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「本当は子供が欲しくない」と思うのはヒドいこと?

子供が欲しくないことを検索する人

「本当は子供が欲しくない」と思うのは、決してヒドいことではありません
全ての人が結婚したから、子育てに適した年齢になったから子供が欲しいと思うわけではないのです。

今の生活に十分満足している、彼や夫との生活スタイルを崩したくないと思うのはごく自然なことです。
結婚したのだから子供を持つのが当たり前と考えることも自然なことですが、それと同じくらい特別なことではありません。

結婚すると、どうしても周囲に人から「子供はいつ?」と聞かれてしまうものですが、意外と多くの人がそれを苦痛に感じています。
子供が欲しくないと思う人は少なくありませんよ。

子供が欲しくないと思う理由

子供が欲しくないキャリアウーマン

子供が欲しくないと思う理由にはどのようなものがあるのでしょう。
その理由には、以下の10つあります。

  1. 子供を可愛いと思わない
  2. 今の仕事から離れたくない
  3. 自分の夢を叶えたい
  4. 現状に満足している
  5. 子供を育てる自信がない
  6. 出産が怖い
  7. 虐待された過去がある
  8. トラウマがある
  9. 女性として生きていきたい
  10. 経済的に無理

その理由を、それぞれ詳しくみていきます。

理由①:子供を可愛いと思わない

子供が欲しくないと思う理由には、子供が可愛いと思わないというものがあります。
誰しもが母性本能にあふれている訳ではありません。

もともと、子供が可愛いと思えない女性も多くいます。
子供を持っている人でも、子供ができてしまったから産んだという人も少なくないのです。

実際に生まれてから母性本能に目覚めた女性もいます。
人の気持ちはそれぞれです。

人が好き、動物が好きなど、自分が好きなものや嫌いなものは人それぞれ違うのは普通のことなのです。
子供が欲しくないのもそれと同じことです。

理由②:今の仕事から離れたくない

子供が欲しくないと思う理由で多いのが、今の仕事から離れたくないというものです。
頑張って周囲から認められてきた人や仕事が好きな人は、産休や育休で仕事から離れてしまうことで自分のキャリアをなくしてしまうと考えます。

正直、妊娠したことがわかると周囲の人たちから、体の面を気遣って大きなプロジェクトから外されてしまうことやお産のための休暇を取ることで続けて同じ部署にいるのが難しくなることもあります。
周囲に妊娠して仕事環境が変わった人をみて、子供は欲しくないと思ってしまうのはごく普通のことなのです。

理由③:自分の夢を叶えたい

自分の夢を叶えたいと思って頑張っている人も、子供が欲しくないと思っています。
妊娠、出産、子育ては女性にとって大仕事です。

自分の夢を叶えるために頑張っている人には、子供を持つことは考えられないことでもあるのです。
自分の夢がもうすぐ叶いそうなときは、そのことで頭がいっぱいで他のことは考えられない状態です。

そんなときにパートナーから子供が欲しいとお願いされたら、とても困りますよね。
子供がいることが当たり前だと思われてしまう社会なので、ここは難しい問題でもあります。

理由④:現状に満足している

現状に満足しているときも、子供が欲しくないと思うようになります。
今の快適な生活を崩したくないと考えるのです。

子供を持つことで生活はガラリと変わります。
そんな風に今の生活スタイル事態を変えることはとても大変なことです。

現状を維持したいと思っている人にとって、子供を持つことはとても勇気のいることなのです。
そして、現状を維持したいと思うことはあなたが幸せでいるために必要なことでもあります。

理由⑤:子供を育てる自信がない

子供が欲しくない理由として、子供を育てる自信がないという人も多くいます。
自分はまだ子供が持てる程、大人になっていない、子育てができる段階ではないと考えているのです。

子供を育てることに責任感をしっかりと抱いている証拠なのです。
そんな人だからこそ、無責任な行動はできないと思っています。

とても真面目な人なのです。
まずは、今の自分が一人前になることが先決で、自分が整っていないなら欲しくないと思うことは普通のことです。

理由⑥:出産が怖い

子供が欲しくない理由として、出産が怖いというものもあります。
友人が子供を産んだときに難産で苦しんだのをみたことがある人や、実際に子供がいるのだけれど、そのときのお産があまりに大変だったため出産が怖いと感じるようになります。

実際に、出産間近の妊婦さんはほとんどの人が陣痛は怖いと思っています。
それ程、出産は大変なことなのです。

そんな風に怖がっている人に無理に子供を求める必要はありません。
子供が欲しい以前に、痛いのや辛いのが怖いのは当たり前のことなのです。

理由⑦:虐待された過去がある

子供の頃に虐待された過去があると、子供が欲しくないと思うようになります。
自分も子供を親のように虐待したらどうしようと考えるのです。

そんな親になりたくない気持ちが、子供を持つことに拒否感を覚えるようになります。
特に、自分自身が感情の起伏が激しいと感じている人に多い感情です。

子育ては楽しいことばかりではありません。
自分の思い通りにならなくて怒ってしまうことは数多くあります。

少しでも不安があるなら子供が欲しくないと思っても仕方のないことなのです。

理由⑧:トラウマがある

トラウマがある人も子供が欲しくないと考えます。
子供自体にトラウマがあると余計に子供が欲しいという気持ちがから遠ざかっていきます。

子供の声を聞くとイライラして落ち着きがなくなる人もいます。
中には、子供のように大切に育てていたペットが亡くなったことがトラウマとなって子供を持っても失ったらと思うとどうしても一歩前に進めない人もいるのです。

自分ではわからない深層心理の部分で大きなトラウマを抱えている場合もありますので、子供を持つことに恐怖心を抱くようでしたら、誰かに話してみるのもおすすめです。
子供が欲しくない気持ちを素直に聞いてもらいましょう。

理由⑨:女性として生きていきたい

妻や母としてではなく、女性として生きていきたい人も子供が欲しくないと考えます。
パートナーや夫にいつまでも女性として扱われていたい、愛されていたい気持ちがそう思わせるのです。

母親になった自分をパートナーが愛してくれるのだろうか、子供に愛情を奪われてしまうのではないかと不安に思ってしまいます。
子供の頃に愛情に満たされなかった人に多い心理でもあります。

パートナーや夫が求めなければ、子供が欲しいと思う必要も、無理に母親になる必要もありません。

理由⑩:経済的に無理

子供が欲しくない理由として、経済的に無理というものもあります。
パートナーが定職についていない場合や収入が不安定な場合に多いパターンです。

子育てするには多くのお金がかかります。
今の生活でいっぱいなのに、子供を育てる余裕はない状態ならそう思って当然です。

子育てを真剣に考えているからこその意見でもあります。
子供を持つことよりも、経済的に安定した生活を送ることが先決ですよね。

そして、余裕がある生活になったときに改めて考えてみるのも良い方法です。

「子供が欲しくない」と周囲に宣言できない原因

子供が欲しくないといえない人

「子供が欲しくない」と周囲に宣言できない原因にはどのようなものがあるのでしょう。
周囲に宣言できない原因には、以下の3つがあります。

  1. 親が孫を楽しみにしている
  2. 周囲からのプレッシャー
  3. 夫に子供が欲しいといわれている

周囲に宣言できない原因を、それぞれ詳しくみていきます。

原因①:親が孫を楽しみにしている

子供が欲しくないと周囲に宣言できない原因は、親が孫を楽しみにしているからです。
自分の親はもちろんですが、相手の親に「早く孫の顔をみせて」と楽しみにされていたら子供が欲しくないなんていいだせなくなります。

自分の親からいわれても苦痛なのに、相手の親にいわれたらなおさら大きなストレスとなってしまいます。
パートナーや夫がきちんと親に話してくれる人なら良いですがそうとは限りません。

帰省のたびに、子供が欲しくないと言い出せずにその話になるとその場から逃げ出したくなりますよね。

原因②:周囲からのプレッシャー

子供が欲しくないと周囲に宣言できない原因は、周囲からのプレッシャーがあるからです。
特に子供も持っている人が多い職場に働いていると、結婚すれば当たり前のように「子供はいつ?」と聞かれてしまいます。

それは、その人の中での常識や一般論であって子供が欲しくないと考えることは特別ではないのに、圧力に負けそうになってしまうのです。
日本の社会は特に、結婚イコール子供とう感覚が根強く残っています。

周囲のプレッシャーを跳ね返すには「人それぞれ事情があるものです」と友人などにいってもらうのがおすすめです。

原因③:夫に子供が欲しいといわれている

夫に子供が欲しいといわれているときも、子供が欲しくないと宣言できない状態です。
「子供はいてもいなくても良い」といっていた夫が急に子供が欲しいといいだす場合もあります。

夫の友人が子供を持ち父親になったときや幸せそうな家族をみて自分もそうなりたいと思ったときに子供が欲しいと懇願されます。
男性は、子供ができても妊娠、出産を経験するわけでないので良いですが、女性にとっては人生がガラリと変わる大きな事柄です。

欲しくないと思っているならしっかりと話し合うのが一番ですよ。

子供が欲しくないという本音を隠したまま結婚するのは高リスク

手を繋ぐ

子供が欲しくないという本音を隠したまま結婚するのは高リスクとなります。
パートナーや結婚相手が子供を楽しみにしている場合や子供を持つことが当たり前だと考えている場合は後でのもめることになります。

このことがきっかけで別れてしまうカップルがとても多いのです。
子供が欲しくないという気持ちをまずは、パートナーや結婚相手に伝えておくことが先決です。

自分がどうして欲しくないのか、子供が欲しいと考えている相手の気持ちやその理由をお互いにしっかり確認しておきましょう。
話し合いの中で、解決できる場合も少なくありません。

この話し合いをスルーしてしまうと、後にとても面倒なことになってきます。
せっかく好きな人と結婚したのに、子供が欲しくないといったことで離婚してしまったら悲しいですよね。

パートナーや結婚相手にわかってもらえるまでしっかりと自分の気持ちをぶつけてみましょう。
本音をぶつけることでお互いに譲れる部分が出てきます。

早目に解決しておくのがおすすめです。

子供を持たない生き方を選んだ時考えておきたいこと

子供が欲しくないカップル

結婚しても子供を持たない時

①:夫婦2人の生活を大切にする

子供を持たない生き方を選んだ時に考えておきたいことは、夫婦2人の生活を大切にすることです。
2人で生活をしていく上で、お互いが思いやりを持って接していくことが必要となります。

夫婦の危機があっても必ず逃げずにお互いに話し合って解決していく、小さなことをそのままにせずに、相手の気持ちを知り寄り添うことが子供を持たない夫婦にとって大切なことです。

お互いに結婚をする上で子供が欲しくないと選択したのですから、お互いのパーソナルスペースを大切にしていくのが夫婦円満の秘訣となります。
あなた自身の時間も、結婚相手の時間も大切にしながら良い関係を保っていきましょう。

②:老後の生活をきちんと想定する

子供を持たない生き方を選んだ時に考えておきたいことは、老後の生活をきちんと想定することです。
子供は欲しくないという選択をした以上、老後どちらかが先に旅立ってしまう場合があります。

そんな時に残された方はどうやってその後の生活をしていくのかをしっかりと想定しておくことが必要です。
いざ、年をとってから1人になってからどうしたら良いのか困ってしまうことがないように心がけておきましょうね。

もちろん、子供がいるから安泰という訳ではありません。
ほとんどの場合、子供がいても子供自身の生活があるため頼れないのが現状です。

お互いの老後の幸せもきちんと確保しておきましょうね。

③:子供問題を持ち出す親族への対応

子供を持たない生き方を選んだ時に考えておきたいことは、子供問題を持ち出す親族への対応です。
子供は欲しくないという2人の意見をしっかりとまとめておくことがまず必要です。

そして、どちらも同じ意見であることを親族に伝えることで最初は色々いわれることもありますが、次第に子供が欲しくないことを理解してくれるようになります。
ここで、2人の意見に相違があると親族を納得させることが難しくなってしまうのです。

子供問題を持ち出す親族は、あの手この手で子供が欲しくなるように誘導してきます。
夫婦2人で生きていくことのメリットをしっかり相手に伝えられるようにしておきましょう。

④:お互い介護が必要になったときを想定する

子供を持たない生き方を選んだ時に考えておきたいことは、お互いの介護が必要になったときを想定することです。
年をとってくれば、どちらかが介護が必要となってくる日がきます。

そんなときに、誰が介護していくのか、どうやっていくのかを想定しておく必要があります。
今は介護支援施設などが充実していますので、まだ早いと思わずに調べておくと安心につながります。

さらに介護が必要になった時にはその費用も必要となってきます。
介護に必要な保障をしてくれる保険などもありますので、2人で早目に備えておきましょう。

介護は老後になってからとは限りません。
事故などで必要となる場合も少なくないのです。

子供がいないと「介護どうするの?」と聞かれることも多くなります。
そんな時にしっかり備えていれば、周囲への安心につながります。

⑤:どちらかが子供を望んだときのこと考えておく

子供を持たない生き方を選んだ時に考えておきたいことは、どちらかが子供を望んだときのことを考えておくことです。
子供は欲しくないと今は思っていても、考え方が変わることもあります。

そうなった場合、どうしていくのかをしっかりと話し合っておきましょう。
子供を持つ持たない以前に、欲しくなった時にいつでも正直に話せる環境を整えておくことが必要です。

今は、欲しくないと考えていても、あなた自身が欲しくなる可能性もあります。
大きな仕事や役割がひと段落ついたときに、ふと友人の家族をみて自分も子供のいる家庭を築きたいと思うこともあるのです。

パートナーも同様です。
気持ちや意見が変わることは決していけないことではありません。

ただ、その時にそれを伝える環境を整えておく必要があります。

結婚そのものをしない時

①:老後のライフプランを立てておく

結婚そのものをしない時は、老後にライフプランを立てておくことが必要です。
お互いに経済的に自立した老後を送るのか、老後になってから籍を入れるのかもしっかりと話し合っておきましょう。

籍が入っているかどうかで、病気になったときや年をとったときの対応が異なってきます。
わからないことは専門家にしっかりと聞いておくのがベストです。

内縁関係でもできること、内縁関係ではできないことを理解しておく必要があります。
お互いの遺産もそうです。

相続するために必要な手続きなどもありますので、こちらも早めに対処しておく必要があります。
まだ先のことだと思っていても、いざとなると慌ててしまうものです。

②:親の介護をどうするか話し合っておく

結婚そのものをしない時は、親の介護をどうするか話し合っておく必要があります。
自分の親の介護、パートナーの親の介護は誰がするのかどうやってしていくのかを決めておきましょう。

介護の専門家に任せるのであれば、それ相応の準備が必要です。
施設などを利用するにあたっても費用がかかります。

どちらが負担をするのか、どのような形の介護形式にしていくのかは事前に計画しておくのがおすすめです。
認知症などになった場合も考慮して、専門知識がある人に方向性を聞いておきましょう。

いざとなった時に、もめないようにノートなどにまとめておくのがおすすめです。

③:お墓などはどのようにするのか考えておく

結婚そのものをしない時は、お墓などはどのようにするかを考えておく必要があります。
お互いの親やご先祖様のお墓に入るのか、自分たちでお墓を立てるのかなども考えておかなくてはいけません。

さらに、兄弟などがいない場合は親のお墓をどうするのか、自分たちが亡くなったあとの墓守や墓じまいなども話し合っておく必要があります。
可能ならば、結婚そのものをしなくてもお互いの親と話し合っておくと何かあった場合にすぐに対応できます。

今はお墓といっても色々なものがあります。
昔からの先祖代々のお墓もあれば、樹木葬のようなお墓もあります。

今の自分たちと、自分たちと関わる親族と早目に話し合っておく必要がある部分です。

子供が欲しくないことは自然なこと

子供が欲しくない夫婦

子供が欲しくないことを周囲に話せずに悩んでいる人は多くいます。
それと同時に、結婚という形式をとらないでパートナーと人生を歩んでいきたいと考える人も少なくありません。

そんな中で、子供が欲しくないことは自然なことだと知っておきましょう。
考え方には人それぞれあるものです。

自分の意思を大切にしてくださいね。

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ライター
noel編集部

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