信じる者は救われる?恋愛や仕事の観点から考える意味と信じる効果
信じる者は救われるという言葉はことわざ?それとも名言? 実は意外と知らない「信じる者は救われる」という言葉の語源や真実を詳しく解説! また、本当に信じる者は救われるのか、信じる者は救われないのかという所まで、気になる本当の意味を見ていきましょう。
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「信じる者は救われる」とは?
意味
信じれば不安が無くなる
人や物事を疑うと、イライラしたり、不安になったりしますよね。
「信じる者は救われる」とは、人や物事を疑わず信じることで、不安な気持ちや、マイナスな感情が無くなっていくという意味があります。
神や人、自分の気持ちなど、信じる対象はさまざまですが、何かを信じることで心が楽になることを意味するでしょう。
道を突き進むことで成功する
新しいことを始める時、高い壁を乗り越えようとしている時など、「本当に自分は正しいのか…」と、つい不安になってしまいますよね。
しかし、そこで諦めてしまえば成長も成功も手に入らないでしょう。
自分を見失わず、ひたむきに努力するからこそ、成功は手に入ると言えます。
ですので、「信じる者は救われる」という言葉には、諦めずに自分の信じた道を突き進めば、成功できるという意味を持ちます。
類似していることわざ
信あれば徳あり
神仏を信じれば、いずれ神仏のご利益がある、幸運がもたらされるという意味のことわざ。
「信じる者は救われる」は、信じることで不安が無くなるという意味がありますが、「信あれば徳あり」は、神仏を信じることで何らかの幸運が訪れるという意味があるんですね。
ただ、「信じる者は救われる」という言葉同様、決して見返りを求めなさいという意味ではないので、注意が必要です。
鰯(いわし)の頭も信心から
鰯の頭のようなものでも、奉(たてまつ)る心があれば、まるで神仏のような尊い存在になる、信じればどんなものでもありがたいものになるという意味のことわざ。
江戸時代、節分に鬼を追い払うため、鰯の頭を玄関先に吊るしていたことに由来しています。
信じる対象は何でもいいので、人は何かを信じることで救われるという意味では、「信じる者は救われる」という言葉と共通するものがありますね。
病は気から
病気も気の持ちようによって良くも悪くもなるという意味のことわざ。
「信じる者は救われる」という言葉はプラスの意味で使われることが多いですが、「病は気から」は気の持ちようでプラスにもマイナスにもなるという意味を持ちます。
また、病気ではないのに「もしかして病気かもしれない…」と気落ちすることによって、病気を引き寄せたりすることもありますし、自分は健康だと信じることで病気にかからないこともあります。
要するに、プラスに考えることで、物事はプラスに動くという意味も併せ持っているんですね。
語源
「信じる者は救われる」という言葉は、今でこそ一般的ですが、これはイエス・キリストに関する言葉です。
イエス・キリスト本人が言った言葉ではないのですが、イエス・キリストが亡くなった後に復活したという逸話から、神が復活したと信じることで、心が救われると人々は信じ、この言葉が広まったと考えられます。
たとえば、原因不明の病にかかってしまった時、不幸が続いてしまった時など、人々は「きっと神が助けてくれる」と信じることで、日々を前向きに過ごすことができたのでしょう。
信じる者は救われるって本当?
信じない事で必ず不幸になるということはないかもしれませんが、自分や相手を信じられずに信頼関係を失ってしまったり、人の言葉を信じなかったために失敗してしまったりすることもあるでしょう。
聖書では、信じないということは罪なこととされていて、イエスは信じない者は滅びるとまで言っています。
人を信じないということは、自分の固定概念に固執し、人の意見や忠告を受け入れないということ。
自分を信じないということは、「自分なんて」と卑下して、自分の価値を無くしてしまうこと。
つまり、信じない者は信頼関係を失い、自分の価値も失うということです。
もちろん、見るもの全てを信じろとは言いませんが、信じる心で救われたり、信じるものがあることで前向きに人生を歩んで行けると言えるでしょう。
そういった考えから、「信じる者は救われる」という言葉が広まったのかもしれません。
受け手によって「信じる者は救われる」の解釈が異なる
世の中には色んな教えがあり、信仰するものもそれぞれ違います。
ですから、「信じる者は救われる」という言葉の解釈も人それぞれなんですね。
ある教えを信じて、教え通りに生きていくことで、幸せを感じる人もいるでしょうし、石や置物を信じることでパワーを感じる人もいるでしょう。
極端な話、信じる対象は何でもいいのです。
人は何かを信じることでエネルギーが湧いてきたり、それが生きがいになったりもする。
つまり、何かを信じることで、人生を生きていく糧になるということなんですね。
「〇〇を信じる者は救われる」の意味と効果
自分
自分を信じるということは、自分の良い部分もダメな部分も認め、自分を好きになるということ。
自分を好きになれないと、他人と比べたり、自分を卑下したり、マイナスな感情に包まれてしまいます。
反対に、自分を好きな人は、自分の可能性を信じてたくさんのことにチャレンジし、たとえ失敗したとしても、絶対に諦めません。
ですので、「自分を信じる者は救われる」ということは、自分を信じることで成功を掴むことができるという意味を持つでしょう。
恋愛
恋愛は特に人と人との信頼が大切になってきます。
好きな人を信頼できないと、浮気を疑ったり、相手の愛さえも疑ってしまうこともあるでしょう。
自分の愛を信じ、相手の愛を信じることは、強い信頼関係につながります。
ですので、「恋愛を信じる者は救われる」ということは、愛を信じることで強い絆が生まれるという意味を持つでしょう。
お金
お金を信じるとは、どういうことかというと、自分の金銭感覚やセンスを信じて、投資したりすることはもちろん、お金が手に入ると信じることです。
願えば夢は叶うと言いますが、願い事を誰かが叶えてくれるわけではなく、自分の夢を口にし続けることで情報が集まったり、チャンスが巡ってきやすいという意味なんですね。
お金に関しても同じことが言えます。
「お金持ちになりたい」「もっと収入を増やしたい」と思うことで、その情報が手に入り、必要な努力をすることでチャンスが巡ってくるのです。
ですので、「お金を信じる者は救われる」とは、お金を手に入れたいと思い続けることで、チャンスを手にすることが出来、結果的にお金が手に入るという意味。
仕事
「仕事を信じる者は救われる」ということは、自分の実力を信じたり、自分はできると思うことです。
会社員なら、仕事を任された時に無理だと思わずに挑戦してみること、「自分なんて…」と思わずに提案してみること。
新しい仕事を探している人は、自分の分野外の仕事や経験がない仕事でも、「チャレンジしてみよう」と前向きになること。
尻込みしたり、ネガティブになっていては、実績は一向に増えませんし、新しい技術も取得することができません。
自分を信じて仕事に挑戦した人だけが、仕事で成功できるという意味。
教え
キリスト教では「信じる者は救われる」と言われていますが、仏教では教えが違います。
仏教は何かを得るために何かをするという概念がなく、見返りを求めない精神が美しいとされているんですね。
ですので、仏教の場合、「信じる者は救われる」という言葉に当てはまらないかもしれませんが、教えを信じ、教えに沿うことで、自分の中に芯ができ、自信を持って生きていくことができるのかもしれません。
信じる者は救われると考える方法
では、信じる者は救われるという考えに基づいて生きていくには、どのような方法があるのでしょうか?
具体的にどんな行動を取ればいいのか、詳しく見ていきましょう。
- 人のせいにしない
- 自分を好きになる
- 見返りを求めない
- チャレンジ精神を持つ
- 諦めない
- 自分の中に芯を持つ
方法①:人のせいにしない
自分を信じることは大切ですが、自分の間違いを認めなかったり、責任を人に押し付けてしまうような信じ方はしないようにしましょう。
つまり、「信じる者は救われる」という生き方をするなら、人のせいにしないことが大切になってきます。
人は自分の鏡と言いますから、誰も信用しなければ、誰からも信用されません。
闇雲に信用すればいいというわけではありませんが、たくさんの人を信じることで、困った時や辛い時に手を貸してくれる人も増えるでしょう。
方法②:自分を好きになる
自分自身を信用できないと、自分が嫌いになり、いつも他人と自分を比べ、妬んだり疑ったりすることになります。
誰かのようになりたいと思うことは、悪いことではありませんが、自分には自分の良さがありますし、誰にでも得意不得意はあるものです。
自分を信じ、自分を好きになることで、自分の良い部分を生かすことができ、色んなことにチャレンジできるでしょう。
そうすることで、結果的に「信じる者は救われる」という言葉通りになっていくのかもしれませんね。
方法③:見返りを求めない
「信じる者は救われる」という生き方を目指すなら、困っている人に手を差し伸べる時は、見返りを求めないことです。
また、見返りが期待できないから、誰にも手を貸さないということもいけません。
情けは人の為ならずという言葉があるように、誰かの為の親切は、巡り巡って自分へと返ってくることが多いです。
つまり、人を信じて助けることで、結果的に自分が救われるということ。
また、見返りを求めるということは、相手を恨んだり、不満に思う心がずっと自分の中にあるということです。
そうすると、見返りを求めるだけでなく、「足を引っ張ってやろう」「意地悪してやろう」と思うことすらあるかもしれません。
ですから、見返りを求めないということは、困った時に自分が助けてもらえるという意味もありますが、自分の心に悪い感情が居座らないという意味も持つでしょう。
方法④:チャレンジ精神を持つ
「信じる者は救われる」と考えを基にするなら、自分を信じ、自分の才能や培ってきた技術を信じ、たくさんのチャレンジを繰り返すこと。
そうすることで、経験は増え、人生はより豊かなものになるでしょう。
何かに挑戦するということは、向上心がなければできません。
また、挑戦することは、失敗や苦労などのリスクも伴います。
ですが、人は何かに挑戦して経験することで、人間として成長することができます。
つまり、人は自分を信じて挑戦を繰り返すことで、人間的にも内面的にも成長し、結果的に人望や収入が上がるということになるでしょう。
方法⑤:諦めない
何をやっても続かなかったり、やる前から無理だと決めつけたり。
諦めるということは、何も手に入れることができなかっただけでなく、挫折したという自分を積み重ねていくことになります。
何かを途中でやめる度に、ダメな自分という劣等感が増えていくんですね。
また、諦めるということを続けていると、最初から期待しない、何も信用できないと思うようになってしまいます。
もちろん、諦めも肝心と言いますから、きっぱりと諦める決断をすることが重要な場面もあるでしょう。
ただ、自分がしたいことを、最初から諦めてしまうことはしないでください。
たとえ失敗しても、諦めず、信じて突き進んだ道の先に、成功が待っているかもしれませんよ。
そうすることで、「信じる者は救われる」という生き方をすることができるんですね。
方法⑥:自分の中に芯を持つ
「信じる者は救われる」という言葉の「信じる」という意味は、誰かれ構わず信じればいいというわけではありません。
自分が信用できると思ったものを強く信じる気持ちが、結果的に自分の状況や心を救ってくれるのです。
ですので、まず自分の中に芯を持つようにしましょう。
具体的にどういうことかというと、自分が信頼できると思ったものを信じ通し、信頼できないものには流されない、自分の正義感や価値観をしっかり持つということです。
何を信じるのかは人それぞれですが、相反する2つのものを同時に信じたり、敵対する者同士なのに双方の味方をしたりするのは、混乱してしまいますし、そもそも、つじつまが合わないですよね。
ですから、自分の中に善悪の芯を持ち、あれもこれもと手あたり次第に信用するのはやめましょう。
信じることで人の思いは強くなる!
「信じる者は救われる」ということは、自分の中に一本の芯を通し、それを信じ抜くということ。
自分の中にしっかりとした芯があるからこそ、困った時や辛い時に乗り越えていける力が生まれるのかもしません。
そして、それが結果的に「信じる者は救われる」ということになるんですね。
「何も信じることができない」というなら、まずは信じることができない自分自身を信じてみてもいいでしょう。
何かを信じることで人の思いは強くなったり、心が軽くなったりするものです。
この機会に、今一度、自分が何を信じていて、信じるべきものは何なのか、ということを考えてみてくださいね。
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