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「こじらせる」の読み方や意味は?

こじらせるの意味とは

拗らせる」とはよく目にする言葉ですが、その読み方や意味については曖昧な人もいるかもしれません。
まずは「拗らせる」の読み方と意味をご紹介しましょう。

読み方

「拗らせる」は「こじらせる」と読みます。
漢字よりも「こじらせる」とひらがなで表記する方が見慣れているという人も多いかもしれません。

意味

「こじらせる」とはもともとは、ものごとをもつれさせたり、解決しにくくさせてしまったりするという意味です。
病気などを長引かせたり、悪化させたりしてしまうという意味もあります。

転じて、些細なことを大げさにとらえて問題を起こしたり、いちいち素直でなく面倒くさい言動をしたりすることも「こじらせる」と表現するようになってきました。
また、常にこのような「こじらせる」状態になっている人のことを「こじらせている」とも言い、こじらせている女性のことを「こじらせ女」と揶揄する風潮もあります。

こじらせる女性の特徴!

こじらせる女性

では、こじらせる女性にはどのような特徴があるのでしょう。
こじらせる女性には、以下の特徴があります。

  1. 高いプライドを持っている
  2. 自己肯定感が低い
  3. 依存願望がある
  4. 現状を正しく評価できていない
  5. 考えが浅い
  6. 過去に何らかのトラウマがある
  7. 人に弱みを見せるのが苦手
  8. 認められたい気持ちが強い

続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきます。

特徴①:高いプライドを持っている

こじらせる女性は、高いプライドを持っている場合が多いです。
プライドが高いため、つい上から目線になってしまったり、自分の意見が反対されると猛反撃したりしてしまいます。

人から仕事を頼まれても「何で私が!」と思ったり、失敗してもなかなか自分の非が認められなったりする人も多いでしょう。
そのため、周囲からは面倒な人と思われがちです。

特徴②:自己肯定感が低い

こじらせる女性には、実は自己肯定感が低い人が多いです。
つまり、自分に自信がないのです。

しかし、その自信のなさを隠したり取り繕ったりすることで自分を守ろうと武装する人もいます。
こうした女性は、自己肯定感が低いのにプライドが高くなりやすく、非常にアンバランスな性格を持っていると言えるでしょう。

特徴③:依存願望がある

他力本願のタイプです。
こじらせる女性の中には、自分ではさほど動かないのに「誰か何とかして!」と人に依存したがる人も多いかもしれません。

しかし、実際に人の気持ちや行動を自由にできるわけではありません。
そのため、いつも自分の欲求が満たされず、周りに振り回されてしまったり心を病んでしまったりするのです。

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特徴④:現状を正しく評価できていない

こじらせている女性の多くは、自分がこじらせている状態にあることに気づいていません。
つまり、自己評価と他人からの客観的な評価がかけ離れているのです。

そのため、「なぜ自分はこんなにも頑張っているのに評価されないのだろう?」と不満が溜まったり、「なぜ私のことをわかってくれないの?」と悩んでしまったりすることも多いでしょう。
こうした不満や悩みの積み重ねでどんどんネガティブな感情が溜まっていき、よりこじらせてしまう場合もあります。

特徴⑤:考えが浅い

プライドが高かったり、正しい自己評価ができなかったりするために、こじらせている女性は他人の意見を素直に受け止められないことも多いでしょう。
そのため、自分の考えに固執しがちになります。

周囲との意見交換がないため、いつも脳内会議をしているような状態です。
本人はいろいろ考えているつもりでも、実際はものごとを掘り下げて考えたり、別の側面から見たりすることができません

そうなると自然と考えが浅くなり、いつも同じような答えしか出せなくなるのです。

特徴⑥:過去に何らかのトラウマがある

過去に非常にショックを受けたことや傷ついた経験があると、こじらせる女性になりやすいです。
そのできごとは、そのときに受けたショックや恐怖などの感情とともにトラウマとして脳に刻み込まれているでしょう。

こうした経験をすると、同じような局面や似たような局面に立ったとき、どうしてもネガティブな考え方をしてしまいがちです。
ネガティブな考えを繰り返すうちにその思考回路が定着してしまい、いつの間にかこじらせる女性なってしまいます。

特徴⑦:人に弱みを見せるのが苦手

プライドの高さや他者への不信感から、人に弱いところを見せるのが苦手な女性が多いです。
素直に人の意見を聞いたり、人に助けを求めたりすることができないため、かわいげのないこじらせる女性になってしまいます。

人に弱みを見せずに強がっていると、いつの間にか見栄や嘘が出てきてしまうこともあるでしょう。
こうして、こじらせる女性はますますこじれていってしまうのです。

特徴⑧:認められたい気持ちが強い

こじらせる女性は、さまざまな要因があってこじらせているわけですが、周囲からしたらその理由はわかりません。
単純に「あの人はこじらせている面倒な人」思われてしまうことが多いでしょう。

そのため、孤立しがちだったり、人から嫌われてしまうことも多々あります。
周囲が自分を理解してくれず、受け入れてくれないので、こじらせる女性はいつも愛情や友情に飢えているでしょう。

そのため、「周りから認められたい、愛されたい」という気持ちが人一倍強い場合が多いです。

こじらせる女性の行動パターン!

こじらせる女性にありがちなこととは

では、こじらせる女性の行動パターンをみていきましょう。
こじらせる女性の行動パターンには、以下のものがあります。

  1. 高飛車な態度をとる
  2. 感情的な言動を繰り返す
  3. 自虐的な発言が多い
  4. 人の意見を聞かない
  5. 不調をアピールをする
  6. SNSの更新頻度が高い
  7. 恋人ができてもすぐ別れてしまう
  8. 一人で行動したがる

続いて、こじらせる女性の行動パターンを、それぞれ詳しくみていきます。

パターン①:高飛車な態度をとる

プライドが高いため、高飛車な態度をとることも多いです。
また、自己評価が十分にできていないため、周りから見れば意見できる立場にないのにも関わらず、上から目線で自分の意見を押しつけてしまうこともあります。

パターン②:感情的な言動を繰り返す

高いプライドがあり、認められたい気持ちも強いため、自分を否定されているように感じると非常に感情的になります
さほど深い考えもないため、論理的な発言はできません。

そのため、周囲は余計に感情的な印象を受けやすいでしょう。
人に依存しやすい性格でもあるので、周りが少しでも協力的でない態度を見せるだけで不安になり、「何とかしてよ!」とまくしたてることもあるかもしれません。

パターン③:自虐的な発言が多い

とにかく認められたいという気持ちが強いので、自虐的な発言をすることで「そんなことないよ」と周囲が温かい言葉をかけてくれるのを期待しがちです。
あえて自分を貶めることで、周りからの承認を確認したいという気持ちが根底にはあるのかもしれません。

また、プライドが高いため、失敗する可能性があることには「私はこういうの苦手なタイプだから」などと予防線を張りたがります。
結果として、自虐的な発言が多くなるのです。

パターン④:人の意見を聞かない

プライドが高く自己評価もうまくいっていないため、つい「自分が正しい」と思い込みがちです。
また、自分の意見と違う意見が出ると不安になったり怒りを覚えたりすることもあります。

そのため、人の意見を素直に聞くことがなかなかできません
それどころか、自分の自尊心を守るために人の意見を無視したり、真っ向から反対したりすることもあります。

パターン⑤:不調をアピールをする

こじらせる女性からは、距離を置きたいと思う人も多いでしょう。
そのため、こじらせる女性は孤独を感じていることも多々あります。

人から認められたい、かまってほしいと思うばかりに、わざと体調不良を訴えたり、「今すごく困ってることがあって……」などと言ったりして周囲の関心を引きたがります。
周りに心配されたり同情されたりするようなことをわざわざ口に出して言うことが多いです。

パターン⑥:SNSの更新頻度が高い

人から認められたいという願望が強いため、SNSで「キラキラしている自分」をアピールしたがるパターンも多いです。
承認欲求を満たすため、次から次へと頻繁にSNSを更新します

「いいね!」の数やコメント数がたくさんつけばつくほど、認められたいという欲求は満たされるかもしれません。
ところが、少しコメントがつかなかったり遅れたりすると、途端に不安や不満でいっぱいになってしまうのです。

そしてつい「大変なことが起こった」「ショック……」などと意味深な書き込みをしてしまう「かまってちゃん」になってしまうことも多いでしょう。

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パターン⑦:恋人ができてもすぐ別れてしまう

恋人と長続きしないのもよく見られるパターンです。
相手へ依存する気持ちが強いので、相手の気持ちがちょっとでもわからなかったり、相手が自分の思う通りにふるまってくれなかっただけで、不安定な精神状態になることもあります。

相手に悪気がなくても、一方的に振り回されていると思い込み、相手へ不満が溜まっていきます。
そんな状態に疲れが出て自分から別れを切り出したり、情緒不安定で感情的な彼女に嫌気がさした相手から別れを告げられたりしてしまい、なかなか恋愛が長続きしません。

パターン⑧:一人で行動したがる

人に認められたいということは、周囲からどう見られているかが気になってしまうタイプということです。
そのため、人の目を意識し過ぎて疲れてしまうこともあるでしょう。

そもそも、こじらせる女性の人づきあいや人間関係には問題が生じやすいです。
そのうち吹っ切れて「もう一人でいる方が楽だ」となってしまうパターンもあります。

いつ・どのように…?こじらせる時期・前兆!

こじらせる女性にはきっかけがある?

こじらせる女性も、生まれたときからこじらせていたわけではないでしょう。
いつ、どのようにこじらせるようになってしまったのでしょうか。

こじらせる時期前兆について見ていきます。

時期

こじらせる時期は、20代の後半頃から始まる女性が多いようです。
30代を前にして、誰しも将来のことを不安に思ったり、「このままで良いのか」という焦りが出てきたりしてしまう時期ではないでしょうか。

自分を見つめ直そうとしたときに、結婚の目途も立っていない、キャリアにも自信がない、というような場合には「私には何があるの?」と不安でいっぱいになってしまいます。
職場でも恋愛でも「若いから」という理由でお咎めなしだったことが、厳しい目にさらされるようになっていくのもこの頃からでしょう。

ネガティブな感情が溜まりやすく、周囲の目ばかり気になるようになり、徐々にこじらせる女性へと変わっていってしまう人もいるのかもしれません。

前兆

こじらせる女性になる前兆は恋愛に現れやすいです。
たとえば、気になる男性がいても付き合う前に気持ちが冷めてしまったり、付き合うものの長続きがしなくなったりしてきたとしたら、注意した方が良いでしょう。

そもそも、恋愛する気持ちすらしないという場合も要注意です。
素直に恋する気持ちが持てなくなるのも、こじらせる前兆と言えるでしょう。

また、人生が充実した人や幸せそうな人を見て、粗探しをしたくなったり八つ当たりをしそうになったりしたらレッドサインです。
誰しも多少の嫉妬心はあるはずですが、人に対し憎らしく思うほどの嫉妬を覚える場合にはこじらせ始めている可能性が高いかもしれません。

こじらせる女性にならないために!

こじらせる女性になると損!

では、こじらせる女性にならないための対策をみていきましょう。
こじらせる女性にならないためには、以下の対策があります。

  1. 友達同士で定期的にチェックし合う
  2. 得意分野や長所を伸ばす
  3. 早めに結婚する
  4. 気持ちを切り替える練習をする
  5. ものごとの裏を読むのをやめる

対策①:友達同士で定期的にチェックし合う

こじらせる女性がどんどん深みにはまっていってしまうのは、自分がこじらせていることに気づけないからというのが大きいでしょう。
こじらせる女性にならないためには、定期的に自分を見つめ直すことが重要です。

信頼できる友達と、互いにこじらせる女性の要素が出てきていないかチェックしてみましょう。
こじらせてしまう前に客観的に自分を見つめ直すことで、前兆に気づいて修正できれば良いのです。

対策②:得意分野や長所を伸ばす

自己肯定感の低さや根拠のないプライドの高さは、こじらせる女性に転じやすい特徴です。
これらを乗り越えるためには、自分の得意分野や長所を伸ばすよう努力し、実績を残すことが近道になるでしょう。

成功体験を積むことで本物の自信が身につき、ものごとを前向きにとらえられるようになります。

対策③:早めに結婚する

恋愛面でこじらせるタイプの対策には、早めに結婚することが一番です。
年齢を重ねればさまざまなこだわりが出てくることが多く、恋愛面でこじらせる可能性も高まります。

こじらせる前に結婚してしまえば、恋愛で失敗することもありません。
また、常に愛する人が側にいることで大きな充足感も覚えるでしょう。

対策④:気持ちを切り替える練習をする

失敗した経験を長く引きずったり、考えても解決しない問題にいつまでも頭を悩ませたりしていると、どうしてもネガティブな思考に支配されがちになります。
それが続くとこじらせる女性になりやすいので、気持ちを切り替えていつまでもうだうだと考えないようにしましょう。

気分転換を意識的におこなうなどして、日頃から気持ちを切り替える練習をしておくのがおすすめです。

対策⑤:ものごとの裏を読むのをやめる

何にでも「裏があるのでは?」と思い始めると、人間不信になったり疲れたりしてしまいます。
人の意見を聞くときはなるべく素直に受け止めるように心がけましょう。

また、後から「あれには別の意味があったのでは?」と考え出すときりがありません。
既に終わったことであれば余計なことは考えず、きっぱり忘れてしまいましょう。

こじらせる女性になっちゃった…抜け出す方法は?

こじらせる女性になってしまったら

もし「こじらせる女性になっちゃったかも?」と感じたら、一度自分のこじらせているポイントをできるだけ明確に挙げてみましょう。
まずはこじらせていることを自覚することが大切です。

そしてこじらせている自分が出てしまったときには、自分の非を認めしっかりと反省したり謝罪したりしましょう。
「こじらせている自分を直したい!」としっかりと意識して行動すれば、周囲にもその誠意は伝わります。

あなたの前向きな気持ちと努力を感じれば、周りの人も協力的になり、人間関係も改善されるかもしれません。
周囲から認められることであなたはより前向きになることができ、こじらせる女性から抜け出す大きな力となるでしょう。

こじらせる人との上手な付き合い方とは?

こじらせる人が周りにいたら?

こじらせる人に付き合っていると、こちらまでネガティブな気持ちになったり、振り回されてしまったりすることも多いです。
そのため、こじらせる人とはあまり深くかかわらず、適度に距離を保った付き合いをした方が無難でしょう。

ただし、その人があなたにとって大切な人であれば、はっきりとこじらせていることを指摘してあげることも必要です。
あなたに多少の苦労を引き受ける覚悟があるなら、その人がこじらせる女性から抜け出せるよう協力する姿勢を見せましょう。

誰にでもこじらせる可能性はある! 自分を客観視するくせを

こじらせる女性にならないために

誰にでも多少は面倒くさいところやネガティブな一面はあります。
それを放っておくと、こじらせる女性になってしまう可能性が高いです。

自分を客観視するくせをつけ、「こじらせかけているかも?」と思ったら、早期に修正するようにしましょう。

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ライター
noel編集部

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