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「ズブズブ」の意味とは?

取引先と手を組んでズブズブな関係になる

意味

ズブズブとは、腐りきっていることを表現する副詞です。
「ズブズブの関係」など、堕落した付き合い不適切で好ましくない間柄を表す時に良く使われます。

職場関連の付き合いでいうと、職業上してはいけない悪い関係が連想されるでしょう。
賄賂を贈って優先的に契約できるように便宜を図ってもらう間柄や、犯罪で結び付いている関係などがあります。

時代劇で悪代官と結託している商人が悪巧みをする結び付きや、企業や役所の担当者の間で金品のやり取りの見返りに、有利な入札や機密情報を漏らすなど、汚職事件の当事者同士の関係を考えるとわかりやすいでしょう。
恋愛の場合は、お互いに離れようとしても離れられないだらだらと続く関係を表すことが多いです。

家族や身近な親族、友人から別れなさいと言われている相手がいて、自分でも自覚しているのに離れられない関係や、別れを考えていても結局は別れない進歩のない恋人同士のことをいいます。

由来

元々ズブズブは「水のような液体や泥などの柔らかい物などに深く沈む様子」を表す言葉から来ています。
深いところに足を取られてどんどん沈み続けることから、その場所から逃れにくいことが見て取れます。

水分が多く深いところに足を取られるところから、水をたっぷり吸い込んでいる様子を意味することもあるようです。
水が多いと物が腐りやすくなるため、腐敗や堕落を表す表現に使うと思われます。

人との関係を表すのにズブズブを使う場合には、深い場所に沈んで動けなくなりその中にどっぷりと浸かって腐りきってしまった関係というニュアンスになったのでしょう。

ズブズブになりやすい関係性

知り合いに企業秘密の漏洩を打診されて受けてズブズブな関係になり後悔する女性

好ましくない間柄になるのは、どのような立場の付き合いが多いのか例を挙げてみます。

  1. 利害関係が一致する
  2. 昔からの知り合い
  3. 好きな相手から持ち掛けられる

それぞれの関係性を詳しく説明します。

関係性①:利害関係が一致する

不正を働く場合の不適切なお付き合いをしている場合、相手を尊敬していたり、親しみを持っていたりすることはないでしょう。
共通の障害や邪魔をする人を排除することもありますし、双方ともに利益を得ようとする場合もあります。

相手を丸め込んで利用することで目的が達成できる切り札のようにしか考えていません。
利用される方は、相手に恩を売ることで金品などの不正な報酬を得ることで儲けることができます。

相手のためにするように働きかければ、以前したことを持ち出して不正をばらすと言って更に便宜を図らせようとします。
もう一方もお金をもっと多くの報酬を受け取ろうとして持ちつ持たれつの関係になるでしょう。

関係性②:恩義がある人に頼まれた

昔からの知人や世話になっていた人に頼まれて不正な付き合いをする場合もあるでしょう。
迷惑をかけないという理由で納得させられることもありますし、世話になったので相手が困っているのを見捨てられないというしがらみもあるかもしれません。

紹介者となる人も悪い人と知らずにだまされていることもあるかもしれません。
目上の方に頼まれると断るのが難しく、ズブズブの関係になることも多いでしょう。

関係性③:好きな相手から持ち掛けられる

相手が好意や愛情を利用して、悪い物事を持ち込むこともあります。
恋人や友人という親しい関係を利用して、不正な付き合いを持ち込む場合もあるでしょう。

こちらが強く相手を思う気持ちを利用して、つけ込もうとします
恋愛の相手なら惚れた弱みにつけ込み、友人であれば思いやりを踏みにじることをしようと企んでいると思われます。

相手のことを大切に思うほど、ズブズブの関係になっていく可能性が高いです。
やめようと考えた時には、泥にはまっているように抜けにくくなることもあり、関係を絶つのが大変です。

ズブズブの関係に陥りやすい女性の特徴

不倫相手とズブズブになり悩む女性

どのような性格の女性が彼氏と腐れ縁になりやすいか例を挙げてみます。

  1. 相手に固執する
  2. 彼の言いなりになる
  3. 振られるのが嫌だ
  4. 結論を出すのが面倒

それぞれの女性の性質や特徴を詳しく説明します。

特徴①:相手に固執する

彼の側にいることにこだわる女性が、相手となかなか別れられないズブズブの関係になりやすいでしょう。
私には彼しかいないと本気で思い込んでいて、恋愛が第一で他のことは目に入らない場合があります。

恋愛に一途なのは良いのですが、相手のことを信じすぎて彼のみに強いこだわりを持っている場合、相手が悪い人間であっても本質に気づかずにズブズブの状態にはまってしまうでしょう。
周りから付き合いをやめるようにと説得されても、洗脳されている状態だったり、この人を逃すと恋愛できないと思い込んでいたりするため、そのままお付き合いを続けてしまいがちになるでしょう。

特徴②:彼の言いなりになる

彼に一切言い返さずに何でも良い顔をしているとか、言いなりになっている女性もズブズブの関係にはまりがちです。
どんな無理な要求でも必死で聞こうとしますし、相手におまえが悪いと言われれば自分のせいかもしれないと考えているところが見られます。

彼にとっては都合の良い女性であって、大切な彼女ではないでしょう。
もしかしたら、本命ではなく浮気相手という認識かもしれません。

自分の価値を低く考えすぎて、彼に逆らえないと信じ込んでいるため、ますます相手が図に乗り、彼女を離さずにズブズブの関係が続いていくでしょう。

特徴③:振られるのが嫌だ

一見あり得ないと考えられがちですが、プライドが高い女性の場合、振られるのが嫌なためそのままズブズブの腐れ縁を続けている場合があります。
友人が彼氏を幸せそうにしているのを見ていて、自分だけが別れて一人になるのが嫌と思っていることもあるでしょう。

他に出会いがあるかもしれないので、思い切って別れた方が良いと考える人も多いでしょう。
しかし、人からあの人は彼と別れたと陰口を聞かれると、何だかおとしめられる感じがして気分が悪いと感じる女性もいます。

特徴④:結論を出すのが面倒

また新しくお付き合いする男性を探すのが面倒なので、そのままズブズブの状態でお付き合いをしている方もいます。
なにもすることもないし、取りあえずキープしておくという感じです。

惰性でなんとなく、他に好きな人もいないので恋人を続けておくという感じに取れるでしょう。
彼との付き合いに慣れを感じていることもあり、今更別れても誰か他の人とお付き合いできるとは思えないとそのままにしている場合があります。

ズブズブの関係に陥らないための対策

ズブズブな関係になるのは嫌と断る女性

良くない関係を続けないためにどのようにしたら良いか、例を挙げています。

  1. 悪い誘いには乗らない
  2. 付き合い方を考える
  3. 対等な関係を築く

それぞれの例を詳しく項目別に開設します。

対策①:悪い誘いには乗らない

ズブズブの悪い関係を作らないように、上手い話を持ってこられた時にはすぐに返事をしないで、いったん保留するクセを作りましょう。
相手にスキを見せてのってしまったら、後から距離を置くのが難しくなります。

一見良いと思っても、冷静に考えると悪の片棒を担がされる可能性もあり、自分も仲間として見られてしまう場合があるでしょう。
ズブズブにならないように、心を鬼にしてはっきりと断り逃げるようにしましょう。

対策②:付き合い方を考える

いくら世話になった相手や好意を持っている相手、仕事の得意先でも、無理なことを要求されたら困ります。
ズブズブの関係になる前に、お付き合いの仕方を変えるようにしましょう。

SNSでメッセージが来たら、既読スルーで無視をしていることをはっきりとわからせたり、スマートフォンを買い替えたと理由を付けてグループから抜けた方が良いと思われます。
会社や仕事に関わる関係であれば、直属の上司や先輩に相談をして解決法を探りましょう。

友人や彼氏の場合は、辛い思いをすることも予想されますが、今後のことを考えて離れるようにした方が身のためです。

対策③:対等な関係を築く

友人や彼氏とはこちらが弱い立場に置かれるのではなく、対等な関係を作るべきです。
言いたいことを言えない付き合い、惚れた弱みにつけ込まれるような関係だと、理不尽なことを頼まれても嫌と言えずにズブズブな関係になりがちです。

だめなことはだめ、いけないことはいけないとばっさりと断れるような同じ立場でのお付き合いをするべきです。
物を言える人であれば、無茶な要求はされにくいです。

相手が納得しなければ、お付き合いも辞さないと強い決意で臨みましょう。

身近な人とズブズブな関係になるのはNG!

ズブズブな関係を解消できてすっきりする女性のイメージ

ズブズブは、水などにはまって動けずにいることを意味します。
関係を表す場合は、水気がいっぱいで動けずにいることから、腐りきっている人間関係や不適切なお付き合いのことをあざけるような雰囲気で使います。

恋愛の場では相手との腐れ縁のように、離れられないでだらだらと続く恋愛のことを意味します。
あまり良い意味で使われません。

ズブズブにならないように相手との適切な距離を保ち、対等にお付き合いをする必要があるでしょう。
言いなりにならずに、嫌なことは嫌だとはっきり断る強さをもつことも大切です。

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ライター
noel編集部

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