半身浴の嬉しい効果7個！正しいやり方・温度＆やりがちな間違った入り方

半身浴とは？

そもそも半身浴とは、入浴方法の一種で一般的に38度から39度くらいのお湯にみぞおち付近から下半身だけど湯船につけるものです。
目安としては30分くらいが妥当であるとされています。

上半身が冷えてしまうのはあまり好ましくありませんので、空調がない場合はタオル等を羽織るように心がけた方が良いでしょう。

半身浴の消費カロリー

半身浴を行うとどの程度のカロリーが消費されるのか、やはり気になるものですよね。
カロリー消費に関してはその人の運動量や体重によっても異なります。

一般的には体重50キロの女性が半身浴を行った場合、消費カロリーは約152キロカロリーです。
あくまでも目安となります。

半身浴の嬉しい効果

半身浴には私たちにとって嬉しい国府方岳さんあります。
まずはそんな半身浴の効果について詳しく掘り下げていきましょう。

効果①：血行が良くなる

まず初めに挙げられる半身浴の効果は血行が良くなることです。
体がじわじわと温まってくるので、血行が促進されます。

むしろ熱いお風呂に入って、急激に血圧が上がってしまうよりもぬるめのお湯で徐々に温められる方が身体にとっても優しくて効果的です。
じっくりと温まっていくので体を芯から温めてくれます。

全身の血行が良くなり、冷え性改善などにも役立つ効果が得られるのです。
血流が良くなることは体に嬉しい効果をもたらします。

効果②：老廃物の排出

上記で挙げられた血行が良くなることにより、さらに与えられる効果は老廃物の排出です。
人割汗をかくことによって毛穴が開きます。

これによって、体にとどまってしまっていた老廃物が外に出ていくようになります。
小顔効果以外にも美肌効果も望めるでしょう。

効果③：むくみの改善

老廃物が外に出てくれるということは、慢性的なむくみの改善にも繋がります。
血行が良くなりますから、それと同時にリンパの流れが良くなるのです。

老廃物や汗と一緒に、余分な水分を外に出してくれるので、顔や足などむくみがちな人はむくみの改善が出来るでしょう。
軽く一緒にマッサージをしてあげるとなお効果的ですね。

効果④：余計な皮脂の排出

四つ目にご紹介する半身浴で得られる嬉しい効果は余分な皮脂の排出です。
特に顔に多いのですが、私たちの肌は肌を守るために皮脂が適度に出ています。

しかし、人によっては余分に皮脂が出ることによって、オイリー肌になってしまうことがあるのです。
半身浴を行うことで、必要以上に出ている皮脂を綺麗に排出することが出来ます。

テカリ防止や、オイリー肌の改善にも繋がりますので半身浴を行いツルツルで綺麗な肌を目指すことが出来るでしょう。

効果⑤：疲労回復

肌の改善や老廃物の排出以外にも嬉しい効果が得られるのが疲労回復です。
実は熱いお風呂に浸かることでかえって疲れてしまうことがあります。

熱いお風呂は自律神経における、交感神経が刺激されてしまうことで、逆に興奮しやすくなりリラックス出来ません。
しかし、半身浴はぬるめのお湯で行うのでリラックスできます。

副交感神経を優先されるようになり、疲労回復に繋がるという効果が得られます。
38度程度のお風呂にゆったりと浸かることで、疲れが取れやすくなるでしょう。

効果⑥：角栓が取れやすくなる

女性なら誰しも悩んだ経験のある、小鼻や頬の毛穴でしょう。
毛穴に詰まってしまったプツプツ、いわゆる角栓が半身浴によって取れやすくなる効果があります。

半身浴で毛穴が開き、汗とともに毛穴の中の汚れも落ちやすい状態となるのです。
つまりは蒸しタオルを押し当てた状態と同じですので、洗顔や軽いマッサージで角栓が取れやすくなります。

効果⑦：痩せやすい体を作る

半身浴によってすぐに効果が出る、というわけではありませんが定期的に行うことで得られる効果は痩せやすい体を作ることです。
多くの女性が気になるダイエット効果が、半身浴で徐々に得ることが出来ます。

体の代謝を徐々に良くしてくれるので、老廃物を外へ出しむくみを改善するなど、体質改善に役立ちます。
質のいい汗をかき、代謝を改善するからこそ痩せやすい体になるのです。

半身浴の正しいやり方

半身浴は、ただ半分だけ体を湯に入れておけばいいというわけでもありません。
しっかりと正しいやり方でなければ、効力も薄いですし意味がないのです。

ここからは正しい半身浴のやり方について、詳しくご紹介いたします。
是非参考にしてくださいね。

やり方①：水分補給をあらかじめ行う

まず半身浴において大事になってくるのが水分補給をあらかじめ行うことです。
これは汗をより書きやすくさせる効果があります。

だいたい入浴の約30分前にコップ1杯程度の水を飲んでおくと良いでしょう。
ただし冷たい水だと、胃腸に負担がかかることがありますので、白湯や常温の水が最適です。

やり方②：お湯の温度は38度から40度まで

半身浴に入るときはお湯の温度は38度から40度までが適切です。
あまりお湯が熱いと、体の表面部分しか温まりません。

ややぬるいかな、と感じるくらいの温度の方が身体を芯から温めてくれるでしょう。
また熱すぎるお風呂は、交感神経を刺激しリラックスとは正反対の効果を与えます。

40度を超えたお風呂では、熱くて長く入っていられないかもしれませんしのぼせてしまう危険性だってあるので注意してくださいね。

やり方③：浴室は温めること

半身浴の正しいやり方三つ目は浴槽は温めておくことです。
半身浴と言うのですから、上半身は浴槽から出ていますよね。

浴室が冷えていると、上半身が冷えてしまいますので汗をかくことが上手に出来ません。
これでは意味がありませんから、浴室は25度前後に温めておく必要があります。

浴室暖房などがない家庭であれば、お風呂のふたを開けておいたり少々集めのシャワーで洗い場を温めておくのがおすすめです。

やり方④：入浴時間は30分を目安に

半身浴を行う際には、長くても30分を目安にしておきましょう。
半身浴は長く浸かれば浸かっているほど、効果が得られるわけではありません。

30分以上湯船に浸かってしまうと、水分不足になったり肌が乾燥してしまうなど逆効果になってしまうのです。
半身浴を始めて、じわじわと汗をかき始めたら体が温まっている証拠です。

15分程度しか時間がたっていなくても、汗をかいたらその人にとって効果が表れている状態ですので、長湯してしまうのはあまりよくありません。

やり方⑤：みぞおち辺りまでの量

半身浴を効果的に行うためにはみぞおち辺りまでのお湯の量を心がけましょう。
半身浴は通常の入浴よりも長く湯船に浸かります。

そのため通常よりも心臓に負担がかかりやすくなるのです。
大きな負担にならないように、お湯の量はしっかりおぞ落ちくらいを意識しましょう。

また、肩や首周りと言った部分は大きな血管が通っているので、そこまで浸かってしまうとのぼせやすくなる心配もあります。

やり方⑥：上半身を冷やさない

半身浴をしていても、上半身が冷えてしまっていたら意味がありません。
上半身を冷やさないように意識しましょう。

上記でも述べましたが、浴室の温度を一定に保つのが需要です。
しかし、なかなか一定に保たれないこともあるでしょう。

そういった時は肩にタオルをかけて保護したり、湯船のふたを閉めることによって、サウナ状態にするのもおすすめです。
しっかりと効果を得るためには、上半身を暖めるのも大切でしょう。

やり方⑦：のぼせたら冷たいタオルを使用

効果的な半身浴のやり方七つ目はのぼせたら冷たいタオルを使用することです。
もちろんのぼせて辛い場合は無理して入っている必要はありません。

軽くのぼせてしまったな、程度であれば冷たいタオルなどを使って頭を冷やしてください。
おでこにタオルを置く程度で問題ありません。

やり方⑧：入浴中でも水分補給を

半身浴で大切なのは水分補給です。
入る前に水を飲んでおくのも必要ですが、半身浴中にも水分補給を行いましょう。

のどが渇いたときにはすでに水分が足りていません。
そのまま我慢してしまうと、脱水症状になる危険性だってあるのです。

お風呂場に500mlのペットボトルを持参するなどして、しっかりと水分をとるようにしましょう。
ジュースやコーヒーと言ったものはあまり好ましくありませんから水や、ノンカフェインがおすすめです。

やり方⑨：軽いマッサージ

効果的な半身浴のやり方として九つ目にご紹介しますのが軽いマッサージを行うことです。
半身浴の間、何もすることがないと感じたら、手足を軽くマッサージしましょう。

そうすることでより、リンパの流れを促したり老廃物の排出や血行の促進が可能です。
むくみ解消や痩せやすい体つくりが出来ます。

やり方⑩：温度調節を欠かさない

昨今では追い炊き機能付きのお風呂も珍しくはありません。
大切なのは温度調節を欠かさないことです。

各家庭によって、湯船がすぐ冷めてしまうような場合もあるでしょう。
しかし冷めた状態のまま半身浴を続けていたら、逆に体が冷えてしまいます。

お湯を注ぎ足したり、追い炊きを行うなど温度調節はきちんと行う方が良いでしょう。
せっかく半身浴をしていても体が冷えて、汗が出てこなかったら意味がありません。

半身浴の効果をさらにUP！おすすめの入り方

きちんと正しいやり方で半身浴を行えば、しっかりと効果が得られます。
それにプラスして、さらに半身浴の効果を上げる入り方があるのです。

入り方①：アロマバスの活用

さらに効果をアップさせる半身浴の入り方一つ目はアロマバスの活用です。
アロマや入浴剤を使うことで、より心身ともにリラックスできるでしょう。

さらに、保湿効果の高いものや発汗作用のある入浴剤を選べば効果はアップします。
半身浴と同時に、美容効果を求めることが可能ですよ。

入り方②：音楽を聴く

半身浴の場合副交感神経に作用し、体を休めることが出来ますが、ここでさらにリラックス効果を与えるのが音楽を聴くことです。
自分がリラックスできるような、好きな音楽を流しましょう。

もちろん近所迷惑を考える必要はありますので、ボリューム等には気を付けつつ、自分にとって最高の時間となるようにしましょう。

入り方③：ビニール傘を使って簡易的サウナ

湯船のふたを閉めることにより、サウナ状態を作り出すことが可能であると、上記では述べました。
しかしさらに効果を挙げられるのがビニール傘を使った簡易サウナです。

湯船の蓋を半分ほど閉めて、その上にビニール傘を置き蒸気を逃さないようにすることで、簡易的なサウナを作り出すことが出来ます。
少々恥ずかしい状況かもしれませんが、入浴中なんて誰が見るものでもありませんから、是非試してみてください。

半身浴の効果が半減…間違った入り方

半身浴の効果をしっかりと得るためには、正しい入り方を行う必要があると述べてきました。
では逆に半身浴の間違った入り方についても触れていきましょう。

入り方①：食後すぐに入る

間違った半身浴の入り方一つ目は食後にすぐ入ることです。
食後と言うのは当然ですが、胃腸が昇華を行っています。

そんなときに入浴をすると胃腸に行き渡るはずの血液が、体全体に流れていってしまうのです。
そうなると体はリラックスできても、胃腸の働きは悪くなるでしょう。

場合によっては消化不良を引き起こしかねませんので、半身浴を行い際には食後30分から1時間を目安にしてください。

入り方②：乾燥肌の人は15分に収める

効果を下げてしまったり、むしろ逆効果となりかねない間違った入る方の2つ目は乾燥肌の人は15分程度に収めることです。
半身浴の効果的な入り方として、30分を目安にしましょう、と述べました。

しかしそれは一般的にであって、すべての人に当てはまるわけではありません。
乾燥肌タイプの人は、30分しっかりと湯船に浸かってしまうと肌を痛めてしまう心配があります。

敏感肌で乾燥しやすい人は、あまり長くならないように15分程度にしておくのが得策です。
半身浴によって、かえって乾燥を悪化させてしまったら意味がありませんし逆効果ですよね。

15分程度の半身浴でも、汗はしっかりと出てきますから時間が半分だからって効果が半減されることはありません。

入り方③：飲酒後の半身浴はNG

半身浴の間違った入り方は飲酒後の半身浴です。
もちろん入浴中の飲酒も避けてください。

アルコールが入った状態で半身浴をすると、いつも以上に血行が良いのでアルコールが全身に回り必要以上に酔っぱらってしまいます。
またアルコールには利尿作用があるため、脱水しやすくなるのです。

浴室で思わぬ事故にも繋がる危険性だってありますから、半身浴をしながらお酒を飲む、飲酒後に入浴するのはやめましょう。

入り方④：薬の服用中は控えること

意外と知られていない間違った入り方は薬の服用中は控えるというものです。
薬によっては血圧に作用し、気分を悪くすることがあります。

病気によって激しい運動が推奨されていないことも考えられますから、あまり進めることは出来ません。
また精神安定剤や鎮痛剤と言った薬は、眠気を引き起こすことがあり、入浴中に寝てしまうと事故に繋がりますから気を付けましょう。

入り方⑤：休憩を入れずに30分以上入る

人によっては半身浴をもっとずっとしたい、30分以上楽しみたいといった方もいるでしょう。
そういった場合は休憩を挟むのが重要です。

血行を促進する行為ですので、体へ負担がかかる行為でもあります。
そのため30分を超えて半身浴を行う際には、お風呂から上がって休憩しましょう。

入り方⑥：体調不良のまま入る

体調不良だとわかっていて半身浴を行うのはNG行動です。
半身浴はあくまでも健康体で行うべきです。

半身浴は体への負担がかかりますし、体温も上がります。
微熱がある状態で、汗を出そうと半身浴を行うとかえって体力を使ってしまい体調が悪化しかねません。

体に良いことだと思っても、体調不良のまま行ってしまったら、むしろ体を疲れさせてしまうので逆効果でしょう。

入り方⑦：姿勢を悪くしない

姿勢が悪い状態ではきちんとした効果が得られません。
お風呂の淵に顎を付いたりするのは好ましくないのです。

体勢が悪いとそのの部分だけ、血行が悪くなったりしますので、全身をリラックスさせ血の巡りをよくするにはしっかりと姿勢を良く保つようにしてください。

正しいやり方で半身浴を行いより効果を得よう

半身浴は女性にとってダイエットの効果だったり、美肌効果、むくみの解消などさまざまなメリットが存在しています。
しかし、それは正しいやり方を行ったからこそ得られる効果なのです。

間違った方法で半身浴を行えば、嬉しい効果どころか逆効果や病状の悪化になりかねません。
しっかりと正しく行いましょう。