頭沸いてるの意味は？頭沸いてる人の特徴8つ＆逆なでしない接し方

頭沸いてるの意味とは？　

「頭沸いてる」には、「どうかしている」「理解できない」「気が変になっている」という意味があります。
人に対して使う言葉としてはあまり感じのいい言葉ではなく、頻繁に使われることはないかもしれません。

この言葉の由来を詳しくみていきましょう。

「沸く」は水が熱せられて沸騰しているさまを言います。
「頭沸いてる」というのは、もちろん実際に頭が熱くなったりしているわけではなく、頭が沸騰しているようで気が確かではない様子のことです。

たとえば風邪をひいて熱があるとボーッとして正常ではない状態になってしまいますが、「沸く」という言葉で熱がある状態をさらに誇張して「全く正常ではない状態=気が確かではない様子」という意味合いになっているのです。

頭沸いてる人の特徴　

「頭沸いてる」はどちらかと言えば相手を非難するときに使われることの多い言葉です。
それではどういう人のことを「頭沸いてる」というのか、その特徴には以下のものがあります。

1. 自己中心的な人
2. 人の話を聞かない
3. 感情の起伏が激しい
4. 思い込みが激しい
5. せっかち
6. 失敗を人のせいにする（自分の非を認めない）
7. 言うことがコロコロ変わる
8. 周りを気にしない

以上8つの頭沸いてる人の特徴について、くわしく見ていきましょう。

特徴①：自己中心的な人

頭沸いてる人は、自分のことを第一に考えて周りのことを気にしない自己中心的な人です。

大人になれば、仲間や周りの人とは譲り合ったり、助けあったり、気を使ったりすることはコミュニケーションをとる上で自然とやっています。
そうすることが社会でうまく生きていくことにつながると多くの人は考えるからです。

しかし自己中心的な人はそういう状況でも自分を通し、他人の意見を聞き入れたりしません。
そういう空気を読まない行動や言動は他人からは理解することができず、常識から逸脱していると思われるので頭沸いてると思われてしまうのです。

特徴②：人の話を聞かない

人の話を聞かないで自分の話ばかりする人は、頭沸いてる人の特徴です。
こういった人は自分の主張ばかりして他人の意見に聞く耳を持たないので、一人よがりの考えで行動しています。

それが他人から理解しがたいことでも、本人は気が付かないor気にしないのでますます孤立してしまいます。
一方的に発信してばかりで周りとうまくコミュニケーションが取れていなくて、それが誤解を生んでしまいます。

特徴③：感情の起伏が激しい

喜怒哀楽の感情の波は誰にでもありますが、頭沸いてる人はその起伏が激しいのが特徴です。
楽しそうにしていたかと思ったら急に機嫌が悪くなったり、怒っていると思ったら尋常じゃないキレ方をしたりします。

みんなが怒るようなことがあっても、もし尋常じゃないキレ方をしている人がいたら「そんなに怒らなくてもいいんじゃないか」「そこまで怒るほどのことじゃないのに」と周りは引いてしまうでしょう。
感情が豊かなのはいいのですが、あまりにも感情の波が大きく浮き沈みが激しいと、周りも付き合うのに疲れてしまいます。

特徴④：思い込みが激しい

①の自己中心的な人や②の人の話を聞かない人にありがちですが、思い込みが激しいと頭沸いてる状態になってしまうことが多々あります。
間違った情報や誤解している状態でも、それを自分の中で勝手に大きくしてしまい、どんどん間違った方へ突き進んでしまいます。

思い込みでとった行動や言動は、それが間違っていれば周りからは非難されることになってしまうのです。

特徴⑤：せっかち

頭沸いている人は、何かとせかせかと急いでいるせっかちな傾向があります。
怒りなどの感情が突然何の前触れもなく「急に」吹き上がるので、その予測できない感情の変化が周囲をびっくりさせます。

感情がめまぐるしく変わるのと同じように、思い立ったことはすぐにやりたい、何事もさっさとやりたいという行動にも出るので、そのために何かとせっかちになってしまうのです。
のんびりしたマイペースな人が急に怒ることはあまり想像できないと思いますが、せっかちな人は急に怒りだしたりするのはよくあることだと実感できるのではないでしょうか。

特徴⑥：失敗を人のせいにする

責任感のある人は、仕事などで自分がミスしたときはきちんと解決するために動き、そしてその責任をとろうとします。
そういう姿勢が上司や部下など周囲の人に慕われることになるのですが、頭沸いてる人はミスをしたときの対応が真逆で、他人のせいにしようとします。

ミスをなすりつけられた人は当然不満に思い、責任から逃れようとする姿勢は周囲からの視線も冷たくなっていきます。
ミスするたびに失敗を人のせいにしているようだと、「あいつまた人のせいにしてる」と非難を浴び、「頭沸いてるんじゃないの」と言われることになってしまうのです。

特徴⑦：言うことがコロコロ変わる

頭沸いてる人の考え方は理解できないと思うことが多くあります。
それは言っていることがいつも違ったり、その時の気分や状況によってコロコロと意見が変わったりするので、本当のところ何を考えているかわからないと思うからです。

「前と言っていることが違う」と指摘しても、本人は「そんなこと言っていない」と言ったり「そうだっけ？」と悪びれる様子もないでしょう。
話のつじつまが合わなかったり、話にもならないので「頭沸いてる」と言われてしまいます。

特徴⑧：周りを気にしない

頭沸いてる人は①であったように自己中心的なので、周りからどう見られているか、どう思われているかを気にしません。
人は、グループの中では少なからず周囲に気を使いながら、そしてうまくコミュニケーションをとりながら自分の居場所を作ります。

頭沸いてる人は、自分の意見をおさえてまで集団行動しようとは思わず、一人でいることに抵抗を感じないのでますます孤立してしまいます。
するとそのグループと個人との間でお互いに意思の疎通をしようとしなくなるので、誤解も生じやすくなってしまいます。

その誤解からトラブルが起こってしまうと、グループ側から見るとその個人は「頭沸いてる人」というレッテルを貼られてしまうのです。

頭沸いてる人への対処法　

世の中にはいろいろな人がいるので、頭沸いてる人が身近にいたり、何かと関わらなければいけない状況があるかもしれません。
そういう場合、頭沸いてる人にはどのように対処したらいいのか、その方法には以下のものがあります。

1. とにかく関わらない
2. 冷静に伝える
3. スルーする、逃げる
4. 第三者を挟む

以上4つの頭沸いてる人への対処法について、くわしく見ていきましょう。

対処法①：とにかく関わらない

頭沸いてる人は、いつどのタイミングで何が理由で理不尽な行動をするか予測できません。
とにかくその人とは関わらないようにすることが、いちばんの対処法です。

あいさつや仕事であれば必要最低限の業務連絡などにとどめておき、その人がよくいるところに行かないようにしましょう。

しかし完全に無視したり、陰でその人の悪口を言うのは大人がする行動ではありませんし、マナー違反です。
あくまでも最低限のコミュニケーションはとりながら、あえてその人のそばには近づかないようにしましょう。

対処法②：冷静に伝える

頭沸いてる人と今後も付き合っていかなければいけない、仕事上どうしても関わる必要がある場合、その人の行動で自分が苦労することになることが目に見えているようなら、そのことを相手に伝えないと解決しません。

しかしそのことを相手に言うともしかしたら逆上してしまうかもしれません。
そのときにあなたもむきになって言い返したり、同じように怒ってしまうようだと結局同じレベルの人間ということになってしまいます。

下手に出るということではなく、あくまでも冷静に伝えるようにしましょう。

対処法③：スルーする、逃げる

普段は普通に接している人が、何かのきっかけで急変するなんていうこともあるかもしれません。
もし相手が突然頭沸いてる状態になってしまったら、何か言われてもスルーしましょう。

相手を刺激しないようにすればいいのです。
そして会話中であれば相手を否定はせず「へぇ、そうなんだぁ」くらいに同意して、何か理由をつけてその場を離れましょう。

対処法④：第三者を挟む

頭沸いてる人と1対1で話している時に、その人が怒りはじめたり感情をむき出しにしはじめると、あなたが何を言っても聞く耳を持たなくなってしまうでしょう。
そういうときは第三者を間に挟むようにします。

頭沸いてる人も、対峙する相手からではなく第三者からの話なら、受け入れたり話を聞く姿勢になることがあります。
相手が意味のわからないことを言い始めたら、あなた自身も怒りだったり恐怖を感じたりすることもあるでしょう。

第三者がいることであなたも落ち着きを取り戻し、冷静になることができます。

頭沸いてる人の特徴を知って、うまく対処できるようにしよう！

世の中には実にさまざまな人がいます。
気が合う人とだけ楽しく付き合っていてもいいのはせいぜい学生までくらいまでです。

特に社会に出たら、仕事の付き合いや親せきや近所の人などに頭沸いてる人がいたとしても、完全に無視するわけにいかないこともあるでしょう。
その人があくまでも他人なのであれば、真面目に対峙しても無駄だったり、逆効果になってしまうこともあります。

そういう人に対してうまくやっていくためには、まずは頭沸いてる人の特徴を知ることです。
そしてその行動や言動にうまく対処していくようにすれば、それなりにコミュニケーションをとったり、普通の人と同じようにやっていくことができるはずです。