ニット帽のかぶり方！顔型・髪型・種類別のおしゃれなかぶり方をマスター

ニット帽のかぶり方が分からない！

出典：17㎏
秋冬のもこもこしたファッションにぜひ合わせたいニット帽。
なんだかヘアスタイルがきまらない…なんて日も、さっとかぶるだけでコーディネートが完成する優れモノです。

でも、ニット帽のかぶり方って意外と難しいですよね。
前髪はなし？あり？耳は出すの？と迷ってしまったり、コーディネートと合わせてみると、なんだかしっくりこなかったり。

ニット帽の選び方やオシャレなかぶり方を知って、ニット帽を秋冬ファッションの強力な味方にしちゃいましょう。

かぶり方の前に…ニット帽の選び方

ニット帽を選ぶとき、気を付けてほしいポイントが3つあります。

1. アクセントになるもの
2. どんな服にも合わせられるもの
3. 保温性の高いもの

それぞれ詳しく見ていきます。

選び方①：アクセントになるもの

ニット帽などの小物を使う一番のメリットは、なんといってもファッションのアクセントになることです。
だからといって、とにかく派手な色を選んでしまっては、ゴチャゴチャした印象を与えてしまうことがあります。

その日のファッションに必要な色を、小物でプラスするという考え方が大切。
例えば、白や黒のモノトーンコーデの場合、赤やピンクなどを差し色として入れると、一気にポップになります。

反対に、華やかな服に合わせるときは、白や黒、グレーがぴったりです。
彩度の低い色が、コーディネートの締め色になってくれるはず。

選び方②：どんな服にも合わせられるもの

「毎日服のテイストが違うから、どの色がアクセントになるかわからない！」「せっかく買うなら、毎日でも使えるものがほしい…」という方もいるでしょう。

そんな方にオススメなのは、どんな服にも合わせられるもの。
具体的には、飾りのないシンプルなデザインの、グレーやクリーム色のニット帽です。

明るすぎず暗すぎないこのカラーは、全体的な色の調和を壊さずにアクセントをつけてくれるんです。
いろんなファッションに合うものが欲しい、でもニット帽の存在感を出したい、というワガママを叶えてくれる優秀なアイテム。

大きな飾りがついたものや派手な柄のものは、組み合わせによっては、服の雰囲気を邪魔してしまうことがあります。
着回しを重視するのであれば、ワンポイント程度の、シンプルなものを選ぶのが無難です。

選び方③：保温性の高いもの

寒い冬のオシャレで気になるのは、保温性や防寒性ですよね。
あたたかい素材のニット帽なら、きっと秋冬のお気に入りアイテムになります。

では、それぞれの素材の特徴をみていきましょう。

カシミヤ

＼暖かさレベル…★★★、価格…★☆☆／

高級素材として知られるだけあって、軽いのにしっかり暖かいと評判です。
肌触りもよく、カシミヤならではの美しい光沢があります。

デメリットは、耐久性の低さと、価格の高さです。

ウール

＼暖かさレベル…★★★、価格…★★☆／

高級素材であるカシミヤと並ぶほどの暖かさ。
吸湿性が高く、蒸れたり汗冷えしたりしにくいのも魅力です。

汚れにくいので、あまり洗濯する必要はありませんが、縮みやすいのが一番のデメリットです。

アクリル

＼暖かさレベル…★★☆、価格…★★★／

“化学繊維”とよばれる素材のひとつであるアクリルは、価格がとても安いので、市場に多く出回っています。
価格が安い分、質が悪いと思われがちですが、意外としっかり暖めてくれます。

しかし、やはり上の二つには劣りますし、吸湿性が低いので、蒸れやすいです。

【顔の形別】ニット帽のかぶり方

面長

面長さんは、ニット帽が似合いにくいといわれています。
高さを感じさせるデザインが多いニット帽は、顔の長さを強調してしまうのです。

そんな面長さんは、短めでシンプルなニット帽を、深めにかぶるのがおすすめ。
逆に、てっぺんに飾りがついたものや、縦にすっと長いデザインのものは避けましょう。

面長さんの場合は、前髪を出した方が小顔に見えます。
また、深めにかぶるといっても、眉が隠れるほど深くかぶると、アンバランスさを感じさせたり、威圧感を与えたりするので要注意。

“眉を隠さない”はニット帽の鉄則なので、覚えておきましょう。

丸顔

丸顔さんは、基本的に、帽子が似合いやすい顔といわれています。
しかし、タイトでシンプルなニット帽は、顔の丸さをより強調させてしまったり、顔が大きくみえてしまったりするため、不向きです。

そんな丸顔さんには、大きなポンポンがついたものや、全体的にふんわりボリューム感のあるものがおすすめ。
浅めにかぶって、余った部分は後ろに倒すより、上に立ててみましょう。

縦のラインを意識させ、顔のバランスが良くみえます。

三角顔

あご周りがシャープな三角顔さんは、トップが丸みを帯びているニット帽を浅くかぶるのが似合います。
華奢な輪郭をアピールすることができるので、つい守りたくなるような、女の子らしい印象になるでしょう。

「とがったあごや細い輪郭がコンプレックス」「顔の形を強調させたくない」という方は、先がツンととがったものを、少し深めにかぶってみてください。
すっきりと顔全体のバランスをとってくれます。

四角顔

ベース顔ともいわれる四角顔さんは、個性的なデザインのものや、厚手でボリューム感のあるものを選ぶのがベストです。
特に、耳あてがついているものは、気になるエラを隠してくれるため、ベース顔さんにはもってこい。

丸顔さんと同じように、タイトなものを深くかぶってしまうのは似合いません。
輪郭が強調されて、顔が大きくみえてしまいます。

四角顔さんは、アシンメトリーな柄や派手なコサージュを着こなすのが得意。
タイトなニット帽を買ったけれど似合わなかった、という四角顔さんは、大きいコサージュなどを使って、華やかにリメイクすると、一気に使いやすくなります。

【レングス別】ニット帽のかぶり方

レングス別におすすめのニット帽のかぶり方や、かぶったときのヘアアレンジをみていきましょう。

ボブ・ショート

①：ショート

ショートヘアの方は、横髪を耳にかけ、前髪をアップにして浅めにかぶると、カジュアルな印象に。
かぶって全体を整えるだけなので、忙しい朝でも簡単にスタイリングが完了します。

日々のヘアスタイルがマンネリ化しがちなショートさんは、ニット帽のカラーやデザインで個性を出してみましょう。

②：くるりんぱアレンジ

くるりんぱだけでできる、テクニック要らずの簡単ヘアアレンジ。
全体にオイルやバームをなじませておくことで、束感のある、ウェットな質感になり、このヘアアレンジにぴったりです。

後れ毛の出し方や、くるりんぱした髪のほぐし方は、他のヘアアレンジでも代用がききます。
ぜひ身につけたいですね。

③：くるりんぱお団子アレンジ

こちらも、くるりんぱを使ったヘアアレンジです。
くるりんぱした髪でお団子をつくるので、先ほどのアレンジより少し難易度が上がりますが、ニット帽からふたつのお団子がのぞいて、とてもキュート。

ボブだからこそできるヘアアレンジ、ぜひチャレンジしてみてください。

④：のばしかけショートアレンジ

ショートからのばしかけで、ぎりぎり結べる状態。
まだ短い髪が落ちてきて、もどかしいですよね。

そんな長さにお悩みの女性こそ、ニット帽がオススメ。
結び目を隠すようにすっぽりかぶってしまえば、結びきれない髪が後れ毛の役割を果たしてくれるので、簡単にかわいらしいヘアアレンジなります。

ミディアム

①：ツインテールお団子アレンジ

お団子ができる長さになったミディアムさんにおすすめのヘアアレンジ。
髪を半分に分けるので、横もうしろもごわごわせず、すっきりと女の子らしさを演出してくれます。

ニット帽×ツインテールは、もこもこ、ふんわりとした秋服ファッションとの相性が抜群です。
前髪や顔まわりの髪をゆるく巻いて、キュートに仕上げてみて。

③：ローポニーアレンジ

耳や耳下の高さのポニーテールとニット帽は、どんなファッションにも似合う万能なスタイルです。
全体をゆるくスタイリングしておくと、動きがついてより軽い印象になります。

甘すぎず、シンプルにまとまるので、40代以上の大人の女性にもおすすめ。
顔のまわりはしっかりめに巻いて、小顔効果を狙いましょう。

②：ストレート

鎖骨辺りのミディアムヘアをおろしたままニット帽をかぶるのも、シンプルでかわいいですよね。
でも、このヘアスタイルは、一歩間違えると野暮ったくみえてしまうので要注意。

モサっと感を出さない秘訣は、ボリューム感のあるニット帽をチョイスし、前髪をアップにしてかぶることです。
耳を出すと、表情を明るくみせることができる一方で、顔が大きくみえてしまいます。

耳を出すなら後れ毛の出し方も重要です。

④：シースルーバング

クールなニット帽の魅力を引き出すには、前髪なしが主流。
でも、前髪を全部アップにするのは、慣れていないと抵抗がありますよね。

そんな方は、透け感のあるシースルー前髪にするのがおすすめです。
また、「ニット帽をかぶると、前髪がぺたんとくっついて重くみえてしまう」とお悩みの方は、シースルーにした前髪を、ボリュームを持たせてふんわり巻いてみてください。

ニット帽を浅くかぶり、立体感を意識して、根本から巻くのがポイントです。

ロング

①：玉ねぎヘア

ロングヘアならではのヘアアレンジ、玉ねぎヘア。
ローポニーをつくったあと、適当な間隔で結び、最後に引き出してふくらませます。

玉ねぎのサイズを大小交互に並べると、メリハリのあるオシャレなアレンジになるでしょう。
ふんわりと髪を引き出してボリュームをもたせれば、フェミニンな印象になります。

②：ロープ編みツイン

三つ編みの二本バージョンともいえる、ロープ編みを使ったヘアアレンジ。
ロープ編みした髪をぐるりとまとめて、ピンでとめれば完成です。

カチッと固めてしまうのではなく、編んだ髪を指でつまみ出して、ふんわり感を出すのがカギ。
ニット帽をかぶったらバランスを整えて、ふんわりと仕上げましょう。

③：ゆるお団子アレンジ

太めのゴムでつくった輪っかお団子の表面をゆるく崩して、ニュアンスを出すだけで、一気にこなれ感が出ます。
全体を巻いてセットしておき、手ぐしでざくざくとつくるのがポイント。

ゴムは余った髪の毛先を巻き付けて隠すと、オシャレ度がぐんとアップします。
ニット帽は前髪やお団子を崩さないよう、浅くかぶりましょう。

④：くるりんぱアレンジ

簡単なヘアアレンジの王道テクニック、くるりんぱを使ったツインテールです。
左右の絶妙なアシンメトリー感が今風でオシャレ。

重く見えていしまいがちなダークトーンのロングヘアですが、ゆるいウェーブとくるりんぱを組み合わせたヘアアレンジで、どこかアンニュイで女性らしい印象になります。
ニット帽は、ブラウンやカーキ、グレーなどをチョイスすると、雰囲気がでるのでオススメです。

【種類別】ニット帽のかぶり方

ロングビーニー

ビーニーとは、一般的に、飾りや折り返しのないシンプルなニット帽のこと。
ゆるっと感が特徴のロングビーニーは、浅めにかぶって、残りを後ろに流して垂らすのがベストです。

軽く立ててかぶるのも良いですが、顔を縦長にみせてしまうので、面長さんは注意しましょう。

つば付きニット帽

つば付きニット帽は、まず後頭部からかぶり、おさえながら前をおろすとうまくかぶれます。
耳を出すか出さないかは、正解はありませんが、耳全部を出すのは違和感があります。

耳を半分くらい出してかぶるのが、最近のトレンド。
とても寒い日は、耳の凍傷を防ぐために、すっぽりとかぶりましょう。

ポンポン付きニット帽

ポンポン付きニット帽は、フロントをとにかく浅くかぶるのがコツです。
前髪はないほうが似合います。

特に、ぱっつん前髪などは、幼すぎる印象を与えてしまうかも。
子供っぽさやあどけなさを演出してくれる強力なアイテムですが、だからこそ、オトナの女性が着こなすのは少しハードルが高めなのです。

無難なカラーのものやシンプルなデザインのものからチャレンジしましょう。

耳当て付きニット帽

冷えやすい耳を守ってくれる、耳当て付きニット帽。
フロントは浅く、バックはすっぽり深くかぶると、かわいらしく着こなせます。

ぱっと目を引く特徴的なアイテムだからこそ、組み合わせ次第では、浮いてしまうことも。
全身の統一感を意識して、カラーや柄をチョイスしてみてください。

ニット帽を取り入れたレディースコーデ集

ここまで、さまざまなニット帽の特徴やヘアアレンジをみてきました。
次は、そのニット帽を合わせたレディースコーデの見本をご紹介します。

①：ふんわりニュアンスコーデ

ポワンとした袖が特徴的なホワイトのトップスに、カーキのワイドパンツを合わせたコーディネート。
同系統の、ニュアンスカラーのニット帽を合わせることで、ほどよい甘さのレディースコーデに仕上がっています。

くすみカラーやニュアンスカラーで統一すると、抜け感たっぷりな雰囲気になって、オシャレです。

②：ナチュラルコーデ

カーキのニット帽を使ったコーディネート。
アイボリーのトップスとブラックのマキシ丈スカートが印象的な、大人のナチュラルコーデです。

服の色をシンプルなもので揃えると、小物が引き立ちます。
カーキのニット帽がアクセントになりつつ、しっくりなじんでいますね。

③：大人カジュアルコーデ

ブラウンのワンピースを使用した、知的な印象のコーディネート。
メガネとニット帽、耳元のアクセサリーという3つのアイテムをブラックで揃え、統一感をもたせています。

上品な雰囲気の中に、スニーカーとバッグをプラスした、大人カジュアルな仕上がりです。

④：秋カラーコーディネート

イエローのポンポン付きニット帽が印象的なコーディネート。
コーデュロイシャツとニット帽の、秋感のある色合いがマッチして、統一感があります。

カラフルなニット帽の魅力を存分に発揮できるコーディネートです。
このような組み合わせができるようになると、秋のオシャレが一気に広がりますね。

おすすめのニット帽

Amazonで購入できるニット帽の中から、おすすめの商品を4つ紹介します。
序盤に解説した、顔の形別にひとつずつチョイスしました。
ぜひ、自分の顔の形に合った商品をチェックしてみてくださいね。

おすすめ①：浅めニット帽

こちらは、面長さんにオススメの浅めニット帽です。
使いやすいグレーから女性に人気のバーガンディー、ポップなネオンオレンジなど、豊富な15色展開。

アクセントになるカラーを選ぶもよし、日々使いやすいカラーを選ぶもよし。
自分にあったものを探すことができます。

素材がアクリル55％、綿45％なので、真冬は少し寒いかもしれませんが、厚みを抑えたタイトなデザインがオシャレです。
初めてニット帽に挑戦する方や、攻めたカラーのニット帽にチャレンジしたい方にぴったり。

おすすめ②：ポンポン付きニット帽

こちらは、丸顔さんによく似合う、ポンポン付きニット帽です。
カラー展開は全5色で、比較的シンプルなデザインですが、ふわふわのポンポンやふっくらシルエットが女の子らしさを演出してくれます。

裏地にボア素材が使われているうえ、耳までしっかり隠れるデザインなので、保温性はかなり高いです。
価格もお手頃で、コストパフォーマンスに優れています。

キュートなニット帽が欲しい方や、しっかり防寒・保温したい方におすすめ。

おすすめ③：三角ニット帽

こちらは、三角顔さんによく似合う、三角ニット帽です。
シンプルなブラックで、年代や性別にかかわらず着こなせます。

アクリル素材なので、しっかり防寒対策をするにはやや不向き。
しかし、秋口から春先まで長く使えるアイテムといえるでしょう。

厚すぎず、ほどよいボリューム感のニット帽が欲しい方は、要チェックです。

おすすめ④：ニットキャスケット

四角顔さんにおすすめの、ボリュームのあるニットキャスケット。
こちらも、20代から40代、50代以上の方まで使いやすいデザインです。

カラーバリエーションは黒、コーヒー、ベージュの3色。
コーディネートを邪魔しない、毎日無難に使えるカラーです。

ウール100％なので、寒い日のおでかけにも重宝しそうですね。
保温性に優れた、普段使いできるニットキャスケットが欲しい方にぜひ選んでほしい商品です。

ニット帽で秋冬ファッションを楽しもう

出典：Re:EDIT‐リエディ

ニット帽を使いこなせるようになれば、秋冬のファッションの幅がぐっと広がります。
自分は帽子が似合わない…と諦めてしまわずに、自分の顔の形に合ったものを選んだり、かぶり方を研究したりしてみてください。

ニット帽で、寒い時期のオシャレを楽しみましょう！

出典：Beauty navi