
ハッカ油スプレーの作り方&使い方!虫除けから掃除まで9つの活用術
暑い夏を快適に過ごすため、なにか工夫していますか? とても簡単で効果もあり、暑さ対策以外にも、いろいろ使えるハッカ油スプレーが話題です。 今回はハッカ油スプレーの作り方や使い方をご紹介します。 ハッカ油スプレーを作って、快適なライフスタイルを実践してみませんか。
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万能!?今注目のハッカ油スプレーとは
話題のハッカ油スプレーをご存知ですか。
ハッカ飴などでおなじみのスース―するハッカの香りを活かした手作りスプレーです。
ミントスプレーとも呼ばれ、手軽に作れていろいろな使い方ができることから人気を集めています。
特に、この成長感のある香りから、夏場の暑さ対策にも活躍してくれるスプレーです。
これから来る本格的な夏に向けて、ハッカ油スプレーを作ってみませんか。
万能とも謳われるハッカ油スプレーについて詳しく見てみましょう。
ハッカ油スプレーの作り方
まずは基本的なハッカ油スプレーの作り方をご紹介します。
①分量を量る
ハッカ油スプレーの材料をはかりましょう。
基本的な材料は、アルコール、水、ハッカ油です。
ハッカ油は近くの薬局でも気軽に購入できます。
また、ハッカ油スプレーの品質が悪くならないように使うアルコールには、エタノールが使われます。
エタノールには消毒用エタノールと、無水エタノールがあります。
ルームスプレーなど、幅広い用途でハッカ油スプレーを活用したい人は、無水エタノールを使うほうがおすすめです。
より、身体に安心の素材を使いたい人は97%以上のスピリッツでも代用できます。
また、水は薬局で販売されている精製水が基本です。
②無水エタノールとハッカ油を混ぜる
まずは無水エタノールとハッカ油を混ぜ合わせます。
ハッカ油は油分でできているため、そのままでは水に溶けません。
まず、エタノールと混ぜてから水と合わせることで、均等に混ざりやすくなります。
プラスチック容器のスプレーを使うときは、最初にエタノールを入れ、そこにハッカ油を入れるようにしましょう。
③精製水を加えてよく降る
最後に水(精製水)を加えてよく混ぜましょう。
重曹やクエン酸を加えたハッカ油を作りたいときは、先に水と重曹などを混ぜ、重曹水を作っておきます。
また、ハッカ油は容器の素材によって、容器を溶かしてしまう可能性も。
一番よいのは遮光性のあるガラスのボトルです。
それ以外の素材の場合、ポリプロエチレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ガラス、陶器のものを選びます。
耐油性、耐アルコール性の素材を使うように気をつけましょう。
身近に良いよう気が見つからないときは、アロマショップで購入できます。
混ぜるときはよく降って、しっかり全体が混ざるようにしましょう。
ハッカ油スプレーおすすめの使い方
ハッカ油スプレーはいろいろな使い方ができるスプレーです。
いろんなスプレーの使い方をご紹介します。
このスプレーひとつで、驚くほどいろいろな使い方ができるところが魅力です。
一本のスプレーだけで、いろいろなシーンで活躍するスプレーは、ぜひ常備しておきたいですね。
①虫よけ
ハッカ油には、虫よけの効果が期待できます。
軽いコバエのほか、夏場に気になるゴキブリにもハッカ油スプレーがおすすめ。
ハッカ油スプレーで虫除け対策をしたい人は、精製水90mlに対して、無水エタノール10ml、ハッカ油を20~30滴加えます。
濃度が濃いので、肌に触れないように、ルームスプレーとして活用するとよいでしょう。
また、ゴキブリが来そうな部屋の隅などのスプレーをしたり、ソファなどダニが気になるところにスプレーをするのがおすすめです。
②消臭
ハッカのもつ爽やかな香りは消臭にもぴったり。
ハッカ油スプレーを作っておけば、簡単な消臭のルームスプレーになります。
げた箱などの気になるところにスプレーをするのもおすすめです。
消臭用のルームスプレーを作りたい人は、精製水90ml、無水エタノール10ml、ハッカ油20滴で作りましょう。
より消臭効果を高めたい人は、精製水に小さじ1~2程度の重曹を溶かしておきましょう。
③殺菌
ハッカ油に含まれる成分には、殺菌作用があるものも含まれています。
そこで、ハッカ油スプレーは空気の清浄化や、キッチンなどの水回りの殺菌スプレーとしてもおすすめ。
殺菌用にハッカ油スプレーを作る場合はハッカ油の量を少し増やしましょう。
精製水90ml、無水エタノールまたは消毒用エタノール10mlに対して、ハッカ油を30滴加えて作ります。
ハッカ油の濃度が高いので、肌につけないように注意しましょう。
④制汗
ハッカ油の香りは爽やかなミントの香りです。
ハッカ飴を食べて、スースーした清涼感を感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
ハッカ油に含まれる成分には、鎮静作用や体を冷やす作用を持っているものがあります。
ハッカ油の香りをかぐと、体感温度が下がり、汗を抑えることができるでしょう。
厚さがつらいときは、ハッカ油を使ったルームスプレーで、気持ちをすっきりさせてみましょう。
ルームスプレーにする場合は、消臭のときと同じ分量でスプレーを作ります。
身体に直接スプレーをしたい人は、精製水90mlに対し、無水エタノール10ml、ハッカ油を5滴まで控えて作ります。
⑤鼻づまり対策
花粉症などで、鼻が詰まるとツラいものです。
スース―した香りには、鼻の通りを良くする働きもあります。
鼻どおりが良くないと感じる人は、ルームスプレーを作りましょう。
また、スプレーをティッシュやハンカチにかけて、香りを嗅いでも、鼻どおりが良くなります。
鼻詰まりが激しいときは、ハッカ油を使ったマスクなどもあるので、気になる人はチェックしてみましょう。
⑥リフレッシュ
ハッカ油スプレーは気分転換をしたいときのリフレッシュにも効果的です。
さっぱりした香りは、脳を刺激し気分をリフレッシュさせてくれるでしょう。
また眠気覚ましにも良い働きをしてくれます。
仕事中にどうしても眠気が取れないときは、スプレーをひとふきしてみましょう。
すっきりした香りで、脳が目覚める感覚が得られます。
気分が落ち込んでいるときの気分転換や、重たい空気を換えるときにも役立つスプレーです。
⑦部屋干し対策
ハッカ油のもつ殺菌、消臭作用は、洗濯物の部屋干しにも活用できます。
洗濯ものの部屋干しは、生乾きのにおいが悩みの種になりますよね。
洗濯ものを部屋で干すと、雑菌がわきやすく、においのものになってしまいます。
雨が多い梅雨のときなど、部屋干しをしなくてはいけないときはハッカ油スプレーをかけておきましょう。
同じ部屋干しでも、ハッカ油スプレーをかけて乾かすと嫌なにおいがつきにくくなります。
⑧暑さ対策
制汗作用に活用できたように、ハッカ油スプレーは暑さ対策にとても便利なスプレーです。
お風呂上がりの厚さや、暑くて眠れないときにも、ハッカ油スプレーで部屋の空気をひんやりさせることができます。
ハッカ油のスース―した清涼感のある香りを嗅げば、体感温度が下がり、暑さをしのぎやすくなるはず。
夏バテ気味で、食欲が落ちているときでも、ハッカ油の香りを嗅げば胃腸が働き始めるでしょう。
夏の暑さ対策に、ハッカ油スプレーを活用してみませんか。
⑨カビ除け
ハッカ油には、殺菌のほか、カビ除けの作用も期待できます。
お風呂屋キッチンの水回りなど、カビが気になるところの掃除にハッカ油スプレーを使いましょう。
ハッカ油スプレーは、精製水90ml、エタノール10ml、ハッカ油30滴を基本にします。
掃除をした後、しっかり水気をふき取ってから、最後にハッカ油スプレーをします。
ハッカ油スプレーの注意点
ハッカ油スプレーは身近な材料で簡単に作れるスプレーです。
しかし、ハッカ油スプレーを安全に作り、使用するためには注意点もあります。
押さえておきたい注意点を確認しておきましょう。
①原液を触らない
ハッカ油スプレーを作るときに使うハッカ油はとても濃度の高い液体です。
ハッカのもつ成分が凝縮されたものになるため、原液が肌に触れると炎症を起こしたり、身体に負担がかかってしまいます。
ハッカ油スプレーを作るときも、ハッカ油の原液が肌につかないように注意しましょう。
また、ハッカ油スプレーを直接肌に使いたいときは、濃度を薄く作ることが大切です。
掃除やルームスプレーなど、肌につけないことを前提につくられるハッカ油スプレーは、ハッカ油の濃度を濃く設定している場合が多いです。
肌につける場合は、できるだけ濃度を薄くし、パッチテストなどで肌に悪影響がないかを確認してから使いましょう。
また、ペットやお年寄り、子どもがいるときの使用にも注意しましょう。
②早めに使い切る
ハッカ油スプレーの大半は水でできています。
そのため、ハッカ油スプレーは傷みやすく、そのまま放置しておくと雑菌が繁殖してしまいます。
ハッカ油スプレーを作ったときは、早めに使い切るように心がけましょう。
理想的な使用期限は一週間と言われています。
大量に作って、長く置いておくのではなく、こまめに作りながら活用するようにしましょう。
ハッカ油スプレーは水道水で手軽に作っても平気?
スプレーを作るとき、基本的に精製水を使います。
しかし、わざわざ精製水を買うのが面倒だと感じる人も多いのではないでしょうか。
身近な水道水でハッカ油スプレーを作れたら便利だと思ったことはありませんか。
ハッカ油スプレーに使う精製水は、水道水に比べて不純物のない、純度の高い水です。
水道水は精製水に比べて残留塩素やミネラルなど、多くのものが混ざっています。
そこで、ハッカ油スプレーを作るときに、スプレーが肌に触れる可能性があるときは精製水を使う方が、余計なものが混じらず純度が高いハッカ油スプレーが作れるでしょう。
一方で、掃除等に使うことが決まっていて、肌に触れる心配がない場合は水道水で作っても問題ありません。
また、精製水は純度が高い分、開封するとすぐに品質が悪くなってしまいます。
精製水は開封したらすぐに使いきるようにしましょう。
ハッカ油スプレーを作るときは、必ずアルコールを加えて雑菌の繁殖を防ぐようにします。
ハッカ油スプレーの保存方法
スプレーを作ったら、どのように保存すればようでしょうか。
ハッカ油スプレーは強い紫外線に当てたり、温度が高いと酸化して品質が変わってしまいます。
直射日光が当たらない、涼しい場所で保管するように心がけましょう。
遮光ビンを使うと、より品質が保てます。
あまり暑い季節は冷蔵庫で保管すると、品質が落ちるスピードを遅くするとこができるでしょう。
手作りハッカ油スプレーにおすすめのアイテム
スプレーを作るときにおすすめのアイテムをご紹介します。
これらのアイテムが手元にあると、ハッカ油スプレーが作りやすくなります。
①プレーボトル 遮光性青色

ハッカ油スプレーを上手に保管するには、遮光性のガラスビンがおすすめです。
使いやすい100mlサイズの遮光性スプレーボトルがあると便利です。
見た目にもおしゃれで、部屋に置いていても、インテリアとよく馴染むでしょう。
②生活の木 ガラスビーカー 50ml

ハッカ油スプレーを作るときに、分量をはかるガラスビーカーも、あると便利なおすすめのアイテムです。
エタノールや精製水を専用のビーカーできちんとはかって、ハッカ油スプレーを作りましょう。
洗って何度でも使えるほか、かわいいビーカー型になっているので、見せる収納をしていてもインテリアとして楽しめるところもポイントです。
③重曹

ハッカ油で消臭スプレーや、掃除用のスプレーを作りたい人におすすめの重曹です。
重曹を加えるときは、精製水にしっかりとかしてから混ぜるようにします。
掃除用の重曹でも問題ありませんが、口に入っても問題がない食品用の重曹もおすすめです。
ハッカ油スプレーの活用法が学べるおすすめ本
ハッカ油スプレーに興味を持った人におすすめの本をご紹介します。
より詳しい活用法が学べます。
ハッカ油はいろいろな場面で使るので、ぜひ普段のライフスタイルに取り入れてみましょう。
①はっか油の愉しみ

ハッカ油ブームに火をつけた一冊です。
いろいろな活用アイテムのレシピが載っています。
スプレーだけでなく、マウスウィッシュやリネンウォーター、はちみつシロップなど、驚くようなバリエーションに出会えるでしょう。
ハッカ油の活用法を一からしっかり学べる一冊ですね。
②美容、健康、料理&家事に 毎日、ハッカ生活。

北見ハッカ油愛好会によるハッカ油のための一冊です。
夏のイメージが強いハッカ油はオールシーズン使える便利なアイテム。
掃除やヘルスケアだけでなく、料理にも使えるレシピが紹介されています。
使うときのポイントや注意点もしっかり押さえられるおすすめの一冊です。
③はっか油で楽しむ暮らしのアイデア

アロマセラピストによるハッカ油のための一冊。
厳選された活用レシピはなんと100点!
さらに、手作りアイテムのレシピだけでなく、ハッカ油アイテムを使ったマッサージの方法など、基本的なケアの方法をわかりやすくイラスト付きで解説してくれています。
これを見れば、ハッカ油を使ったアロマ生活が簡単に始められます。
ハッカ油スプレーは快適ライフへの第一歩!
ハッカという言葉や香りに覚えはあっても、ハッカ油の存在を知らなかたっという人は、まだまだ多いのではないでしょうか。
夏の暑さが厳しくなる近年、特にハッカ油の効能は多くの人に見直されています。
ハッカ油にはいろいろな働きがありますが、一番のメリットは香りのよさかもしれません。
消毒や掃除、殺菌という言葉から感じるネガティブなイメージはなく、ミントのさっぱりした良い香りを楽しみながら、より快適な生活を実践できるところがハッカ油の魅力です。
原液では使いにくいハッカ油を、気軽に使える形にしたハッカ油スプレーは、ハッカ油活用法の第一歩。
その魅力は奥が深く、活用法はまだまだたくさんあります。
まずは作りやすいハッカ油スプレーから、ハッカ油を使ったライフスタイルを試してみませんか。
また、ハッカ油の活用は一般的なアロマテラピーの精油の活用法とよく似ています。
ハッカ油を使いこなすことで、アロマセラピーも身近なものに変わるはず。
ハッカ油スプレーをスタートに、より快適で自然に優しいライフスタイルを実現してみましょう。
まずはハッカ油スプレーで、夏の暑さ対策から始めてみませんか。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
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