もうやだ、疲れた…何もかも嫌になる心理＆気持ちを持ち直す12の対処法

誰だって「もうやだ」と思うときがある

人はできるだけ前向きに生きたいと思っています。
ポジティブ思考で元気に明るく、毎日が楽しく過ごせたらどんなに良いでしょうか。

しかし、実際は嫌なことや納得のいかないことに菩薩され、気持ちをすり減らしてしまうことも少なくありません。
気が付けば前向きさ失い、もうやだとつぶやいてしまうことも…。

生きていると、いろいろなツラいことが起こるのは当然です。
もうやだと思う経験も、誰もが思い当たる経験のひとつ。

自分だけでなく、多くの人がもうやだと思う経験をし、それを乗り越え、あるいはやり過ごして生きているのではないでしょうか。

「もうやだ、疲れた」と思ってしまう状況

いろいろなことに嫌気がさしてしまう状況は、あちこちに転がっています。
まずはもうやだと思ってしまいやすい状況をご紹介します。

1. 仕事に疲れ切っているとき
2. 大恋愛に失恋したとき
3. 人間関係がこじれてしまったとき
4. 婚活がうまくいかないとき

①仕事に疲れ切っているとき

職場の環境や、仕事に疲れていませんか。
最近ではすっかりなじみ深くなったブラック企業やパワハラという言葉にあるように、職場の環境や仕事の状況がストレスになり、もうやだと思う状況が作られることも少なくありません。

やってもやっても終わらない仕事や、納得のいかない仕事内容などに、気持ちをすり減らし時間を浪費していると考えてしまうと、もうやだという気持ちが沸き上がってきます。
自分の身体だけでなく、心にも負担を強いて仕事をしてしまう状況にあるときは、もうやだと思ってしまいやすい状況になるでしょう。

②大恋愛に失恋したとき

人生をかけて、情熱を注いだ恋愛が失敗してしまったときもつらい状況ではないでしょうか。
結婚を夢見て、人生をささげてきた人とのお別れは、自分自身を否定されたようなショックに襲われます。

これまで二人で過ごした時間が無駄だったのではないかと自問自答してしまう人も多いでしょう。
また、離婚のあとも同じような状況が考えられます。

一度は人生を共にして、家族となった人との別れは喪失感や、後悔、これまでの人生に対するネガティブな気持ちが渦巻きます。
感情の波についていけずにもうやだと思う人も少なくありません。

③人間関係がこじれてしまったとき

人間関係がうまくいかずに、ネガティブな感情に陥ってしまう場合もあります。
友人に裏切られたり、職場の上司との信頼関係が揺らぐといったケースもあげられます。

またもともと社交的な性格ではない人にとって、人間関係自体が大きなストレスになる場合もあるでしょう。
やりたくない人づきあいに気持ちをすり減らし、大きなストレスを抱えてしまいます。

日常生活にあふれている、いろいろな人間関係がこじれ、うまくいかないと感じる状況はもうやだと思ってしまう状況と言えるでしょう。

④婚活がうまくいかないとき

結婚がしたいと良い縁を探す婚活が、かえってストレスになってしまう場合もあります。
年齢によるプレッシャーや、自分の理想の人生と現実とのギャップに悩み、婚活が進展しないことに焦りを覚える人も少なくありません。

結婚や出産は人生にとって大きな節目に当たります。
自分の中で、明確に結婚時期や出産時期を持って人生設計をしている人にとって、婚活がすすまないことは人生がすすまないことと同じように感じられるでしょう。

勉強やスポーツに比べ、頑張ったから結果が出るというものではないのも婚活のポイントです。
人とのご縁を求めても、良い結果が返ってこないことに焦りや苛立ちを覚え、もうやだと思う状況になってしまいます。

何もかも「もうやだ」と思う心理

人がいろいろなことを嫌になってしまうときの心理についてご紹介します。
もうやだとつぶやきたくなるときの気持ちには、どんな心理がみられるのでしょうか。

1. どんなことにもやる気が出ない
2. 理想と現実のギャップが埋まらない
3. 自分の気持ちが理解されない
4. 何をしても結果が出ない
5. 将来が不安
6. 気持ちに余裕がない
7. 変わらない日常に嫌気がさす
8. ダメな自分を責め続ける

①どんなことにもやる気が出ない

身体も心の疲れ切ってしまうときは、どんなことにもやる気が起きません。
何を見ても興味がわかず、もうやだと感じてしまうでしょう。

いつもと変わらない日常であっても、人は何らかのモチベーションを持って行動できるものです。
あまりにも疲れてしまうと、そうしたやる気を起こす元気もなくなり、ただただもうやだと思う気持ちに支配されてしまいます。

②理想と現実のギャップが埋まらない

理想の自分や目標としている自分はありますか。
より高い目標を持っている人ほど、現実とのギャップに苦しむことも多くなります。

本当の自分はこんなはずではなかったと、自分を責める気持ちや後悔に支配されてしまうと、もうやだという気持ちにつながってしまうでしょう。
理想に縛られて、理想を実現できない自分はダメだと感じてしまう真面目な人ほど陥りやすい、もうやだの心理です。

③自分の気持ちが理解されない

自分の気持ちが理解されないことに絶望感を持ってしまう場合もあります。
どれだけ頑張っても認められないときや、人のために動いても感謝が感じられないとき、何もかも投げ出したくなるのではないでしょうか。

また、人は共感を力に変えられるものです。
自分に理解者がなく、たった一人で孤独に生きていると感じることは、前向きさをなくしてしまうでしょう。

人に理解されないという絶望感は、もうやだと思うときの心理のひとつです。

④何をしても結果が出ない

仕事な勉強などで、頑張って努力しても結果が実らないときの気持ちも、もうやだと思う心理です。
何の見返りもなく努力が続けられる医師の強う人は少ないはず。

多くの人は、やりがいや自分にとってご褒美となるものがあるからこそ、頑張れるものです。
しかし、何の結果も出ないと感じると、こうした見返りが得られずモチベーションも歯がります。
何ごとにももうやだとネガティブな気持ちを持ってしまうでしょう。

⑤将来が不安

自分の将来が不安だという気持ちもよく見られる心理のひとつ。
人生は一寸先は闇。

特にニュースなどでは年金や老後の心配が多く叫ばれています。
自分の今後に明るい未来を描けないと感じる気持ちは、もうやだと思ってしまうことにつながるでしょう。

将来への不安が、人生に対する前向きさややる気を奪い、もうやだという気持ちにつながってしまいます。

⑥気持ちに余裕がない

気持ちに余裕がないことも、よく見られる心理です。
忙しさから、気持ちに余裕がなくてストレスを感じてしまう人もいます。

また、一度に一つのことしか考えられない集中型の人にとって、いろいろな問題が降りかかる状況は、気持ちの余裕を奪います。
こうした様々な理由から、本来の自由な考え方ができずに、視野が狭くなってしまうとき、もうやだと思ってしまうケースが多いでしょう。

気持ちに余裕がないことで、考え方が偏り、後ろ向きなものの見方になってしまいます。
その結果、人生に対して投げやりな気持ちを持ち、もうやだと思ってしまうでしょう。

⑦変わらない日常に嫌気がさす

毎日毎日同じことの繰り返しで、嫌だなあと思うことはありませんか。
刺激もなく、代わり映えのない毎日を送っていると、漠然とした不安に襲われることも多いでしょう。

何かを変えたいという焦りだけがあっても、実際には何も変わらない現状に嫌気がさすと、もうやだと思ってしまいます。

⑧ダメな自分を責め続ける

自分に自信が持てず、自分の失敗や欠点を責めてしまう心理も、代表的な心理です。
自分のことが好きなれずにいると、いろいろなことを肯定的に見られなくなります。

自分のたった一度きりの人生ですら、大切に思えず、もうやだと感じてしまうことも少なくありません。

爆発しそう！何もかも「もうやだ」と思ったときの対処法

人は誰でも、一度はもうやだと感じてしまうことがあります。
そんなときにおすすめの対処法をご紹介します。

自分に合った対処法で、つらい気持ちをうまく乗り切りましょう。

1. しっかり休息をとる
2. 人に話を聞いてもらう
3. 環境を変える
4. 自分のためにぜいたくをする
5. 断捨離をする
6. 映画を見る
7. 嫌なことを紙に書いてみる
8. 自分の好きなところを紙に書いてみる
9. 目標を設定しなおす
10. 食生活を見直す
11. 体を動かす
12. やってみたかったことにチャレンジする

①しっかり休息をとる

まずおすすめしたい対処法は、しっかり休息を取り、心身ともに元気になることです。
これまで見てきたように、もうやだと思う気持ちには体や心の疲れが大きく影響します。

自分では気づかないうちにストレスで疲れをためている人も少なくありません。
もうやだと思うのは、疲れを知らせる内側からのサインではないでしょうか。

まずは心の声に耳を傾け、素直に休む決断をしましょう。
しっかり安く時間を作り、元気になるまで心と体を休めましょう。

②人に話を聞いてもらう

人に話を聞いてもらうのもおすすめの対処法です。
自分で抱えている問題が整理できるほか、共感してもらえることで気持ちもなぐさめられるでしょう。

自分だけで抱えている孤独感を解消し、気分を前向きにさせる対処法です。

③環境を変える

環境を変えることもおすすめの対処法です。
人は他人を変えることはできません。

また、自分で自分を変えることも難しいこと。
しかし、環境を変えることは比較的たやすいはずです。

引っ越しや転職のほか、部屋の掃除や通勤路を変えるなど大きな変化も小さな変化も取り入れられます。
環境が変わることによって、自分の気持ちをうまく切り替えるきっかけが作れます。

もうやだと思っても、何をすればよいかわからないと感じる人は、まずできるところから環境を変えてみませんか。

④自分のためにぜいたくをする

自分のために、ちょっと贅沢をしてみるのもおすすめです。
ラグジュアリーなスパやエステ、リラクゼーションサロンで癒しの時間を持ってみるのはいかがでしょうか。

もうやだと思っているときは、自分で自分のことを大切に思えません。
人生に対して前向きになれず、自分を丸ごと投げ捨てたいような気持になっている人も多いでしょう。

ぜいたくな空間で、自分を大切に扱うリラックスタイムを持つことで、もう一度自分にポジティブな感情が持てるようになるでしょう。
豪華なスイーツやぜいたくなコース料理などもよいですね。

自分なりの贅沢が実感できる時間を作ってみましょう。

⑤断捨離をする

断捨離をするのもおすすめです。
もうやだと思うときは、いろいろなことが心の中に溜まっているとき。

物を捨て、身の回りを整理することで、心の中も整理できます。
また、部屋の整理のほか、模様替えをすれば環境を変えることにもつながります。

自分にとって不必要なものは何かを見つめる機会を作れるでしょう。
本当に必要なものが浮かび上がる断捨離は、もうやだと思う心のよい整理法になります。

⑥映画を見る

映画を見るのもおすすめです。
現実とは違うストーリーに身を置くことで、嫌なことを忘れ気持ちをリラックスさせることができるでしょう。

本を読むのもよいですが、もうやだと思っているとき恥を追うこともしたくないと思う人も少なくありません。
画面を見ているだけで物語が展開してくれる映画は、身体を休めながら実践できる気分転換にぴったり。

他にもお笑い番組を見たり、美しい映像のドキュメント番組を見るのもよいですね。
自分に合ったプログラムで、現実のもうやだと思う状況から離れてみましょう。

⑦嫌なことを紙に書いてみる

自分のネガティブな気持ちを整理する時間を作ることもおすすめです。
もうやだと思うときは、嫌な気持ちばかりに気を取られて、冷静な気持ちになれません。

落ち着いて、自分が嫌だと感じることを紙に書き出してみましょう。
自分にストレスを与えているものの正体がくっきり浮かび上がります。

紙に書き、文字にすることで気持ちが整理でき、問題点や、もうやだの原因が見えやすくなります。

⑧自分の好きなところを紙に書いてみる

同じ紙に書いて気持ちを整理する方法では、自分の好きなところを書いてみるのもおすすめです。
自分に嫌気がさしたり、自信を失っていることが考えられる状況では、前向きな考えは浮かびません。

まずはゆっくり自分を俯瞰してみるようにしましょう。
自分の長所を文字にしてみることで、自信を回復し、前向きさを取り戻せます。

⑨目標を設定しなおす

理想と現実のギャップが大きく、絶望感にさいなまれている人は、理想をもう一度見直してみましょう。
最初に掲げた目標や理想は、現実の自分にあっていなかったのではないでしょうか。

こういう場合、等身大の自分を考えずに、理想ばかりに目が行ってしまっていることが考えられます。
遠くの理想も、小さな一歩を積み上げることで、いつか手が届きます。

まずは今の自分に合った理想を再設定してみましょう。
理想に近づけずに、もうやだと考えて苦しんでいるより、現実的な目標を目指して堅実な一歩が踏み出せます。

⑩食生活を見直す

食生活を見直すこともおすすめです。
気持ちが弱っているとき、自分が気づいていないだけで生活習慣が乱れてしまっていることはよくあります。

中でも食生活の乱れが体調や気持ちに大きな影響を与えます。
毎日の忙しさから、食事をおろそかにしている人は、まず食生活を見直すところから始めてみましょう。

⑪体を動かす

体を動かすこともおすすめの対処法です。
もうやだと思うときは、嫌なことや不安感で頭の中がいっぱいになってしまいます。

体を動かすと、運動に意識が集中するので、嫌なことを忘れる時間が作れます。
運動の強度は人それぞれですが、自分が集中して取り組める運動で体を動かすとよいでしょう。

⑫やってみたかったことにチャレンジする

日常の刺激が足りなくて、うんざりしている人は思い切って新しいことにチャレンジしましょう。
ネガティブな気持ちを取り払うために、新しい世界に飛び出してみるのもおすすめです。

これまでやってみたかったことに挑戦すれば、気持ちが嫌なことからそれるはず。
退屈な毎日とは違った、世界の一面に感動を思い出せる人も多いのではないでしょうか。

「もうやだ」が口癖の人の心理

つい口に出してしまう口癖は、自分では意識できないものも多いでしょう。
もうやだと、知らず知らず言葉にしてしまう人の心理についてご紹介します。

1. 認められたいという気持ちが強い
2. すぐに結果が出ないと満足できない
3. 余裕がなくて助けを求めている
4. なんでも自分の思い通りに進んでほしい
5. やりたいことに能力がついていかない

①認められたいという気持ちが強い

人から認められたいという気持ちが強いことが、よく見られる心理です。
誰かに認められて、かまってほしいと思っている人は、少しでも自分がないがしろにされていると感じると嫌になってしまいます。

話題の中心にいられなくなるともうやだと言ってしまったり、ちょっとしたことで自分の気持ちに満足感が得られないと拗ねるような気持でもうやだと言ってしまいます。

②すぐに結果が出ないと満足できない

根がせっかちで、すぐにわかりやすい結果がほしいと思ってしまう場合もあります。
世の中は総じて自分のしてきたことが、すぐに結果に結びつかないものです。

しかし、根がせっかちで、目に見える形で結果や見返りがないと不満を覚えてしまう人は、すぐに嫌気がさしてしまいます。
ちょっとしたことでも不満足でもうやだと口走ってしまいがち。

いつでも、自分が満足いく結果を求めてしまう人は、このような口癖も多くなります。

③余裕がなくて助けを求めている

本心から余裕がなく、誰でもいいから助けてほしいと思っている心理もあげられます。
仕事にいっぱいいっぱいで、とにかく自分では抱えきれないと感じていると、こうした口癖を言ってしまうでしょう。

誰でもいいから自分のつらさをわかってほしいという思いで、頻繁に口をついてしまいます。

④なんでも自分の思い通りに進んでほしい

何ごとも自分の思い通りに進まないと気が済まないと感じる心理も、こういった口癖につながります。
世の中は自分だけで動いているわけではありません。

自分の思い通りに行かないことは山のようにあるでしょう。
しかし、こうしたことのひとつひとつが納得できずに不満を表してしまう人は、頻繁に口癖をつぶやいてしまいます。

⑤やりたいことに能力がついていかない

理想が高く、やりたいビジョンが見えているのに行動や能力が伴わないという絶望感もあげられます。
気持ちは先へ先へと進んでいるのに、自分納能力が追い付いていないと、自分を責める気持ちがわいてしまいます。

また、何らかの理由で行動できない状況を強いられても、同じような心理に苦しむでしょう。
理想の形が見えているのに進めないというストレスから、やる気がなくなり、もうやだという口癖につながります。

「もうやだ」という口癖を直す方法

それでは、こういった口癖はどうすれば治るのでしょうか。
おすすめの口癖の治し方をご紹介します。

1. しっかり休息をとる
2. ストレスの原因を見直す
3. ポジティブな言葉遣いをするように気を付ける
4. 身体を動かす

①しっかり休息をとる

まずは自分の中に溜まっているストレスを取りのぞくようにしましょう。
自分でも気づかない疲れがもうやだの口癖の原因かも…。

しっかり休息し、ストレスを改善するようにしましょう。

②ストレスの原因を見直す

自分に溜まったストレスの原因を冷静に考えてみましょう。
どんな不満があるのかを分析することも大切です。

納得がいく不満であれば、不満が解消されるように行動し、自分の考えの未熟さが原因であれば物の見方を変えられるように心がけます。
何が自分の気持ちに影響しているのかを探ることも大切です。

③ポジティブな言葉遣いをするように気を付ける

口癖は意識して変えることもできます。
できるだけ注意して、ネガティブなことを言いそうなときも前向きな言葉遣いに変えましょう。

ポジティブな発言は、もうやだの口癖をなくすだけでなく、気持ちにも変化をもたらします。
気持ちが明るくなり、人生を楽観的に受け止められるようになるでしょう。

④体を動かす

ストレス発散法には体を動かすこともおすすめです。
口癖のもとになったストレスを運動やスポーツで解消しましょう。

すっきりした気持ちが得られるようになれば、自然と口癖も少なくなります。

もうやだと思うときは人生を見直すサイン

いろいろなことに疲れているとき、あるいは理想に迷っているとき、人は後ろ向きな気持ちにとらわれてしまいます。
もうやだと思うときは、そんな自分の内面を教えてくれるサインかもしれません。

身体や心に無理をして、吸取れるをためていませんか。
自分が目指している理想は、自分に見合うものでしょうか。

こういった気持ちがつらいときは、自分と向き合いいろいろなことを見つめなおすチャンスととらえましょう。
ときには立ち止まり、自分の生き方や考え方を修正するタイミングも必要です。

人生を見直す良いそのタイミングに耳を傾けてみませんか。