クロッチの位置とは?クロッチの重要な役割3つ&清潔に保つ方法
クロッチとはショーツのどの部分を指すか知っていますか? 今回はショーツのクロッチについて紹介していきます。 クロッチは、私たち女性のデリケートゾーンを快適にしてくれる役割を持っています。 より快適な毎日を送るためにも、自分の下着のクロッチに目を向けてみましょう。
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ショーツの「クロッチ」とは?位置は?
ショーツにはクロッチと呼ばれる部分がありますが、あまり詳しくない人だと、これが何を指すのか分からないでしょう。
クロッチとは、女性器が当たる面にある布が二重に縫い付けてある部分のことをいいます。
股布とも呼ばれ、股部分の補強を目的として作られています。
本来は乗馬用のズボンの股部分の補強のために作られた技術ですが、現代では女性の下着をはじめ、男性用タイツなどに同じ技術が用いられています。
クロッチが二重構造になっているおかげで、摩擦から大切なデリケートゾーンを守れているのです。
ショーツのクロッチが持つ重要な役割3つ
クロッチなんて、気にしなければ分からないような部分にありますよね。
しかし存在感が薄くても、しっかりと私たちのデリケートゾーンを守ってくれています。
クロッチが持つ重要な役割について、知っておきましょう。
- 汚れ防止
- 蒸れや臭いを防ぐ
- ショーツの強度をアップ
では、それぞれの役割を詳しくみていきましょう。
①汚れ防止
ショーツを履いていると、どうしてもおりものが出たり月経で汚れたりと、思わぬトラブルで汚れてしまうことがありますよね。
しかし、急なおりものや月経がきても、ある程度の量ならばクロッチが受け止め、服を汚さないで済むようになっています。
クロッチはデリケートゾーンに沿うように作られているのに気づいたことがあるでしょうか?
これはそこから出る汚れを受け止め、他を汚さないためです。
多くのおりものや月経血には対応しきれませんが、少量であれば受け皿として役立ってくれます。
②蒸れや臭いを防ぐ
クロッチは汚れの他にも、股部分の蒸れや臭いを防ぐ役割も持っています。
二重構造にすることで、汚れを内に留めながらも、嫌な空気は外に逃がしてくれるため、蒸れを感じにくくしています。
デリケートゾーンが蒸れると臭いも増すため、クロッチがそれを事前に予防してくれているんですよ。
③ショーツの強度をアップ
ショーツは意外と多くの摩擦と闘っているのを知っていますか?
例えばズボンとの擦れ、生理用ナプキンとの擦れ、またショーツを脱ぎ履きする際の擦れなど、さまざまな摩擦と闘っています。
特に摩擦が多い部分としてクロッチが挙げられますが、もしここが一枚構造だとしたら、すぐに布が擦り切れてしまうでしょう。
肌触りが良い素材を使っていることが多い女性用ショーツですから、柔らかさがある反面破れやすい特徴を持ちます。
これを避けるためにも、摩擦を受けやすいクロッチ部分を二重構造にし、大事な部分の強度をアップしているといわれています。
しみや汚れ回避◎クロッチを清潔に保つ方法
クロッチってどう気にしてても、結局は汚れてしまいますよね。
しかし汚れをそのままにしておけば、しみになったり臭いや見た目にも影響が出ます。
これを防ぎ回避するためにも、クロッチを清潔に保つ方法を知っておきましょう。
- 汚れはすぐに拭き取る
- パンティーライナーなどで保護
- ウォシュレットの使用
- 下着をこまめに替える
- デリケートゾーンを清潔に保つ
では、それぞれの方法を詳しくみていきましょう。
①汚れはすぐに拭き取る
もしクロッチに汚れがついてしまったときは、気づいた時点でティッシュなどで拭き取っておきましょう。
汚れをそのままにし、洗濯まで放置していると、しみの原因になります。
そのためクロッチに汚れがついた時点で、拭き取れるものは拭き取った方が清潔に保つことができますよ。
汚れをそのまま放置すると、クロッチから嫌な臭いを発するようになります。
臭い防止や軽減のためにも、気づいたら拭き取っておきましょう。
②パンティーライナーなどで保護
近年はおりもの対策としてパンティーライナーやおりものシートが販売されるようになりました。
これらはクロッチをおりものから守ってくれる効果があるので、経済的に負担にならないなら使ってみましょう。
香りつきのものから無臭のもの、柄付きやコンパクトなものとさまざまです。
特にショーツを汚さずに長持ちさせたいという人は、こうしたアイテムの使用をおすすめします。
③ウォシュレットの使用
最近はウォシュレットの普及も増え、トイレットペーパーよりも使っている人もいますよね。
ウォシュレットはデリケートゾーンをきれいに洗ってくれる効果があるので、クロッチを汚さないためにも積極的に使っていきましょう。
初めて使う人は違和感を覚えやすいですが、回数を重ねるうちに気持ち良さを感じる人もいます。
始めは使い方に戸惑うでしょうが、クロッチを清潔に保ちたいなら、ウォシュレットの使用も検討してみましょう。
④下着をこまめに替える
可能であれば、下着をこまめに替えて清潔に保つのも良いですね。
下着は長時間履けば履くだけ、汚れも臭いもつきやすくなります。
また雑菌も湧きやすくなるので、できれば数時間に1回は履き替えた方が良いとされています。
しかし経済的、状況的に難しい人もいるため、最低1日1回は履き替えることが大切です。
特におりものが多い、月経中であるなら、下着はこまめに替えた方が、すぐに汚れを洗い去ることができるでしょう。
⑤デリケートゾーンを清潔に保つ
クロッチを清潔に保つためにも、そもそもデリケートゾーンをきれいにしておくことも大切です。
そのためにも、お風呂できれいに洗ったり、トイレ後は汚れを拭き取るなど、基本的なことを徹底していきましょう。
これらをどこかで疎かにしてしまうと、汚れはクロッチにつきやすく、かつ臭いも発生するようになります。
基本的なことを守るだけでも、クロッチの汚れはだいぶ改善してくるでしょう。
ショーツのクロッチにカビが生えたときの対処法
タオルや洋服にカビが生えるように、ショーツにだってカビが生えます。
クロッチは汚れがつきやすいため、カビも他の場所と違い生えやすいとされています。
万が一クロッチにカビが生えたときは、以下のような手順で洗濯をします。
- 酵素系または塩素系漂白剤をお湯に溶かす
- ショーツを40分~1時間程度つけ置きする
- よくすすぐ
- エタノールで消毒してよくすすぐ
- 洗濯機に入れて通常洗濯
- よく乾かす
カビは漂白剤につけて退治しますが、下着によっては色落ちするため酵素系や塩素系を使い分けることが大切です。
またエタノールは必須ではありませんが、行った方がより除菌できますよ。
ショーツのクロッチが合わないときの対処法
クロッチの役割が理解できても、合わないと感じる人だって当然いますよね。
また下着によっても、合う合わないがあるため、不快感を覚えることもあります。
クロッチが合わない、不快感があるときは、以下の対処法を試してみましょう。
- パンティーライナーで保護
- 縫い目のチェック
- 肌に優しい生地のショーツを選ぶ
では、それぞれの対処法について詳しくみていきましょう。
①パンティーライナーで保護
サイズの合っていないショーツを履くと、クロッチがデリケートゾーンと一致せずに違和感を感じることがあります。
本来はサイズの合うショーツに履き替えることをおすすめしますが、おろしたてでもったいないと感じる人もいるでしょう。
そんな人は、パンティーライナーで保護してクロッチ部分を合わせましょう。
パンティーライナーを置くことで、摩擦や刺激から守ることができます。
②縫い目のチェック
クロッチの縫い目が肌と当たり、不快感でいっぱいという人もいるでしょう。
そんな人は、買う前の縫い目チェックが大切です。
縫い目が粗いものは肌に当たる可能性が高いので、丁寧に縫われている下着を目でみて確認するようにしましょう。
また現在履いている下着の縫い目が粗い場合には、こちらもパンティーライナーで保護すると刺激から守ってくれますよ。
③肌に優しい生地のショーツを選ぶ
ショーツの生地による刺激や摩擦が気になる人は、肌に優しい絹や綿のショーツを選びましょう。
クロッチ部分も含め、肌に優しい生地であれば、摩擦が起きても刺激になりにくいです。
クロッチは化学合成素材でできていることが多いので、ショーツ購入時には必ず素材のチェックを怠らないようにしましょう。
クロッチがついていないのショーツはある?
人によっては、クロッチなんてなくても平気と感じますよね。
当然、世の中にはそんな人向けに開発された、クロッチがない下着も販売されています。
では、クロッチなし下着について詳しくみていきましょう。
クロッチなし下着のメリット
クロッチなし下着は、汚れやすいデメリットを除けば、嬉しい効果が多いのが特徴です。
種類にもよりますが、縫い目がないシームレスは肌に優しい構造になっています。
またふんどしパンツなら、締め付け感がないのでのびのびして過ごせるなど、それぞれの種類によって、嬉しい効果があります。
クロッチなし下着は近年需要率が上がってきているため、さまざまなものが開発され販売へと至っています。
興味があれば、下のおすすめ商品だけでなく、自分に合うクロッチなし下着を見つけに行きましょう!
おすすめ
クロッチなし下着っていわれても、どういったものがあるか分かりませんよね。
そんな人のために、おすすめのクロッチなし下着をいくつか紹介します。
①シーピースショーツ ふんどしショーツ
クロッチなし、そして締めつけ感がなしという快適さを重視したショーツです。
ふんどしをルーツに作られているので、ふんどしパンツよりもより女性下着らしい形になっています。
通気性もよく、かつゴムが含まれていないので、足の付け根部分はもちろん、ウエスト部分も締めつけ感がありません。
ゴムによる締め付けに悩んでいる人におすすめです。
②slowpline ふんどしパンツ
ふんどしパンツが初めてな人だと、特徴的な形に驚いてしまうことでしょう。
しかしこの形こそが、締め付け感やクロッチの不快感を拭い去ってくれますよ。
初めはゆったりとした違和感に慣れないでしょうが、締め付けもなく、擦れも気にならないので快適さを感じることができます。
肌に優しい素材でできているので、肌が弱い人でも安心して履けますね。
③マアル 新月ショーツ
全ての部分がコットン100%でできているので、肌が弱い人でも履くことができます。
ゴムの使用を最小限にしているで、足の付け根もウエスト部分も締めつけ感なくフリーなスタイルを貫けます。
またウエスト部分はゴムの入れ替えが可能なので、サイズ変更も自分で行えます。
パンツのサイズが変わりやすい妊娠期でも、安定して履けるショーツになっていますよ。
④丸和商会 パンドルショーツ
ふんどしパンツと呼ばれるもので、体を締めつけない構造がリラックスタイムに最適と人気があります。
特に就寝時用に使用する女性が多く、柄も可愛いものが多いので注目を集めているショーツです。
このふんどしパンツは綿100%で肌に優しく、締め付け感がないので快適に過ごしたい人に向いています。
柄も豊富なので、可愛いものを探している人にもおすすめですよ。
クロッチ≪あり or なし≫自分に合う下着の探し方
クロッチあり、なしの下着を自分に合うかどうか確かめるには、やはり履き比べることが大切です。
クロッチありの下着は、デザイン性も豊富で安定感があり、履きなれた安心感があるのが特徴です。
逆にクロッチなしの下着は、締め付け感がなく、開放的で過ごしやすい特徴があります。
それぞれの良さを比べるだけでなく、実際に履き比べてみることで、自分のデリケートゾーンに合った下着が見つかります。
クロッチの大切さを知って自分に合うショーツを探そう!
クロッチのことを知らない人からしたら、単に股部分にある布程度なんですよね。
しかし改めてその役割に触れてみると、よりショーツ選びが楽しくなりますし、生活も快適になっていきます。
クロッチは単についている布ではなく、私たち女性の生活をより快適にしてくれるものです。
またクロッチがないショーツにしても、女性に快適さをもたらしてくれます。
クロッチはある方が臭いや汚れの対策になりますが、なくてもパンティーライナーなどで代用することができます。
大切なのは自分に合うショーツを履くことですから、自分の生活を快適にするショーツを探しましょう!
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