冷え性対策におすすめの靴下7選!寝る時に履くメリット・デメリット
手足や体が冷えてしまい眠れない、集中できないなど、冷え性は日常的に困ることが多いですよね。 特に就寝時は手足が冷えていると、寝つきも悪くて寝不足が続くという日もあるでしょう。 今回は冷え性対策におすすめの靴下を紹介するとともに、寝る時に靴下を履くメリットやデメリットを紹介します。 冷え性に良いとされる靴下について知っておくと、より冷え性改善が見込めるでしょう。
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末端冷え性の原因
手足や指先の冷えは「末端冷え性」と呼ばれるものですが、そもそもこれの原因を知っていますか?
冷え性対策をしても、根本的な原因を知っていないと、いつまでも改善へと至らないですよ。
- 筋肉量の低下・量
- ホルモンバランスの乱れ
- 無理なダイエット
- 血行を妨げる服や下着の着用
では、それぞれの原因について詳しくみていきましょう。
①筋肉量の低下・量
冷え性は男性よりも女性の方が多いといわれていますが、これは女性の方が筋肉量が少ないからといわれています。
女性は熱を生み出す筋肉よりも、発熱性がない脂肪を蓄えやすいため、熱を生み出しにくいのです。
また運動量の低下によって筋肉量が低下すると、熱をそれだけ生み出すものがなくなるため、冷え性になりやすいとされています。
そもそもの筋肉量が少なかったり、運動不足によって量が減ることで、冷え性になっていくのです。
②ホルモンバランスの乱れ
女性の体はストレスや食事、日々の生活内容など、さまざまなことによってホルモンバランスが変化を見せやすいですよね。
特に強いストレスや寝不足など、悪い影響ばかりを受けてしまうと、ホルモンバランスは悪い方へと乱れていきます。
これによって女性ホルモンの分泌が正常に行えなくなり、血行が悪くなるなどの影響が現れます。
血行が悪くなると、手足に血液が行きわたりにくくなるため、冷えるとされています。
③無理なダイエット
女性にとって1キロでも太ったとあれば、大問題と感じる人も多いですよね。
そしてその1キロを落とそうと、無理なダイエットを始めてしまう人もいるでしょう。
しかし無理なダイエットは、必要なホルモン分泌を乱す原因になりますし、筋肉の元となる栄養素や栄養失調による冷えを発生させやすくします。
食べなければ体重は元に戻るでしょうが、その代わり体が冷えて、今度は痩せにくい体質になっていくのです。
④血行を妨げる服や下着の着用
すらっとした体型に憧れたり、つい可愛い服や下着があると、多少の締め付けがあっても気になりませんよね。
しかし体を締め付ける服や下着の着用は、その下にある血管を圧迫し、血行を妨げる原因になってしまいます。
血行が妨げられると、血液の循環が悪くなります。
また体の中心に血液が集まりやすくなるため、手足といった末端部分に熱が伝わりにくくなり、末端冷え性になりやすいとされています。
冷え性だと眠りにつきにくい理由
冷え性は体が温まりにくいだけの体質…だと思ってはいませんか?
冷え性は単に体が冷えるだけでなく、眠りが浅くなったり、なかなか眠れないなどの睡眠障害を引き起こします。
この睡眠障害は、ホルモンバランスが乱れることにより、睡眠を促すホルモンの分泌が減少してしまうからだと考えられています。
また冷えのせいで睡眠不足に陥ると、またホルモンバランスが乱れて…と悪循環に陥り、冷え性と睡眠不足を併発してしまいます。
冷え性は眠りにも影響してしまうので、単に体が冷えるだけで終わらせないようにしましょう。
冷え性の人が睡眠時に靴下を履くメリット
体が服を着ればいくらか温まるように、足だって靴下を履けば温まりますよね。
寝る時に足元が靴下によって温まるようになれば、入眠しやすくなるなど、以下のようなメリットがありますよ。
- 寒さから足を守れる
- 入眠しやすくなる
- 冷えによるストレスの緩和
では、それぞれのメリットについて詳しくみていきましょう。
①冷えから足を守れる
冷え性の人が靴下を履いて寝る一番のメリットは、やはり寒さや冷えから足を守れることにあります。
足が冷えてしまうと、どうしても寝つきが悪くなり、寒さを感じやすくなりますよね。
しかし靴下を履くだけで、その寒さは減少し、いくらかの温かさを感じながら眠ることができます。
冷え性の人は選ぶ靴下によっては、冷え性改善へと近づけるのです。
②入眠しやすくなる
寒さや冷えがいくらか軽減されると、人はとたんに眠たくなります。
体が温まるとうとうとしてくるように、それまで冷たかった部分が急に温まることで、眠たくなってくるのです。
そのため冷え性の人が寝る前に靴下を履くことで、入眠しやすくなるというメリットがあります。
なかなか眠れない、寝つきが悪いときには、靴下を活用すると、冷え性が一時的に改善され、眠れるようになるでしょう。
③冷えによるストレスの緩和
寒さを感じると、人は知らないうちにストレスを感じてしまいます。
体を温めようと擦っても、温まらないとイライラしてきますよね。
しかし靴下を活用すると、それまでの寒さが和らぐため、ストレスも軽減していきます。
寝る時に冷え性によるストレスを感じやすい人は、靴下を活用することでストレス緩和効果も得られるでしょう。
冷え性の人が睡眠時に靴下を履くデメリット
一見「冷え性には寝る時には靴下が良い」と思ってしまいますが、実は靴下によっては逆にデメリットを受けてしまうものもあります。
冷え性の人が寝る時に靴下を履くことで、受けてしまうデメリットは以下のようなものがあります。
- 靴下のゴムによる血管の圧迫
- 睡眠時に汗をかきやすくなる
- 足裏からの放熱を邪魔してしまう
では、それぞれのデメリットを詳しくみていきましょう。
①靴下のゴムによる血管の圧迫
靴下には、ずり落ちを防止するために履き口にゴムが使用されているものが多いですよね。
しかし寝る時には、これがかえって冷え性を悪化させる原因になることもあります。
このゴムによって血管が圧迫されることにより、血行が悪くなり、血液が手足に循環されにくくなるからです。
これではせっかく足の表面の冷えを取り除いたとしても、根本的な血液循環が悪くなり、冷え性が悪化します。
冷え性の人が寝る前に選ぶ靴下によっては、逆に冷え性を悪化させるため、選び方が重要になってきます。
②睡眠時に汗をかきやすくなる
私たちの皮膚には汗腺というものがあり、それは足も例外ではありません。
靴を履けば足が蒸れるように、足裏からも汗は出ますよね。
靴下を履くことによって汗が促され、不快感を覚えたり、逆に体の熱を奪うなどのデメリットが生じます。
一旦は冷えが改善されたと感じても、寝ている間に冷え性を悪化させやすくしているともいえます。
③足裏からの放熱を邪魔してしまう
汗と同じように、人は足裏からも熱を放出しています。
しかし靴下によって空間が妨げられることで、足裏からの放熱が邪魔されてしまい、逆に熱を抱えやすくなり、足裏に不快さを感じてしまいます。
また放熱したとしても、靴下内でその熱がとどまってしまうと、汗をかきやすくなります。
汗によってまた体温が奪われ…と悪循環に陥るため、通気性の悪い靴下を履くと、逆に冷え性が悪化する可能性が高くなります。
冷え性対策用の靴下の選び方
靴下によるデメリットを見てしまうと、「靴下って悪いのでは?」と勘違いしてしまうでしょう。
靴下全部が悪いという意味ではなく、冷え性の人が寝る前に履く靴下は「選び方が大切」ということです。
適切な靴下を履いて冷え性対策するためにも、冷え性対策用の靴下の選び方を知っておきましょう。
- 履き口が締め付けないもの
- 通気性が良い
- 天然素材
- 適したサイズ
では、それぞれの選び方について詳しくみていきましょう。
①履き口が締め付けないもの
冷え性の原因は、血管の圧迫による血行の妨げでしたよね。
これは主に、履き口など、血管を締め付けるゴムが原因になります。
そのため冷え性対策として靴下を利用するなら、履き口などにゴムが使用されていない、または締め付け感の少ない靴下をチョイスしましょう。
目安としては、履き続けても皮膚にゴム跡がつかないくらいのものです。
ゴム跡がつく靴下は締め付けていることになるため、普段の靴下と併せてチェックしておきましょう。
②通気性が良い
世に売られている靴下は、さまざまな素材で作られています。
そして素材・靴下によっては、通気性が悪く、すぐに汗をかきやすいものがありますよね。
それだけ暖を取れるのですが、冷え性対策にはあまり向かないものとなっています。
足の放熱を邪魔しない、また汗をかきにくい素材の靴下が良いので、通気性の良い靴下を選びましょう。
③天然素材
靴下には化学繊維が使われているものもあれば、100%コットン素材など、天然素材を使用しているものもあります。
天然素材を使用した靴下は、割高ではあるものの、冷え性対策の靴下としては最適です。
熱を放出しやすく、通気性も良い、そして肌触りも良いため、履いたときのストレスが少ないです。
これらのメリットから、冷え性対策には天然素材の靴下が適しています。
④適したサイズ
人の足はどれも同じ…というわけではありませんよね。
靴下も同じで、ものによってそれぞれサイズがあります。
靴と同じように、靴下も自分に適したサイズを選ぶ必要があります。
ぶかぶかだと不快感を感じやすいですし、きついと締め付けて血行を悪くし、冷え性を悪化させる原因になります。
靴下のサイズは22cm~24cmなど幅が広くなっていますが、より自分の足に近いサイズの靴下を選ぶようにしましょう。
冷え症対策におすすめの靴下7選
冷え性対策に靴下が良いといっても、どんな靴下を履けば良いか迷いますよね。
そんな人におすすめの靴下を紹介するので、以下のような靴下を参考に選んでみると良いでしょう。
①hiorie 冷えとり靴下
特殊3層編み構造をしている冷え性対策に適した靴下です。
5本指ソックスとカバーソックスの重ね履き専用なので、寝る時はもちろん、冷えが気になるオフィスなどでも手軽に使えるようになっています。
肌が当たる内側はシルク100%で肌触りがよく、また外側も綿100%と素材にこだわった靴下になっています。
履き口もゆったりとしているため締め付けず、ロングタイプなので足全体を包み込んで冷え性対策できますよ。
②cocoonfit シルク 2重編みソックス
シルクと綿の2重編み構造をしている靴下で、保温性がありつつも蒸れにくいため、快適に履いていられます。
寝る時はもちろん、冷えが気になる日中、オフィスなど場所を選ばずに使用できます。
履き口もゆったりしているので、長時間履いてもストレスにならず、温かさをずっと感じられると人気があります。
寝る時以外にも冷え性対策用として靴下を活用したい人に向いています。
③日本製靴下 オーガニックコットンソックス
こだわり抜いたオーガニックコットンを使用しており、伸縮性もあるため履いていてストレスを感じにくい靴下になっています。
滑り止めもついているので、靴を履いて出かける時でも冷え性対策として活用できます。
締め付け感や蒸れを感じにくい素材を使用しているので、長時間履き続けてもストレスがありません。
寝る時用としても日中用としても向いている靴下です。
④Ribution 冷え性対策 靴下
こちらは綿やポリエステルなどの合成繊維でできた靴下ですが、2重編み構造になっているため、重ね履きしたような暖かさを感じることができます。
1枚では寒さを感じやすいけど、重ね履きは蒸れてしまうという人にも向いています。
また履き口がしっかりしているので、他の靴下ではズレ落ちてしまうという人にもおすすめです。
暖かさを感じつつも通気性は良いので、冷え性対策の靴下として適しています。
⑤桐灰化学 足の冷えない不思議なくつ下
断熱エアヒート繊維など、化学繊維を主とした素材でできた靴下ですが、足元を包み込むような暖かさを感じられます。
生地が厚いので寒さを感じにくく、冷え性の人でもポカポカと暖かさを感じやすいと口コミで人気があります。
就寝用というよりも日中向きの靴下になりますが、冷え性対策として活躍してくれるでしょう。
特に重ね履きせずとも暖かさを感じられるので、重ね履きが手間だと感じる人に向いています。
⑥シルク靴下 5本指フットカバー
指先だけのフットカバーで、靴下やタイツ、ストッキングなどの上から重ね履きすることもできます。
締め付け感もなく、汗も吸ってくれるので、寝る時でも日中でも、さまざまなシーンで活用できます。
また寝る時にかかとの締め付け感が気になる、という人にも向いています。
つま先だけなので、指先の冷え性対策に効果的ですよ。
⑦kasane lab. 冷えとり 裏シルク表コットンの5本指靴下
肌に当たる部分は絹、外側は綿と2重編み構造になっていて、手触りも肌触りも良い天然素材の靴下です。
5本指なので蒸れを軽減し、5本指ならではの快適さで活動ができます。
また冷え性靴下の中では数少ない柄付きなので、女性からの人気も高いです。
可愛い靴下に包まれながら冷え性したい人に向いています。
冷え性の人が寝る時に靴下を履きたい場合の注意点
冷え性用の靴下を履くといっても、寝る時にはいくらかの注意が必要です。
例え冷え性用の靴下であっても、長時間の使用は冷え性を悪化させる場合もあるため、以下のようなことに気をつけながら履きましょう。
- 寝る前に脱ぐまたは直前に履く
- 5本指ソックスにする
- 素材に注意する
では、それぞれの注意点について詳しくみていきましょう。
①寝る前に脱ぐまたは直前に履く
冷え性であっても、できれば寝る前には靴下は脱いだ方が、やはり血行は良くなります。
根本的な冷え性改善を目指すなら、いつかは靴下を履かないで寝ることも視野に入れておかなければいけません。
しかしどうしても寒く、冷えが気になって眠れない時もあるでしょう。
そうした時は、寝る直前に履くようにしましょう。
例え締め付け感のない靴下でも、長時間の使用は窮屈さを感じます。
それを軽減させるためにも、履いて寝るなら、寝る直前まで靴下は控えておきましょう。
②5本指ソックスにする
履いて寝るなら、5本指ソックスの方が良いとされています。
5本指ソックスの方が足指の自由が効きますし、何より全体的な締めつけ感が無くなるため血行も良くなるといわれています。
5本指ソックスは慣れるまでに時間がかかりますが、一度その快適さに気づくと、5本指ソックスが大好きになりますよ。
好みもあるでしょうが、一度5本指ソックスを試すことをおすすめします。
③素材に注意する
どうしても靴下を履いて寝る場合には、素材に注意しましょう。
どんなに履き口がゆったりしていても、通気性が悪いものは冷え性を悪化させる可能性が高いです。
そのため履いて寝るなら、通気性の良い素材の靴下を履きましょう。
素肌と同じように感じられる素材の方が、ストレスも少なく、安心して眠りにつけるでしょう。
靴下を履く以外にも!おすすめの冷え性対策法
冷え性対策は靴下以外でもできます。
靴下と併せて冷え性対策することで、冷え性改善の日もより近くなるでしょう。
- バランスの良い食事
- 適度な運動
- 足のマッサージ
では、それぞれの対策法を詳しくみていきましょう。
①バランスの良い食事
私たちの体は、日々食べたものによって作られていきますよね。
そして筋肉になるのも、ホルモンを作り出すのも、すべて食べたものに関係してきます。
冷え性も同じで、食べたものによっては悪化したり改善したりします。
健康的な体を維持するには、やはり健康的なバランスの良い食事が肝心です。
ホルモンバランスを整える、筋肉を作るという意味においても、バランスの良い食事は冷え性の対策になりますよ。
②適度な運動
運動量の低下が筋肉量の低下を招いてしまうので、日常的に適度な運動を行えるように調整していきましょう。
例えば、1駅分歩く、階段を使う、足踏み運動など、日々の中で行えることはたくさんあります。
自分の生活の負担にならない程度で良いので、自分で運動の時間を見つけてみましょう。
筋肉が作られれば、熱も生み出しやすくなり、冷え性も改善へと近づきますよ。
③足のマッサージ
すぐに冷え性を対策したいなら、冷え性が気になるときに足のマッサージをしてみましょう。
足のツボを押したり、足全体をマッサージすることで血行が促進され、冷えを緩和させることができます。
足指を回す、足の裏を刺激するだけでも良いので、時間を見つけてはマッサージしてみましょう。
日々の積み重ねが冷え性改善対策になりますよ。
冷え性対策で靴下を使うなら、選ぶ靴下が重要!
冷え性対策に普段から靴下を使っている人も多いでしょう。
しかし、靴下の選び方一つで、冷え性が改善したり、逆に悪化することもあるんです。
冷え性には靴下が良いといっても、選び方一つで差が出ます。
自分の冷え性を改善したいなら、靴下は締め付けずに通気性の良いものを選びましょう。
寝る時だけでなく、日中から対策することで、より改善へと近づくでしょう。
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