などで内面を磨くのもいいですね。もちろん、仕事に打ち込んでこれまで以上の成果を得たいという気持ちも自分磨きにつながります。

方法⑬：日記を書いてみる

これまで日記を付ける習慣がなかった場合、これを期に書き始めてみてはいかがでしょうか。SNSやブログなどのオープンな場所よりも、紙のノートにペンなどでつづる「自分だけの日記」がおすすめです。

日記は、その日の自分の声を記録できる“自伝”のようなものです。毎日自分の気持ちを綴ることで、日々の心の変化を感じることができます。また、自分の感情を言語化して文章にして気持ちを整理することで、何かきっと新しい気付きがあるでしょう。

方法⑭：相手へ自分の気持ちを伝えてみる

元恋人との失恋の理由が、ケンカ別れや価値観の違いなどの相手との衝突であることも多いですよね。どうしても忘れられないなら、お互いが落ち着いたころに玉砕覚悟で自分の気持ちを伝えてみましょう。

失恋直後は、「まだ相手は自分のことを好きでいてくれるかも」といったような淡い期待がまだ消えにくいです。先へ進もうとしても、その淡い期待が邪魔をしてしまうことも。

自分の気持ちを伝えることで復縁が叶うならハッピーエンドですし、もしダメでも中途半端な望みや迷いを自分の中で消し去ることができます。

方法⑮：新しい恋をする

“新しい相手との恋愛”なんて、失恋直後はなかなか考えられないかもしれません。失恋したばかりのころは、どうしても失恋相手の美化された思い出ばかり浮かんできてしまうため、他の人が魅力的に見えないということもありがちです。

そんな時だからこそあえて、新しい出会いを探せる場に積極的に出向いてみましょう。あなたを異性として肯定してくれる新しい恋愛相手との交流は、これまでの恋を忘れられるほど魅力的なものかもしれません。

ただし、誰でもいいという訳ではありません。弱さにつけこんでくるような恋愛をして、さらに傷つくことはNG。恋に臆病になっている時期だからこそ、相手のことをじっくり見定めてみましょう。

失恋から立ち直るための名言

名言①：別れの辛さに慣れることはない

「別れの辛さに慣れることは決してありません。幾度繰り返しても、別れは辛く苦しいものです。それでも、私たちは死ぬまで人を愛さずにはいられません。それが人間なのです。」

瀬戸内寂聴

何度別れを経験しても、やっぱり人を愛してしまうのが人間なのだという、瀬戸内寂聴さんの名言です。

名言②：失恋は次の恋への免疫

「失望に終わった恋は、次の濃いに対するちょっとした免疫になる」

ウルスラ・アンドレス

スイス出身の女優で、初代ボンドガールのウルスラ・アンドレスの言葉です。「たとえ辛い思いをして終わった恋でも、次の恋への糧になる」という考え方は、とても前向きで素敵ですよね。

名言③：2つの綺麗になる方法

「女性が綺麗になる方法は二つあります。『いい恋をすること』と、『悪い恋をやめてしまうこと』です」

浜尾朱美

日本のニュースキャスター、浜尾朱美さんの言葉です。女性が綺麗になる方法について、「言われてみればそうだ」という目からウロコが落ちるような言葉ですよね。

名言④：いい恋に対する感謝

「女は、人生で一度や二度は、悪い男を愛してしまうの。でもだからこそ、いい男に出会ったとき、感謝する気持ちになれるのよ」

マージョリー・キナン・ローリングス

アメリカの小説家、マージョリーの言葉です。相手のことを“いい男”だと思えるのは、過去に経験した“悪い男”のおかげなのかもしれません。

名言⑤：五年後には素晴らしさに変わる

「失恋があるからこそ、人生は素晴らしくなる。ただし、五年後の話だけど」

フィリス・バッテル

アメリカのジャーナリスト、フィリスの言葉です。今はとてもそんな風に思えないかも知れませんが、五年もの月日が流れるときっと、失恋も素晴らしい思い出に変わってくれているはず。

名言⑥：失恋は視野を広くしてくれる

「涙で目が洗えるほどたくさん泣いた女は、視野が広くなる」

ドロシー・ディックス

こちらもアメリカのジャーナリスト、ドロシーの言葉です。涙を流すことは、心の究極の自浄作用。それまで曇っていた目も涙で洗った後は、広い視野で物事を観られるようになっているはずです。

名言⑦：穏やかに別れるのが一番いい

「最初のキスを笑いながら交わして、いざ別れるとなっても、しんみりとやさしい話をして別れるのが、いちばん安全でいい」

シュニッツラー

オーストリアの小説家、シュニッツラーの言葉。始まりも終わりも穏やかで優しい恋をさしています。男性目線の言葉にはなりますが、確かにそういった女性が魅力的に写るのは分かる気がしますよね。

名言⑧：必ず時が癒やしてくれる

「どんな悲しみや苦しみも、必ず歳月が癒やしてくれます。そのことを京都では『日にち薬(ひにちぐすり)』と呼びます。時間こそが心の傷の妙薬なのです」

瀬戸内寂聴

過去に失恋を経験したことがある人ならわかるかもしれませんが、心の傷をいやしてくれる一番の薬は、やはり歳月です。時がたつにつれ、今感じている苦しさや痛みも、きっと和らいでいきます。

【コラム】失恋から立ち直るにはどれくらいの期間が必要？

失恋からどうしても立ち直ることができないとき、「一体いつまでこの苦しみが続くのだろうか」と感じてしまいますよね。特に失恋した直後は、もう二度と心から笑うことができないのではないだろうかと感じるほど、胸にぽっかりと穴があいたような気持ちになることも。

失恋から立ち直る速度には個人差がありますが、とくに男性と女性では大きく異なるのだそうです。平均的に、男性の方が女性よりも立ち直るのが早い傾向にあります。

男性の方が立ち直りが早い理由のひとつとして、「仕事に没頭する」ということが挙げられます。一般的に男性の方がオンとオフの切り替えが上手なことが多いため、仕事に打ち込んでいるうちに失恋の痛手を忘れてしまうようです。

1カ月程度で失恋から立ち直れるという人は、男性では6割で女性では5割。それ以降でも、数カ月もたてば立ち直れていたという人がほとんどです。

「何年も立ち直ることができなかった」という人もいますが、そんな中でも「次の恋が始まったら立ち直っていた」という人も多いです。なかなか立ち直ることができないという人は、先に次の相手を見つけてしまうのもいいかもしれません。

失恋から立ち直る方法は？ステップや立ち直り方、心に響く言葉のまとめ

恋人と別れた失恋も、片思いのまま終わった失恋も、多少引きずることはあってもいつかは必ず癒えていくもの。今はつらく悲しい期間かもしれませんが、必ずその痛みは和らいでいきます。

失恋を糧にしてさらに魅力的な自分になれるように、失った恋も自分自身の経験に変えて乗り越えていきましょう。いつかはきっと、「素敵な恋だった」と思えるようになりますよ。