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「先読み能力」とは?

先読み能力がある女性の目

先読み能力とは、先の見通しを立てて計画的に物事を進めることができたり、危機をいち早く察知して対処したりなど、まるで未来が見えているかのように先の物事を予測できる能力のこと。
でも、決して超能力ではなく、先読み能力に長けている人というのは、経験や深い思考から、先のことを予測することができるのです。

もちろん、長く生きていればいるほど、経験も豊富ですから、子供に比べて大人は先読み能力が長けているでしょう。
ただ、先読み能力は経験だけで養われるわけではなく、日々の心がけ次第で身につけることができる能力です。

先読み能力がある人の特徴

先読み能力がある眼鏡を持った女性

先読み能力がある人ってどんな特徴があるのか気になりますよね。
もちろん、色んな特徴はありますが、先読み能力がある人の代表的な特徴を3つ見ていきましょう。

  1. 計画的
  2. 気が利く
  3. 頭の回転が速い

特徴①:計画的

先読み能力がある人は、計画を立てるのが得意。
具体的にどういうことかというと、仕事だったら予定やタスクをしっかり管理し、期日に間に合うように余裕を持って仕事することができます。

プライベートなら、旅行の計画などが得意で、行き先の決定から宿泊する場所、観光スポットの時間配分から費用とのバランス面まで、理想通りの旅行スケジュールを立ててくれるでしょう。
先読み能力がある人は先を予測する力で、もしもの事や代用案まで用意しているので、計画を立てて実行することに関しては、群を抜いて優れているんですね。

特徴②:気が利く

先読み能力がある人は、人の気持ちや場の空気を読む力も持ち合わせています。
その場でやるべきことや、先にやっておいた方がいいことなどを敏感に察知できるんですね。

ですので、周囲からは仕事ができる人と思われていたり、尊敬されることも多いでしょう。
また、人の気持ちの変化に気付くのが早いため、落ち込んでいる人や場に馴染めていない人を、さりげなく気遣ったり、フォローするのが上手です。

特徴③:頭の回転が速い

どうして先読み能力があるのかというと、頭の回転が速く、瞬時に色んなことが考えられるから。
たとえば、普通の人なら「この行動を起こせばAになるだろう」と、ひとつの結末しか考えていないようなことでも、先読み能力がある人は、「Aになるかもしれないし、BやCになる可能性もある」と色んな角度から結果を予想することができます。

つまり、危機管理能力が優れていたり、状況を判断する力が高いんですね。

【診断】あなたの先読み能力はどのくらい?

先読み能力のチェックリスト

もしかしたら、あなたにも先読み能力が備わっているかもしれません。
ぜひ、先読み能力を判断する診断にチャレンジして、自分の資質をチェックしてみてください。

全部当てはまったら、かなり鋭い先読み能力が備わっているかもしれませんね。

診断①:ピンチの時でも冷静さを保つことができる

たとえば仕事でミスをしてしまった時、予期せぬトラブルが起こってしまった時など、予想外の出来事に直面した時、人はどうなるでしょうか?
たいていの場合、焦ってしまったり、最悪の場合、パニック状態に陥ってしまうこともありますよね。

でも、先読み能力がある人は、予期せぬトラブルが起こったとしても、今やるべきこと、今後していくべきことを冷静に分析して、対処することができます。
ですので、どんな状況でも冷静に物事を考えられる人は、先読み能力は備わっていると言えるでしょう。

診断②:常に結果を何通りも予測している

先読み能力がある人は、ピンチの時の冷静でいられると言いましたが、そもそも先読み能力がある人は、自分の行動に対する結果や、未来のことなど、短期的なことから長期的なことまで、見通す力を持っています。
ピンチに陥る前に、先読みして対策を取ることができるんですね。

というのも、先読み能力がある人は小さな変化や少しの可能性に気付くことができるから。
人よりも情報を多くキャッチして、たくさんの思考を巡らせているんですね。

診断③:人の機嫌の変化にすぐ気付く

「あの人、今日は機嫌が悪いな」「あの子、何かいつもより元気がないな」など、先読み能力がある人は、人の機嫌の変化や、表情の変化を敏感に読み取ることができます。
そのため、困っている人に手を貸したり、フォローしたりなど、大きなトラブルになる前に行動することができるんですね。

チームの輪を守ったり、士気を高めることも得意なので、先読み能力がある人は、リーダーとしての素質があると言えます。

診断④:言われる前に行動することができる

忙しいと分かれば、頼まれる前に自ら仕事を引き受けたり、結果を予測して、危機を回避する道を作っておいたり。
先読み能力がある人は、空気や状況を読むのが得意なので、正しく先手を打つことができるんですね。

ただ、注意してほしいのは、行き当たりばったりに行動したり、考えなしの行動を取るのは違うということ。
先読み能力がある人は、行動力も併せ持っていると言えるでしょう。

診断⑤:いつも言葉を選んで会話している

先を見据える力がある人は、失言してしまったり、相手を傷つけるような発言をすることは、ほとんどないでしょう。
というのも、先読み能力がある人は、よく考えてから行動したり、相手の気持ちを敏感に察知するため、常に厳選した言葉のみ、発言します。

頭の回転が速いため、「あの人は面白い」「ユーモアのセンスがある」と言われることも多いかもしれません。

先読み能力を身につける方法

先読み能力がある女の子

先読み能力を身につけたいと思っても、具体的にどうすればいいのか、漠然としていて分かりにくいですよね。
では、具体的に日頃からどんなことに気をつければいいのか、詳しく見ていきましょう。

  1. スケジュールやタスクを管理する
  2. 場の空気を読む
  3. 深く考えてから行動する
  4. 悪い結果にも目を向ける
  5. 客観的に見るクセをつける
  6. 色んな事にチャレンジしてみる
  7. 予測するクセをつける
  8. たくさんの人の話を聞く

方法①:スケジュールやタスクを管理する

先読み力がある人は、常にやるべきことやスケジュールが頭に入っていて、いつもタスクをこなしながら生活しています。
そうすることで、仕事の期日をしっかり守り、計画的に余裕を持って仕事をこなしていくことができるんですね。

具体的にどのように、スケジュールやタスクを管理しているのかというと、まず、スマホのアプリや手帳に予定を入れていることが多いでしょう。
仕事の締め切りはもちろんのこと、仕事の配分から、やるべき雑用まで、しっかりと視覚化しているため、予想外のトラブルがあったり、急な予定変更があったとしても、スムーズにスケジュールを組み直すことができるんですね。

方法②:場の空気を読む

大勢の中で特定の人と話している時や、自分が人前で発表している時など、たとえ何かに集中していたとしても、先読み能力のある人は、その場の雰囲気を常に読んでいます。
そこにいる人達の感情はもちろんのこと、年齢層や服装まで、一瞬でデータを収集して、その情報を役立てることができるんですね。

つまり、「この場はこういう服装や対応が求められる」ということを、すぐに見極めることができるのです。
そのためには、普段から人や場所をよく観察すること。

常に情報をキャッチするためのアンテナを、張り巡らすことが大切になってくるでしょう。

方法③:深く考えてから行動する

もちろん、考え過ぎて疲れ果てたり、悩み過ぎてチャンスを逃してしまうのは良くないですが、しっかりと物事を見極めてから行動するのも、先読み能力を身につけるために役立ちます。
深く考えるとは、何も時間をかけることだけを言うのではありません。

一時の感情に流されたり、先のことを考えずに行き当たりばったりな行動を取るのは、失敗するリスクが高まってしまうんですね。
それは、人との会話にも言えること。

よく考えずに発言していては、相手を傷つけたり、反感を買うリスクが高くなってしまいますよね。
ですので、行動や言葉に移す前に、まずは「これをしたら(言ったら)どうなるんだろう」と考えるクセをつけましょう。

方法④:悪い結果にも目を向ける

ミスやトラブルは、起こらないに越したことはありませんが、悪い結果から学ぶべきこともたくさんあります。
「なぜミスしてしまったのだろう」「このトラブルの原因はなんだろう」と考え、起こったことを分析することで、先読み能力を鍛えることができるんですね。

ただ、この時に気をつけなければいけないのは、決して人のせいにしたり、責任逃れはしないこと。
自分のミスを人のせいにしたり、トラブルの原因を特定の人になすりつけては、根本的に問題は解決しませんし、正しい先読み能力を身につけることはできません。

たとえ自分が直接的に失敗に関わっていなかったとしても、何かできることはあったはずです。
正しく原因を分析して、同じミスをしないよう、トラブルを回避するよう、気をつけていくことで、先読み能力は高くなっていくでしょう。

方法⑤:客観的に見るクセをつける

恋は盲目と言いますが、恋愛以外でも、つい周りが見えなくなったり、自分が見えなくなったりすることがありませんか?
周りや自分が見えなくなってしまうと、起こりそうなトラブルの予兆に気づかなかったり、未来の自分が分からなくなってしまいがち。

そんな時こそ、一度冷静になって、自分やその場を一歩離れた場所で見ているイメージを持ちましょう。
自分の状況をしっかり把握したり、周囲に目を向けて周りの声を聞くことで、先読み能力を高めることができます。

気持ちが乱れているな、と感じた時は、ゆっくり深呼吸し、「落ち着いて」と心の中で呟くクセをつけると、すぐに冷静な気持ちを取り戻せますよ。

方法⑥:色んな事にチャレンジしてみる

先読み能力を高めるのに一番重要なのは、経験を積むということ。
何かを乗り越えたり、時に失敗したり、経験は見聞きしただけでは積むことができません。

自分でチャレンジし、実際にやってみるからこそ、成功するために秘訣や、なぜ失敗したのかを知ることができ、同じことが起こった時に瞬時に先を読むことができるのです。
日頃から「自分なんて」と思ってチャレンジを避けているなら、今日からは「自分はできる」と思いましょう。

色んなことにチャレンジしていくことで、先読み能力はもちろん、人間として成長できますよ。

方法⑦:予測するクセをつける

日常生活の些細なことから、物事の結末まで、どんなことでもいいので、予測するクセをつけると先読み能力が鍛えられるでしょう。
たとえば、誰かの発言に対して、「この人はどういう気持ちでこの発言をしたんだろう」と推測したり、「もし自分がこの仕事を受けなかったらどうなるんだろう」と結果を何パターンも予測してみたり。

つまり、何事にも仮説を立て、可能であればそれを検証してみましょう。
予測して、その答え合わせをしていくことで、先読みの精度はどんどん上がっていきます。

方法⑧:たくさんの人の話を聞く

自分自身で様々な経験をすることは大切ですが、自分の人生は一度きり。
極端な話ですが、警察官でありながら消防士であるということは、実現しないですよね。

つまり、自分で経験するのにも限界があるのだと分かります。
そんな時は、自分で経験しなくても、実際に経験している人の話を聞けばいいのです。

もちろん、何か大きなことを成し遂げた人の話は興味深いもの。
ですが、偉大なことをした人の話でなくても、それこそ年配の方は自分よりも何倍もの人生を歩んできたわけですから、お年寄りと会話をするのもいいでしょう。

色んな人の、色んな経験の話を聞くことで、自分で経験しなくとも情報が増え、先読み能力が備わっていきますよ。

先読み能力は特別な人だけの能力じゃない!心がけで身につけよう!

先読み能力で遠くを見つめる女性

まるで未来のことが見えているかのように、何事も先手先手で準備ができていたり、予想外の出来事にも冷静に対処することができたり。
先読み能力は、日常生活から仕事、恋愛など、色んな場面で役に立つ力です。

「そんな能力は特別な人だけが持っている」と思うかもしれませんが、先読み能力がある人は、ほとんどの場合、元から備わっていたわけではありません。
経験や知識、想像力を高めることで、先読み能力を手に入れることができたんですね。

そう、先読み能力は小さな心がけの積み重ねで身につけることができるのです。
考え方や行動を少し変えてみて、ぜひ先読み能力を鍛えてみてくださいね!

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ライター
noel編集部

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