流し前髪の基本の作り方!コテなし・伸ばしかけでもできる流し前髪スタイル
前髪はその人のイメージを左右します。 前髪の長さや前髪のある・なしで雰囲気や印象がガラッと変わるので、手を抜いてはいけないところです。 大人っぽくもかわいらしくもできる流し前髪は、誰にでも似合って意外と簡単にできるおすすめのヘアスタイルです。 それでは、流し前髪の作り方やポイントについてご紹介していきます。
人気のおすすめ記事
流し前髪の作り方の基本ポイント
髪質は個人それぞれにクセがあり、理想的な流し前髪を自然にできる人は多くありません。
それでも、よほどのくせ毛でなければセットすることで自然な流し前髪を作り出せますので、その基本ポイントをご紹介します。
- 前髪の分け方と流す方向を決める
- しっかりブローする
- スタイリング剤は適量をきちんとつけると長持ちする
以上3つの流し前髪の作り方の基本ポイントについて、くわしく見ていきましょう。
ポイント①:前髪の分け方と流す方向を決める
流し前髪を作るには、まずは流す方向を決めて分け目を作ります。
洗髪後に自然にドライしたらなんとなく髪の流れや分け目がわかると思いますので、その流れに逆らわない方向に流す方がよいでしょう。
いつも同じ分け目で生え際がぺたんこになってしまうのが悩みだという人は、いつもと違う分け目に変えると生え際が立ち上がって髪がフワッとしてボリュームが生まれます。
自然な流し前髪にしたい人は、分け目はまっすぐにきっちり分けるのではなく、手ぐしなどでざっくり分けるといいでしょう。
ポイント②:しっかりブローする
少し手間に感じてしまうかもしれませんが、流しクセをつけるために前髪を濡らしたら、完全に乾くまでしっかり乾かしましょう。
中途半端に半乾きの状態でやめてしまうと、その時には流し前髪のケセがついていても、完全に乾いたときにクセが取れて戻ってしまいます。
時間はかかりますが、きちんとブローすることがポイントです。
ポイント③:スタイリング剤は適量をきちんと付けると長持ちする
アイロンやカーラーをする前には巻き髪用のスタイリング剤をつけ、クセを付けた後はキープするためのスプレーや毛先をなじませるワックスをつけましょう。
このひと手間があるだけで、流し前髪は長持ちします。
ただ、スタイリング剤は多ければ多いほど長持ちするというわけではないので、やり過ぎは禁物です。
べたべたになったりカチカチに固めてしまうと自然な流し前髪にはなりません。
最初は少し足りないかな?くらいの量を手に取り、足りなければ少しずつ足すようにしてあまりつけすぎないように気をつけましょう。
コテなしでもできる!アイテムを使った流し前髪の作り方
髪にクセをつける必需品のコテがないと流し前髪を作れないということはありません。
それ以外のストレートアイロンやドライヤーでも流し前髪を作ることができますので、その方法を詳しくご紹介していきます。
ストレートアイロン
コテやカールアイロンだと思った以上にカールがついてしまい、不自然になってしまうことがあります。
ストレートアイロンは軽く流れを作れるので、実は流し前髪を作るのに重宝します。
作り方①:分け方を決めてスタイリング剤をつける
まずは前髪を手ぐしでざっくりと8:2などで分けて分け目を決めます。
前髪にクセついてしまっている場合はこの段階でアイロンやドライヤーでクセをなくしておくと後々うまくいきます。
ここで巻き髪用のスタイリング剤をあらかじめつけておくと流し前髪の持ちがよくなります。
作り方②:まずは一束にカールを付ける
根元をかきあげながら前髪の端を一束取り、ひらがなの「し」のように外側にハネるように毛先にクイッとカールをつけます。
途中で止めたりせずに、一気に毛先までアイロンを滑らせましょう。
作り方③:残りを二~三束にわけてカールを付ける
残りの前髪を二~三束に分けます。
一束ずつ前髪の中間くらいから外側に向かって流れを作るようにアイロンを滑らせます。
作り方④:整えて固定する
前髪全体の流れを整え、毛先をワックスでなじませます。
ツヤの出るハードスプレーを根元と毛先にふきかけて流し前髪の完成です。
ワックスやスプレーは多すぎるとべたついたりして逆効果になるので、毛先に軽くつける程度にしましょう。
ドライヤー
ドライヤーなら持っているという人も多いでしょう。
ブラシの付いたくるくるドライヤーを使うと簡単にできますが、持っていなければ普通のドライヤーとくるくるブラシを使います。
作り方①:前髪を濡らして分け目を決める
まずは前髪を均等に濡らし、大体の分け目を決めます。
きっちり分けるのではなく、ざっくりと手ぐしで分けるくらいでいいです。
作り方②:前髪を流したい方向とは「反対」にしてしっかりドライヤーをあてる
分け目から流し前髪を流したい方向とは「反対」にして、根元からしっかりドライヤーを当てて乾かします。
ここでは7割ほど乾くまでドライヤーをあてます。
根元をきっちり乾かすことがコツです。
作り方③:前髪を流す方向に戻してドライヤーをあてて整える
続いて、今度は前髪を流したい方にくるくるブラシでとかしながら、しっかり根元からドライヤーをあて、流れを作りながら残り3割を完全に乾かします。
ワックスやスプレーなどをつけて完成です。
ヘアピン
流し前髪でもきっちり留めたい人や、前髪が短くてうまく毛の流れを作れない人は、ヘアピンを使うのがおすすめです。
あまり強いクセはつけられませんが、やけどの心配もなく、旅行先などでもほぼ道具いらずで手軽にできます。
仕事などで長い前髪は落ちてこないようにきちんと留めなければいけないと決まっている場合なども、ヘアピンできっちり固定すればきちんとした印象の流し前髪にすることができます。
作り方①:スタイリング剤を付けて分け目を決める
前髪にワックスなどのスタイリング剤をつけてまとめやすくします。
分け目を決めて前髪をわけます。
きっちり留めたい場合は全部の前髪を同じ方向にもっていきます。
作り方②:サイドの髪を前に持ってきて毛流れを作る
前髪の分け目に沿ってサイドの髪をもってきて毛流れを作り、耳にかけます。
前髪が短い人は、少し内側に折り込むようにするとうまくいきます。
作り方③:前髪を押さえながら形をキープする
うまくまとまらずにボサボサになってしまうようなら、クシやブラシを使って毛の流れを整えます。
片手で前髪を押さえながら形をキープして整えていきます。
作り方④:ヘアピンで留める
流し前髪の毛流れを整えたら、片手で軽く押さえつけたままヘアピンで留めます。
後ろの髪を前に持ってきて、ヘアピンで留めたところを少し隠すように覆ったら完成です。
ふわっとさせたい人は、指でヘアピンを押さえながら前髪を少し引き出して丸みを整えます。
きっちり留めたい人は、さらにスプレーなどで固定すると形が崩れにくくなります。
カーラー
ホットカーラーもありますが、より簡単に流し前髪を作りたいなら表面がマジックテープのようになっている「マジックカーラー」がおすすめです。
100円ショップなどでも売っています。
アイロンいらずでつけっぱなしにしてクセをつけるので、忙しい朝でも時短でヘアセットができます。
作り方①:前髪を軽く湿らせておく
きちんとクセをつけるためには、前髪を軽く湿らせておきましょう。
あまり濡れすぎていると乾くのに時間がかかり、クセがつかなくなってしまうので、軽く湿らせる程度にします。
作り方②:前髪にマジックカーラーを巻く
前髪の毛先から根元に向かってくるくるとマジックカーラーを巻きつけていきます。
少し引っ張りながら、ゆるくならないようにきつめに巻くのがコツです。
マジックカーラーは留めたりするものがないので、根元までしっかり巻き付けたらそのまま離してOKです。
作り方③:ドライヤーで乾かしてしばらく放置する
マジックカーラーを付けたままドライヤーをあてて乾かします。
その後すぐにカーラーを取るのではなく、完全に冷めるまでしばらく放置しておきます。
ドライヤーの熱で温まったところから冷えていくことで、髪にクセがつくからです。
冷めたらカーラーを取って前髪を手でほぐして形を整え、ワックスやスプレーで仕上げて完成です。
長さ別!流し前髪の作り方
続いては、前髪の長さ別の流し前髪の作り方のコツをご紹介します。
短い前髪
短い前髪の人は、流し前髪を作るのはちょっと難しいかもしれません。
まずは巻き髪用のスタイリング剤を前髪に振りかけます。
ブラシでしっかりと斜めの流れを作り、ドライヤーで特に根元からしっかり乾かします。
しっかりクセを付けたら、固めのファイバーワックスで固定させるといいでしょう。
ワックスは前髪の中間~毛先のみに、前髪を流す方向に引っ張りながらつけます。
長い前髪・伸ばしかけの前髪
長い前髪の人は、流し前髪も色々な流し方があります。
ベーシックな分け方は斜め分けで、分け目の位置は「黒目の外側真上」がもっともバランスよく見えます。
巻き髪用のスタイリング剤を前髪全体につけ、まずは流したい方向とは逆にドライヤーの風をあてます。
だいたい乾いたら、今度は流したい方向にドライヤーやアイロンで毛先が流れるように乾かしたら完成です。
レングス別!流し前髪のおすすめヘアスタイル
それでは、髪全体の長さ別に流し前髪のおすすめのヘアスタイルをご紹介します。
ショート
ショートはボーイッシュやクールに見えて、似合っていると女ウケのいいヘアスタイルです。
しかし、一歩間違えると子どもっぽくも見えてしまいます。
そこで、流し前髪にすれば、クールでかっこいい大人ショートヘアにすることができます。
おすすめ①:丸みショート
丸みのあるショートヘアは、長めの前髪を流し前髪にすると小顔に見えます。
明るめのカラーと軽やかなヘアスタイルが夏っぽく、元気で明るく話しかけやすい雰囲気の女の子に感じられます。
おすすめ②:ショートボブ
①よりも襟足が長く、おくれ毛が少しガーリーなイメージになります。
カラーも①より暗めにすると落ち着いた印象になり、大人かわいいショートボブヘアです。
前髪は長めでも伸ばしかけでも短くてもしっくりくるので、ショートヘアの人にはやりやすい流し前髪スタイルです。
ボブ
切りっぱなしボブやウルフボブなど、同じ髪の長さでも多様な髪形にできます。
前髪もただおろすだけでなく分け方や流し方でガラッと雰囲気が変わるので、アレンジもしやすくいろいろな髪形に変えたい人におすすめです。
おすすめ①:ワンカールぱっつんボブ
後ろ髪は切りっぱなしで軽くワンカールさせて動きを出しています。
後ろ髪をワンカールさせるついでに流し前髪にすれば、スタイリングも楽ちんです。
仕上げにヘアオイルを使うとウェット感が出て潤いのある大人なイメージにすることができます。
おすすめ②:オン眉流し前髪
短い前髪を流し前髪にすると、この髪型のようなイメージになります。
童顔や丸顔の人がこの髪型にすると幼く見えるので、カラーを暗めにしたり前髪の長さを斜めにしてみましょう。
ロング
ロングヘアはおろしているといつも同じセットになってしまいがちです。
髪が長いと、髪全体を巻いたりアレンジしたりするのは大変ですが、前髪を変えるだけで印象を大きく変えることができます。
おすすめ①:セミロングウェーブヘア
髪全体にパーマをかけるかゆるく巻いて、流し前髪にすればキュートなウェーブロングヘアになります。
男性が好きな髪形の上位に来るだけでなく、女子ウケもいい髪形です。
おすすめ②:大人かわいい清楚系ロング
ロングヘアで長めの前髪をおろしてしまうと、暗くて重い印象になってしまいます。
きれいにブローされたロングヘアに流し前髪にすれば、ギャルっぽくならずに落ち着いた大人かわいい清楚系ロングヘアになります。
前髪の可愛いアレンジ方法
流し前髪にしなくても、前髪で雰囲気を変えるための簡単なアレンジ方法をご紹介します。
アレンジ①:超簡単ねじり前髪
とにかく超簡単な前髪のヘアアレンジです。
前髪があまり長くない人でもできます。
まず、前髪を適当にざっくり分けて、短い毛が気になる人はあらかじめワックスなどをもみ込みます。
適当に毛束を作ってねじりあげ、ヘアピンで固定して完成です。
ヘアピンはゴールドで統一し、ピアスなどのアクセサリーも揃えるとかわいいです。
アレンジ②:前髪編み込み
①よりも難易度が少し高くなりますが、ショートヘアでもロングヘアでもできます。
前髪の長さはそれなりに長くないとできません。
まず、前髪を8:2や9:1など、片方が多くなるようにざっくり分けます。
きっちりではなく、ラフな感じに編み込みをして、ヘアピンで留めます。
編み込みの毛束を少し崩してバランスを整えたら完成です。
アレンジ③:伸ばしかけの人も!簡単ゆる結び
前髪を伸ばしかけの人におすすめです。
まず前髪をセンターで分け、前髪から頭頂部にかけての髪をざっくり取って、手ぐしでとかしながら頭頂部で結びます。
結んだところから髪を引き出してポンパドールのようにたるませて形を整え、ヘアアクセサリーやヘアゴムなどを付けたら完成です。
できればパーマをかけている人や、あらかじめ髪全体を巻いてゆるいウェーブを付けておくことをおすすめします。
流し前髪を作るときにおすすめのアイテム
それでは、流し前髪を作るときにおすすめのアイテムをご紹介します。
流し前髪だけでなく、ほかのヘアアレンジをするときときにも重宝します。
おすすめ①:サロニア ストレートアイロン
設定した温度まで温まるのが早く、スピーディーに使うことができます。
ストレートアイロンとしての性能でも、簡単にツルツルサラサラのストレートヘアにできるので、この価格としては十分な使用感です。
コテだとくるくるとクセが付きすぎてしまうので、流し前髪程度のクス付けならストレートアイロンのほうが程よい毛流れを作ることができます。
おすすめ②:ミルボン ジェミールフラン メルティバターバーム
セット力がそこまで強くはないので、流し前髪にはちょうどいいワックスです。
シアバターを豊富に配合した濃厚なタイプのもので、テクスチャーも柔らかく、使いやすいでしょう。
このワックスは香りが特徴で、女の子らしいベリー系の香りが人気です。
髪につけ終わって余ったらそのままハンドクリームのように手に塗り込んでもOKです。
おすすめ③:サラ ふわ巻きカーラーウォーター
ヘアアイロンの熱から髪を守るためにも、アイロンを使用する前はスタイリング剤をつけるようにしましょう。
スタイリング後は、ふんわりきれいにキープさせたままサラッとした手触りが持続します。
匂いも最初は香りますがそのうち薄れていくので気になりません。
容器も持ちやすく、値段も比較的手ごろなので、ヘアアイロンを使う際には手放せなくなります。
流し前髪の自宅での切り方
普通にまっすぐ切ってしまうと、きれいな流し前髪ができる前髪にはなりません。
髪の毛は短いほうから長い方へ自然と流れるようになるので、簡潔に言うと流したい方向に向かって短く→長くなるように斜めに切るようにすればいいのです。
このとき注意するのは、前髪とサイドの髪をつなぐところでパツンと段差ができてしまうようにするのではなく、前髪から徐々にサイドの髪につながるようにします。
前髪のサイドの髪がないと、自然な流し前髪にならないばかりか顔が大きく見えてしまいます。
次に、前髪が多くて重いと流れなくなってしまうので、適度にすいていきましょう。
すきすぎると短く見えてしまうので、鏡でバランスを見ながら少しずつすくようにします。
自然な流し前髪でモテヘアを目指そう!
中途半端に前髪を伸ばしかけている人でも、流し前髪なら自然でかわいい髪形にすることができます。
一日中きれいな流し前髪をキープするためには、基本をおさえてきちんとブローやセットをすることが大切です。
ナチュラルな流し前髪で顔を明るく見せる髪型にすれば、きっとあなたの印象もモテ度もアップするはずです!
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。