人生設計を考える！具体的な立て方＆幸せに生きるために大切な12のこと
自分の人生について具体的に考えたことはありますか。 人生を考えるために有効だとされている人生設計の立て方や、人生設計を作るときに押さえておきたい大切なことをご紹介します。 何から考えればよいかわからないと思っている方には、おすすめの本やアプリがあるので安心です。 人生設計について詳しく知って、自分らしく過ごせる人生について、具体的に考えてみましょう。
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「人生設計」とは？
まずはこの言葉の意味を考えてみましょう。
漢字があらわす通り、人生を設計すること、あるいは自分の人生における計画を指しています。
私たちは知らぬ間に生まれ、言われるがままに学校へ進み成長します。
義務教育期間が終われば、そこから先は自分で切り開く自分だけの人生です。
しかし、長い人生を無計画に、壱岐あたりばっかりで泳ぎきれることができるでしょうか。
最近では老後の年金問題がニュースの話題になりました。
これから先、きちんと計画を持って自分らしく満足できる人生を歩むために、人生設計が重要になってくるのではないでしょうか。
人生設計のメリット
自分自身の生き方を考え、人生を計画し、デザインするメリットについて考えてみましょう。
どういったよいところがあるでしょうか。
- 計画的に貯金ができる
- 目標ができ、時間が効率よく使える
- 心構えができる
①計画的に貯金ができる
仕事をして、収入を得ても無計画に使っていてはお金は全くたまりません。
長い人生を俯瞰してみたときに、大きなお金が必要になったり、老後資金をためておく必要を考えておいた方が良いでしょう。
しかし、このような資金やお金の流れには個人差があります。
人それぞれに収入も違えば、お金の使いどころも違うでしょう。
そこで、自分の人生に沿った、計画を立てることで自分に必要なお金が明確になります。
お金の流れや、必要な額がわかってくることで、必要な貯金が計画的にできるようになるところがメリットです。
②目標ができ、時間が効率よく使える
なんとなく生きているのではなく、人生のストーリーを明確にすることが大切です。
きちんと計画を考えることで、自分がこの人生を使ってどういったことをやりたいか、夢や目標が見えてきます。
目標が明確になることで、さかのぼって今何をするべきか、いつまでにどういったことを経験しておくべきかがわかるでしょう。
目標に向かって、やるべきことが可視化され、効率よく時間が使えるようになります。
計画がなく、後先考えずに時間を無駄にしていれば目標も遠のきます。
明確に目標を考えておくことで、より現実的な時間の使い方ができるところがメリットです。
③心構えができる
人は成長し、やがて老いていきます。
年をとれば健康問題も若いころのようにはいかなくなるでしょう。
元気なときにできていたことでも、年をとってできなくなることはたくさんあります。
また仕事も定年を迎え、新たな人生のステージに入ることも想像されます。
こうした人生の変化に対して、きちんと心構えができるところもメリットです。
人は若くて元気はうちは、自分が年をとることが想像できないものです。
しかし、何も考えなしに年をとってしまうと、できないことばかりが増えてしまい戸惑う場合も増えてしまいます。
また、お金の問題もあげられます。
無計画に貯金もせずに年をとってしまうと、働けなくなってからの生活の維持が難しくなるでしょう。
人生をしっかり考えることで、自分自身が年をとることに対して心構えが作れます。
何ができなくなるのか、どういった変化が考えられるのかなど、自分で前もって考えられるところもメリットと言えます。
人生設計の立て方
それでは、自分の人生を計画を考えるときに押さえておきたい人生設計の立て方をご紹介します。
ここにあげられるようなポイントを押さえておくことで、しっかりと分りやすい人生設計が作れるでしょう。
- 貯金額を決める
- 入ってくるお金を計算する
- 人生の節目について考えておく
- 住居をどうするか考える
- 老後の資金を計算する
- 人生の目標を考える
①貯金額を決める
まずおすすめしたいことは、貯金額を決めることです。
人生設計を立てるうえで、お金の問題は重要です。
南の島で暮らしたいと考えても、実現できる現実的な資金がなければ、何の計画もなりません。
自分の人生設計を立て、必要な資金額を考え貯金額を決めるようにしましょう。
無駄な出費を控え、計画的な貯金ができます。
必要な貯金額を算出するために、必要な事がらについて明確にしていけば、人生設計の組み立てもやりやすくなります。
②入ってくるお金を計算する
次に、お金の問題の中でも収入について把握しておきましょう。
人生設計を考えるために必要なお金の流れには、収入の問題も重要です。
今の仕事を続けていくと仮定したうえで見込める収入額を考えます。
また転職や独立を視野に入れている人は、そこから考えられる入ってくるお金について計画を立てます。
現代では、こうした仕事や収入の計画は思い通りに行かない可能性も大きいです。
リスクも考えつつ、今考えられる収入額を計算します。
必要な貯金額と、入ってくるお金の額が把握できれば、おのずと支出に使えるお金の額も決まってきます。
また、よりお金を増やすために仕事や投資を見直すきっかけも作れるでしょう。
今、自分がどれだけのお金を自由に使えるのか、あるいはもっと貯蓄に回す必要があるのかといった、今のお金の使い方にも指針ができるのではないでしょうか。
③人生の節目について考えておく
人生にはいくつもの節目があります。
就職、結婚は代表的な節目でしょう。
そこで、こういった節目について考えておくとよいでしょう。
結婚に対する考え方も、個人差があります。
将来結婚をするつもりがあるのか、子どもを持つつもりがあるのか、自問自答してみませんか。
また、女性の場合は出産や子育てのため仕事を休む期間が出てくる可能性も考える必要があります。
さらに家業がある人や、実家と離れて暮らしている人は、実家にいる家族に何かあったときのことも考える必要があります。
こうした人生に訪れるであろう節目について、自分の考えや希望を明確にしておけば、自分の人生プランがより現実的になってきます。
④住居をどうするか考える
人生設計を考えるときは、住居問題も重要です。
マンションで済むのか、マイホームを持つつもりなのかといった問題のほか、住む地域を考えることも大切です。
首都圏に住む場合と郊外や田舎に住む場合では、お金や住居にまつわる問題にも差が出ます。
結婚をする予定なのか、一人住まいを続けるのかといった問題も関わってくるでしょう。
人生設計を立てるときは、自分の考える人生に沿って住居について考え、必要なお金を計算しておく必要があります。
⑤老後の資金を計算する
老後の資金についても、しっかり計画を立てておきましょう。
人生100年時代と言われ、健康寿命も延びています。
定年後の生活を支えるための資金について、しっかり考えておく必要があるでしょう。
年金でどれ位の額が期待できるのか把握し、必要な貯金額を見直します。
また、何かあったときの保険の見直しも有効です。
いつまで働くつもりなのか、老後はどういった暮らし方がしたいのかを想像してみましょう。
今とは違う過ごし方から見えてくる、老後資金を計算すると、人生設計がより具体的になります。
⑥人生の目標を考える
人生の目標を考えましょう。
自分が人生で何をしていきたいかを考えることが大切です。
具体的な人生設計ほど、お金の流れが中心になりがちです。
しかし、お金だけで人生を決めてしまうと、自分の気持ちに合わない人生設計になってしまう可能性があります。
自分がどんな人生を歩みたいのか、目標を考えてみましょう。
家族との過ごし方や夢、趣味、仕事で実現したいことなど、大きな人生の目標を踏まえた人生設計にすることで、満足感の得られる充実した人生につながるのではないでしょうか。
人生設計で大切なこと
自分の人生をデザインするときのポイントや人生設計の立て方を見てきました。
次に、人生設計を立てる上で大切なことをご紹介します。
人生設計をより現実に沿った、具体的な内容にするためにはお金の問題が重要になってきます。
しかし、人生はお金の流れだけで決めるわけではありません。
自分にとって大切なことを見極め、自分らしい人生を実現するためにお金が必要になるはずです。
そこで、次は人生設計を自分らしい人生に合った内容にするために、押さえておきたい大切なポイントをご紹介します。
- 自分の嫌なことを明確にする
- 人生でやりたいことを明確にする
- 結婚や出産について考えておく
- どんな自分になりたいか明確にする
- 健康状態を把握する
- お金の管理は現実的なものにする
- リスクを視野に入れておく
- 自分の役割について考える
- 趣味をどうしていくか考えておく
- 人生の優先順位を明確にする
- 身を置きたい環境を明確にする
- 大きな目標と細かい目標を設定する
①自分の嫌なことを明確にする
自分が人生でやりたくないことや嫌なことをあげてみましょう。
お金が必要だからと、嫌な仕事を続けることは、けっして現実的な人生設計ではありません。
やりたくない人間関係や、これだけは嫌だと思うポイントをしっかり明確にします。
お金やそれ以外の諸事情を優先して、嫌なことを含めた人生設計にすると、いずれ計画が破綻してしまう可能性が高くなります。
絶対にやりたくないことを押さえ、やらなくてもいいようなプランを作ることが大切です。
②人生でやりたいことを明確にする
今度はやりたいことを考えてみましょう。
人生の目標や夢について考えます。
今は仕事をしているけれど、いずれ海外留学をしたいといった目標や、田舎で事業を起こしたいという考えがある人もいるでしょう。
できるだけ家族と長く過ごせる人生を考える人もいるかもしれません。
こうした、人生の目標を押さえておけば、自分の希望に沿った人生設計がたてられます。
③結婚や出産について考えておく
人生の節目の中でも、結婚や出産についてしっかり考えておきましょう。
特に女性は結婚や出産で人生が大きく変化しやすいです。
結婚後の仕事や、出産の時期も考えて人生設計を立てておくことにしましょう。
④どんな自分になりたいか明確にする
どんな自分になりたいか、そのビジョンを明確にすることも大切です。
やりたいことと言った行動ではなく、どんな生き方をしたいのかを考えましょう。
社会貢献ができる人間になりたいと考える人もいれば、家族をしっかり守る人生を歩みたいと思う人もいるでしょう。
友人関係を重視した人生を送りたいと思う人もいるかもしれません。
自分の人生を俯瞰してみたときに、どういった人生になっていてほしいかを明確にします。
自分がどのような成長をしていきたいかがわかれば、必要な経験や人生の優先順位も見えてくるでしょう。
⑤健康状態を把握する
自分の健康状態を把握しておきましょう。
保険や仕事の仕方、老後の暮らし方を考えるときの参考になります。
人間ドッグなど、自分の体をチェックする機会を持って、健康状態を把握することも大切です。
⑥お金の管理は現実的なものにする
お金の管理は人生設計の重要な骨柱です。
お金の問題が現実に沿っていなければ、人生設計がすべて意味のないものになってしまいます。
お金の問題を考えるのはシビアな感覚が必要になってきますが、現実を直視して、お金の管理を考えることも大切です。
⑦リスクを視野に入れておく
人生には、思いもかけないことが起こるものです。
人生におけるリスクもしっかり視野に入れておきましょう。
具体的には保険を見直し、貯金額を見極めます。
また、すべてが想定通りに進むことはないという腹積もりを持つことも重要です。
人生設計を立てても、その通りに行く人生はありません。
途中で計画を変更する必要性が出ることはあるでしょう。
すべてをきっちり決めすぎて、一つでもピースが違ってしまえば計画が頓挫してしまうような人生設計は、かえって非現実的なものになってしまいます。
ある程度リスクや変更があることを含めた人生設計を立て、心づもりをしておきましょう。
⑧自分の役割について考える
自分の人生で、どんな役割を持ちたいですか。
人を助けることや、誰かを引っ張っていくこと、家族にささげることなど、人の一生をかけてできることはたくさんあります。
自分はどんな役割を持って生きていきたいかを考えることは、人生設計を立てるときの指針になるはずです。
自分の志や信念に沿って、人生をかけて成し遂げたい自分の役割を考えることで、人生設計が充実したものになります。
⑨趣味をどうしていくか考えておく
人生を楽しめる趣味を持っていますか。
趣味は人生にいろどりを与えてくれます。
しかし、どんな趣味を持っているかで、人生設計も変わってくるでしょう。
お金がかかる趣味や時間が必要な趣味であれば、人生設計にしっかり趣味を組み込む必要が出てきます。
今は趣味に時間を駆けられていないけれど、いずれ趣味の時間や使うお金を増やしたいという希望を持っている場合も同じです。
趣味との付き合い方を人生設計にしっかり組み込んでおくようにしましょう。
⑩人生の優先順位を明確にする
人生には迷いがつきもの。
いろいろな節目で、判断に迷うことも多いでしょう。
こうした時に、間違った判断をしないようにするためには自分なりの優先順位を持っておく必要があります。
人生設計を立てる際にも、自分の中の優先順位を踏まえるようにしましょう。
仕事とプライベートは代表的な事がらです。
そのほかに、希望する生活水準や人間関係など、自分にとって優先順位を明確にしておけば、判断に迷うことなく自分に合った人生設計がたてられます。
⑪身を置きたい環境を明確にする
これから生きていくうえで、身を置きたい環境について考えることも大切です。
人間関係や住居環境など、自分が暮らしていきたい理想の環境を考えてみましょう。
特に、これまでは仕事の方が環境よりも優先される考え方が主流でした。
仕事場に近いことが、住みたい環境よりも優先される場合も珍しくありません。
しかし、環境が与える影響は大きいものです。
自分のやりたいことや人生での役割などを考え、自分に合った環境を考え直してみましょう。
環境が見えてくれば住居問題も具体的に考えられるようになります。
⑫大きな目標と細かい目標を設定する
人生の大きな目標と小さな目標を考えましょう。
人生設計は、いくらしっかりしたものを作っても、思い通りに行かないことで変更になる場合があります。
大きな目標だけを考えると、変更や修正が必要になったときに人生設計を一から見直さなくてはいけなくなってしまいます。
しかし、大きな目標を達成するための小さな目標を設定していれば、臨機応変な対応ができます。
小さな目標をチェックポイントにして、目標に向かってどのくらい進んでいるのかが明確になります。
変更があっても、最終的に大きな目標へたどり着くためには、どの目標を修正し、人生設計を考え直せばよいかがわかりやすくなるでしょう。
また、小さな目標をクリアすることがやりがいにつながり、モチベーションを持って毎日が過ごせるようになります。
人生設計のヒントが見つかる本
人生設計を立てるときに役立つ本をご紹介します。
お金の問題から、生き方まで、しっかり考えたい人のサポートをしてくれる本ばかりです。
①あなたのお金を「見える化」しなさい！ ～ビジネスパーソンのための新お金管理術～
人生設計にとって欠かすことができないお金の問題。
そのお金の流れやポイントを、わかりやすく見える形にまとめるための一冊です。
自分で書き込むことで、より明確にお金について考えられるだけでなく、自分で自分の人生をマネジメントするためのコツもつかめます。
人生設計を立てるために必要な実践型の一冊でしょう。
②こころとお金のコーチング
人生設計のためにはお金の問題が大切です。
しかし、お金ばかりを優先してしまうと、納得のいく自分らしい人生にはなりません。
きちんと自分の心を踏まえてお金の問題を添わせていくための考え方を教えてくれる一冊です。
人生設計を立てたくても、うまくプランニングできずに悩んでいる人のヒントが見つかる一冊です。
③人生を変えるライフプランノート
いろいろなことを質問に沿って書き込むだけで、自分の人生設計が見えてきます。
人生設計を作りたいけど、何から始めていいのかわからないという人におすすめです。
まず、人生を考えるとっかかりを見つけられる一冊ではないでしょうか。
人生設計のシミュレーションができるアプリやサイト
人生設計を作るために役立つアプリをご紹介します。
①MandalArt マンダラート
9マスを埋めたり動かすことでアイデアを広げ、考えをまとめていくマンダラートの発想法が簡単に実践できるアプリです。
9つのポイントを使うだけで実践できるため手軽に実践できますが、自分の考えをしっかり明確にできます。
紙に書くよりもスマホで簡単に人生設計をまとめられるでしょう。
②家族史年表＋未来設計
自分で人生の年表が作れるアプリです。
これまでを振り返ることで、自分に向いていることや、人生で優先したいことも見えてきます。
さらに、わかりやすく時系列で人生設計が作れるので、人生設計を作るときのサポートになります。
③教えて！未来ゾウ（人生設計,貯蓄,年収,資産,老後,年金,収入,世帯年収）
教えて！未来ゾウ（人生設計,貯蓄,年収,資産,老後,年金,収入,世帯年収）
単純な家計簿アプリではなく、ライフプランを立てるために必要なお金が簡単にまとめられるアプリとして人気のアプリです。
操作も簡単で、今後の人生でのお金の流れをつかむために役立つアプリです。
人生設計しない生き方もアリ？
これまで人生設計を立てることのメリットや、その必要性を見てきました。
しかし、人生はどれだけ計画を立てていても思いがけないことが起こるものです。
いつかやろうと思って、夢を人生の後半に設計しても、それまでに病気や環境の変化で夢に手が届かなくなる可能性もあります。
人生設計をせずに、やりたいことに思い切って飛び込む人生も、また一つの生き方です。
リスクもありますが、自分にあった生き方を実現するためには、どの方法が、より向いているのかを考えてみましょう。
人生設計のない生き方も、また一つの人生です。
人生設計で憧れた大人に近づこう
人生設計を立てると聞くと、堅実で真面目な人物像を描く人も多いでしょう。
しかし、人生設計とは単純な人生の計画ではありません。自分を見つめ、人生で何を成し遂げたいのか、どういった役割を持ちたいのかといった人生観を見直す試みでもあります。
子どものころに憧れた大人をイメージしてみてください。
お金や地位、職業をはぎとった後に残る、憧れの大人はどんな人物ですか。
そのような、子どものころの自分に恥じない生き方を実現するためにはどんな経験や資金が必要でしょうか。
人生設計は堅実に生きるためのレールではありません。
より自分らしく、理想を実現するための役立つ手段です。
人生設計を作って、自分に恥じない憧れの人生に進みましょう。
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